士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
来年4月以降も水道料金22.6%値上げ分に対する軽減策を
2023年12月12日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「来年4月以降も水道料金22.6%値上げ分に対する軽減策を」について質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。
- 質問者
- 西川剛 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 西川剛
2点目の質問は、来年4月以降も水道料金22.6%値上げ分に対する軽減策をという質問をいたします。本市の水道料金については、平成30年度に総括原価方式に基づく料金算定により、当時の40%の料金改定が必要とされ、これに対する激変緩和が必要との考え方から、当時の時点で2分の1となる20%の改定となっています。同じく平成30年度策定された経営戦略において、4年後には再度改定を行うとされておりました。平成30年度以降、運転資本は経営戦略と比較し3,200万円の改善をしたとの理由によって、2度目の改定時期は、令和4年4月実施から半年先送りをし、4年10月とされました。しかしながら、値上げ改定の条例を審議しました令和4年第2回定例会では、議会の総務産業常任委員会に付託、4回の委員会審議を経て、議会としては4年10月からの値上げについては了承するものの、附帯意見として、今後とも続くであろう物価上昇に加え、料金改定により、さらに市民負担が増えることから、市においては市民負担の軽減策について速やかに取り組むこととの意見を付し、結果、市として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した負担軽減策を講じることにより、4年10月以降、年度中の実質負担増はありませんでした。さらに、引き続く令和5年度、今年度においても、当初予算に物価高騰対策として、特定財源を活用することなく、一般財源により8,000万円を水道事業会計に補助することによって、1年間継続策を継続、結果、改定以降1年6か月、軽減策が継続しているところでございます。ただし、現在の軽減策は、今年度予算の補助金によるものですから、来年度、このまま何も講じなければ来年4月からは水道料金負担が平均22.6%増えるという状況ですので、来年度以降も軽減策を講じていただきたいという思いでの質問とさせていただきます。私は、さきの令和4年度決算審査において、質疑によって軽減策の延長実施を求めてまいりました。決算審査において、副市長からは、軽減策の延長はしないと発言をされているところでありますが、この質問、市長の判断を求めるべく、改めて質問をさせていただきます。まず、軽減策を終了できる状況となったのかという点について聞きたいのですが、令和4年度改定後の半年間は、さきに述べたとおり、議会の附帯意見を受けて軽減策を実施いただきました。引き続く今年度の軽減策について、市の令和5年度予算資料における説明は、ロシアによるウクライナ侵略を背景とした国際的な原材料価格の上昇や円安の影響等による物価高騰から、市民と事業者を支援するため、4月に予定していた水道料金改定の軽減策終了を1年間延期するという内容でございます。物価高の影響は言うに及ばず、電気料や燃料費もどんどん上がっていく状況は改善の兆しもありません。だからこそ、国をはじめ、本市においても、経済対策、家計支援を検討、実施している状況、その中での水道料金の負担増は、私はあり得ないと思います。事実、来年度の使用料・手数料の見直しにおいて、対象となっておりました一般廃棄物処分手数料、ごみ袋の料金については、市民生活に大きな影響が生じる手数料であり、現在の経済状況を総合的に判断したためと、検討の結果、改定しない手数料とされております。施設利用料など、特定の利用者の使用料は増としつつも、全市的に影響のあるごみ袋の値上げはしないとされたところです。さらに、さきの決算委員会でも申し上げましたが、この後も、可決、成立しました国の補正予算に基づく経済対策や、家計支援を新たに取り組む必要がある状況であること、また、次年度の本市の予算編成方針、その基本方針、燃料・物価高騰等を踏まえた地域経済の活性化のほうにおいても、読み上げさせていただくと、市民や事業者の健康、暮らし、事業活動を守るため、国や道の動向を踏まえ、市民生活や地域経済の回復に向けて必要な対策を講じること。また、地域経済循環分析や既存事業の総点検、職員提案など各種の検証、分析結果を生かし、従来の発想を打ち破る大胆な施策を積極的に検討することと市長は指示をされています。さらに、本市の軽減策、これはあくまでも令和4年10月に決定をした値上げ分に対する削減であり、延長しなければ、市民、事業者の家計、事業支出が負担増の分だけ、この地域から消えてしまうということにもなります。地域経済循環にも悪影響となることは必至であります。以上のことから、この水道料金の軽減策の延長、現時点では当然だと思います。値上げも、延期として、今、求めておりますけれども、国の家計支援が低所得者に対する給付に加え、賃上げや減税といった、いわゆる可処分所得を増やす方策が様々検討されている状況にあって、この本市でも、水道料金の値下げについて、家計支援としても有用だと思いますし、事実、他の自治体においては、期間限定ながらも水道料金の値下げも実施されているところであります。本市においては、値下げ検討されないのでしょうか、考え方をお伺いいたします。また、令和4年10月に値上げ改定された本市の水道料金、平均改定率は22.6%でありますが、これは、本市の平均水量が月13トン、13立方メートルの場合であって、比較水量と言われる4人家族ぐらいの平均水量は20トン、20立方メートルでございます。この場合におきますと、改定率は24%となっておりまして、超過料金の改定率が使用水量の増加に応じて増加変動する料金体系となっています。結果、本市における子育て世帯など世帯人員の多い世帯ほど負担が増える状況となっています。今回の質問においては、この料金体系の問題点を指摘する質問ではありませんが、結果として、現在の軽減策が3月末で終了してしまうと、値上げ後の料金として、子育て世帯、多世帯の負担額が大きくなってしまう状況があります。この点は指摘しておきたいと思います。市におかれましては、現在、次年度予算の編成作業中であります。今後の経済対策や家計支援策を前提として、まずは水道料金値上げの実質負担をさせない、軽減策の延長を市長として判断いただきますようお願い申し上げて、この質問といたします。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
ただいまの御質問にお答えします。初めに、水道料金の値下げを検討すべきとの御提言についてです。これまでコロナ対策や、今般の燃料物価高騰に対する支援策として、短期的に水道料金の軽減を実施している自治体が一定数あることは承知をしております。本市のように1年6か月の長きにわたり実施している事例は少ないものと認識をしています。料金自体の値下げを行っている事例については、安定した黒字経営が見込めるごく少数の自治体で実施されているほか、新たなダムの運用開始や県からの購入水の改定などに伴い値下げされているもので、本市の状況とは大きく異なります。さきの質問にもお答えしたとおり、水道料金は適正水準に近づけていく必要があり、値下げができる状況ではないことを御理解願いたいと思います。次に、子育て世帯などの世帯人数が多い家庭ほど負担が増えるとの御指摘ですが、基本料金と超過料金の配賦は、公益財団法人日本水道協会の水道料金算定要領に基づき算定しており、水道使用量が多い世帯ほど負担が多くなることとなります。この配賦を独自に変えた場合、結果的に、高齢者や単身世帯などの使用量が少ない世帯への負担が増えることとなるため、本市の料金設定は妥当な範囲であるものと考えており、子育て世帯への支援については、水道料金とは別に、国の動向を注視する中で検討をしてまいります。一般廃棄物処分手数料に関しての言及がありました。これについては、処理原価の約3割を目安に料金設定をしており、4年度決算での負担割合は21.3%でした。有料化に際し、長期的に持続可能な制度にすべきという環境審議会からの附帯意見や、これまでの議会での議論も踏まえる中、改定した場合に生じる指定ごみ袋の変更や経過措置、在庫管理、市民や店舗への周知などに係る経費や物価高騰などの影響も考慮し、このタイミングでは改定すべきではないと総合的に判断したものであり、これと独立採算制の水道事業とを簡単に結びつけるべきではなく、それぞれの理論を積み上げて、別々に検討していく必要があります。物価上昇が市民生活や事業活動に大きな影響を及ぼしていることは重々承知をしておりますが、水道事業の経営においても影響が及んでいるところです。この広大な面積を有する本市において安定的に水道水を供給していくためには、老朽化が進む水道施設や管路の変更、耐震化を計画的に実施をしなければなりません。これらに必要な建設資材単価や労務単価が上昇していることに加え、水を供給するための電気代等も負担になっていることから、全国的にも水道料の値上げが相次いでおります。本市だけ料金を据え置き続けることは困難であり、これまで積み重ねてきた審議会や議会の議論を経て、苦渋の決断の上に決定してきた料金の改定であり、市民に適正な御負担を頂かなければならないと考えています。また、この現状をしっかりと国に訴え、地方が安定的に発展できる環境をつくれるよう、要請活動を行ってまいります。来年4月以降においても水道料金の軽減策を延長すべきとの御提言ですが、先般の令和4年度決算審査において、水道料金の軽減策に関する西川委員の御質問に対し、法邑副市長から本市の考え方について答弁したとおり、水道料金の軽減策は本年度末をもって終了し、燃料・物価高騰対策については別途検討を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 7番 西川剛
考え方をいただきました。最後に、物価高騰対策を別に講じることを検討するということでございますので、ひとつ、何といいますか、値上がりだけじゃない対策が考えられるということだと思うんですが、額としては8,000万円が今年度措置をされましたので、できますれば、規模感としては、そこと同等の対策をというのをまず望みたいというところであります。現時点ではまだ12月、来年明けての予算議会までということで、様々な調整を経てということでありますけれども、今、私は水道料金の値上げ、直接的なそこを軽減ということなんですけれども、今、市長からありました、いわゆる物価高高騰対策というものが、ここがどれぐらいの規模感なのか、あるいはその値上げ分とどういう関係になっているのかなど、現時点、これは市長の腹のうちなのかもしれませんけれども、少しその分、何か考え方、今日言っていただけるものがあるのであればよろしくお願いしたいなと思うんですが。
答弁 市長 渡辺英次
西川議員の再質問に御答弁申し上げます。現段階では、いわゆる経済対策、物価高騰対策につきましては調節中でありまして、今回、国の補正がまだ来て間もないものですから、具体的なものについては今現段階では申し上げられませんが、当然ながら、西川議員から御提案があったとおり、約8,000万円、それに見合う経済対策は必要だと思っておりますし、それ以上の効果のある取組にする考えでございますので、また議員の皆様に報告ができる準備になりましたら、その際また御報告させていただきたいと、そのように考えております。以上です。