士別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日
投票率向上に向けて
2023年6月20日、士別市議会の一般質問で、奥山かおり議員が「投票率向上に向けて」について質問し、選挙管理委員会事務局長 水留啓諭が答弁しました。
- 質問者
- 奥山かおり 議員
- 答弁者
- 選挙管理委員会事務局長 水留啓諭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 奥山かおり
次の質問に移ります。引き続き、選挙に関連いたしますが、投票率向上に向けてをテーマに質問をいたします。選挙の投票は、法律で決められた投票所に本人が出向くことが原則とされています。士別市選挙管理委員会において、これまでも様々な啓発活動を行っていることは承知をしております。期日前投票で言えば、新庁舎1階で行うことができるようになって、かつバリアフリーになったことで、旧庁舎の頃のように2階まで移動することなく投票ができるようになりましたし、改善された面がある一方で、近くにあった投票所がなくなって、投票に行きたくても行きにくくなったとの声も寄せられております。士別市においても、高齢化ですとか、過疎化が進んでおります。交通弱者に対する課題は投票という行為についてもあると考えているところです。投票所まで行けないという人のためには、先ほど質問をいたしました不在者投票といった制度がありますが、手続には手間がかかり、活用が十分進み切らないという側面もあるかと思います。デジタル社会ということで、いろいろ近年進んでいるんですが、茨城県つくば市でのお話をちょっとさせていただきたいんですが、国家戦略特区ということで、スーパーシティとして様々実証実験が国から許可されており、特区の枠組みを活用し、2024年、来年の10月の市長選挙と市議会議員選挙で全国初のネット投票の実用化を目指しているようです。実用化を目指すきっかけとなったのは投票率の低下であり、投票に行かなかった理由を尋ねると、高齢者の方は、坂の上にある投票所まで歩けないですとか、車の運転をやめたので移動手段がないといった声が聞かれ、また、若い学生たちを対象に行った調査においては、自宅や外出先などからスマホやタブレットで投票できるようになったら利用したいかという問いを聞いたところ、9割もの学生の方が、はいと答えていたということです。投票所に行きたくても行けないという切実な声はもちろん、行かなければと思うけれども、ちょっと面倒という、そういった隠れた声にも応えるため、つくば市においてはネット投票の実現を目指しているというものでした。このように、スマートフォンやパソコンを使ったインターネットによる投票について、一部地域で実証実験も行われ、国でも検討されておりますが、課題も多く、公職選挙法の改正も必要となることから、ハードルが高いと言われております。本題に戻りますが、まず、士別市における直近の投票率について伺いたいと思います。引き続き、年代別による分析を行っているのであれば、年代別の傾向についてもお知らせいただきたいと思います。また、2点目の質問としまして、移動式投票所についてお伺いをいたします。令和3年第4回定例会、令和3年の12月にあった、谷議員も投票率向上ということで質問をされております。その際、行政としても様々なことを検討を進めるということで答弁がありまして、今回の統一自治体選挙のほうで、十勝管内にある士幌町で移動式の期日前投票の取組が、自宅まで行くというものが、全道的にも珍しいということで大きく取り上げられておりました。そして、士幌町なんですが、人口は5月末現在で5,882人と、士別市と比較すると3分の1ぐらいの人口の規模ではあるんですが、もちろん地理的要因も異なりますが、高齢、障害などの理由により投票所までの移動が困難な方の投票機会を拡充するため、令和5年4月の統一地方選挙から御自宅の前で投票できる移動期日前投票所を開設しました。このきっかけは、町民の方から、足に障害があるが、郵便投票の対象にはならず投票できなかったという相談があって、解決策を検討したことがきっかけだったそうです。また、士幌町の選管としても、投票したい人の意思を損なわないようにするため、検討した結果、導入を決めたということです。士幌町では、地元のタクシー会社の営業用車両を利用し行っていまして、後部座席に設けられた記載台で投票用紙を記入して、車内で一票を投じたということで、9世帯15人の方が投票をしているようです。事業費は50万円ほどかかっているということでありました。士別市におきましても高齢化のほうは進んでおりますし、地域の実情とかニーズに応じた実質的な取組になると考えております。私からは、新たに福祉車両を購入してやりましょうという提案ではなくて、例えば市の公用車、ハイエースなどが活用できないものなのか、また、一定の条件の整備、事前の申込みですとか、そういうことをすれば実施できるのではないかと思うのですが、移動式投票所の導入に向けてを提案し、質問を終えます。 (降壇)
答弁 選挙管理委員会事務局長 水留啓諭
奥山議員の御質問にお答えします。初めに、直近選挙の投票率についてです。令和4年7月執行の参議院議員通常選挙における本市の投票率は57.02%、本年4月の北海道知事選挙では63.18%であり、いずれの選挙も全道の投票率を上回っているものの、知事選挙では4年前の前回選挙から2.06ポイント低下した結果となりました。知事選挙の世代別の投票率は、10代が33.04%、20代が41.96%、90代が31.60%と低く、他の世代は50%を超えている状況です。次に、移動式投票所についてです。全国では、投票所の統廃合と併せて、廃止した投票所と同じ場所などに期日と時間を指定して巡回する期日前投票所を開設し、投票機会を確保する取組が進められています。また、議員お話しの士幌町では、高齢や障害などを理由に投票所まで移動が困難な方を対象に、御自宅の前に投票設備を備えた車両が訪問する移動期日前投票所が導入されました。この投票所は、移動先の各選挙人の自宅前をそれぞれ期日前投票所として開設するものであり、あらかじめ場所及び開設時間を告示する必要があります。そのため、選挙告示前に事前予約を受付し、訪問先を確定する必要があり、告示後の日程変更には対応できないことや、キャンセルがあった場合にも、必ず告示どおりに開設する必要があります。自宅やその付近で投票することができるようになる移動式の期日前投票所は、とりわけ高齢者や投票所までの移動が困難な方の投票機会の確保に大変効果的と考えますが、車両や設備、立会人の確保に加え、対象となる方の公平な要件設定や、広大な行政面積を有する本市において、冬期間も含めて確実に選挙人宅に訪問が可能であるかなど、本市特有の課題もあることから、現状の期日前投票所の設置期間や場所、小規模投票所の在り方と併せて、引き続き、検討を進めてまいります。以上申し上げ、答弁とします。 (降壇)
質問 6番 奥山かおり
今回1点目と2点目と、ちょっとあえて高齢者の方の選挙をしたいという気持ちとかをぜひ保障してあげてほしいという点から、あえて高齢者寄りな感じで質問をさせていただきました。逆に、自宅前というのはなかなか難しいんですけれども、行くことで逆に1点目に質問したことも防げたりするのではないかなという思いもあって質問をしたんですけれども、逆に、今、投票率を聞くと、若年というか若い方、10代、20代の方の啓蒙も必要だなとも思いますので、引き続き、私たち議員も、もちろんいろいろな面で頑張っていかなきゃならないところもあるんですけれども、投票率の向上というところは私にとっても大事だなと思っていることの一つですので、引き続き、前向きな検討をお願いしたいと思います。