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士別市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日

学校保健の推進と感染症対策の充実について

2022年6月15日、士別市議会の一般質問で、喜多武彦議員が「学校保健の推進と感染症対策の充実について」質問し、教育長 中峰寿彰、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。

質問者
喜多武彦 議員
答弁者
教育長 中峰寿彰、生涯学習部長 三上正洋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 10番 喜多武彦

令和4年第2回定例会に当たりまして、通告に従いまして一般質問を簡潔に行いたいと思います。私が掲げる項目は、学校保健の推進と感染症対策の充実についてをお伺いしたいと思います。文部科学省は、令和3年度当初の予算からプラス305億円の補正予算をつけ可決されました。感染症リスクを可能な限り低減し、子供たちの学びを着実に継続させるため、学校における感染症対策に資する支援を行うほか、情報システムの充実や学校健康診断情報の本人への提供、パーソナルヘルスレコード、以降PHRと省略をさせていただきますが、を推進して、脊柱側彎症検診に関する調査・研究等、複雑化する児童・生徒の現代的健康課題への取組等を通じて、学校保健を一層推進する方針を示しました。このうち、学校健康診断情報の本人への提供、PHRの推進について、政府全体のPHR推進という方針を踏まえ、本市において校務支援システムを導入している学校について、令和4年度から学校健診情報を電子化し、マイナポータルを通じてほかの健診情報と一覧性をもって、本人へ提供することを実施できるよう、PHRサーバを構築する。さらに、校務支援システム未導入の学校においても学校健診情報を電子化し、マイナポータルを通じた本人提供を可能にするための実証事業を実施するとあります。本市において、この事業を行う予定があるかお聞かせをください。次に、昨年の定例会においても質問をいたしましたが、児童・生徒の近視実態調査事業について伺います。文部科学省では、本年も視力低下が進行する時期に当たる小学生・中学生を対象に、近視の実態やライフスタイルとの関連を調査し、児童・生徒の視力低下を防止するための対策を検討しますが、昨年、令和3年第2回定例会の答弁では、本市においては調査を行う予定はないとのことでした。しかしながら啓発、注意喚起をする必要性を認識された答弁がありました。教育委員会として、学校への対策・対応、学校から家庭への対策・対応はどのようにされたのか、また今後どのようにしていくのかをお聞かせをください。次に、感染症対策の充実について伺います。学校等の感染症対策等支援として、文部科学省では各学校等において、地域の実情に応じた感染症対策を機動的に実施する上で必要となる保健衛生用品等の整備や業務委託等に関わる経費を補助するとありますが、どのように活用していくのかをお聞かせをください。最後に、現代的健康課題と言われる脊柱側彎症について、学校検診で早期に発見し支援につなげていく環境を整備するため、調査・研究が新規事業として行われますが、本市としてはどのように取り組んでいくのかを伺い、質問を終わります。 (降壇)

答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)

喜多議員の御質問にお答えいたします。お話のとおり、文部科学省は今年度の事業として、学校保健の推進に向けた取組を進めるとしています。まず初めに、学校健康診断情報の本人への提供の推進についてです。国は、PHRと称する生涯にわたる個人の健康等に関する情報をマイナポータルなどによって電子記録とし、本人や家族が正確に把握する仕組みを推進するとしています。このような中で昨年度文部科学省は、全国的に健康情報を収集して実証研究を行っており、今年度においてはサーバを構築する予定とされていますが、具体的にいつの時点でマイナポータル等による情報が閲覧可能になるかは、明らかにされていません。こうした中、北海道教育委員会では、今年度から新たに運用した校務支援システムを活用し、この春入学した道立高校の児童・生徒の健康診断票を電子化する方針であり、次年度以降順次、電子化を進めていくとしています。本市においては中央地区の小・中4校と東高校で校務支援システムを導入していますが、小・中学校では道教委が運用している共同利用型のものとは異なるシステムを使用しており、健康診断情報を電子化するためには、専用のソフトを追加で導入する必要があります。ただ、文科省では校務支援システム未導入の学校であっても、健康診断情報の提供を可能にするための実証事業を行うとしていることから、事業の結果等を注視しつつ対応を検討してまいります。次に、児童・生徒の近視実態調査事業についてです。道教委が本年3月に公表した公立学校児童等の健康状態に関する調査報告書では、幼・小・中・高など全ての学校種において、裸眼視力1.0未満の子供の割合が、前回調査よりもかなり増加しており、子供の視力低下は進行していることが明らかになっています。文科省では、本年度も子供たちの近視の実態や、どのような取組が予防に役立つかを検討する事業を実施することとしていますが、昨年度の調査結果なども含め、詳細については、いまだ公表されていない状況にあります。こうした中で本市教育委員会では、文科省が発行している児童・生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックの改訂版を参考として、各学校に対し、学習環境の見直しについて求めたところです。また、保護者に対しては、GIGAスクール構想によって整備したICT端末の持ち帰りなどに関するガイドラインに、児童・生徒の視力低下に対する注意喚起を盛り込み、今後配布することとしています。あわせて、子供の視力低下を防ぐためには、家庭での指導も欠かせないことから、ガイドラインによる周知とともに文科省の調査結果などについて改めて確認し、情報提供に努めてまいります。次に、学校等における感染症対策等の支援についてです。この事業は、各学校が児童・生徒の安全・安心な学習環境を確保し、教育活動を着実に継続するための経費を支援することを目的として、文科省によって令和2年度から始められたものであり、児童・生徒数に応じて補助の上限額が決められています。本市においては、これまでも各学校の意向を踏まえ、必要な物品や備品等を購入するなどの対応をしてきました。その主なものとしては、消毒用エタノールに始まりパーティーションとして使用する卓上のアクリル板、サーキュレーターなどのほか、熱中症対策も含めてCO2モニターや熱中症指数計などを導入したほか、子供たちの学びの充実とその保障のため、大型モニターやマイクセット、プロジェクターなども整備したところです。本年度においても各学校と協議の上、必要な物品等の整備を進めていく考えです。最後に脊柱側彎症検診に関する調査・研究についての御質問がありました。脊柱側彎症は文字どおり背骨が左右に曲がっている状態を言いますが、痛みも少なく症状を自覚しづらいため、気づいた頃には手術が必要となる事例もあると言われています。我が国では、昭和54年から学校での検診が義務づけられており、道内では目視による診断、いわゆる視診や触診による検診が実施されています。学校検診の方法や技術的基準が明確にされていない中で、一方、他府県においては専用の検査機器を用いた検診を行っているケースもあるなど、地域によって検査方法に差異が生じている状況にもあります。このような中で文科省が新たに実施する脊柱側彎症検診に関する調査・研究においては、新たに検診の基準等が示されるものと考えていますので、調査の結果を参考に学校検診の在り方について検討を進めてまいります。以上申し上げまして、答弁といたします。 (降壇)

再質問 10番 喜多武彦

それでは、幾つか再質問したいと思います。私の冒頭の質問の中で感染症対策に資する支援を行うほか、情報システムの充実に充てることもできるというお話をさせていただきました。そんな中で、保健衛生用品等の整備や業務委託に関わるものの、どのように活用したという中では、エタノールだとか消毒用品等々を含めてあったんですけれども、必要でないかなというのは、いろいろ備品等については学校の現場でも、多分今かなり充実してるとは感じてるんです。もう一つ踏み込んだときに、先ほど言いました情報システムの充実というところを踏まえていくと、学校によっては、やはり通信環境が非常に悪いという現状があります。その通信環境を整えてあげるという、もどかしさをすごく感じている現場がありますので、その点は利用することができるのではないかなと捉えております。もっと言えば、コロナの中でタブレットの活用が非常に多くなってきている中で、もちろん、視力低下のことも踏まえて考えていかないと駄目なんですけれども、このタブレットの活用についても、やはりきちんとしたガイドラインを含めて、通信回線の充実を求めることが必要だと思っております。それから教育委員会として、学校や、あるいは学校から家庭へというところのガイドラインに沿ってというお話がありましたけれども、具体的にどのようなガイドラインがあるのかを教えていただきたいと思います。以上、2点の再質問をお願いします。

答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)

喜多議員の再質問にお答えいたします。まず1点目、情報システム関係の拡充といいますか、現状のかなり通信状況が悪いという点についてです。お話のとおり、私どももコンテンツが非常に納得できる状況じゃないと認識してまして、実はこの間の例えば市内中央の学校においては、最初、総務省の事業も活用して、いわゆる避難所としての機能を充足するという部分からの導入も始まり、さらに、このGIGAに連動した形での整備ということで、それぞれ対応してまいりました。これは、きちんと学校内事前に調査をして、どういった設備を配置しているか。例えば、その無線Wi-Fiにしても、どのようなメッシュの状態を更新していくかだとか、その辺も含めて検討して、きちんと専門業者も入ってやったんですが、実は、中でのその回線が同時使用すると結構厳しくなるというものもありますけれども、一方で、もともとその学校に来ている回線自体に、十分な容量があるのかというところも、今、若干疑問として出てきている状況です。ただ、ここもまだ分からないことが多いので、実は工事を追加として、例えば学校の中で授業で使っているエリアと職員室で使うエリアを、要は分けてみようかということも、ちょっと昨年度からこれ取りかかることで準備をしているんですが、前にもお話ししたかもしれません、現状の半導体不足ということで、そこに必要なルーター等々の機械、機材自体が調達できないという状況で、これが進まない状況にあります。一方、周辺校においても、この4月から光回線が利用できる状況になっていますけれども、なかなかそちらのほうの工事も、今、各御家庭もやっているんですけれども、大分こう時間差も出たりとかしていますし、どの程度速さが出るかというあたりも、まだ未知数と言われています。お話のあった学校に対する国の支援といいますか、その活用なんですけれども、実は昨年度もエアコンなんかについても導入できないかということで検討したんですが、最終的に、これは工事になるものは適用にならない。補助対象外ということがありまして、結果的に自前で設置できる程度のものであったりですとか、あと移動可能な備品、こういったものに限定されてしまう状況もありまして、お話のあった通信環境、本当は充てられればいいのですけれども、それが今望めないかなという状況でいます。ただ、そんな中で、例えばお話しましたように、工事をしないで済むようなもので何か改善できる、あるいは東高校においては、南中学校で使わなくなったパソコンを導入してということを検討していますけれども、その内容でいきますと今、例えばそのウイルス対策ソフトが必要だったりとかいろいろ出てきます。そういった意味でも小・中学校の1人1台端末から高校のBYODと展開してる中で、接続性も意識しながら、やはり道具として、きちんと使えて何ぼというところがありますから、そういう部分についてはできるだけのことをしていきたいと思っていますけれども、お話のあった部分、本当はそういうふうに使えれば、もどかしさも解消できていいんですが、現状においてはちょっと違う工夫が必要かなという状況になっているところです。あと、ガイドラインのほうについては、部長から答弁させていただきます。

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

私から視力低下に関する注意喚起という部分のガイドラインについて御説明をさせていただきます。先ほど、議員からのお話ありましたとおり、昨年の答弁の中でも学校での対策・対応、また学校から家庭への対策という部分でのことをこちらのほうから答弁をさせていただいていたところです。昨年も、この近視実態調査の部分については、文部科学省のほうからある程度全国で数か所という部分で、北海道は該当がなかったということなんですが、実施をされたと聞いております。その中でいけば、文部科学省が実施された部分のフィードバックの部分が先ほどないという答弁をさせていただいた中で、ちょっとその部分を待っていて、学校のほうに、教育委員会からのガイドラインということの作成ということで考えてはいたのですが、今現在できてはいなかったというところでございます。今後においても、ICT端末の持ち帰りについては、この士別市教育委員会の独自のガイドラインとして、児童・生徒の視力低下に対する注意喚起の部分を盛り込んでいきたいと考えているところです。以上です。

再質問 10番 喜多武彦

再質問プラス要望ですが、いいですか。先ほど、市内においては避難所のという関係の中で総務省の予算がついているとありました。当然このGIGAスクール構想の中では、文科省の予算がついてる中で、この感染症対策の予算の中でいろいろと、何度も言いますけれども、やはり回線の充実を求める分においては工事対象外でないとならないということであるんであれば、例えば先ほどお話伺っていましたWi-Fi対応のメッシュについても、もしそれが使えないんであれば、例えば配当予算の中で使ってもいいですよという認識の中で、認めてあげることも必要じゃないかなと思うんです。というのは、やはり予算が一つのくくりの中で、2万円以上の予算が出すときにはというのでありますよね、そういうのが。そこのところも配当予算でやるんであればいいですよというような、ある程度認識を持ってもらうような形をしながら、やはり通信環境の整備をまずは充実させてあげることが必要でないかなとは思っています。非常に苦慮している現場を知っている者としては、そこのところを要望したいと思いますけれども、それだけ答えていただければと思います。

答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)

ただいまの御質問にお答えさせていただきます。今お話のありましたのは、恐らく学校ごとに割当てといいますか、一定額裁量として割り振りをしている配分予算のことではないかと思いますけれども、お話のようにその活用については、それぞれ学校の事情の中で必要に応じて対応することになりますが、それ以前にまず基本的に毎年度、例えば大きなものであれば、営繕調査を夏にやっていますが、まずそこで確認をし、さらに事務担当職員と教育委員会担当でのいろんな必要事項の確認ですとか、そういったものもあり、それ以外にも随時校長会、あるいは教頭会等も通じながら、統一的な話があれば個別の部分もいただいています。加えて市P連を通しての要望もいただいてるということで、様々な立場の意見を伺ったり、要望を伺う機会はありますし、私どもそこはできれば答えていくようにしているところです。それで、先ほどあったようにかなり費用がかかるものであれば、やはり予算づけをして、配分の中では厳しいと思いますので、そこでやっていくことが望ましいだろうと思っています。そんな中で、喜多議員がおっしゃっている分というのは、配分予算で対応できる範囲だろうというものの場合ということだと思いますから、そこについては内容をまた私どもも確認して対応していくようにしたいと思いますし、改めてその自由度といいますか、それぞれの選択・考え方は、持っていただいて。ただ、そのときに1回相談を受けないと、私ども何とも言えない。これは内部の事情といいますか、そこの意思疎通がまだ足りていないということのあかしかもしれません。再度、そういった意味で先立っても校長会で何かそういうようなものがあれば、相談を速やかにしてくれと。具体的な話をしてくれということも申し上げて、各学校に伝えていますので、今後においてはきちんと学校サイドでいろいろ困り事含めて、なおかつちょっとした対応できるものについては、できるだけ早く対応できる方法を探っていきたいと思っています。1点具体的なものとしては、今先ほど申し上げた周辺は、もともとがLETモデルと言いまして、この中央地区と違うものを端末使っているんですけれども、そうでありながらもやはり少し端末を追加して使いたいという学校の要望がありますので、今まずそこの対応でタブレットを増大して、先生方に少し幅広に使えるようなものを提供できないかと今検討はしていますので、そういった部分も含めて充足を図っていきたいと考えていますので、またそういう状況についても配慮しながら対応していきたいということでございます。以上です。

出典:士別市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる