みんなの議会

中札内村議会 令和5年6月定例会 2023年6月13日

村の投票率向上への取組について

2023年6月13日、中札内村議会の一般質問で、木村優子議員が「村の投票率向上への取組について」質問し、村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司、教育長 上田禎子が答弁しました。

質問者
木村優子 議員
答弁者
村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司、教育長 上田禎子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 木村優子

議長よりお許しをいただきましたので、通告書に従い、一般質問をさせていただきます。村の投票率向上への取組について、ご質問をいたします。統一地方選挙が4月に実施され、本村におきましては、北海道知事選挙、北海道議会議員選挙、中札内村議会議員選挙が執行されました。先日の村政執行状況報告でも述べられておりましたが、北海道選挙管理委員会が発表している投票結果によりますと、北海道知事選挙は76.28%から71.41%へと4.87ポイント下降。道議会議員選挙は、73.89%から70.63%へと3.26ポイントの下降。また、村議会議員選挙においては、前回84.07%から75.94%へと8.13ポイント下降というように、どの選挙も、選挙が行われた前回の投票率を下回っております。平成25年と平成29年に執行されました中札内村長選挙においても同様で、88.21%から86.36%、わずか1.8ポイントではございますが、投票率は下がっておりまして、本村での選挙における投票率が近年下落傾向であると認識しております。特に村長や村議会議員選挙に係る投票率が下がり続けると、選挙結果が民意を反映しているとは言いづらくなり、本村の目指す「協働のまちづくり」を進めていくことが難しくなっていく可能性があります。投票率の低下については、様々な要因が考えられ、全国的にも若者の政治離れや投票率の低下が懸念されている昨今、行政側と議会側が両輪となって結果を検証し、投票率を上げるための方策をともに考え、講じていく必要があるのではないかと感じることから、次のことについてお伺いいたします。1点目、投票率が低下傾向である現状と今後のまちづくりにつきまして、村長のご見解をお伺いします。2点目、投票率を向上させるための取組みとして、①年代別投票率の情報公開について、全体や男女別の投票率とともに年代別投票率を公開するお考えはありますでしょうか。②投票環境の向上として、高齢者、障がい者、交通弱者等の方への対応について、現在のサポート状況と課題、今後の取組みについてお伺いします。3番目、若年層の投票率向上の方策として、現在の取組状況と課題、また、今後の方策はどのようにお考えでしょうか。ご答弁をお願いいたします。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

投票率の現状と今後のまちづくりに関する私の考え方についてですが、投票率は、その時々の社会情勢や政治的課題などに伴う有権者の意識が反映されるものであります。その下落が続いていることについては様々な要因が考えられますが、一番は政治への無関心、ひいては社会への無関心であると考えております。超少子高齢化を伴いながら人口減少が進み、地球温暖化を含む災害の頻発化・激甚化、資源確保への対応など、リスクが増す一方のわが国の未来を考えたとき、社会への無関心はまちづくりに幅広くマイナスの影響を及ぼすものと危惧しております。特に若者の政治離れは全国的な課題であり、適切にアプローチしなければ投票率の下落をさらに加速させることになります。中札内村としても、平成26年度から中札内中学校の協力を得て、3年生を対象とした模擬議会を行い、生徒の皆さんにまちづくりに関わる機会を提供しております。近年、その内容の充実を図り、議員の皆さまや役場職員に出前授業を担当していただくとともに、できる限り彼らの提言を村政に反映するよう意識しており、実体験を通してまちづくりや政治への関心を持っていただけるよう努めております。まちづくりへの関心を高めるために最も重要なことは、まちづくりの現状を住民に知ってもらうことにあります。そして、自分の声が村政に届くと実感してもらうことにあります。中札内村で今どのようなことが起こっているのかを可視化するため、中札内村としては紙媒体やSNSなどあらゆるメディアを徹底的かつ効果的に活用した情報発信を行うとともに、無作為抽出によるワークショップやホットメールなど様々なツールを用いた情報共有に努めており、今後もこの動きを充実させていく所存であります。選挙権は、長い歴史を経て私たちが獲得した、自らの幸せを追求するために行使できる大切な権利です。まちづくりへの住民参画を推進することが、結果として投票率の向上にもつながるものと考えておりますので、今後もまちづくり基本条例の理念を大切にしながら、優しく穏やかな美しい村づくりに全力を傾注してまいります。なお、選挙に関する事務につきましては、選挙管理委員会が所管し、ご検討をいただいております。情報公開や投票環境の向上などの具体的な内容につきましては、選挙管理員会から答弁いただきます。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

選挙管理委員会の方から答弁をさせていただきます。年代別投票率の情報公開についてですが、これまでは男女別投票率のみ作成しており、年代別の投票率は事務量が過大となるため作成をしておりませんでした。しかし、投票率向上のための取組みを考える上で、貴重な資料であると考えますので、今回の第20回統一地方選挙の結果から、年代別、男女別の投票率を作成し、村ホームページや広報などで情報公開していこうと考えております。投票環境の向上についてですが、高齢者、障がい者、交通弱者等の方への対応については、期日前投票や郵便投票、不在者投票などの制度があり、今後もそういった制度の活用をお願いしたいと考えております。特に期日前投票については、その利便性と制度の浸透から、投票者数の割合は年々高くなってきており、村の福祉関係サービス利用者等も多く利用されております。投票日自体は日曜日に設定されますが、期日前投票所は平日や土曜日も開所しており、福祉移送サービスをはじめとした、村の交通サービスも利用しやすいので、期日前投票を積極的に活用いただきたいと思います。なお、期日前投票については、利用条件や宣誓書の提出などの難しい条件があると思われる方が多くいらっしゃると承知しておりますが、現在は宣誓書も簡略化され、利用しやすくなっております。今後につきましては、投票するための様々な制度について、よりわかりやすく周知に努めてまいります。若年層の投票率向上の方策についてですが、村で実施している模擬議会などの取組みを通じて、学生のうちから意見の反映過程などを実体験してもらうことが大切であると考えています。また、そういった機会があったことをさまざまな広報媒体を用いて周知することで、生徒だけでなく、ご家族の方々も含めて政治に関心を持っていただければ良いと思っているところです。さらに、学校で行われている生徒会選挙などの際には、実際に選挙で用いる投票箱の貸出も行っており、小さいことの積み重ねですが、そういった機会を通して、選挙に興味や関心を持ってもらいたいと考えております。なお、大学生などで遠方にいる方が容易に不在者投票用紙を請求できるよう、マイナンバーカードを用いた投票用紙請求の電子申請ができる仕組みも構築し、今回の第20回統一地方選挙から運用を開始しております。今後、マイナンバーカード普及に伴い、利用が進むものと考えていますので、投票制度を含め住民周知に努めてまいります。その他、これをすることによって確実に投票率を上げることができるといった具体的な方策はまだ見出せておりませんが、若年層の投票率向上については課題であると認識しており、選挙管理委員会としましても、引き続き投票率向上の方策について検討していく必要があると考えております。

質問 4番 木村優子

村長並びに選挙管理委員会からのご答弁、どうもありがとうございました。まず、村長のご見解について、投票率の下落傾向については、社会への無関心、まちづくりへのマイナス影響を及ぼすことにつながるということで危惧されておられること。また、まちづくりの関心を高めるための重要なポイントとしては、現状を住民の方に知っていただくこと。また、自分の声が村政に届くと実感していただくことにあるというご見解でございました。この部分につきましては、私も議員という立場でありますので、住民の皆さまに、議会や議員活動を知っていただくことはもちろん、その活動をご理解いただき関心を高めていただけるよう、議員活動としても、また、議会改革もさらに進めていかなければならないというふうに強く感じているところでございます。通告書で記載したとおり、行政側と議会側がともに住民の方に政治に関心を持っていただき、まちづくりに関わること、まちのより良き未来をつくっていくためにも、自分の選挙権を行使していただく、イコール投票率を上げて行くための方策を考えていくことが必要であると考えております。そこで、ご答弁いただいた内容に関して、いくつか再質問をさせていただきます。まず、年代別投票率の情報公開についてでございますが、年代別の投票率は事務量が過大となるため作成していないかったものの、今回の統一地方選挙の結果から、年代別、男女別の投票率を作成して、村ホームページや広報などで情報公開をしていただけるという前向きなご答弁をいただきました。有権者の方に現状を知っていただいて、投票への意識付けにつながるかと思いますので、取組んでいただけるのは大変ありがたいことだと思っております。事務量が過大ということでしたが、その辺りはどのようなシステムになっているのか確認をさせていただきたいと思います。例えば、投票の際には、パソコンによる受付システムを使っているかなと、投票の際にはそういうふうに思ったのですけれども、例えば、北海道などに選挙結果等を報告する上で、年代別の報告はされているのか、それとも必要がないのか。あと、その作業と集計にあたってはどれぐらいの時間を、例えば要するものなのか、確認させていただければと思います。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

