みんなの議会

新ひだか町議会 令和7年第7回定例会 2025年12月11日

(1)日高自動車道延伸に伴う影響と対策について/(2)アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光資源への位置づけについて/(3)小中学校の第2次再編計画のスケジュールについて/(4)アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて

2025年12月11日、新ひだか町議会の一般質問で、大川勝也議員が「日高自動車道延伸に伴う影響と対策について」「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光資源への位置づけについて」「小中学校の第2次再編計画のスケジュールについて」「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて」について質問し、まちづくり推進課長 森勝利、文化振興課参事 斉藤大朋、管理課長 中村英貴、教育部長 藤沢克彦が答弁しました。

質問者
大川勝也 議員
答弁者
まちづくり推進課長 森勝利、文化振興課参事 斉藤大朋、管理課長 中村英貴、教育部長 藤沢克彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 大川勝也

通告に従いまして、一般質問を行います。まず、大きな1点目、「日高自動車道延伸に伴う影響と対策について」。令和7年度に予定されております日高自動車道新冠インターチェンジの開通は、本町にとって大きな転機となる出来事であります。札幌圏から本町までの移動時間は2時間以内となり、観光客の増加、あるいは関係人口、交流人口の拡大につながることが期待されております。一方で、これまで静内地区を中心に維持されてきた商圏は、便利さの向上によりむしろ町外の大型商業施設へと買物客が流出する可能性も指摘されております。すなわち、交流人口の増加というプラス効果と買物客流出というマイナス効果が同時に発生し得る状況にあります。日高自動車道の延伸は、本町の将来を左右する大きな要素であります。交流人口の増加を町の活力として確実に生かすとともに、町内経済の基盤である商業振興にも十分な対応を講じていくことが必要と考えます。インターチェンジ開通によるプラス効果を最大にし、マイナス効果を最少にできているのかお尋ねします。町として新冠インターチェンジ開通後の以下の影響についてどのような分析、検討を進めているのか。1番目、観光客の増加と誘客策。観光客の増加と交流人口の拡大に対する期待と買物客の町外流出の懸念について、現時点でどのような見解を持っているのか。2番目、関係人口、交流人口の拡大策。観光客や交流人口を確実に取り込むための具体的な実施についてお伺いします。アイヌ文化交流センターをはじめ町内の文化、自然資源を生かした周遊促進策や町内消費につながる仕掛けについて、どのような検討が進んでいるのかお尋ねします。3点目、買物客の流出懸念への対策。町内商業の活性化や店舗魅力の向上、あるいは地域通貨やポイント制度など町内消費促進に資する取組について町として検討している内容はございますか。次に、大きな2点目、「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光資源への位置づけについて」。令和7年度、日高自動車道新冠インターチェンジが開通し、札幌圏から本町へのアクセスが大きく向上いたします。これにより観光客や交流人口、関係人口の増加が期待される一方、町としては地域資源をどのように磨き上げ、魅力として発信していくのか、大変重要なテーマになると考えております。その中で、新ひだか町における貴重な文化的資源の一つであるアイヌ文化交流センターは、町内外の人々に本町の歴史と文化を深く理解していただく場と大きな可能性を秘めております。しかし、現状では展示機能にとどまっており、学校教育と連携や観光動線への取組など、さらなる活用に向けた余地があると感じております。教育、観光、地域振興、3つの観点から御質問いたします。1点目、学校教育との連携について。現在小中学校では、郷土学習や総合学習の中でアイヌ文化に触れる機会が設けられていますが、センターを拠点として児童生徒が実際に来館し、学習する体験型授業の拡大、アイヌ語や伝統的な生活、文化、工芸、舞踊に触れるワークショップの実施、学校の学習指導要綱と連携した年間プログラムの構築、町内の文化人、有識者と協働による人材育成、このような取組を進めることで本町ならではの文化学習を体験的に提供できると考えております。教育委員会とセンターが連携し、学校教育と文化施設を一体的に捉えたカリキュラムを行う考えはあるのかお伺いします。2点目、観光資源としての位置づけについて。アイヌ文化交流センターを観光資源としてどのように位置づけ、活用していくのかについて伺う。本町には競走馬、海産物、海岸景観、温泉など多彩な観光資源がありますが、文化、歴史の観点から滞在価値を高める仕組みはまだ十分とは言えない。アイヌ文化に触れられる施設は道内でも限られており、生まれた新たな観光動線への取組、道外、インバウンドを意識した多言語化対応、体験型コンテンツの開発、近隣地域の文化施設の連携による周遊ルートの形成、町内の飲食、宿泊、特産品とを組み合わせた文化滞在型観光の構築など今後の誘客力強化について。こうした観光戦略の中でアイヌ文化交流センターをどのような位置づけとし、具体的な活用方針を検討しているのかお伺いします。3点目、地域振興、交流人口拡大との連携について。センターの活用を通じて札幌圏からの交流人口、学習旅行やワーケーション等による関係人口をどのように増やしていくのかも重要である。アイヌ文化をテーマにした体験交流プログラムや町内の自然、馬産地、食文化との掛け合わせによる新たな交流事業の創出など、地域振興と文化振興の両面を兼ね備えた取組が求められる。町としてセンターを拠点とした交流人口増加策や事業創出の検討状況についてお伺いします。大きな3点目、「小中学校の第2次再編計画のスケジュールについて」。令和5年度までを期限とした第1次学校再編計画が終了し、生徒児童数の減少は依然として続いております。特に出生数の低下と人口減少の加速により今後10年間は小中学校の適正規模、適正配置の確保がより一層厳しくなることが明らかです。令和7年7月に新ひだか町第2次総合計画の見直しを踏まえて、本町としては第2次学校再編計画を策定し、具体的な検討スケジュールを早期に明示する必要があるのではないかと考えます。1点目、第1次学校再編計画終了を受け、町は第2次学校再編計画の策定に着手しているのか。2点目、第2次再編に向けてどのような検討体制、スケジュールで議論を進める予定か。住民説明会や地域意見交換の実施時期、学校規模の将来推計に基づく課題整理、再編の基本方針、複式学級の回避、学校間格差の抑制など、実施時期の見通しについて。3番目、児童生徒の急減が見込まれる中、再編の必要性や方向性について町としてどのような問題意識を持っているのか。教育環境の質の確保、教員確保、教職員の負担の問題、学校規模が過小化した場合の教育の持続の可能性について。以上、質問いたします。1回目の壇上での質問を終わります。よろしく御答弁お願いします。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

