士別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日
バス・タクシーの新しい取り組みと介護・福祉タクシーの取り扱いについて
2024年6月18日、士別市議会の一般質問で、真保誠議員が「バス・タクシーの新しい取り組みと介護・福祉タクシーの取り扱いについて」質問し、市長 渡辺英次、健康福祉部長 東川晃宏、総務部長 大橋雅民が答弁しました。
- 質問者
- 真保誠 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、健康福祉部長 東川晃宏、総務部長 大橋雅民
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 9番 真保誠
第2回定例会一般質問、通告どおり一問一答形式で行いたいと思います。畑地、それから水田の植付けも大体終了しまして、暖かくなってまいりました。第3回定例会の報告で大豊作を期待しまして、この夏を皆さんとともにお祈りしたいと存じます。それでは、通告どおり一問一答で質問いたします。まず、1問目の質問であります。バス・タクシーの新しい取組と介護福祉タクシーの取扱いについてということであります。令和4年度、本市は次世代モビリティ推進事業として、バス・タクシーの新しい取組を試験的に実施しました。この取組について質問いたします。今回の取組には、バス・タクシー共通利用チケット利用実験、習い事応援タクシー実証実験、タクシー呼出しタブレット実証実験があり、各種取扱いの実施結果については、本市ホームページに掲載されているとおりであり、アンケート調査による利用者の声を聞いております。既に本市地元地方紙には、この習い事応援タクシーについての実証実験を来年2月まで延長することが報道されておりました。この取組の成果と、利用者の声を聞いた中で今後どう展開していくのか、また、少年団活動や部活動を取り込んでの利用を考慮すると、利用頻度が高いので、この料金設定が果たして適正なのか、また、バス利用を含めた策はどうお考えなのかをお尋ねします。次に、福祉タクシー、介護タクシーにおいてお尋ねいたします。この福祉タクシー、介護タクシーという名称は、これは交通機関がつけるものなので、通告の表題が正しかったかどうかと思いますけれども、本市の交通費の助成制度の中に、士別市要援護者等通院交通費助成事業というものがあります。この制度につきましては、バス等の公共交通機関を利用することが困難な在宅の要支援者がタクシーを利用して通院する場合に、この料金の一部を助成することにより、当該要支援者の通院の機会を確保するとともに、経済的負担の軽減と福祉の推進を図ることが目的とされております。実施要綱については、ここでは割愛しますが、平成30年4月から施行されております。これは、要介護認定を受け、訪問介護における通院介助が必要な方、また、2級以上の身体障害者手帳を有し、視覚障害や肢体不自由または難病で歩行が困難な方が対象であります。そして、申請書を提出した後、審査後に決定通知を受け、利用へと進むわけであります。平成30年度からの制度でありますけれども、過去の利用実績と推移をお尋ねいたします。また、この制度に該当しない方でも、介護認定待ちの方や、または病院を強制的に退院させられる方、それから介護施設の入居待ちの方など、通院が難しい方が多くいらっしゃいますが、臨時措置として、この方たちのハードルをもっと下げるべきではないでしょうか。ちなみに、福祉タクシーは、車椅子やストレッチャーなどを積み込める車両は非常に運賃が高いものであります。市内の30分以内の往復で6,000円から8,000円、高齢者で年金生活の方には大きな負担であります。物価上昇の中、衣食住や医療費に直接関係しないこの経費については、もっと助成してはいかがかと思いますが、この見解を伺って1つ目の質問を終了します。(降壇)
答弁 市長 渡辺英次
真保議員の御質問にお答えします。初めに、私から習い事応援タクシーについて御答弁申し上げ、士別市要援護者等通院交通費助成事業などについては健康福祉部長から答弁申し上げます。習い事応援タクシーについては令和4年度から実証実験を開始しており、当初は市内一律1回100円で乗車料金を設定しました。この料金設定については、多くの市民に参加していただくことを目的としたもので、その結果、3か月間の期間中に延べ506人の利用がありました。利用者に対しては、後日、利用料金などに関するアンケート調査を行い、次年度以降の検証に活用することとしたところです。5年度の実証実験に当たっては、国の助成制度も活用する中で、期間を9か月に延長して実施しました。また、アンケート調査の結果及び今後の事業化を想定し、料金設定を市街地区300円、上士別・多寄・温根別地区1,000円、朝日地区2,000円に変更しましたが、朝日地区の利用がゼロとなったため、途中から1,000円に引き下げることとしました。習い事応援タクシーについては利用者から好評をいただいており、士別市スポーツ協会も賛同している一方で、保護者は送迎に係る負担も把握した上で、子供に習い事をさせているのだから行政が支援するべきではないのではとの意見もあります。これまでの経過を踏まえ、現在、6年度の実証実験を開始していますが、今後は部活動の地域移行も視野に入れつつも、経費の抑制や受益者負担の原則との整合性など、課題も多く残されていることから、3年間の実証実験の結果を検証しながら、交通事業者が自走できる方策も含め、事業化の可否について判断してまいります。また、バスの利用については、これまでも郊外地区の利用者に対し、市街地まではバスを利用するよう呼びかけていますが、ダイヤが合わないなどの理由で増加につながっていないのが現状です。引き続き、市内の交通事業者と協議を重ねながら、バスとタクシーの連携も含め、利便性の強化を図ってまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
私から、士別市要援護者等通院交通費助成事業などについてお答えいたします。初めに、士別市要援護者等通院交通費助成事業の利用実績についてですが、直近3年間では、令和3年度は要援護者数38人、延べ466回の利用で助成額約83万円、4年度は要援護者数51人、延べ655回の利用で助成額約83万円、5年度は要援護者数67人、延べ1,076回の利用で助成額約150万円となっており、6年度予算段階では要援護者数65人で、延べ1,100回の利用、助成額156万円を見込んでいます。次に、事業対象者のハードルを下げるべきとの提言についてです。介護認定の判定待ちの方でも介護サービスの暫定利用は可能であり、ケアマネジャーのプランに基づき、訪問介護の院内介助が必要な場合や居宅介護の通院等介助が必要な方など、事業の要件を満たす場合は利用することが可能です。また、病院を退院した方や介護施設への入居待ちの方についても、先ほどのケース同様、要件を満たす対象者であって、その目的が通院であれば利用可能となっています。次に、福祉タクシーへの助成についてです。移動が困難な方への支援策としては、さきの要援護者等通院交通費助成は、安心な暮らしに欠くことのできない通院機会を確保するための事業であり、他の外出支援としては、5年度に事業を拡大した心身障害者ハイヤー料金等助成事業があります。この事業は、身体障害者手帳が交付されているなど条件はありますが、福祉タクシーを利用した際は、ハイヤー料金助成券を活用して運賃の支払いに充てることもできます。これら以外で福祉タクシーの運賃助成を行うとすると、対象者の選定や利用回数、その目的、助成額、他の事業との整合、提供事業者との協議、目下厳しい財政状況など、クリアすべき課題も多いことから、現状では実施は困難と考えているところです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 9番 真保誠
再質問させていただきます。まず、習い事応援タクシーの実証実験についてであります。来年の2月までこの期間が延長されているということと同時に、先ほど市長の御答弁で、今後、課題が多いので可否の判断を十分検討して出したいという話でございました。習い事の中の、先ほどありました例えば少年団活動については、要するに活動する人数が団体であれば多いということで、タクシーでもなかなか全員ではありませんけれども、その辺の部活動についての移動というのをバスも含めた利用も考えてもいいのではないかと、団体スポーツについては。この辺、2月までの延長の前にいろいろ検討はされると思うんですけれども、一応2月まで延長した後の流れについては、今年度というか、それまでの間の動きを見て考えるというお考えなのかということ、まずこれが1点。それから、先ほどの交通費の助成事業についてでありますけれども、この要綱の中に、この事業の対象者は訪問介護等の介助なしに通院することができない者で、者ということは人ということで、訪問介護における院内介護が必要な者ということで、介護認定を受けた中で、先ほどの部長の説明でありますと、それも可能だという話なんですが、一応要綱の中では、こういう縛りをうたっているわけです。この訪問介護における院内介助が必要な者ということは、訪問介護におけるということはヘルパーさんということですよね。ヘルパーさんが今これだけ不足している中で、各在宅介護されている方のヘルパーさんの待ちということが非常に、人数を把握しておりませんけれども、ヘルパーさんが決まらないと、この助成の対象にならないという考え方であると、この中の文章を見ると読めるわけですが、これだけヘルパーさんがいない中でヘルパーさん待ちということ、いつ来るか分からない人に対して、先ほど言ったハードル、それから、もうちょっと皆さんの要望に応えるだけの意見を取り入れるというか、このヘルパーさん待ちの人たちに対してはどうお考えなのか。この2点、ちょっと再質問としてお尋ねします。
答弁 総務部長 大橋雅民
私のほうから、今後の習い事タクシーについてお答えをさせていただきます。実証実験、今年3年目をスタートしています。この春から、市、それから教育委員会、スポーツ協会、それから事業者と今後の在り方について検討を始めているところです。その中で、今後も引き続き検討を行っていきたいと思っていますけれども、先ほど真保議員からお話のあった団体の移動ですとか、そういったことも含めて検討することになっています。バスとの連携、どのような連携ができるのか、今後、4者で連携を密にしながら検討を進めていきたいと思います。今年度の実証実験の期間は来年2月までとなっていますけれども、私どもとしては、令和7年度予算要求ぐらいまでが一つの目安かなと考えているところです。それまでに鋭意検討を進めていきたいと思っています。以上です。
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
真保議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず、先ほど利用実績を答えさせていただきましたけれども、直近3年間を見ましても、利用決定者数の増ですとか延べ利用の回数の増といったものが見られるというところから、需要にはある程度応えられているのかなというところは感じているところです。また、現在、ヘルパー待ちの状況から、この通院助成が使いづらいといったお声がないのは現状と認識しています。ですが、そういった状況が本当に見られないのかどうか、事業者とも相談する中で現状を把握し、適切な対応を取ってまいりたいと思います。以上です。
再質問 9番 真保誠
先ほどの習い事応援タクシーの実証実験については、バスの利用も本当に検討していただきたいと。通常のバス利用の方が非常に今だんだん減っていっている中で、士別市内のバスの乗車数を増やすためにも、ぜひこれは進めていただきたいというお願いです。先ほどの交通費の助成について、問合せがないという部長のお答えでしたけれども、一般市民の方は、なかなか役所のほうに連絡してどうのこうのと、中身を聞こう、この要綱自体が非常に、知っている方、知っていない方がいらっしゃるかと思いますけれども、なかなか要望というのを出してこられないのが現状だと思っています。ですから、そこら辺はヘルパーさんだとか在宅介護されている方の、実際に担当されている方の声をまずお聞きになることが必要ではないかと。実際に利用されている要介護者からの、なかなか声なりが聞こえてこない。実際に老老介護という言い方は失礼かもしれませんけれども、自宅で御高齢の方がお互いに介護しているという姿を見るときに、もっと行政側でその中身を周知する必要があるのではないかと。それは連絡待ちではなくて、あくまでも、こういった介護施設の方もいらっしゃると思いますけれども、そういう方々の現状を把握することも大切ではないかと思うんです。実際に、先ほどお話ししましたけれども、この介護タクシーについては非常に料金が高い設定にされておりますので、これは本当に年金暮らしの方からしてみると非常に高価な金額になります。この辺をぜひ配慮していただいて、予算、先ほど聞きましたら156万円、昨年度、5年度ですか、予算的にこれを使ったからどれだけ増えるということも、金額の云々ではありませんけれども、ぜひこの辺のサービスについて行政のほうで動いていただいて、そして利用していただくということが非常に必要ではないかと思うんで、その辺の答弁を聞いて、終了したいと思います。
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
再々質問にお答えさせていただきます。事業の実施要綱でも記しているところですけれども、この対象者の方には、普通でいうケアマネジャー、介護支援専門員が作成した計画書を添えてということになっていますので、介護認定を受けた後、ケアプランをつくってという形になっていますので、そこは体の状況とかによって、そういった在宅系のサービスをお使いの方にはケアマネがついて、そういった通院について、そういう福祉タクシーが必要だという状況であれば、ケアマネがそこを位置づけているものと思っています。なので、一般周知が不足していてなかなか知らないのではないかという点については、そういう身体的な状況であればケアマネがついているという状況ですので、一定の利用者に対しての周知という部分はできているのかなとは感じているところです。答弁の中でも触れましたけれども、うちのこの事業、市民生活の安心に欠かすことのできない通院という部分を確保しようとして特化した事業でありまして、様々な事業の部分でこういったサービスの提供をすることができるのが望ましいこととは思いますけれども、現在の、先ほど言いました課題が多くあるという中では、現状で通院という部分で特化したサービスを維持していくということに御理解をいただければなと思います。以上です。