選管の事務局ということで答弁させていただきます。年代別の投票者数というのは、具体的に道選管の方への報告では、そこまで求められておりませんので、年代別にシステムからデータを抽出して、村の選管の方で集計作業をするというものでございます。時間がかかるというのは、現段階、なかなか選管の事務局も少数で回しているというのも実態ございまして、投票立会人から選挙事務従事者、そういった職員を常時、期日前でも張り付けている状況がございますので、そういった中で、この年代別をやりながらというのはなかなか事務も錯綜する面もございますので、ある程度、節目節目では出せるかもしれませんけども、ある程度まとまった段階で集計したいというふうに考えております。時間はちょっと、定量的にちょっとお答えはできませんけども、1日とか2日とかあれば集計は可能かなというふうに思います。

質問 4番 木村優子

わかりました。今までではその集計作業はしたことがないという理解でよろしいですか。わかりました。先ほどご説明いただいたみたいに、人的課題とか時間の課題あるかと思いますけれども、年代別の投票率がわかると、どの年代がやはり投票率が低いであるとか、高いであるとか、具体的なそれに対する対応が取りやすいかなと思いますので、意識付け以上に、その対策について考える上での参考資料として活用していただくためにも、ぜひ、取組み、進めていただければと思います。よろしくお願いします。次に、投票環境の向上についてお伺いをいたします。この質問させていただいた経緯としましては、住民の方の実際のお声をお聞きしております。私自身が議員活動のご報告などのご挨拶まわりで、高齢者の方のお宅にお伺いした際に、数名の方が足が悪くて杖をついているので、車も運転できずに、投票所に行けそうにないなというお話でしたりですとか、一人暮らしで車がないので、歩いていくには距離があるので、例えば、天気が悪いと行けないなというお話ですとか、投票所まで足がないために、ご近所の方が日にちを合わせて協力して期日前投票の間に日程を合わせて送迎をされたという方のお話も実際お伺いをしております。今後、高齢社会の進行とともに、同様なお年寄りが増えていくということは考えられることでございますし、当人同士はそのような意識がなくても、例えば、ご近所さんで協力して連れていかれている方も一応有権者で、その方が例えば誰か候補者に関わる方であったりすると、公平性の面からそれはどうなのだというお声もやっぱり聞くこともございます。なので、行政側として、そういった足を確保するための体制というのを整える必要があるのではないかというふうに考えているところでございます。今まで選挙に行きたいのだけれども、投票所までの移動手段の確保が難しいのだといったようなご相談が役場に実際寄せられたケースというのはございますでしょうか。その点について確認をしたいと思います。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

具体的に直接、選挙管理委員会の事務局の方に、投票に行けないというお声は直接はお聞きはしておりません。ただ、ほかの議員さんからも、間接的にはそういった、運転ができないので投票所に行けなくて困っている方が何名かいらっしゃるというのも、上地区、中札内地区含めてお聞きをしております。私どもの方でちょっと把握していたのは、5、6名の方ははっきり押さえているのですけども、移送サービスや何かを使って、期日前投票に来ている方もいらっしゃいましたので、そういった活用もできるということも、まだまだちょっと周知不足の面もございますので、その辺、あと、投票日にしか投票できないって思っている方も多分いらっしゃると思うので、そういった期日前投票という便利な制度もありますので、その辺のところも周知をしていければなというふうに考えております。

質問 4番 木村優子

周知の方法、これから積極的にされるということで、今おっしゃったみたいに、選挙とその村の移送サービスを利用するという組み合わせをきちんと考えれる人が結構少ないのかなと思いました。村の広報でも、例えば、中札内で利用できる交通サービスというのを一覧にしていただいて、前回、5月号ですか、広報誌でもご紹介はいただいているのですけれども、途切れ途切れにご紹介するというよりは、選挙の案内も広報に告知はされますので、その際に、例えば、こういった足が例えば確保が難しい、投票に行きづらいという方にはこういうサービスが利用できますよというふうに、併せて案内をするとか、あとは選挙に合わせて、例えば予約の窓口を、これ多分移送サービスとかは全部予約制だと思いますので、予約の窓口をこの期間中、ご相談乗りますよみたいな窓口を一つにまとめて、例えば手配をしてあげるというような方法は考えられないのかというふうにちょっと思ったのですよね。その辺り、お考えいかがでしょう。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

移送サービス等の予約窓口の一本化ということだったかと思います。そちらにつきましては、関係する福祉課の方もちょっと関連しますので、そちらの方ともちょっと協議をしまして、どういったのが住民の皆さんに利便性が高まるのか。その辺も検討した上で、ちょっと協議をしていきたいと思います。

質問 4番 木村優子

わかりました。よろしくお願いいたします。移動はできるけれども、投票所に着いてから実際投票用紙に書くまでの移動ですか。役場に例えば、期日前だと役場に来て投票していただくのですけれども、そういう移送サービスを使ったり、例えば、くるくる号なんかで何とか移動はしてきても、とりあえず移動するのが少し困難であるとか、ずっと立って書くのが大変という方もいらっしゃると思うのですけれども、投票所の方では車いすとか介助の方が待機しているというような、そういった状況、体制は整えられているのでしょうか。お伺いします。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

期日前投票の投票所の関係でございますけども、そういった記載がなかなかしづらいとかという方のために、記載台も障がい者用の低い記載台も用意していますし、役場の出入口のところに車いす等も常備配置しておりますので、そういったのを利用して対応可能です。また、書くのがちょっと、書けないという方も代理投票という制度ですね、変わりに書いてあげて、それを確認する職員を配置して投票するというやり方も実施しておりますので、そちらの方の利用についてもできるということで、より広く周知できればなというふうに思います。

質問 4番 木村優子

わかりました。期日前投票の利用については、今ご説明していただいたように、ある程度サポート体制がされていて、移送サービスなども併用して、既存のものを利用して何とか投票につなげていただきたいというようなご答弁だったかと思います。期日前投票の利用については、選挙管理委員会からご提供いただいた資料によりますと、先月4月23日に執行された村議会議員選挙では、有効投票数2,364票に対して1,241票、52%、過半数を超える方が期日前投票を利用されたという結果でして、これ回を重ねるごとに利用が増えていくのかなというふうに思っているのですけれども、期日前投票の場合は、選挙当日と違いまして、選挙会場が役場会議室にということで1カ所になるわけですね。例えば、上札内地区周辺にお住まいの方というのは、選挙当日は上札内交流館で投票できますけれども、期日前の場合は役場まで来ていただくということで、遠い距離より足を運んでいただく必要があります。投票所に対しての範囲が広がるということなのですけれども、村の移送サービスを利用して選挙に行くというのももちろん大事なのですけれども、現在、国の方でも移動支援や移動投票所の取組みについては、その経費については、国政選挙においてはほぼ全額が国費で、地方選挙においても、平成28年度から移動支援に係る経費の2分の1が特別交付税措置がされているということになっております。できれば既存のものプラス、行政側からもうちょっと積極的に働きかけができないかなというふうに個人的には考えているのですけれども、例えば、移動支援につきまして例を挙げますと、青森県田子町では、自宅と期日前投票所の間を車いすも一緒に乗車できる介護タクシーで送迎する制度を実施していまして、対象者は長時間の自立歩行が難しく、補助の移動手段を持たない選挙人として、年齢や要介護認定者で限定はされませんということで、高齢者や障がい者だけでなく、若年層の怪我をしている方も利用可能として利用負担を行っておりませんという、そういった取組みをされておりましたり、兵庫県の神河町ですと、投票所が、これは統廃合されたから投票所までの距離が離れてしまったという方のために、車いすやストレッチャーを利用している方を限定して、社会福祉協議会が自宅と期日前投票所の間を、車いす搭載可能な車で送迎しているというような取組みをしているところがあります。こちらは選挙期日前も選挙当日も同じような送迎サービスを行っているところでございます。移動期日前投票所の取組みに関しましては、今回の統一地方選挙に際して、十勝管内でも道内初めて移動式期日前投票所を採用した自治体がございました。皆さんご存じかと思いますけれども、士幌町さんでそういった期日前の移動投票所を導入されております。こちらも、もともと町民の方から選挙になかなか行けないけれども、できれば投票したいのだということで、実際に昨年の参議院議員選挙のときにご相談があって、それが元で選挙管理委員会さんが検討されて、それを導入することに至ったのですけれども、例えば、村でもこういった移送サービスですとか移動式期日前投票所を導入するというお考えは、今のところございますでしょうか。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