大川議員御質問の1点目、「日高自動車道延伸に伴う影響と対策について」並びに2点目の「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて」のうち、2つ目の観光資源としての位置づけについて及び3つ目の地域振興、交流人口拡大との連動について御答弁申し上げます。高規格幹線道路日高自動車道新冠インターチェンジにつきましては、本年9月の第5回新ひだか町議会定例会において木内議員からの一般質問に対し答弁させていただいているとおり、令和8年4月には供用開始されているものと考えているところでございます。そこで、1つ目の観光客の増加と誘客策と2つ目の関係人口、交流人口の拡大策について併せて御答弁いたしますが、さきの橋本議員と答弁が重複いたしますことを御理解願います。来年度の日高自動車道の新冠インターチェンジまでの開通によりますますの来客が予想され、札幌市など主要都市からの所要時間が短縮されることやこれを機に新しい道路を通ってみたいという方も多くいらっしゃると想定しております。このことにより滞在型観光から通過型観光へさらに拍車がかかるものと危惧しているところでもあり、町内経済の活性化を考えますと市街地への誘導や町内周遊などにつなげる施策を考える必要があるものと認識しております。しかしながら、自動車道の延伸は絶好の好機であることに間違いはないものと考えますので、管内全町をもって組織する優駿日高道!!オールひだか魅力発信キャンペーン事業によるPRイベントの実施、さらには現在テレビ放送されている「ザ・ロイヤルファミリー」効果など、観光客の誘致に全力で取り組んでまいりたいと考えております。また、関係人口、交流人口の拡大策としましては、平成30年4月21日に日高厚賀インターチェンジが供用開始となってから間もなく8年が経過しようとしている状況ですが、平成28年度にオール日高で地域の情報発信、魅力発信に取り組むことを目的として、国、道、日高管内7町並びに関係団体等で構成する優駿日高道!!オールひだか魅力発信協議会を組織し、この間様々な取組を行ってきてございます。今年度におきましては、周遊促進事業として8月1日から10月31日までの3か月間、日高管内7町のドライブスポットを巡るデジタルスタンプラリー、メニーゴーラウンドの開催、誘客促進事業として11月19日から20日までの2日間、札幌市のチカホを会場としてオールひだか来てウマい!観光物産展を開催しており、さらに知名度の向上を目的として、民放の旅番組を活用したプロモーションの実施も年度内に予定されているところでございます。このオール日高での様々な取組は、事業完了まで継続されることとなっておりますので、議員御指摘のような関係人口、交流人口の拡大に資する町独自の取組についても研究してまいりたいと考えてございます。次に、3つ目の買物客の流出懸念への対策についてでございますが、本年4月1日から5月31日までの2か月間、日高管内で初めての試みとなりますが、キャッシュレス決済サービスによるポイント還元事業を実施してございます。決済の利用者のうち居住地を把握できているおよそ3,200名につきまして事業実施前の取引状況と比較しますと、町内在住者による利用が212%となっているのに対し、町外在住者による利用が338%となっており、買物客の流入という部分でも一定の効果があったものと分析しているところでございます。議員も御指摘のとおり、高規格幹線道路日高自動車道新冠インターチェンジの開通によるマイナスの効果が危惧されるところではございますが、町といたしましてはこのようなプラス面をより多く効果的に享受できるような施策に今後とも取り組んでまいりたいと考えてございますので、御理解賜りたいと存じます。続きまして、御質問の2点目、「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて」の2つ目、観光資源としての位置づけについて及び3つ目の地域振興、交流人口拡大との連動について関連しますので、一括して御答弁させていただきます。アイヌ文化交流センターにつきましては、アイヌの人々が民族としての誇りを大切にしながら、その伝統や文化を守り、育て、次代へと引き継いでいくとともに、アイヌの人々に対する理解と認識を深める場や交流の機会を提供し、アイヌの人々が多くの方々の理解の下、本町で心健やかに安心して暮らせる環境を構築するために設置すると条例に規定されてございます。議員御指摘のとおり、アイヌ文化に触れられる施設は道内でも少なく、希少であり、観光資源として利活用してまいりたいという考えは持っておりますが、現時点では具体的な活用方針の検討にまでは至っていない状況にございます。当町におきましては、アイヌ施策の具現化に向けて令和3年3月に新ひだか町アイヌ施策アクションプランを策定しており、このプランでは新ひだかアイヌ無限創造プログラムの名称で観光も含めたビジネス展開を模索したり、試行したりするプログラムを定めております。大川議員お考えの観光資源とアイヌ文化とを結びつけた滞在価値の高いツアーの造成もこのプログラムを活用することで実施は可能かと考えます。しかしながら、新ひだかアイヌ施策アクションプラン策定の際の懇談会において、これまでの経緯を踏まえ、観光はアイヌの意思で行うことと確認されているということもございますので、町の役割はこのプログラムを活用して行う諸事業、諸活動を側面から支援することとしてございますので、町では現時点で具体的な内容は検討してございませんが、今後において観光資源に資するようなプログラムが構築された際にはその運用に尽力してまいりたいと考えておりますし、現時点におきましても見学という部分では地域振興あるいは交流人口の拡大につなげられる施設となっておりますので、観光関係団体等と連携しながら情報発信に努めてまいりたいと考えてございます。

答弁 文化振興課参事 斉藤大朋

私からは、大川議員御質問の大きな項目の2番目、「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて」の1点目、学校教育との連携について御答弁申し上げます。令和3年3月策定の新ひだか町アイヌ施策アクションプランでは、新ひだか町特有のアイヌ文化を研究、学習、体感し、次の世代へと引き継ぐ(仮称)新ひだかアイヌミュージアムの創造を本プランの目指すべき姿として、アイヌ文化拠点空間の整備による人材育成と交流人口の拡大、アイヌ文化拠点空間の運営母体の構築と自立運営に向けたビジネス展開の2点を目的に掲げ、それらの目的を達成するための重点施策として施設整備を行うこととし、令和4年度から令和6年度の間にシャクシャイン記念館の改修、アイヌ民俗資料館の改修、多機能型生活館の新築をそれぞれ行い、施設群の名称を新ひだか町アイヌ文化交流センターとして、本年5月より供用を開始しております。本アクションプランでは、その目指すべき姿である(仮称)新ひだかアイヌミュージアムの創造の実現に向けて町民、アイヌ関係団体、文化関係団体、学校、観光関係団体、商工関係団体、農林水産業関係団体、行政、それぞれの役割を明示しております。特にその創造を担うアイヌ関係団体とアイヌ関係団体の活動を支える行政についての記述は、あえて重い責任や負担を強いるものとなっております。学校については、小中学校や高等学校などの学校は子どもたちが学ぶ場であり、人間性や感受性を育む場として様々な文化、芸術に触れる機会の提供が期待される。また、学校は文化、芸術についての基本的な知識、技能等を培う場であり、アイヌ文化への理解促進と伝承活動の裾野を広げる上で重要な役割を果たすことから、学校において子どもたちがアイヌ文化に触れる機会を一層充実させていくことを期待したいとし、子どもたちには学びを強制しない、教師には様々な文化、芸術に触れる機会の一つとしてアイヌ文化学習を提案する、そのような意図となっております。そこで、大川議員御質問の学校とアイヌ文化交流センターが連携し、学校教育と文化施設を一体的に捉えたカリキュラム作成を行う考えはあるのかについてですが、議員御提案の体験型授業の拡大、ワークショップの実施、年間プログラムの構築、人材育成につきましてはカリキュラムを作成する上で大変重要なことであり、かつ適切なアプローチであると考えております。しかしながら、(仮称)新ひだかアイヌミュージアムの創造の主役であり、カリキュラムの作成作業だけではなく、実際の学習活動においても中心的な役割を担っていただかなければならない伝承者が僅少であるため、伝承者にかかる負担の大きさに鑑みると、人、物、場所のフル活用による発達段階に応じた多様な学習体験が保障されている議員お考えのカリキュラムについては、作成が非常に困難な現状であります。なお、教育委員会としましては、本年度中にアイヌ文化交流センターの学校向け利用ガイドを作成し、来年度より運用する予定であり、ガイドによるアイヌ文化交流センターの学校利用を進めていく中でガイドの中身の改善、磨き上げを繰り返し行い、児童生徒のアイヌ文化理解を深めていくことや伝承活動の裾野を広げていくことに努めてまいります。

答弁 管理課長 中村英貴

私からは、大川議員から御質問の大きな3点目、「小中学校の第2次再編計画のスケジュールについて」の1点目の第1次学校再編計画の終了を受け、町は第2次学校再編計画の策定に着手しているのかと2点目の第2次再編に向けてどのような検討体制、スケジュールで議論を進めるのかについて御答弁申し上げます。まず初めに、新ひだか町立学校再編整備基本計画について御説明いたしますが、この計画は中長期的に当町における児童生徒数が減少する中、児童生徒が未来社会を生き抜いていくことができる資質、能力を育むための望ましい教育環境の整備に向けて、効率的かつ効果的な学校運営に配慮することを念頭に、厳しい町の財政状況を踏まえて、これらの諸課題に的確に対応するため新ひだか町の地域特性を踏まえた小中学校の適正規模、適正配置及び施設設備の在り方など再編整備の基本的な考え方を示すものとして、令和2年3月に教育委員会において策定したものでございます。本基本計画において学校の適正配置の基本的な考え方として、隣接する学校との通学区域の見直し及び統廃合により進めることとし、具体的な再編計画としては計画期間を令和2年度から令和11年度までの10年間とし、再編対象学校を静内地区の小学校及び中学校としております。再編の場所については、新小学校の配置計画案として高静小学校のグラウンドの位置に新校舎を建築して、静内小学校、山手小学校、桜丘小学校、東静内小学校の通学区域を再編し、最終的には1校とする計画になっております。また、新中学校の配置計画案としては、静内中学校の既存の校舎を有効活用するなどした上で、静内第三中学校の通学区域を再編する計画になっております。再編計画の進捗状況を申し上げますと、令和5年4月1日に静内小学校、山手小学校、東静内小学校の3校を統合するとともに、令和6年4月1日には高静小学校と桜丘小学校の2校を統合し、計画策定後において静内地区の小学校を5校から2校に再編し、中学校の再編は行っていない状況にありますが、計画策定から数年が経過する中で学校を取り巻く環境が大きく変化しているため、教育委員会では今年3月に再編整備基本計画を踏まえた学校施設等の整備についての考え方を取りまとめたところでございます。学校施設整備を取り巻く環境は、再編整備基本計画策定時の見込みを大きく上回る児童生徒数の減少に加えて、物価高騰による建築費の上昇など年々厳しさを増しており、また大規模な施設整備は町財政に与える影響も大きいことから、整備時期の判断は慎重にならざるを得ないところでありますが、基本計画で示すとおり小中学校の再編整備は必要となるものと認識しておりまして、その時期については直近の児童生徒数の推計などを考慮すると静内地区の小学校については令和14年度以降が、中学校については令和13年度以降が一つの目途になるものと考えているところでございまして、この方針は本年3月に開催の新ひだか町総合教育会議及び5月開催の町議会総務文教常任委員会においても御説明をさせていただいているところでございます。このようなことから、現段階では現行の再編整備計画に沿って静内地区の小中学校を各1校に再編する方針としておりますが、その時期については慎重に判断せざるを得ない状況にありますことを御理解願います。次に、3点目の児童生徒数の急減が見込まれる中、再編の必要性や方向性について町としてどのような問題意識を持っているのかについて御答弁申し上げます。児童生徒の減少による学校の小規模化は、児童生徒一人一人の学習状況や学習内容の定着状況を的確に把握でき、きめ細かな指導が行いやすいという利点がある一方、学校における社会性の育成や学級編制、部活動、教職員の配置数に制約が生じるなど、児童生徒の教育環境の面で様々な影響を及ぼすばかりではなく、教職員が少ないために一人が複数の校務分掌や複数教科を担当することにより負担が過重になりやすくなることが想定されることから、児童生徒が未来社会を生き抜いていくことのできる資質、能力を育むための望ましい教育環境の整備に向けて、学校の適正規模、適正配置が大変重要であると認識しております。

質問 9番 大川勝也

それでは、大きな1番目の「日高自動車道延伸に伴う影響と対策について」の1番目と2番目を、1番目の観光客増加と誘客策、関係人口、交流人口の拡大策を併せて答弁いただいたので、一緒に質問させていただきます。自動車道の延伸により札幌圏からのアクセスが飛躍的に向上し、日高地域全体の来訪増が期待される一方で、これまで以上に通過型観光への移行が懸念があることは答弁にもあったとおりでございます。本町としては、この機会を地域経済の確かな活性化へとつなげていくために滞在型時間の延伸と町内消費の増加をいかに実現していくか、極めて重要だと考えております。それで、質問ですが、本町には競走馬のふるさととしての強みがあり、牧場見学や乗馬体験など滞在型観光へつなげるコンテンツの潜在力を大いに有していると考えます。また、海産物や食、さらには温泉資源など他町にはない多様な魅力がそろっております。こうした地域資源を来庁者の市街地への誘導や周遊にどう結びつけていくのか。インターからの2次交通整理、周遊ルート造成、誘導サイン整備など具体的な実施時期を含め、現在の検討状況をお伺いします。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

滞在型観光という部分で、具体的な実施時期を含め現在の検討状況という御質問でございますけれども、議員おっしゃられたとおり、当町におきましては様々な魅力がそろっておりまして、昨日の川端議員からの一般質問の答弁と重複いたしますけれども、現在旅行会社と連携をしながらアドベンチャートラベルのコンテンツづくり、こちらの調査研究を行っているという状況でございます。やはりそれらを誰が実践していくのかという、さらにはその方に対するバックアップ体制、こういったものをきちっと整えた中で人を選択していくべきというような考え方にありますので、それらの条件を速やかに整えまして、地域おこし協力隊員の公募手続、こちらを進めてまいりたいと考えてございますので、御理解いただきたいと存じます。

質問 9番 大川勝也

次に、オール日高による広域キャンペーンは一定の効果が期待されますが、本当に町内への経済波及へとつながっているのかを測定しなければ改善につながってまいりません。デジタルスタンプラリーや物産展などは、これまでに実施された事業について交流人口、観光消費額、市街地回遊等の指標による効果検証がどのように行われ、それをどのように施策へ反映していく考えなのか具体的にお伺いします。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

デジタルスタンプラリーのという部分でちょっと御答弁をさせていただきますけれども、今年度の実施結果につきましてはまだ把握できてございませんけれども、昨年度のスタンプラリーの結果、こちらから見ますと当町のスタンプスポットにつきましては観光情報センターと道の駅みついしの2か所となってございまして、参加総数が357名の中で、観光情報センターのスタンプ数が113、割合にすると31%の方が寄られたと。道の駅みついしのほうのスタンプ数が208ということで、割合にすると58%の方が立ち寄られているという結果となってございます。これらの参加者が町内を周遊して買物したり、市街地を周遊したりというところでの部分の検討につきましては残念ながら行えていない状況ではございますけれども、これらの2つの施設につきましては、こちらたまたまでございますけれども、令和7年度の厚生経済常任委員会における所管事務調査項目となってございます。それらの調査結果などを参考にさせていただきながら、新たな施策も含めて鋭意検討してまいりたいと考えてございます。

質問 9番 大川勝也

次に、広域での認知度向上と同時に、本町独自の価値を選択していただく戦略が必要です。例えば馬文化をテーマとした滞在型プログラムの確立、ブランド海産物の地場食材を生かした周遊グルメ企画、温泉とセットにした宿泊促進などが考えられます。本町ならではの観光動線の創出に向けて、どのような計画が検討されているのかお聞かせください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

馬文化をテーマとした滞在型プログラムということでございますけれども、新ひだか観光協会、こちらが1994年から運行しておりますロマンロード号というものがございます。毎年その内容の充実、強化を図りながら実施されてきておりますけれども、今年度に関しましては、運行期間を従来の2か月間から1か月間延長しまして、8月から10月の毎週土曜日、計13日間運行されまして、実績として昨年の1.85倍となります237名の乗車があったと確認してございます。内訳見ますと、道外からのお客様が196名、全体の82.7%を占めているというところで、そのうち町内の宿泊施設に前泊、後泊あるいは前後泊という方が196名のうち193名ということで、ほとんどの方が宿泊いただいているということで、町内の周遊というところにもつながっているものと考えてございます。町としましては、このような民主導での事業というものが増えていくことが望ましい形であると認識してございますので、観光関係団体等と連携をしながら新たなコンテンツづくりを支援してまいりたいと考えてございます。

質問 9番 大川勝也

続きまして、3点目、買物客の流出懸念の対策です。キャッシュレス決済ポイント還元事業により町外からの買物客の利用が338%と大きく伸びたとのことで、一定の成果があったことは評価するところです。一方で、今回の事業は2か月間の限定的な施策であったことから、効果の持続性や日常的な消費行動の内容にまでつながっているのか検証が必要と考えます。そこで、お伺いします。事業終了の購買行動の変化をどのように把握し、今後の対策に反映していくのか、検証方法やスケジュールについてお聞かせください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

まず、2か月の限定的な施策というところでございますけれども、今回重点支援地方交付金を活用しまして、経済対策事業という側面から限られた財源でより多くの経済効果が得られることが望ましいということもございまして、期間設定に当たりましては、まず進学や就職、転勤などに伴って消費活動が活発になる4月、また5月はゴールデンウイークにより消費が活発になるだろう、さらには本町の最大の入り込み客を誇りますしずない桜まつりの開催期間との重複と、その3点を考慮しまして、キャンペーン期間を4月1日から5月31日までの2か月間と設定させていただいてございます。数字的な効果につきましては、先ほど壇上から述べさせていただいたとおりでございますけれども、実際アンケート調査、こちらも行ってございまして、一部でございますけれども、利用者の方からは一度使ったら便利で、利用を引き続き続けているというような声をいただいていたり、対象店舗からは現金ばかり使用していた高齢者の方がペイペイ決済を活用していたというような声も届いていたりということがございますので、こうした生の声というものを今後の施策に反映してまいりたいと考えてございます。

質問 9番 大川勝也

続きまして、日高自動車道インターチェンジ開通後は大型商業施設へのアクセスが容易となり、むしろ買物客の流出が加速する可能性も懸念されます。これに対し、町内商業施設の魅力向上や独自の購買促進策の継続、拡充など具体的にどのような対策を講じていくのかお聞かせください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

壇上からの答弁と重複してしまうのですけれども、町といたしましては、今後何年かかるかは分かりませんけれども、いずれは町内、市街地の神森地区にインターチェンジができると。さらには、浦河方面に延長されていくという状況の中で、なかなか買物客の流出抑制という部分は難しいのかなと考えます。苫小牧圏、札幌圏との距離が近くなるということによるプラス面をより多く効率的に享受できるような施策に今後とも取り組んでまいりたいと考えてございますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 9番 大川勝也

続きまして、先ほどのポイントの話なのですけれども、単にポイント還元にとどまらず、地場産品の購入促進や市街地回遊性の向上といった効果へと結びつけるべきだと考えますが、町としてのその方向があればお聞かせください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

議員おっしゃるとおり、今回実施しましたキャッシュレス決済ポイントの還元事業というのは、あくまでも対策の一つと考えてございまして、効果が限定されるような対策ではなく、住民の皆さんあるいは事業者の皆さんがより多く、より効果的に利益を享受でき、さらには相乗的に効果が現れるような施策というものを今後とも研究しながら講じてまいりたいと考えてございます。

質問 9番 大川勝也

続きまして、大きな2点目、「アイヌ文化交流センターの活用と学校教育、観光振興への位置づけについて」の1番目、学校教育との連携について質問いたします。伝承者が僅少であるためカリキュラム作成は困難であるという御説明でしたが、これは今まさに行政が積極的に解決すべき課題であると捉えております。できない理由を述べるのではなく、どうすれば実現に近づけるのか共に考える必要があると思います。そこで、伝承者不足が理由で学習カリキュラムの構築が難しいとのことですが、伝承者の育成、確保に向けた具体的な取組や人材育成計画はいつお示しになるのかお聞かせください。例えば若手育成、地域講師の発掘、ワークショップ型の養成、大学、ウポポイとの連携等、何かありましたら御答弁よろしくお願いします。

答弁 文化振興課参事 斉藤大朋

伝承者の育成、確保につきましては、関係者それぞれが果たすべき責任と役割を自覚し、協働することにより解決の糸口が見えてくるものと認識しておりまして、この認識が関係者間で共有されたことによりアイヌ関係団体ほか各主体の役割を明示した新ひだか町アイヌ施策アクションプランの策定に至っております。なお、アクションプラン策定の折に行いましたアイヌ関係団体への聞き取りから伝承者の育成、確保を行政任せにしないやり方を追求しましたところ、物づくり、踊り、料理などをする人材育成プログラム、この人材育成プログラムの成果公開、評価検証を一体不可分なものとして行い、文化伝承活動の輪を町全体に広げていく文化伝承プログラム、次世代の祭祀を育成する儀式、風俗、習慣プログラムの3つのプログラムとなりまして、アイヌ関係団体には残念ながらいまだ実施に至っておりません。御質問の伝承者の育成、確保に係る具体的な取組案や人材育成計画案の提案は、冒頭で申しました関係者それぞれが果たすべき責任と役割の自覚による協働という考え方から、町から示されるものではなく、緊急性と必要性を誰よりも実感しておられるアイヌ関係団体から示されることが自然であり、適切であると認識しておりますので、町としましてはそのような御提案があった時点で側面から支援できることを行ってまいりたいと考えております。

再質問 9番 大川勝也

その件について再質問させていただきます。アイヌ協会のほうから打診があればという話なのですけれども、まだ打診はないということなのでしょうか。もし仮に打診がある場合は、関係協議の時期、そういうのがあれば、スケジュール的なものあれば、御答弁よろしくお願いします。

答弁 文化振興課参事 斉藤大朋

先ほど申し上げましたとおり、関係者それぞれが果たすべき責任と役割の自覚による協働で本件に取り組むべきと認識してございまして、まだアイヌ関係団体等からそういったお申出はないのですけれども、いずれにしましても行政主導でそういった年度ごとの目標設定であるとか、工程表の策定というのは行う考えはございませんで、繰り返しの答弁で恐縮なのですけれども、御提案を受けましたらやれることをしっかりとやっていきたいと考えてございます。

再質問 9番 大川勝也

その件については、大変よく分かりました。次に行きます。学校向け利用ガイドの作成予定とのことですが、そのガイドを通じた取組がミュージアム創造に向けた第一歩としてのどの程度の成果を目指すのか、目標や指数を設定しているのか、その指数の内容、利用回数、児童生徒満足度、成果がはかれる形でお示しいただきたいと思います。

答弁 文化振興課参事 斉藤大朋

学校向け利用ガイドは、教育の目標の達成のために、また学習の内容や指導方法、評価等を総合的に計画、体系化したものではございませんで、アイヌ文化交流センターの施設概要や施設利用の流れ、学習プログラム等を記した案内書となっております。学校向け利用ガイドは児童生徒にアイヌの人々に対する理解と認識を深めるきっかけを与えるものですので、(仮称)新ひだかアイヌミュージアムの創造の完了ですとか、実現の有無の評価に用いるものとはなっておりません。なお、(仮称)新ひだかアイヌミュージアムの創造の完了や実現の有無の評価は、何らかの評価手法を用いて行うべきと考えておりますが、新ひだか町アイヌ施策アクションプランに定めるプログラムのうち人材育成に係るプログラムなど未着手のものもございますので、それらのプログラムが実施された後の評価となり、まだ先と考えております。

再質問 9番 大川勝也

次に、学校に学びを強要しないという説明でございましたけれども、アイヌ文化は本町固有の大切な地域文化であり、町全体として教育の重要項目に位置づけ、積極的に普及を図るべきだと考えます。教育委員会として学校任せにしない指導、支援体制づくりを進める考えはあるのかお聞かせください。

答弁 文化振興課参事 斉藤大朋

国籍、宗教、価値観、その他自分とは異なる背景、文化を持つ人々が互いの違いを認め、理解し合う異文化理解に、別の言い方をしますと他者を理解する心や姿勢を育むためにアイヌ文化学習が有効であるのではないかと考えております。静内地区に限ってのことですが、教育委員会では就学前の児童とその保護者、小学生、高校生にアイヌ文化学習の機会を提供しておりまして、参加者にはアイヌ文化を学んだからには誰とでも対等な人間関係を築くために欠かせない自分も大切、相手も大切とする自他尊重のコミュニケーション能力を持った人になってほしい旨を必ず伝えております。また、アイヌ文化を学んだ本町の児童生徒には主体的に学び続けて、自ら能力を引き出していくことや他者と協働するなどして新たな価値を創造することができるようになってほしいので、学ぶきっかけを与えますけれども、学びを強制することはいたしません。決して地域文化をないがしろにしているわけではございませんし、教育上極めて重要である児童生徒の人格の陶冶のために教育委員会としましてはアイヌ文化学習に取り組んでおります。なお、繰り返しの答弁で恐縮ではございますが、教育委員会としましては学校利用ガイドの運用とその改善、磨き上げを学校と博物館の担当者同士の細やかなやり取りによって行いまして、議員御提案のアイヌ文化学習の定着を図ってまいります。

再質問 9番 大川勝也

続きまして、2点目の観光資源としての位置づけについて質問いたします。2番目と3番目の地域振興、交流人口拡大についても併せて答弁いただいたので、併せて質問いたします。まず、1点目に新ひだか町アイヌ施策アクションプラン策定の際の懇親会において、これまでの経緯を踏まえ、観光はアイヌの意思で行うことと確認されているということでございますのでと答弁がありましたが、懇談会の内容は説明できますか。例えば内容とかメンバーとか当時の状況など、多分当時とは今現状違うので、新ひだかアイヌ協会を窓口にもう一度検討してみてはいかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

懇談会の内容につきましては、当課におきましては把握してございません。説明することはできませんけれども、壇上の答弁で取り上げましたアイヌ無限創造プログラムもしかりですけれども、アクションプランに掲げられているプログラムが全てアイヌ関係団体の指導の下で構築されるというような内容になってございますので、その辺議員にもお力添えいただきながらプログラム構築の取組が進んでいけばなと考えているところでございます。

再質問 9番 大川勝也

続いて、観光とアイヌ文化を結びつけたビジネス展開については、アイヌの意思を尊重するという基本姿勢が重要であると認識しております。一方で、現状は具体的な活用方針の検討には至っていないとの御説明でした。観光振興や文化人口拡大に資する可能性を最大限に生かしていくためには、早い段階からアイヌ文化の皆様と協働しながら議論を進めていくことが必要ではないかと考えます。そのためにも、町としてはどのようなプロセスで関係者との意見交換や連携体制を進めていくお考えなのかお示しください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

壇上での答弁と重複いたしますけれども、観光はアイヌの意思で行うという基本的な考え方が確認されている以上、町が主体となってプログラムを構築するということにはなり得ないのかなと認識してございます。町としましては、繰り返しになりますけれども、構築されたプログラムを活用して行う諸事業、諸活動を側面から支援していくという立場にあるものと認識してございますので、御理解賜りたいと存じます。

再質問 9番 大川勝也

続きまして、先ほど御紹介いただいた新ひだかアイヌ施策アクションプランでは、観光分野も含めたプログラムが位置づけられているとのことです。今後これを具体の取組につなげていくに当たり、例えばモデル事業の実施や外部専門家、旅行業者との連携、情報発信の強化といった施策が考えられるのではないかと考えております。町としてこのような具体化に向け、どのような支援や環境整備を行っていくのかお聞かせください。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

今議員おっしゃられたとおり、壇上で答弁申し上げましたが、観光振興に資するようなプログラム、こちらが構築された際にはその運用に尽力していくということで、その内容につきましては例えば受講者の募集であったりとか、先ほど議員おっしゃられたような旅行事業者との連携という部分で観光部局としてお手伝いできる部分があれば、積極的に支援してまいりたいと考えてございます。

再質問 9番 大川勝也

続きまして、多分同じような答弁になるかと思うのですが、答弁の中でも現状見学という形で一定程度の交流人口拡大に寄与しているとのお話でございました。今後より継続的な来訪につなげるためには、町内のほかの観光資源と回遊性向上や宿泊、食など地域全体での受入れ態勢強化も欠かせないと存じます。アイヌ文化交流センターを核とした町の魅力向上に向けて、観光関係団体や地域住民との連携はどのように広げていくのかお聞かせください。

答弁 管理課長 中村英貴

アイヌ文化交流センターを核としたというよりは、これらの施設も含めた町の魅力をより多くの方に周遊していただけるような施策というものを今後とも調査研究を重ねながら実施してまいりたいと考えてございますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 大川勝也

次に、大きな3点目、小中学校第2次再編計画のスケジュールについて質問させていただきます。1番目、2番目を併せて答弁いただいたので、こちらも併せて質問させていただきます。1点目、小中学校の再編整備について、本町の未来を担う子どもたちの教育環境をよりよいものとしていくために大変重要な取組であると私も認識しております。一方で、御答弁のとおり児童生徒数の減少や物価高騰など計画策定時期に想定もし切れなかった環境変化への対応が求められており、その結果として整備時期の判断が慎重にならざるを得ない状況にあると理解しております。そこで、質問いたします。再編整備の時期を検討する際、どのような指数や条件を基に判断しているのか。例えば児童生徒数の推計、施設の老朽化状況、財政負担の見直しなど判断基準の整理についてお伺いします。

答弁 管理課長 中村英貴

再編整備の時期を検討する際の指標や条件などの判断基準の整理という内容の御質問であるかと思いますけれども、幾つかポイントはあると思います。まず、一番重要なのが児童生徒数の将来推計になるかと思います。これらをベースにして、施設整備の規模が決定していくということになります。そこで、当初の計画の段階では、出生数のところで見ますと令和元年度、この辺りは130人ぐらいの出生があったものですから、そういったところをある程度ベースにした将来推計というのでしておりましたけれども、数年がたって、令和6年度、この辺りからは80人台に、この間でも50人ぐらい一気に減少してきたというところは当初なかなか推測は難しかったというところがありまして、これらのところ、今後このペースでいくのか、さらに減少が著しく進むのかというところは十分見込まないと、建設に向けて数年かかると考えますと、建った頃には過大な施設が建ってしまうということがありますので、まずそこはベースになると思います。それから、既存施設の老朽化の状況、今年度から計画的な維持補修について努めているところでございますけれども、特に小学校についてはもともとの躯体がかなり古いですから、老朽化しておりますので、いずれかにはやはり大規模改修あるいは建て替え、いわゆる改築、こういったものが必要になるだろうと思います。そのほか時代に合った教育施設を、環境を整備するですとか、物価高、これについてもまだまだちょっと見通しが立たない。さらに、やはりお金の問題については非常に重要です。これだけ多くの公共施設がある中で、町全体としてどういった中でこの施設を維持して更新していくのかという全体の中でこういった学校施設の在り方も検討されていくのかなというところにあります。その上で、有利な財源をいかに確保していくのか、あるいは附帯する施設整備を学校施設の整備に至るまでどうするのか、こういったところ様々な観点ありますので、これを総合的に判断しながら慎重にその時期については検討していく、せざるを得ないのかなと考えてございます。

再質問 9番 大川勝也

続きまして、本年3月には施設整備の考え方を取りまとめられたとのことでありますが、今後具体的な再編整備を進めていくに当たり、保護者の皆様をはじめ地域住民、教職員など関係する方々の御意見をしっかりと伺いながら検討を進めていくことが不可欠であると考えます。町民が将来の学校の姿を共有し、安心して議論に参加できるよう検討体制の構築や情報公開の方法、意見聴取の機会などについてどのように進めていくのか、お考えを教えてください。

答弁 管理課長 中村英貴

これにつきましては、今の段階ではまだ具体的な最終的な再編整備についてはなかなか具体的な検討には至っていませんので、一般論でしか申し上げられませんけれども、議員おっしゃるとおり、これだけの施設整備を伴うというような統廃合の整備になりますので、やはりそれに当たっては保護者、それから学校の先生方をはじめとする関係者、地域住民の方も含めた数多くの関係者の皆様の御意見を伺いながら、もちろん町議会議員の皆様とも十分協議を図りながら進めていくということになりますが、先ほども言ったとおり、これをどういったスケジュール、あるいはどういった意見聴取の方法でやるというところについては、現在のところまだそこの検討には至ってございませんので、施設整備の目途がつく段階にそういったものを検討、協議させていただければと思います。

再質問 9番 大川勝也

次は、再編の必要性には理解しつつも、その実現までにはなお一定の期間を要するって今お聞きしたのですが、その間にも児童生徒数の急激な減少は続き、小規模校化、また教育問題の深刻化をすることが懸念されます。児童生徒の社会性の育成や部活動の維持、教職員の負担軽減など教育環境を守るための当面の方策についてどのような手だてを講じていくのかお聞かせください。

答弁 管理課長 中村英貴

学校の規模が縮小していくのに向けての当面の方策ということになりますが、そもそも学校再編整備計画を策定した背景として、やっぱり複数の学校がそれぞれ小規模化をしていくということであれば、一番分かりやすい例でいきますといわゆる複式学級、こういったものが視野に入ってくると。そうなってくれば、当然教職員の数も減っていきますし、さらに小規模化が進みますと、教頭ですとか事務職員、それから養護教諭含めて、こういった職員体制、未配置ということも考えられます。そういったことは避けなければならないだろうということから、適正規模、適正配置の観点からこの再編整備基本計画を策定をして、進めていこうという経緯でございます。ですから、こういった再編基本計画の考えは今も当然変わっていませんし、その方向でありますけれども、時期については今ちょっと考えさせてくださいということです。なお、今すぐ今のこの状態をもってどこかの学校がもうすぐ複式学級になるのだというようなことは、我々今児童生徒の推計からしても当面の間はそこはないということで、現在の教職員数ですとかはある程度保たれていくだろうということで考えてございます。

再質問 9番 大川勝也

御答弁ありがとうございます。それでは次に、先ほど頂いた資料を見ながら、見させていただいたのですけれども、将来的には児童数が今の半分以上減ってくる。そういう中で、三石地区なのですけれども、今小中1校ずつあるのですけれども、それが例えば1つの小中一貫校として再編になることは可能でしょうか。

答弁 管理課長 中村英貴

小中一貫校、制度的には義務教育学校ということで制度化されておりますけれども、これについては御承知かと思いますけれども、小学校6年間と中学校3年間合わせた9年間で義務教育を運営していきましょうと、教えていきましょうというようなものでございます。それで、管内でいうと様似町なんかが、施設は分かれていますけれども、義務教育学校ということでかなり長い期間運営をされていますが、三石地区の今の状況なのですけれども、この推計でも減少はしていきますが、早い時期にすぐ小学校あるいは中学校が複式学級になるというような状況は今のところはまだ見えてございません。義務教育学校を目指すかどうか、制度的にはもちろんこれは可能でございますけれども、やはり小学校は小学校、中学校は中学校のよさとか文化というのもございます。今ブロックで学力向上の取組はしておりますけれども、このことと小規模化による義務教育学校を目指すというのはまた別な議論なのかなと思っていますので、今段階で三石地区の学校を1つの学校にするというようなところは検討はまだしておりません。

再質問 9番 大川勝也

説明よく理解できました。ありがとうございます。いきなりすぐやれとか、そういう話ではなくて、仮定の話でできるかできないかをちょっと聞いただけでございます。次に、前段に戻りますけれども、新校舎建設を想定する場合の話なのですが、建設に当たって国庫補助である公立学校施設整備負担金や学校設備環境改善交付金の利用を前提とすると思うのですけれども、町としてどのように財源を見込んでいるのかお聞かせください。統合整備を含む第2次再編計画の全体のロードマップ、例えば補助申請から交付金決定までの具体的なスケジュール等、分かりやすく教えてもらえると助かります。

答弁 管理課長 中村英貴

一般的に学校校舎ですとか屋内運動場、体育館ですね、こういったような改築、大規模な施設整備に伴う場合には国の補助金、交付金ですとか負担金等いろいろメニューはあるのですけれども、いずれにしても国のそういった補助制度を活用し、さらには地方債、借金でありますけれども、起債なんかを使っていくこととなるかと思います。そういった時々で有利な財源を見つけて進めていくということになりますけれども、再編のロードマップとなりますと財源確保ももちろんですけれども、やはり先ほど答弁させていただきましたどういった学校を目指すのか、あるいは複合施設を考えるのかとか、いろいろそういったこともまず議論が先になってくると思います。そういったことも含めますと、やはり一定程度、一般的には4、5年程度かかっていくのかなと思います。そういった中で、では財源、国との協議ということになるかと思いますけれども、建設の着工年度の2年ほど前から協議が始まって、具体的には前年度要望額調査というのがありまして、建築の当該年度の申請、交付決定という流れになるのが一般的かと思います。ただ、やはりこういった大規模なものを伴いますと、具体的なところが見えたところで国側とも早期に緊密な情報交換をしながら進めていかないと、なかなか国も厳しいですから、しっかりとした財源確保が、足元が揺らぐということも考えられますので、見えてきた段階で早い段階からそういったところは関係者間でいろいろ詰めていく必要があるのかなと思ってございます。

再質問 9番 大川勝也

答弁ありがとうございます。最後です。校舎の、将来の借金の話ばかりで気が重いのですが、将来の子どもたちの学校のお話でございます。町民みんなが明るく、楽しくなるまちづくりの一環として、この一環の環は町長の基本理念の3つ目の環と同じ漢字でございます。そこで、お尋ねします。複合施設、さっき答弁あったのですけれども、複合施設も考えているということもあったのですけれども、複合施設、例えばそれは小学校と給食センターとか、小学校と体育館、町立体育館みたいな、そういうような複合施設の考え方でいいのか、そしてそれは町として一番有利な補助、学校の使える補助以外にも何かいろんな有効な活用の補助金、助成金、そういうのがあって、そういう複合施設として建設できるのかお聞かせください。ちょっと分かった。ちょっとしどろもどろだったけれども、お願いします。

答弁 教育部長 藤沢克彦

私のほうからちょっとお答えさせていただきます。人口減少や少子高齢化については、今いろんな施策、国でも新ひだか町でもやっているのですけれども、なかなか抑制していくというのは今後も困難なのかなというところはあります。その中で、学校施設についてはやはり老朽化が著しい学校が相当増えてきておりますが、他の公共施設についても相当老朽化が進んでいると考えております。そういう中で、町全体として公共施設のマネジメントをしていかなければならないと思っていますし、これは非常に重要であるということは認識してございます。その中で、町の公共施設を複合化するというのは一つの手段としては有効ではないかなと考えております。その中で学校、今一番考えられるのは教育委員会としては高静小学校かなとは思っておりますが、その中で高静小学校が単体でいいのか、それとも地域の連携、地域コミュニティー等をつなぐ学校、地域とどのような関係を持つ学校にしていったらいいのかというところは町民皆さんで考えていただくところなのかなと思っています。そういう学校を目指す中で、ではどんな財源を使ってやっていくかというところを当然一番有利な方法、一番有利な形でやっていくのが筋かなと思っております。補助金もらうことが決して有利である場合ではないときも実はありますし、今民間というか、他の市町村でもPFIを使ったりだとか学校と体育館、学校と図書館のような施設を造っているところは相当増えてきていますので、そういうところの財源なんかも検討しながら、今後も教育関係施設の整備については柔軟に対応してまいりたいと考えているところでございます。

再質問 9番 大川勝也

以上、質問を終わります。ありがとうございました。

出典:新ひだか町議会 令和7年第7回定例会 2025年12月11日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる