士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月13日
公共施設の最適化に向けた取組について
2023年12月13日、士別市議会の一般質問で、村上緑一議員が「公共施設の最適化に向けた取組について」質問し、副市長 法邑和浩が答弁しました。
- 質問者
- 村上緑一 議員
- 答弁者
- 副市長 法邑和浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 村上緑一
次の質問に移ります。次に、公共施設の最適化に向けた取組について伺います。初めに、公共施設の現状と将来の見通しについてです。全国の自治体同様、多くの公共施設で老朽化が進み、更新時期を迎えようとしている中、更新に要する多額の費用を今後どのように確保していくか、課題となっております。また、人口減少や少子高齢化の進行、市民ニーズの多様化により、公共施設に求められる役割も大きく変化し、適正な公共施設の在り方について改めて見直さなければならないとしており、自治体の合併を繰り返してきた本市にとっても大きな課題であると思います。士別市公共施設マネジメント基本計画を平成29年に策定、令和4年に改定し、公共施設の最適化を進めようとしていますが、改めて施設の現状と将来の見通しについての考えを伺います。次に、公共施設マネジメント計画の推進についてです。財政状況や社会構造の変化、人口減少などを見据え、将来的に現状の公共施設の量を減らしつつ、市民に必要なサービスを提供していくため、3つの方針を掲げています。1、公共サービス提供の在り方や公共施設の配置を見直し、最適化します。2、公共施設の管理や運営方法を見直し、効率化します。3、安全・安心を第一に、今ある公共施設を長寿命化しますとあります。その中で、令和23年度まで公共施設の延べ床面積を20%削減する目標とし、公共施設の在り方を検討するとあり、令和7年度の1期目の目標まで2年となっております。現在の進捗状況について伺います。また、公共施設を減らすには、利用者の痛みも伴います。利用者に寄り添い、新たな施設の提案が必要と思います。これについての考えを伺います。次に、出張所にある公共施設についてです。各出張所は、地域の市民の交流の場であり、自治連及び各種団体やふまねっと、サフォークジム、老人クラブ、農業者など各種会議を行っております。地域の核として地域にはなくてはならない出張所であります。各施設の建築年についてです。上士別出張所は昭和44年に建設、多寄出張所研修センターは昭和56年に建設、温根別出張所生活改善センターは昭和50年に建設されており、どの施設も40年から50年がたち、施設の老朽化が懸念されます。今後の各出張所の改修など、長寿命化を図ることも考えていかなければならないと思います。これについての考えを伺います。また、今回、温根別多目的研修集会施設が屋根の腐食が発見され、屋根改修などに多額の費用がかかることから、急遽、この施設は令和6年8月をもって休止になります。今は学童保育、老人クラブ活動の場であります。今後、学童保育は出張所の2階に移転、老人クラブは白山自治会へ移転の予定となっております。今回の屋根の腐食により、公共施設が利用できなくなることは、各出張所においても起こり得ることと思います。より一層、公共施設のメンテナンスを含めた施設の管理が必要です。これについての考えを伺います。次に、老人クラブの活動の場についてです。今後の活動の場を温根別市内から4.3キロメートルも離れた場所を選んだのは、白山会館の室内の広さにあり、ゲーム、踊り、カラオケなど十分に楽しめるスペースがあることです。老人クラブの方々に伺うと、中央地区での活動がしたいが使える施設がない、市の財政状況が分かるので我慢する、新たな活動の場は今後を考えてほしい、距離が遠いので来年度の活動が心配などの話がありました。今後、考えられることは、バスの時間が合わない、今まで歩いてきた人たちの交通、そして乗用車の乗り合いによる高齢者の運転の心配、地域の施設を利用することによって起こる経費なども考えられます。私は老人クラブの白山会館移転はあくまで一時的な場であると考えます。現在の活動の公共施設が老朽化により急遽来年で利用できなくなります。出張所内での利用は、カラオケの防音施設が整備されてないことや、パークゴルフ場、ゲートボールの休憩室でもある憩いの広場の施設は、中の改修も必要なこともあり、今の利用には間に合いません。やはり、老人クラブの活動の拠点は、温根別の中央地区でなければ活動が衰退します。出張所や憩いの広場の施設の改修を検討しなければなりません。白山会館移転についても支援が必要だと思います。これについての考えを伺い、以上でこの質問を終わります。 (降壇)
答弁 副市長 法邑和浩
ただいまの質問にお答えします。初めに、公共施設の現状と将来の見通しについてです。平成29年3月に策定した公共施設マネジメント基本計画では、現状の施設数や規模を変えず維持し続けた場合、今後、25年間で約240億円の財源が不足する試算となっており、大きな課題であります。平成17年の合併以降、糸魚小学校、上士別小・中学校などの学校施設、あいの実保育園、あけぼの児童センター、ほくと子どもセンターなどの子育て関連施設や市営住宅、このほかにもいきいき健康センターなどの高齢者施設や、和が舎、日向保養センター、水郷公園などの観光レクリエーション施設、大規模事業としては、環境センター及び本庁舎など多くの公共施設を整備してきており、一定の財政的負担を伴うものの、いずれも市民生活に欠かせない重要な施設であり、この貴重な財産が安全で快適な暮らしを支え、地域社会の発展にも大きな役割を果たしているものと考えています。一方で、高度経済成長期からバブル経済期にかけて整備してきた公共施設の老朽化が進んでおり、今後、検討を要する規模の大きい施設としては、スポーツ合宿センター翠月、総合体育館、朝日中学校、文化センター大ホール、市立病院などについて、施設整備の方向性を定めていかなければなりません。将来的な見通しとしては、これらの大規模施設のみならず、広大な行政面積に点在する多くの老朽施設を全て維持、更新していくには財源の限界があり、加速度的に進む人口減少の中、一定の統廃合は避けられないものと考えています。また、公共施設の最適化は必須であり、財政健全化実行計画にも位置づけ、5年度の市政執行方針においても最適化の取組を加速させると表現しているところです。現在の士別市民のみならず、将来の士別市民のためにも、人口減少に一定程度合わせる視点や、合併市町村特有の課題であるスリム化の視点を持った取組なくして持続可能な財政運営は実現しないものと考えています。次に、公共施設マネジメント基本計画の進捗状況についてです。本計画では、計画期間の25年間で公共施設の延べ床面積20%削減を長期的な目標に、計画期間を3期に分けた7年度末までの第1期中で8%削減を短期的な目標に、この間、取組を推進してきました。4年度では、旧武徳小学校体育館を無償譲渡、サイクリングターミナル及び糸魚小学校教員住宅を用途廃止しており、これまでの延べ床面積削減実績と合わせて、累計で7.05%の進捗となっています。今後の見通しとして、計画第1期中の目標8%削減は達成できる見込みですが、その先の第2期以降における目標達成に向けて、引き続き計画の推進に努めてまいります。しかしながら、議員お話しのとおり、どの施設においても利用者がおり、その施設に対する思い入れや愛着があることから、拙速に廃止ありきの議論を進める考えはありません。統廃合の議論に当たっては、費用対効果などの財政的議論ばかりではなく、プラスの情報もマイナスの情報もお示しする中で、利用団体や市民の御意見をしっかりと伺いながら最適化を進めるとともに、代替施設や移動手段の確保、施設はなくとも機能は維持できる方策なども含めて、丁寧な取扱いに努めてまいります。次に、出張所にある公共施設についてです。出張所が管理している公共施設は、最も新しい多寄構造改善センターで築後30年、その他の建物については築後38年から54年を経過しており、老朽化が進んでいる状況にあります。公共施設マネジメント基本計画に基づく出張所管理施設の在り方検討の時期については、上士別出張所及び多寄研修センターが7年度までの第1期中に、その他の施設については第2期以降に検討していくことになりますが、現時点では、各施設の保全について定期的な建物の現況確認や設備の点検、修繕など、予防保全型の維持管理を適切に実施することでライフサイクルコストの抑制に努めるとともに、長寿命化を図ることで大切に活用していく考えです。次に、温根別多目的研修集会施設についてです。本施設は、マネジメント基本計画における第2期以降での検討対象施設でしたが、本年4月、雪解け時期における定期点検の際、屋根に腐食箇所が見つかり、改修を検討してきましたが、躯体自体にまで劣化が進み、多額の費用がかかることが判明したことから、建物の安全性、利活用状況などを総合的に判断し、施設の存続については断念した次第です。これまで本施設で活動されてきた団体の一つである老人クラブの皆様とは、温根別生活改善センターを活動拠点とする案などを含め協議を進めてまいりましたが、市の財政状況や建物の状況なども御理解いただく中で、気兼ねなく踊りやカラオケなどを楽しめる白山自治会館において活動いただくことになりました。今後における温根別中心部での活動の場の確保についてですが、まずは民間施設を含め、地域のストック財産を有効に活用していくことを念頭に検討を進めてまいりたいと考えており、このたび、移転先候補の一つとして検討いただいた温根別生活改善センターなどを活動内容に応じた改修等を行う中で利活用いただくことも方法の一つと考えております。また、移動手段の確保についてですが、現時点における老人クラブとの確認の中では、乗り合わせなどによる自家用車での移動が可能とのことでしたが、将来的な会員数の変化や運転免許証の返納状況などにより移動が困難になる場合には、地域事情や他の老人クラブ活動の状況も踏まえ、その対応方法について協議してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 1番 村上緑一
1つ再質問させていただきます。今お考えとして、今多目的研修センターが使えなくなる。そして老人クラブの方々も、本当はここを使いたいんだけれども、やはり今の市の財政事情も分かっているんで、本当に優しいと思うんです。本当に理解がある老人クラブの方々と思うんですけれども、やはりその中で、将来的に、私もさっき一時的な白山移転の間で、そして何年か後にはやはり中央地区に、ぜひ今言ったように、その施設の場を設けていただきたい。そして、そこでやはり今、老人クラブの方々はやはり次から次に増えてきているんです。そして結構活発に、前回も和寒のほうに士別の代表として、踊りからカラオケから、そういった活動で本当に温根別地区の老人クラブの方々は結構積極的な活動をしておりますので、本当に老人の方々含めて健康維持、もうそういった感じでもやはり長生きしていただくためにも、そういった場をやはりつくらなければならないという私の考えなんですけれども、やはり今後も含めた早期の中央の場のことをぜひ考えていただきたいということをお願いしまして、再度、一言ちょっといただいて、この質問を終わりたいと思います。
答弁 副市長 法邑和浩
再質問にお答えします。議員お話しのとおり、やはり地域の方については、やはり住み慣れた地域で、そこで元気に長く暮らしていただくということが一番大切なことかなと思います。その活動の一つとして、この老人クラブ活動ということで、今現在、活発に活動されているという状況を伺わせていただきました。それで、今の施設の関係含めて御理解いただく中で、白山会館のほうで活動していただいておりますけれども、やはり温根別の中の中心部でということで、そこが一番理想だと思いますので、そこについてはそういった方向になるだけ早く実現できるように、こちらも地域と協議する中で取り組んで、そのように今考えております。以上です。