士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
学校教育について
2023年12月12日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「学校教育について」質問し、教育長 泉山浩幸、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。
- 質問者
- 西川剛 議員
- 答弁者
- 教育長 泉山浩幸、生涯学習部長 三上正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 西川剛
3点目は、学校教育について質問します。本年7月末以降、前任者の任期途中での退任によって空白となりました本市教育行政のトップである教育委員会教育長に、泉山浩幸氏が就任をされました。まずは、教育行政のトップが不在という不正常な状態が解消されたことに安堵しているところでございます。さらに、泉山教育長におかれましては、新たな土地においての大きな役割を担う立場となり、就任から1か月半、目まぐるしい日々をお過ごしかと推察するところでありますが、遅ればせながら着任に対する御歓迎と、今後の本市教育行政の牽引役として、教育委員会委員、事務局職員はもとよりでありますが、学校関係、社会教育やスポーツ、文化団体、さらには、市内外を問わず、生涯学習のまちづくり、合宿の里など、本市のまちの個性、まちづくりの顔を大事に、これまで関わってこられた多くの方々との連携をもって、教育長として、その任務に御活躍をいただきますよう、心から期待を申し上げるところでございます。就任から1か月半の間、私自身は、議会での就任挨拶、また、現在PTAの役員も仰せつかっていることから、この間、PTAの事業や学校運営協議会の会議などでお会いする機会や、その場における教育長の挨拶もお聞きをしており、その中にあっては、小学校教諭、学校長の経験や、これまでの北海道における教育行政の経験から、穏やかで気さくなお人柄に加え、確かな実務経験に基づく自信などを、勝手にですけれども、感じさせていただいているところでございます。ただし、多くの市民は、まだまだ泉山教育長のことを知る機会は限られております。年度途中ということもありまして、教育行政執行方針に関わることなどについては、今後の方針を述べよというものではありませんが、まずは就任から現時点までの感想や、また、子供たちに関わる学校教育に関する思いをお聞かせ願えればと思っております。また、この点において、市長には苦言として申し上げたいことがございます。泉山教育長就任以来、市としての広報を注視してまいりましたが、広報紙やホームページ、また、本定例会の行政報告においても、泉山教育長就任に関する内容は皆無です。あまりにも配慮が足りないのではないかと指摘をさせていただきます。その上で、新たな土地で大きな役割を担っていただくことに対する敬意と感謝をもって、市としてしっかりと、そして速やかに教育長就任に関わる事柄を市民に周知されることを強く要請をいたします。次に、学校教育に関する課題についてお聞きをいたします。まずは次年度に向けた学校における暑さ、猛暑対策についてです。学校における本年夏の猛暑における対応状況や今後の対応については、さきの第3回定例会石川議員の一般質問に対し、市内小・中学校におけるエアコン設置状況や、熱中症警戒アラートによる授業や屋外活動の実施判断、また、下校時刻の繰上げ対応などが報告されるとともに、今後の学校における熱中症対策については、普通教室などへの空調設備、エアコンの設置が効果的とした上で、使用電力料、設置費用、ランニングコストといった、経費課題はありつつも、子供たちの健康を守るため、教室内の環境改善に向け検討すると答弁をされています。秋以降、普通教室へのエアコン設置に関し、各自治体における対応が報道もされてまいりました。その後、北海道教育委員会が、道立高校と特別支援学校の夏休みを延長できるよう、冬休みと合わせて総休業日の合計を50日以内から56日以内へと延長する方針が示され、11月20日には正式決定しているとのことです。ただし、報道によれば、道教委は、市町村の小・中学校の総休業日数については、学校や地域の実情に応じて議論してもらいたいとのことで、これにより、次年度に向けた本市の学校における猛暑の対策、対応については、エアコンの設置といったハード面に加え、総休業日数の変更有無や、夏休み、冬休みの日数変更といった、いわゆるソフト面での対応検討も必要になったと思います。ハード面での対応のみならず、夏休みの日数変更といった、ソフト面の対応検討が加わったことにより、働く保護者からは、自宅に子供たちだけの時間が増えることや長期休業時の給食がなくなるといった声、学校においては、授業時間数の確保、また、部活動の対応や大会への影響、少年団においては、市町村を越えたチーム編成によって練習、大会参加への影響など、様々な課題が想定されているのではないかと思います。それらを踏まえ、本市としてこの対応方針について、ハード面、ソフト面、両面にわたって、まずは現状と、そして次年度に向けた変更という形で考えをお聞かせいただきたいと思います。この質問の最後は、次年度の学校給食費についてお聞きします。本市の学校給食費の負担額は、学校給食センターの施設管理費用、調理スタッフの人件費などは市予算で対応し、それを除く牛乳と米飯、パン、麺の主食を合わせた固定費、汁物、主菜、副菜、時にはデザートといった献立作成に関わる副食の経費といった、いわゆる給食材料に関する費用について、1人1食当たりの単価に基づき、市の援助団体である士別市学校給食会会計に対する保護者の支払いによって保護者負担等が生じているところで、御負担を頂いているところでございます。令和2年度に改定をされた現在の単価は、小学校1食251円、中学校1食295円です。給食費改定の推移を振り返れば、平成20年度には、食料費、燃料費、輸入食料品使用中止を理由に7%改定、平成26年度には、消費税率の増を理由に3%改定、そして直近の令和2年度では、牛乳、米飯、パン、麺の主食といった固定費の増加によって副食費が確保できないことを理由に10%改定され、さきに述べた現行の単価となっています。先月11月9日、学校給食会の役員に対し、現行の給食費に対して、これまでの食材費値上がりの状況から、現在の給食の質を下げないためには、およそ12%の改定率、負担額の総額は約800万円が必要。1人当たり年間の値上げ額は、小学生で1人当たり5,580円、中学生で6,510円との説明がなされました。現在の検討状況ということで、その実施時期については明言されてはいない状況でありますが、とはいえ、令和2年度の改定時には、当時の議会質問で、今後の改定時期について三、四年後との答弁もされている状況もありまして、また、この間の燃料価格高騰対策、燃料価格や物価上昇に対して、昨年度、今年度と新型コロナ感染対策臨時交付金を活用し、給食の質を下げない一方で、保護者負担軽減を目的に2年連続でこの学校給食会に補助金が措置されていることからも、現行の単価では賄えていない現状であります。学校給食会における議論、検討は、ある意味必須と考えるところではありますが、この点、学校給食会の事務局を担う市としては、実施時期の想定や、それに向けた学校給食会における議論について、本日は12月12日、既に12月となっていますが、今後どのように進めていく考えなのかをまずお聞かせください。私は、本年の第1回定例会大綱質疑において、兵庫県明石市が取り組む子育て施策、5つの無償化について、本市でも実現できないかという視点で、本市における学校給食の負担所要額や実施検討を質疑させていただいたところであります。答弁においては、小・中学校の給食費無償化に係る所要額は5,300万円とのことでした。今般の値上げ分を加えれば6,000万円超ということになるでしょうが、給食費無償化は今後の子育て支援の基本になるものだと思っています。事実、給食費無償化を実現する自治体も増えているところであり、そういう現状からは、学校給食会会計の不足分を即、保護者や学校教職員の負担に直結させる検討は極めて慎重に行うべきだと思っております。さらに、現行の学校給食費の学校給食会会計、いわゆる私会計方式についても、文部科学省の学校給食費徴収・管理に関するガイドラインから、公会計化推進に向けた通知も発出されていると伺っております。現在のような私会計である場合、年度途中の食材費高騰などによって食材調達費に不足が生じれば、使用する食材やおかずを減らすなどといった対応や、あるいは食材等の仕入れ先にも、負担を生じさせる懸念もあります。このようなことからも、予算確保の面から公会計化も検討すべきと思いますが、学校給食費の考え方、この点を含め考えを伺い、この質問を終わります。 (降壇)
答弁 教育長 泉山浩幸
ただいまの御質問にお答えいたします。最初に、私から学校教育への思いについて答弁申し上げ、学校における暑さ対策及び学校給食費の値上げについては生涯学習部長から答弁申し上げます。初めに、私の学校教育に対する思いを述べさせていただく機会を与えていただきまして、感謝申し上げます。議員お話しのとおり、この一月半の間、学校関係者はもとより、PTAの皆様、学校と地域を結びつける地域コーディネーターの皆様、社会教育やスポーツ関係者の皆様などとお会いをし、お話しさせていただく中で、士別市民の皆様の温かさを感じながら、士別のよさに気づかせていただいております。このような中、先月までに市内全ての小学校、中学校、高等学校を訪問いたしました。その際、管理職と面談を行い、授業を参観したのですが、出会った子供たちは皆、素直さを持ち合わせておりました。また、先生の話を目を輝かせて聞き、タブレットをノートのように操っておりました。さらに、教師も子供に負けないくらいの、実にいい表情で指導しておりました。このような素直な子供を育むためには、まずは指導者自身が心豊かであることを再確認した次第であります。私は、学校教育に27年間携わってまいりました。その間、担当する学年や校長、教頭という立場が変わりましても、子供が学びたいという思いに全力で応えられる指導者になりたい、指導者でありたいとずっと思ってまいりました。士別市の先生方におかれましても、子供たちのためにという思いや気概を持って日々授業を行っている様子を目にすることができました。私は、先生方お一人お一人が日々自信を持って子供たちの前で指導に当たるためには、教育的愛情や使命感など、教職に必要な内面的資質はもとより、授業力や子供理解力などの実践的な指導力や専門性、さらには、学校づくりを担う一員として、地域などと連携、協働しながら、課題解決に取り組むために必要な協調性やコミュニケーション能力などの多様な資質能力を身につけるべきであると思っておりますし、コロナ禍が明けた令和の今にあっては、これまで以上に教員の研修の充実を図っていく必要があると考えております。教育委員会といたしましては、子供たち同様、指導者である教員においても、主体的・対話的で深い学びの視点を持って、自らの指導技術に磨きをかけ、多様化する子供たちの教育的ニーズに応えることができるよう、今後は、学校教育指導訪問等では自らも可能な限り同行し、授業参観や協議等を通して学校や先生方の研修ニーズを把握の上、道立教育研究所のメニューの一つである地域連携研修なども活用するなどして、研修機会の提供を、意図的、計画的に実施していくとともに、迅速な情報提供を図ってまいります。また、各学校長などに対しましては、新たな研修制度を踏まえ、これまで受講してきた研修等を記録した研修履歴を活用するなどして、自らの研修ニーズや、今後さらに伸ばすべき力、期待される役割などを自覚できるよう、多忙な状況にも配慮しながら、教員等との対話の時間を確保するよう指導、助言を行ってまいる所存であります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
私から学校における暑さ対策と学校給食費の見直しについてお答えいたします。初めに、学校の暑さ対策についてです。第3回定例会で、石川議員に答弁申し上げた内容については議員お話しのとおりですが、本年10月10日に開催した士別市子ども議会においても、学校の暑さ対策に関する質問がありました。士別南中学校の大前議員から学校や避難所のエアコンの設置について、士別中学校の小酒井議員からは夏季のジャージ登校による熱中症対策についてそれぞれ質問があり、いずれも渡辺市長から、皆さんが快適に学業やスポーツができるような環境にすることに努力していきたい、エアコンの設置に向けてはしっかり協議を進め、検討してまいりたいと答弁したところです。そこで、お尋ねのありましたハード面の対策についてですが、教育委員会としては、全ての市立学校普通教室と職員室のほか、一部学校の保健室にエアコンを設置したいと考えており、現在のところ、電気方式とガス方式による概算工事費やランニングコストの試算を比較し、具体的な整備方法を検討しているところであり、可能な限り早い時期に学校環境を改善してまいります。次に、ソフト面の対策ですが、北海道教育委員会では、来年以降もこの猛暑が続くとの予想の下、年間の長期休業日数を最大6日間増やすことができるよう、道立学校管理規則を改正しました。本市においては、士別市立学校管理規則で夏季休業・冬季休業の総日数50日を変更せず、それぞれの休業日数を決められるよう定めています。道教委に準じ、休業日数を増やす場合には、各学校で授業時数が確保できるかを確認する必要があるほか、各家庭への影響なども考慮しなければなりません。また、近隣市町村においても明確に方針を打ち出せずにいる自治体も多く、地域的に統一した取扱いが必要との声も聞かれることから、上川教育局による情報交流会が開催されたところです。現段階では、他市町村や関係機関などとも十分に協議を行い、適切な休業日数の設定について検討してまいります。次に、令和6年度学校給食費の見直しについてです。給食費については、給食提供に必要となる食材費は保護者、その他の給食提供を行うための施設管理費、人件費などの経費については行政側で負担することが学校給食法に規定されており、士別市では保護者に食材費相当分を給食費として負担をお願いしております。本市では4年ごとに給食費を見直しており、次年度は見直しを行う年になります。長引く原料価格の高騰による影響で食材費の値上げが続く中、学校給食の材料費も価格が高騰しており、これまで、献立の見直しや、少しでも安価な食材の使用に努めていましたが、日々の給食運営は厳しい状況が続いております。4年度、5年度の物価上昇分については、臨時交付金を活用し、保護者に負担させることなく給食を提供してまいりましたが、次年度の給食費について士別市学校給食会で検討したところ、児童・生徒の成長に必要な栄養価を維持し、安心・安全で栄養バランスの取れた給食を提供するためには、現在の給食費から12%増額することが必要と算出し、保護者には2月上旬をめどにお知らせできるよう作業を進めているところです。しかしながら、議員御指摘のとおり、物価高騰の要因により、各家庭の生活費や子育てに係る費用も増えている状況にあることから、保護者負担を軽減するための何らかの施策が必要と考えております。今年度と同様に軽減措置を行った場合、和寒町を除く士別市分として、およそ560万円程度の費用が係ることから、重点支援臨時交付金の活用を今後検討してまいります。次に、給食費の無償化を検討しないかとの御質問ですが、無償化にした場合、年間約5,000万円程度の負担が発生するため、限られた財源の中での負担は難しいことから、給食費の完全無償化を行う予定はございません。給食費の無償化については、国において議論されているところであり、その動向を注視してまいります。なお、地元食材への理解を深める目的で行っているふるさと給食は、年8回分の費用を市が負担しております。食育の観点に加え、給食費の保護者負担軽減にもつながっていることから、今後も実施してまいります。次に、学校給食費の公会計化についてです。給食費の公会計化については、メリットとして会計の透明性や児童・生徒が現金を持参する必要がなくなる等挙げられる反面、私会計は食材の購入に柔軟に対応できるなどのメリットがあります。文部科学省の通知のとおり、公会計化に向け推進する必要があると認識しておりますが、公会計を導入するには、徴収方法や、食数管理などの給食事務全般の見直しが必要となります。現時点において、実施の有無を含めお示しすることはできませんが、既に導入している自治体の情報を収集するなどし、慎重に進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 7番 西川剛
私も今、役割をいただいているのは実は学校給食会の役員でございまして、現時点ではその値上げの部分、さっき触れているのは事務資料を見ただけなんですよ。だからどういう会議体でやるのか等、全く何も示されない中で、今答弁によりますと2月にはもう値上げ分を決定して保護者に通知しますということなので、極めて乱暴だなと思います。先ほど水道料金の部分、市長からは、値上げはさせてもらうけれども物価対策ということで、部長からも今、それなりの対策のようなことは言っているのですが、当然、学校給食については、この世帯ではなくて子供の数でありますから、先ほど言っている負担額の増は、その全て子供の多い家庭にどんどん負担として乗っていくというわけで、値上げは避けられない状況であっても、負担軽減策はぜひお願いしたいと思います。そこで、少し確認なんですが、今後の学校給食費の無償化については、検討の考えはありませんということなんですけれども、現時点なのか、今後とも無償化については市としてはやらないということなのか、ぜひその部分を少し詳しく聞きたいなと思います。実は昨日、議会の議運の中でも、市議会として学校給食費の無償化について、国への意見書を出せるかどうかということの議論で、全会一致とならず否決になっているんですけれども、その中でも触れられているとおり、道内においても40市町村が無償化を進めているという中にあって、この後の、いわゆる子育て支援が自治体間競争という状況になるのであれば、無償化については、いずれかの時期には考えなきゃいけないと思うのが世の流れかなと思うんですが、今答弁の中で無償化は検討しませんと言われた部分、確認で、そんなこと言っていないと思うんですけれども、今後の部分にその余地があるのかどうなのか、再質問いたします。
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
再質問にお答えいたします。ただいまの給食費の無償化、今後においても同様な意見かというお話でございました。私の申し上げ方もちょっと乱暴だったのかもしれません。先ほども答弁したとおり、この給食費の無償化については、当然、私どもも近隣の自治体含めて調査をしているところです。上川管内の中でも数か所が無償化に踏み込んでいるというところも把握している、承知をしているところでございます。これも答弁繰り返しになりますが、給食の無償化については今後一切やらないというわけではなく、国において今現在、議論されているというところでございますので、その動向を注視した中で、また、近隣自治体の動向も注視した中で検討していきたいということで考えております。以上です。────────────────────────────────────────