木村議員の方からございました移動支援サービスにプラスアルファする形で投票率を上げる取組みができないかというお話ございました。選挙管理委員会としましては、まずは既存のある制度の周知をまずしっかりすることと、まだ十分に制度が住民の皆さんにご理解いただいていない部分ありますので、まずそちらを優先して進めていきたいと考えております。管内町村で移動投票所の設置等も実施したということで報道でも知っております。そちらも、なかなか中札内のような小規模自治体ですと、なかなか投票立会人の確保ですとか、投票管理人を確保するだけでも、なかなか今厳しい状況となっておりまして、また、例えば、上札内地区に期日前投票所を設けるとなると、それなりに二重投票にならないようなシステムを構築したりだとか、選挙人名簿の確認とかというのを本部の方とのやり取りをしなければいけないという、なかなか今環境も整っていない状況ですので、まずはそこに行く前に、先ほどお話ありました交通支援の関係だとか、そういったのを住民に十分にご理解いただけるような、まず取組みをしっかりとした上で、将来的に高齢者がたくさん増えて、そういった課題が今の制度だけではちょっとなかなか難しいということがあれば、そういったことも検討の土台に上がってくるのかなというふうに思いますので、今後、まずは今、既存ある制度の中でやれることをしっかりやっていくというのを優先したいと考えております。

質問 4番 木村優子

わかりました。まずは既存のシステムといいますか、体制を住民の方に知っていただいて、将来的には、もしそれで行き届かないところがあれば、移送支援でしたり、移動期日前投票所の取組みについてもお考えいただくということでご答弁いただきました。結構、私が知らない方でもそうやって聞いたよという方は周りにいらっしゃいますので、できるだけ村民の方のお声を聴く機会を例えば設けるであるとか、何か相談窓口みたいなのを設けるみたいな形で、より現状がどうなのかというのを情報収集していただいて、前向きにご検討いただければと思います。次に、若年層の投票率向上の方策についてお伺いをいたします。村長のご答弁にもありましたけれども、平成26年度から中札内中学校3年生を対象とした模擬議会を行っていただいておりまして、まちづくりに関わる機会の提供や、学生のうちから意見の反映過程を実体験してもらう形を取っているということでございました。中学校でのこの取組みは、年々拝見していますと、とても充実されておりまして、提案される事案についても、実際に村政に反映されているものがあったり、議員としても大変勉強させていただいている事業かなと思っておりまして、大変有意義なものであると考えております。同様の取組みは、ほかの自治体でも子ども議会であるとか子ども未来会議という形で実施されておりまして、中札内中学校では、1年生から3年生までの3年間を通して、中札内村について知って、まちの課題を自分ごととして捉えてまちづくりに参画する意識を持ってもらうという、そういう目的で取組まれているというふうに、中学校の教頭先生にもお伺いしたのですけれども、提案したことが何らかの形で実現する過程を経験するということで、これが主権者教育につながればいいなというふうに私も考えているところであります。この取組みについては、村の広報誌もしくは議会広報でも取り上げたりしていまして、生徒だけでなく家族の方にも含めて政治に関心を持っていただく機会になればということでしたけれども、例えば、村の広報誌以外で中学校3年生の方が模擬議会で発言されている模様なんかを、家族の方が実際に見ていただくというような、そういった機会というのはあるのでしょうか。自治体によっては、模擬議会に参加した方の保護者限定で、YouTube上で公開したりしているというような取組みもあるようなのですけれども、中札内中学校に関してはいかがでしょうか。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

模擬議会に参加された生徒さん、それから、父兄の皆さんには、その模擬議会の様子を動画で見れるような形取っておりますので。ちょっと不特定多数の人に公開というのはなかなかプライバシーの問題もありますので、そちらは控えておりますけども、その範囲で動画が見れるように対応しております。

質問 4番 木村優子

わかりました。保護者限定で公開されているということで、保護者の方もきっと見て、こういうふうにして関われることができるのだなというふうに興味持っていただけるかと思うのですけれども、例えば、模擬議会において提案した内容が村の施策として反映されているというフィードバックというのは、例えば、生徒さんにはどのようにされているのか。新3年生だと前年度の先輩たちはこんな質問をして、こういうことが村の施策として実現したよというふうなことを、担当の先生からお伺いする機会もあるかと思うのですけれども、提案したご本人たちは、実際こういうふうにして実現したよというのを何かわかる機会というのはあるのでしょうか。中学校3年生なので、卒業してしまうので、なかなか難しいかなと思うのですけれども、そういったような何か知る機会というのはあるのでしょうか。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

確かに中学3年生、それが恐らく予算化されて実施に至るときには、当然中学3年生ではなくて高校生になっていると。ご本人たちはそれぞれ高校に通っている状況だと。ただ、模擬議会をやった後、それぞれの子どもさんたちがどんな質問をして、それに対して対応するというのは、ちょっとここでこういうことはできませんけど、広報の中では取り扱うようにしていますし、当然、新年度予算組み立てるときには、予算化された3月議会終わった後の4月かな、予算の概要発表や何かするときには、その中学3年生の昨年の模擬議会のときに提案をいただいた案件についてはということも、村長も予算化された事業の説明のときにはそういった一言は付け加えるだとか、そういった努力はするようにはしています。ただ、個々にはこういうふうにして提案された内容が形になりましたよというところまでは追いかけてはいないのが現状であります。

答弁 教育長 上田禎子

補足ですけれども、今回卒業した高校1年生につきましては、意見が反映されたことを直接、高校生の入学祝金という形で意見が反映されたというのは、高校1年生自身は理解しているというふうに思います。今後も、先ほど副村長のお話にありましたように、広報等なども通じて、反映された部分については周知していきたいというふうに思っております。

質問 4番 木村優子

わかりました。自分が提案したものが実現するってすごく、中札内村のこの取組みだからできているのかなという気もするのですけれども、とても良い事業だと思いますので、今ご答弁いただいたように、できるだけ本人に直接何か伝わる機会であるとか、折を見て、自分たちがまちづくりに実際に関わって施策に反映されているということがわかるような、そういう周知をしていただけるととても良いかなと思いますので、よろしくお願いをいたします。中学校に関しては、模擬議会という形で体験をするということができるのですけれども、小学校に関しては、生徒会、児童会などの投票をするときに、例えば、投票箱を貸し出ししたりとかということで、選挙に興味を持っていただくような取組みをされているということでした。小学校、中学校、多分高等養護学校の方にも同じような形で実施されているのかなと思うのですけれども、3、4年生になりますと、社会科ですかね、地域学習の一環で、村内の施設だったり、役場を見学するような機会がありますので、そういったときに、例えば議場も見学していただくというような形で、何かしらつなげていただくというような取組みもしていただいているのですかね。できればしていただけたらなと思いますし、自治体さんによっては、6年生の社会の授業などで、私たちの生活と政治という社会の単元で、議場を見学してまちづくりの提案を、模擬議会という形ではないですけれども、村長さんとか首長さんに向けて提案するという、そういう形を取っているような小学校の取組みもあります。ですので、できるだけ小さいうちから選挙に行くというところまで、直接つながればいいのですけれども、村長先ほどおっしゃったように、まちづくりに関心をまずは持っていただくという部分で工夫した取組み、していただければと思っております。あと、若年層の投票率向上で、ちょっとかなり重要かなと思うのが、不在者投票制度ですね。18歳から参政権といいますか、選挙権が今の方たちはあるのですけれども、高校卒業して大学に行ったら、なかなか村に5日間の間に投票に帰ってくるという機会が難しいので、不在者投票という制度をつかって自分のいるまちの選挙管理委員会で投票できるというそういう制度を利用されているという方もいらっしゃると思うのですけれども、ご答弁にありましたように、マイナンバーカードを用いた投票用紙申請の、電子申請ができる仕組みが構築されたということで、今回から運用開始しているということなのですけれども、実際これ利用された方がどれぐらいいらっしゃるのかということで確認させていただきたいと思います。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

マイナンバーカードを活用した不在者投票の実施をされた方の人数ということでのご質問だったかと思います。直近の地方選に関しましては、要求された方はいらっしゃいませんでした。

質問 4番 木村優子

例えば、オンライン請求ができますよといったような案内を、入場券か何かに同封して、例えばお知らせするような、そういった取組みは例えばされているのかどうか。その辺はいかがでしょうか。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

今回新たに導入されました不在者投票のオンラインの関係ですけども、そちらについてはちょっと、印字までには及んでおりませんので、今後は広報誌もそうですし、そういったはがきとかでもできるというような工夫はしていければなというふうに思います。

質問 4番 木村優子

わかりました。私もこの質問に際して、不在者投票だったり郵便投票がどういう方ができるのかというのはちょっと調べさせていただいたのですけれども、結構制度が、郵便投票だとできる方の対象の制限がかなり厳しいということであったり、不在者投票に関しても、そういうことができるということをまず知らない方が多い。あとは、そのシステムについて、ちょっと理解するのがなかなか難しい。特に学生さんだと、いちいち読んでそれを理解して、そして投票に行くという、そこまでが結構ハードルが高いのかなというふうに感じました。札幌市なんかでやっているのはとても簡単な簡易の案内をホームページ上に載せたりとか、あとは対象となる有権者の方に、そういった案内を入れたりとかというふうに工夫されているようなところもございますので、できるだけ若年層の方も選挙に行っていただく、投票していただくというような流れをつくるのにも、選挙制度についてちょっとわかりやすいような、例えば、案内をつくって、その期間中は広報誌に載せたりとか、ホームページに載せたりとか、SNSで発信したりとかというような取組みもしていただけると少し違うかなと思っているのですけれども。そのほかにも、18歳の例えば誕生日を迎える方に入場券を郵送する際に、自治体によっては、これがあなたの人生で初めて投票できる選挙ですよというような啓発のちらしを一緒に同封して、入場券を送ったりということをされているところもあるようですので。そういった例えば、村で、20歳はまたちょっと20歳を祝う会で、なかなか18歳で成人式という取組みをしている自治体ってなかなかないかなとは思うのですけれども、主権者教育の一環として、例えば、18歳になった方にそういったご案内を送るだとか、そういった取組みというのは村で何かやられていることはありますでしょうか。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

18歳になられた方の主権者教育といったご質問だったかと思いますけども、現段階では特に、18歳ということでの取組みは実施しておりません。

質問 4番 木村優子

わかりました。ぜひ、可能であれば、そういった取組みにもちょっと目を向けていただければと思います。自分が1票入れなくても別に何の影響もないやではなくて、やっぱり自分の1票がより良いまちづくりにつながるのだというふうにやっぱり思っていただいて、投票をしていただくというそこにやっぱりつなげたいと思いますので、その辺り、ちょっと工夫をしていただければと思います。もう一つ、ちょっとこれは若年層に限ったことではないのですけれども、全国では、選挙割という運動をされているところがあります。選挙割というのは、運営を担う選挙割学生実施委員会と各地域の主催者の方、あとは、選挙割協会が中心となって、有志で、全国各地域の有志もしくは各企業とともに協力しながら、選挙に行くことに対してポジティブに捉えていただこうということで、投票後に投票済証明書でありますとか、撮った写真をクーポンの代わりで選挙割の加盟をしている参加店にそれを出すと、何かしらサービスが受けられる。例えば、ソフトクリームが半額ですよとか、こういったものが何パーセントオフですよとかという形で、選挙割というのをやっている、そういう活動があるのですね。これに関しては、いろんな賛否両論あると思います。物で釣っているみたいに見えるとか、せっかくの自分の選挙権をそういった形で使うというのはどうなのだというような、その1票の重みに関してどう捉えるかというところで、賛否両論の意見がありますけれども、この動きというのは結構広がってきておりまして、不在者投票で自分が登録している地域ではないところで投票しても、そこにある店舗、例えば、使えば、そこでも割引が受けられるというようなサービスがあったりとか、選挙に行こうというきっかけづくりみたいな形で行っている事業なのですけれども。これは選挙割をやっている協会というところに入って、そこの参加店に協力していただきながらやるということなのですけれども、例えば、これが村単独でできないのかなというふうにちょっと考えたのですよね。商工会の方とか、村の地域の、例えばお店を利用したりする場合に、そういったサービスを例えば受けれるよとなったときに、お子さん連れの有権者の方が行ったりとか、何かそういった形で選挙にもっと前向きに行こうって思ってもらえるような活動に何とかつながらないかなというふうに、私自身は思っているのですけれども、そういった例えば、事業に関して、ご興味というか、ご関心といいますか、考えられたことはございますでしょうか。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

あくまで選管という立場でしかちょっとお答えできませんけども、現在そういった割と大きな都市部にあっては、そういった選挙したことによるクーポン券の配布だとか割引制度などを実施しているところがありますけども、また、木村議員も多分ご存じかと思いますけども、大きい自治体で、例えば、あの人が投票しているのだけど、この人は投票していないということで、ちょっと差別的というか、プライバシーにまで踏み込んだ制度になっているという一面もあるものですから、ちょっとその辺につきましては、選挙管理委員さんのご意見もいただかなければいけないですけども、ちょっとその辺もありますので、もう少し慎重に対応をしていくべきではないかなというふうなことは考えております。

質問 4番 木村優子

わかりました。私も割引が受けれるから選挙に行こうというその意識付け自体はちょっと、必ずしも良いとは思ってはいないので、先ほどご答弁いただいたみたいに、慎重にしていただくというのは大事ですけれども、できるだけやっぱり、投票とか選挙に関して関心を持っていただくという中の取組みの参考にしていただければなというふうに思います。最初の通告書のときにも、例えば、村議会議員選挙の場合、今回約8ポイント、前回に比べて下がってということでご紹介させてもらいましたけれども、数字的に8%というとわかりづらいのですけれども、割り返してみると、前回の選挙から250人程度の人が今回選挙に参加していないというような人数になるわけです。村が大体3,000人ぐらい、有効投票、大体2,800人ぐらいですかね。今回行ったのは2,400人ぐらいですか。その中で250人の方が選挙に、何かしら理由はあったのかもしれないのですけれども、行かれていないってかなりのやっぱり人数だなと思います。私たちが投開票の票数を見比べたときに、250人の人がじゃあ投票に行ったらどうなっていたかって考えると、かなり影響はあると思いますので、もちろん行政側だけではなくて、議員としても取組みはいろいろしていかなければいけないなというふうには思っているのですけれども、2年後、令和7年には国政選挙もございますし、中札内村長選挙も日程としては予定されていることと思いますので、できるだけやっぱり自分たちが住むまちの未来をより良いものにするためには、自分ごととして政治に関心を持っていただいて、選挙に参加するという気持ちになっていただけるような工夫や啓発活動、あとは子どものうちから、例えば主権者教育であるとか、投票の意思がある方に投票しやすい環境をつくっていただけるような研究なども、選挙管理委員会さんとも協議しながら、研究しながら、そういった環境整備等にも注力していただいて、投票率を上げていただけるような取組みを今後も期待しております。私もやっぱり議員として何ができるかを考えて尽力していきたいと思っております。これで私からの質問を終わらせていただきます。

出典:中札内村議会 令和5年6月定例会 2023年6月13日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる