士別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日
高齢者の実態把握について
2025年12月10日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「高齢者の実態把握について」質問し、健康福祉部長 東川晃宏、副市長 法邑和浩が答弁しました。
- 質問者
- 西川剛 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 東川晃宏、副市長 法邑和浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 西川剛
次に、高齢者の実態把握について質問いたします。最近、市役所、行政の距離が遠くなったなという、地域において高齢者のお世話とか見守りとかに関わっていらっしゃる市民の方の声がございます。住民基本台帳における昨年3月末現在の65歳以上人口は7,143人、総人口に占める割合は42.8%です。さらにこの割合、人口ビジョンにおける推計人口によりますれば、その最終年である今から25年後、2050年には52.6%、8,587人に対し4,519人と見込まれております。今年度を初年度といたします第5期士別市地域福祉計画においても、みんなが自分らしく安心して暮らせる優しいまちをつくりますと、前計画から基本理念が引き継がれ、全ての市民が安心して心豊かに暮らすことのできる地域共生社会の実現を目指すとされており、障害があっても高齢者となっても、安心して暮らせる地域づくりを進めるとされているところです。その一方で、今年度、高齢者実態調査が事務事業アセスメントの結果から廃止となりました。2010年、平成12年から昨年度まで実施されていた高齢者実態調査については、令和3年第2回定例会の一般質問で取り上げさせていただいております。その際は、前市長のマニフェストにおいても評価の高い事業である、市長交代となってもぜひ継続してほしいとの思いもあって質問をいたしました。当時の答弁から引用いたしますが、高齢者実態調査は、高齢者が地域で安心して生活ができるよう高齢者世帯の実態を把握し、地域で支え見守る仕組みづくりや困り事や要望に対応することを目的に、平成21年度に65歳以上の独り暮らし992世帯の調査、翌年には命のバトン交付を行い、その後は高齢者人口の増加に合わせて対象年齢を引き上げ、令和2年度には75歳以上に引き上げられていました。コロナ禍においては、外出自粛に伴う健康への影響や給付金申請、困り事の確認にも活用ができ、また、実態調査で把握する困り事や要望からは、除雪サービスや緊急通報サービスの要件見直しや、御本人の同意の上で、自治会、民生委員・児童委員、消防などへの情報提供や、災害時の要支援者台帳への搭載など、調査結果を様々に活用されている事例を紹介いただくとともに、高齢者実態調査について高齢者の生活状況や困り事を直接把握できる貴重な機会と捉え、高齢者の適切な支援につながる施策として引き続き取り組むと、当時はされておりました。高齢者実態調査はその後も毎年実施されてきましたが、昨年11月に発出された持続可能な財政運営に向けた取組として、事務事業アセスメントの取組の結果、6年度をもって廃止となりました。改めて廃止となった理由についてお知らせください。この間も、対象世帯数があまりにも増えているということに対しては、対象年齢を引き上げるなど調査自体の見直しも行ってまいりましたが、今回は見直しではなく廃止でございます。どういった検討がなされたのか、経過についてもお知らせいただきたいと思います。次に、実態調査廃止後の代替策についてお聞きをいたします。最後となりました昨年度の調査概要をお聞きしますと、独り暮らし、高齢者夫婦世帯など75歳以上で構成される世帯1,604世帯、2,235人を対象に、8月から10月にかけて個別に訪問し、基本情報などの確認に加え、生活環境や健康面での変化など、お困り事を聞き取り、相談窓口の情報提供、地域での見守りに役立てる高齢者台帳への個人情報掲載同意、救急医療情報キット、命のバトンの交付及び緊急連絡カードの更新を行ったということでございます。廃止となりました令和7年度、今年度、これらの取組はどうなっているのか、代わりに行っていることがあるのかをお聞きをいたします。生活環境や健康面の変化は、安心な暮らし継続を左右する大切な要素だと思います。物価高が長期化、これからは円安による影響もそこに加わってまいります。勤労者、給与所得の方は、実質賃金は下がっているとはいえ、何とか給料は上がっていきます。しかしながら、高齢者の年金は増えません。さらには、社会保障改革の名の下に医療制度の見直しも進められ、75歳以上の後期高齢者医療制度においては、令和4年度の見直しで窓口負担率1割から2割となった方々、この方々に対する3年間の軽減措置期間が今年の9月で終わりました。結果、窓口の支払額が倍となるなど、高齢者の生活環境を取り巻く状況、経済環境の変化、お金の問題です。また、昨年までは把握をしていた健康面での変化など、こういった実態把握からの必要な施策検討、介護サービスが必要な状況であればしっかりと適時つなげていくこともできるかと思います。また昨日、質疑でもありました、ぷらっと、入浴環境や入浴設備の有無などについても75歳以上世帯、全数世帯を調査をしておりましたので、こういった機会があれば、入浴の実態を把握することもできたのではないかなと思っております。高齢化率がさらに増加していく状況の中、高齢者の実態を把握することの重要性も高まっていると思うのですが、代替する取組についてどのようなことがあるのでしょうか、お伺いをいたします。行政が直接行わないのであれば、自治会など地域のつながりの力、社会福祉協議会など公的福祉団体の力をお借りしてというところかもしれませんが、そうであれば、行政以外の団体等による取組に対しては支援も必要だと思いますがどういう状況でしょうか、お伺いをいたします。お聞きするところによれば、自治会が実施する地域サロンについては、来年度に支援の見直し、具体的には実施回数の上限が設けられ、結果、支援額が減額となってしまうところが出てくる。また、自治会、民生委員・児童委員が中心となって実施していただいている福祉パトロールについても、いろいろと活動内容や支援要件に変更が予定されている。これまで一生懸命やっていたところほど支援額が減額となってしまうという課題もあると、そういった声もお聞きするのですが、この際、これら2事業について、来年度の見直し内容とその理由、地域からの声に対してはどう対応されるのか。また、この質問で取り上げております高齢者実態調査の廃止により、行政による直接訪問機会を縮小させるのならば、自治会にお願いしている取組は、支援額の増額などにより強化すべきではないか。さらに、当たり前のことですが、現在、地域で見守りや交流事業、実際に実施、開催いただいている自治会の方々もまた高齢者が中心でございます。そういった点では、事業に係る手続など、要件の見直しを複雑化させるのはなく、簡素化するといった検討も必要ではないかと思いますがいかがでしょうか、考えをお伺いいたします。この質問の最後は、関係機関の情報連携についてお伺いいたします。高齢者実態調査では、災害時や地域での見守り、支え合いのため、調査結果から高齢者台帳を作成、消防署、市立病院、自治会、民生委員・児童委員と情報共有されておられましたが、これまで作成されてきた高齢者台帳はどのような取扱いになっているのでしょうか、確認をいたします。また、ICTを活用した地域包括ケアシステムの構築、このさらなる推進に向けて、本市においては、今年度から士別市医療介護連携ネットワークが本格稼働しております。地域包括ケアシステムが目指す、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、また、認知症高齢者の増加に対して、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも必要とされ、地域包括ケアシステムについては、高齢者の住まいを中心として、いつまでも元気に暮らすための生活支援、介護予防、必要になれば医療へ、あるいは介護へと一体的に提供される体制を目指しています。このうち、今取り上げました医療介護の部分については、ICTを活用したシステムが導入されましたが、導入後の現状について、お伺いをいたします。システム導入に当たって想定しております対象者数と、それに対して現在の登録人数、必要なときに必要な情報を必要な人のためにを実現するために、今後どのようにして高齢者御本人の情報を増やしていくというお考えなのかをお伺いいたします。また、地域包括ケアシステムにおける医療、介護以外、生活支援・介護予防の担い手は、自治会や老人クラブ、ボランティア、公的団体でございます。その点でも、本市においては、先ほども触れましたとおり、自治会や社会福祉協議会などのお力が重要であります。既にお伺いしておりますサロン事業や福祉パトロールなど、個別事業の拡充に加え、自治会自体の活動強化がますます求められるのではないかと思います。逆を言えば、それもできないというのであれば、やはりここは行政が直接やらなければ、高齢者が安心して暮らせる優しいまちの実現、総合計画で目指します主観的幸福度の高い高齢者の割合は増えないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。この点について市のお考えをお伺いし、この質問を終わります。 (降壇)
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
ただいまの御質問にお答えします。初めに、高齢者実態調査の廃止理由などについてです。この実態調査は、地域担当職員やケアマネジャー、ケースワーカーなどで実施してきましたが、調査の多くを担ってきた地域担当職員制度が、同じく事務事業アセスメントにより令和7年度で廃止になることに伴い、実施方法の検討が必要だったことに加え、対象者の増加による職員への負担増があるものの、困り事などから相談につながるケースが少ない状況にもあったことから、廃止としました。廃止に向けては、実態調査で取り組んできた命のバトンや相談窓口の周知のほか、地域の見守り活動で活用している高齢者名簿などの取扱いについて、その対応を協議し、6年度末での廃止でも対応できると判断したところです。次に、実態調査廃止後の取組についてです。救急活動や緊急時に利用する命のバトンと緊急連絡カードは、広報6月号・12月号に更新を促すことや利用促進の記事を掲載するなど周知に努めるとともに、希望者への配布をお知らせしているところです。また、これまでの実態調査の対象に新たに加わる75歳以上の世帯には文書を送り、高齢者名簿への登載について同意確認を行いました。確認に当たり、同意書と情報シートを返送してもらっていますが、返信がなかった方には、地域包括支援センター職員が訪問し、本人と面談の上、聞き取りを行いました。なお、送付した文書には、これまで実態調査時に配付していた命のバトンの説明や相談窓口の情報提供に加え、フレイル予防などのリーフレットも同封し、情報提供を図ったところです。高齢者名簿の整理については、今後も地域での見守り活動の継続に資するよう、今年度の結果も踏まえ、よりよい方法を模索してまいります。次に、地域サロン、福祉パトロールの見直しについてです。この2事業は、介護保険制度の地域支援事業として、国や道の補助のほか、市の負担金や介護保険料を財源としているもので、実施要領に基づき実施しています。今回の見直しは、これまでに実施してきた事業の中から見えてきた問題に対応し、地域コミュニティでの活動がより多くの地域で取り組まれるよう、限られた財源を有効に活用することを念頭に、8年4月から行おうとするものです。まず、1つ目の地域サロン開催支援事業の見直しについてです。これまで助成回数は上限を定めていませんでしたが、見直し後は年間12回を上限とし、助成額もこれまで1回当たり運営費1,000円、会場費3,000円を、1回3,000円に変更いたしました。主な理由としては、開催回数の関係から多くの助成を受けていた団体もあったことから、上限を設け、より多くの地域での取組に助成ができることとしたものです。また、他の補助金などが重複している事例もあったことから、適切な利用となるよう見直しも行ったところです。見直しに当たっては、地域のサロンを見学し、生の声を聞きながら、見直し案を地域住民の方の集まりである地域助け合い活動協議体と検討してきました。今回の見直しにより支援額が増減するところがありますが、多くの団体へ継続的な支援を目指すための見直しであります。2つ目の福祉パトロール事業の見直しについてです。高齢者などを見守る方は、家族や同居人ではないことや、その方法も対象者の行事参加での確認ではなく、訪問や電話によることを明示するよう要領を変更します。主な見直しとしては、活動していただく自治会の皆さんに、対象外となる要件や活動内容について整理し、曖昧さをなくすための内容となっています。また、地域サロン同様、他の補助金などが重複していることから、適切な利用となるよう見直しを図ったところです。どちらの事業も、多くの地域で活動へ取り組まれるよう、限られた財源の中ですが、今後も実施状況の把握と関係団体などとの協議を行い、よりよいものとなるよう取組を進めます。なお、手続の簡素化については、御意見を基に提出書類は見直しを図ってはおりますが、計画書や報告書などの書類は審査に必要な書類であるため、簡素化は難しいところです。次に、高齢者名簿と避難行動要支援者名簿の取扱いについてです。これまで、高齢者名簿と避難行動要支援者名簿は一つの名簿として地域包括支援センターが作成、管理してきましたが、今年度から高齢者実態調査の廃止や名簿の用途を明確にするため、地域包括支援センターは高齢者名簿を、総務課防災担当は避難行動要支援者名簿を、それぞれ別に管理する体制としました。このうち高齢者名簿は、前年度までの情報の中で、施設入所や転出などの情報を基に修正し、新たに75歳以上となった対象者のうち、名簿登載に同意された方を加え整備を行っています。整備した名簿につきましては、引き続き自治会や民生委員への情報提供を行ってまいります。次に、ICTを活用した医療・介護連携についてです。今年から、これまで電話や対面等で行ってきた医療と介護の連携するツール、道具や手段として新たにICTが加わりました。医療や介護を受けている方で、ICT連携が必要となった方から、随時登録をお願いしているところです。機器の導入から10月末までの登録者数は169名で、同様に事業を進めている自治体などと比べると多い状況にはあると伺っています。登録の目標値は、登録が必要となったタイミングで担当ケアマネより案内し、同意された方を登録するため、いつまでにどれぐらいという数値目標を定めるのは難しいものと考えます。今後についても、ICT連携に加わっている皆さんに利便性や有用性を実感してもらえるよう、引き続きファシリテーターを招聘する中での研修会開催、利用状況の把握や把握した内容を基に、さらなる活用の検討など、コアメンバーや医療介護連携ネットワーク協議会、医療機関や介護事業者とともにスムーズな医療介護連携ができるよう、検討を行ってまいります。事務や事業については、その時々の状況に応じて見直しを図ってまいりますが、これからも高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継続していくことを目指して、社会福祉協議会や地域助け合い活動協議体などの関係機関との連携を図り、地域包括ケアシステムや生活支援体制整備に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 7番 西川剛
再質問いたします。高齢者実態調査の廃止理由の中で、大きく2点言われたかなと思います。地域担当職員制度が廃止になったのでということなので、関連なので、なぜ地域担当職員制度、地域自治会とかの担当を決めた職員制度があったわけですけれども、これを廃止した理由についてお伺いします。質問の中では、これから自治会、地域の力が必要だという私、認識しておりますし、答弁の中でも出てくるのですけれども、しからば地域担当職員制度をなぜやめたのだということが答弁でありましたので、そこについての確認をさせてください。また、高齢者実態調査の廃止理由の中で、訪問して聞き取りしているけれど困り事がないのだということがありました。それは、私は受け止めとしてはいいことだなと思うのですけれども、高齢者の実態は、やはり何歳という定時ではなくて、変化していくということを捉えるという意味では、年に1回必ず訪問して、どうですかと聞くということがいいかなと思ったので、あまり困り事が出てこなかったのでということで、昨日も実は質疑の中で、声なき声に対する行政という話のフレーズもありましたけれども、そういった意味では、そこの困り事がないよということを確認することも重要だったのではないかなと思うのですけれども、この2点について、事務側の進めとかはどういうふうにされたかというのは分からないのですけれども、今まで続けてきた担当部としては、この理由、そもそもやってきた理由と相反する理由で廃止されたような感じがするのですけれども、その辺どうなのかということで、この2点、高齢者実態調査については確認をさせていただきたいと思います。それから、福祉パトロールなどの要件見直しなどについても触れられておりまして、見直し内容については、この間、事業をやって、来てもらったときに確認するのはパトロールじゃないのだ、実際に行ってもらわないと当たらないのだという話がありました。だから、そこの部分、要件を確実にするのだというのですけれども、この質問で通っております行政が直接行っている訪問活動を廃止しておいて、地域の方がやっている福祉パトロールは行けよという、こういうふうに並べると、少し何か乱暴なのではないかなと思うのですけれども、やはりパトロールというのは、別に直接訪問だけでない方法もあると思うので、そこの部分を厳しくするということについて、私はそうではなくて、行ってもらえるように、もっともっと行ってくださいというお願いをする立場に立つべきでないかなと思うのですけれども、この点について考え方をもう一回いただきたいと思います。あわせて、サロン事業の関係です。支援額が、いっぱい頑張っているところが多くて、その公平性という観点もあろうかと思うのですけれども、私、この地域サロン事業については、やはり各地域に展開していくということが全体的にはいいのではないかなと思っておりまして、ある意味、現在のルール、上限のない中でいっぱいやってくれてるところを狭めるのではなくて、そこに新たな取組、例えばですけれども、近接する地域にも声かけしてもらうような取組を大きくしてもらうとか、そういった方向で、ある意味、支援区分を新たに増設して、さらに地域に広げていってもらうみたいなこともできないのか、これは考え方だと思うのですけれども、見直しがどうしても縮小という見え方がするので、その点についての考え方について聞きたくて、大きくは実態調査の部分の考え方と、あとサロン事業等の見直しの関係について、お聞きをいたします。
答弁 副市長 法邑和浩
私から、地域担当職員の廃止の関係についてお答えいたします。地域担当職員につきましては、平成22年から制度化しまして、地域と行政をつなぐ制度として配置しました。そこでは市からの情報提供を行ったり、そうした中で円滑な市政運営を図るといったような目的、あるいは地域課題を地域担当職員が吸い上げて、そこをいろんな政策に反映させるという目的もありました。その一つとして、高齢者の実態調査といったことも行ってきたところであります。ただ、何年か行う中で、例えば地域担当職員による地域政策懇談会というものを年に1回やっていましたけれども、そこからの、本来は地域課題なんかを出していただくような懇談会だったのですけれども、一方的な市からの情報提供にとどまるですとか、その参加者についても自治会の役員だけになってしまっていった実態もあって、この制度について、今後どうしていくべきかといったことを検討してきたところです。また実際、私も地域担当職員をやったことありますけれども、自分が住んでいる自治会でないところへの配置というものも結構あったりして、なかなか自治会の中で、あるいは地域の中で受け入れられていない部分も、あるいは自治会側も求めていないといったようなことも見えてきたりして、これは見直す必要があるのだろうなということでありました。例えば地域要望、市からはどういった収集方法でやるのだということになりますけれども、こうしたことについては、地域担当職員を介すということではなくて、今現在、市長への手紙ですとかメールですとか、あるいはふれあいトークなど、そうした意見をいただく、そういった制度もありますので、そうしたものを通して対応することも可能ではないかといったようなことであります。また、先ほど申し上げました政策懇談会、特にコロナ禍以降、なかなか開催自体ができていないといったような状況もございました。そうしたことから、総合的に判断しまして、7年度をもって廃止するといったようなことで判断したところであります。私からは以上です。
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
西川議員の再質問にお答えします。初めに、調査の関係で廃止が、困り事が少ないからだということで、それは評価できることなのではということでお話がありました。私たちも当然そういったことでは、高齢者実態調査の有用性ですとか有効性という部分は、過去に西川議員の答弁や当時の相山副市長が答弁しているように、一定程度そういったことでの効果効能があった、相談事から政策へつながったことなどもあったということで、またそういった困り事から様々な政策的な課題の解決にもなったということで理解はしているところですが、近年でいきますと、困り事自体も少なくなってきているということが一つと、あとその困り事から実際に相談につながっている例も少ないということの状況で、当時とやはり状況が少し変わってきたかなということで、一旦見直しが必要だろうという判断でもありました。あと、答弁の中でも申し上げましたが、開始から14年たったこの高齢者実態調査ですが、その多くを地域担当職員が担っていましたが、当時、開始時は992世帯を、全部が地域担当職員が担当したわけではありませんが、97人の管理職で行っていたものが、昨年でいえば1,604世帯を91人の管理職で担っていたということで、数の負担というのも正直あるだろうと思っています。そういった部分もあって見直しは行いましたが、あくまでも今までのやり方での高齢者実態調査という部分を見直したという部分でありますので、引き続き、高齢者の方のお困り事ですとか、そういった部分を把握していくことは必要だろうと考えています。今年については、新たに75歳以上になられる方に高齢者名簿への同意という形で同意書を送ったりですとか、あとはほかにリーフレット等の類を配布したりもした方法を取りましたが、これが全てベストという方法ではないとは考えておりますので、やり方については今後も考えていきたいなと考えています。重ねてになりますが、どういった形かは別にしても、形を変えて何らかの実態把握をしていくということについては、その必要性も認識しているところです。ただ、重ねてになりますが、最近の状況でいきますと、むしろ家族の方ですとか周りの方がお困りになって実際に窓口のほうに相談に来られているような状況も多いということで、高齢者実態調査イコールそういった相談サービスの利用とかといった相談とかということと直結していないという現状もあることから見直したということで、御理解をいただきたいと思います。次に、福祉パトロールの関係で、逆行するのではというお話もありましたけれども、例えばこれまで曖昧となっていました家族間、親族や同居されている方の見守りも福祉パトロールとしていいですよという解釈ですとか、行事の参加での出席の確認をもってパトロールでの確認とするということもあって、その点が曖昧だったというところもあるのかなと思います。親族間での見守りに対して、この福祉パトロールについては対象者1世帯につきそういった活動費をお支払いして見守りをしていただいているという現状を考えたときに、家族間の見守りという部分に、先ほども言いましたように、国や道、保険料や市の負担などを使った形での支援というのが妥当性があるかといったところを考えたときに、そういった部分ではなく、純粋なそういった地域での活動に対して支援をしていくべきだろうという解釈の下、そこは変更をいたしたところであります。あと、サロンの関係も、縮小しているように見えるがという形でおっしゃられて、近くのところに広げてはということでしたが、まず見直しに至った大きな要因としては、上限を設けていなかったがために、開催回数の多いところに助成が一部偏ったというところもあり、上限を設け、その上限を超えた部分をより多くの地域のサロンに活用していただきたいという思いからであります。例示を申し上げますと、市で出している助成額の約27%、約3割を一つの団体が占めるに至っていたという状況もありまして、その団体については、会長さんに御相談をさせていただき、了承も得た上での見直しとなっているというところであります。今後、近くのサロンなどで合同して広げるということについては、関係機関等とも相談してまいりたいと思います。以上です。
再質問 7番 西川剛
それぞれの見直し内容と考え方については承知をしたのですけれども、取り上げております支援、地域や公的団体の支援が必要ではないかということの部分なのですけれども、サロン事業も福祉パトロールもその他のいろんな取組もそうなのですけれども、取りあえず隣近所同士で何とかしようねという共助の部分が自発的に起こっていて、それに対する支援だというなら分かるのですけれども、やはりお題目としての地域包括ケアシステム、医療介護、地域の高齢者を中心としたそういった体制をつくっていこうという、ある意味、国やそういった行政的な部分からの要請だったりして、そこを何とか担い手として頑張っていただいているという部分があるので、こういった部分の議論をさせてもらうと、補助金なのでというのは、それは市の財政支出上は補助金がというのは承知をしてるのですけれども、そもそもこれを地域の皆さんが、例えばさっきの再質問答弁でもいただいたとおり、お困り事を職員が直接行っては出なかったけれども、窓口には近所の人が一緒になって相談に来てくれたというところが多かったよというのは、ある意味、そういうふうにつくってきたこの地域の結果だと思うので、その部分に行政の関わりが薄くなってしまうということの危機感として、今日は取り上げさせていただいています。補助金だというその仕組みについては承知をしているのですが、やはりその補助金の基になっているもの、やはり市として地域の皆さんにそういうことをやってほしいのだということを要請した結果、ここに至っているのだということも、やはり今後のいろんな見直しについては考えてほしいなと思うのですけれども、その点について、いかがでしょうか。考えをお伺いしたいと思います。
答弁 健康福祉部長 東川晃宏
再々質問にお答えします。補助金という性格なのでということで御理解をいただいているものとは思いますし、私どもとしても、その地域での見守りをつくっていくという関係に、途上においてスタートしていった中で生じてきた、いろいろな課題ですとか問題ですとか、場合によっては公平性とかといったようなところも、そういったところもあろうかと思うので、それについては、地域の見守りという部分を別に否定するものでもありませんし、進めていこうという考えの中ですが、適切な使われ方であったりとかという部分については、進めてきた中での反省として見直しとしてきたということでありますので、それについては今後についても適切な使われ方、使い方という部分には検討が必要だなと思っています。また、行政の関わりが薄くなるのではという関係につきましては、先ほどの高齢者実態調査の関係でも申し上げておりますけれども、何らかの見守り活動については行政としても全くノータッチという考えではおりませんので、どういった方法が実施していけるのかも含めて、そこは検討してまいりたいと思います。以上です。