士別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日
冬の市民生活の最大の関心事である除排雪の実態について
2021年3月11日、士別市議会の大綱質疑で、西川剛議員が「冬の市民生活の最大の関心事である除排雪の実態について」質問し、施設維持センター所長 輿水賢治、財政課長 丸徹也、建設水道部長 千葉靖紀が答弁しました。
- 質問者
- 西川剛 議員
- 答弁者
- 施設維持センター所長 輿水賢治、財政課長 丸徹也、建設水道部長 千葉靖紀
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 西川剛
次は、除排雪について伺います。いや、今シーズンの雪にはまいったと、間もなく雪解けでありますけれども、道路には、まだ高く雪が積まれております。今年の雪に関する市民の率直な感想です。過去5か年の平均を上回る降雪、積雪に加え、2月中の暖気に引き続く大雪、ふだんであれば、天気相手だからしようがないとなるところでありますけれども、今年の冬、市民の口に上るのは、財政健全化実行計画を実施せざるを得ない市の財政の厳しさを理由に、市にお金がないから、このような作業水準なのかという不満やこの先の冬もこのような状況が続くのかと、心配の声も多いです。今シーズンの冬、毎朝の除雪や道路排雪によって、冬の市民生活の安全・安心に御尽力をいただいております関係者への感謝を申し上げるとともに、春に向けまして、引き続きの安全作業を御祈念申し上げまして、冬の市民生活の最大の関心事である除排雪の実態について伺いたいと思います。令和2年度からは除雪対策、この費用は当初予算化されず、また、ただいま審議をしております令和3年度当初予算にも提案されていないことは承知の上で、除排雪費用と財政健全化実行計画との関係を確認したく、まずは令和2年度、今年度の除雪対策費予算について伺います。今年度の除雪対策費は、昨年9月の補正で5億1,865万円が予算措置されています。前年度からの比較ではマイナス3,000万円ということで、提案時には、路線延長や堆雪場の再構築や可能な限りの見直しを行ったとされており、繰り返しになりますけれども、前年度であります令和元年度予算5億4,984万円に対して、3,000万円の減額となっています。一方で、先ほども質問いたしております、昨年10月に初めて説明のありました財政健全化実行計画において、令和2年度の歳出抑制効果額3,000万円記載がありますけれども、これは除雪対策費の見直し分とお聞きをしております。今、審議をしております令和3年度から実施をする計画に前倒しして、令和2年度の除雪対策費の予算減額分が効果額として記載されている理由、また除雪対策予算は、過去の降雪状況によって執行額に応じた見直しというのが基本だろうなと私は思うんですけれども、今回、これがこの予算減額が効果額と同じであるということは、これ除雪路線の見直し等々も、前年度予算費の3,000万円の減額は全額、これは健全化計画による効果額ということで理解すればいいのでしょうか、お知らせください。次に、市街地の排雪作業について伺います。今シーズンのダンプ排雪作業は、年前12月中には3日間、年明けは1月12日から作業が始まっていると伺っております。冒頭申し上げたとおり、今年の雪の多さから作業も御苦労されていると思いますけれども、今シーズン、2月末になっても一度も排雪作業が行われていないという地域、一方で既に複数回実施された場所もあって、今シーズンにおいては、様々な不満な声が施設維持センター等にはたくさん届いているのではないかと思います。逆に、排雪作業については、当然ながらこの地域で毎年行われておりますので、知っているつもりでもありますけれども、逆に知らないこともたくさんあるのではないかと思いますので、その点、改めて市街地の排雪作業について教えてください。排雪作業を始める基準は、また、その判断はどのように行っているのか。作業はどのような体制で行っているのか。作業を行う地域の順番はどうなっているのか。何度も排雪作業が行われる地域があるのはなぜなのか。例えば平年並みの降雪、積雪なら、市街地を一巡するのにどれぐらいの日数がかかるものなのか。平年以上の降雪、積雪、今年度のように、その雪の量が多かった場合、予算超過が見込まれるときの対応はどうなのか、概要について教えてください。その上で、今シーズン、今年度の排雪作業の実施状況と予算執行見込みをお知らせください。最後に、除雪の出動基準と同様に、例えば積雪量などを用いて、排雪作業開始の目安を市民と共有することはできないかという点について伺います。除雪作業については、午前3時の時点で10センチの降雪があれば出動するという基準が示されております。当然、この値は計測地点の降雪量であることから、風の影響などによって、市街地の各地域においてはイコールではありません。しかしながら、この基準は一定市民には浸透しておりまして、雪が多く降った朝、家の前を見たら、除雪車が来なければ、ああ、この雪は今朝3時以降に多く降ったんだと、明日は来るだろうとなるんです。一方で、今お伺いしています排雪作業の開始については、これは答弁で基準を教えてくれるかもしれないので、仮定になってすみませんけれども、この基準が、実はもう皆さん知らないというか、あるのかないのかも含めて知らないものですから、当然、市民も認識をしておりません。行政から頂いたデータで、過去の降雪量、積雪量の集計、また、士別地区市道排雪業務の実績データを頂きました。平成27年度からの数字を頂いています。過去5年平均の排雪作業は、12月中には6日間実施をしており、市街地一巡の作業開始、市街を1回目入るよというのは、大体平均すると1月8日からとなっておりまして、そのときの積雪量の平均は12月段階で54センチ、1月8日で74.8センチとなっておりました。これに対しまして今年度の作業、頂いている数字でいきますと、12月で3日間の作業が実施されているようです。その際の積雪量は64センチ、そして年明け、いわゆる市街地一巡の作業のスタートでありました1月12日の段階では、95センチと積雪量がなっておりまして、市街地一巡の排雪作業が開始された時点の積雪量、過去5年平均に対して20センチ高くなっていたということです。この数字からも、結果、年明けすぐには、いつになったらこの排雪作業を始まるのかという不満の声、これにもつながったのではないかなと思っています。もちろん、積雪量の数値と市街地地域のこの堆雪の状況については、道路の幅員でありますとか、住宅の立地など、様々な状況で一概には言えないと思いますけれども、これも過去の知見を示すとおり、これだけ市がずっとホームページで公開しておりますから、これだけ雪が積もれば、積雪量がこれだけになれば市街地の道路の堆雪状況はこのようになり、幅員もこれぐらいになり、結果、安全な通行に支障が出るという関係はあるのではないかと思います。さらに、作業にかかる準備時間の関係から実際に作業が開始されるまでのタイムラグもあるでしょうが、ここは市街地一巡の排雪作業については、積雪量が何センチとなれば作業を開始する目安であるということも設けて、市民に周知することができないか、この点を伺いまして、この質問を終わります。
答弁 施設維持センター所長 輿水賢治
お答えいたします。まず、令和3年度から実施する健全化計画に前倒しして、令和2年度減額分がなぜ効果額として記載されているか、それと、令和元年度予算費3,000万円減額は全額健全化効果ということでしょうかという質問に対してであります。まず、令和2年度予算の現年度対比3,000万円減額につきましては、以前から懸案のありました市道排雪の堆雪場を北海道所有地から防災ステーション隣接の士別市所有地へ移設することにより、経費で約850万円、それから、除雪路線を見直しまして、延長を約8キロ短縮したことによりまして、800万円、農村地域の拡幅業務の時間見直しにより300万円、それから、過去5か年の実績に基づく排雪台数の減により600万円、それから、除雪関係車両を、これ除雪関係のパトロール車ですとか、作業車ですとか、そういったものを購入しております。その償還が令和元年度で終了しまして、その分で450万円、合計約3,000万円の減になったところであります。この取組につきましては、効果額として記載されてはいますが、令和2年度当初より取り組んでまいりました業務の見直しによる経費の削減、経費の減ということで積算した額であります。それから、排雪作業を始める基準と判断についてであります。排雪作業開始の判断としましては、日々のパトロールにより状況を把握の上、幹線道路については車両が安全に交差できることを目指しまして、生活道路につきましては、もともとの道路幅員により対向する車両が譲り合って通行する場合も考慮しながら排雪の開始を判断しているところであります。それから、排雪作業の体制についてであります。排雪作業の体制につきましては、ロータリー1台、それから、ドーザー2台、グレーダー1台、ダンプおおむね14台と誘導員の体制によって運搬作業を行っております。積雪が急増する状況になった場合につきましては、もう1班体制を追加編成し対応しているところであります。それから、排雪作業を行う地域の順番についてであります。優先としましては、救急医療を担当する市立病院の周辺、それから、児童・生徒の通学路の確保を行った後、市街地の幹線道路の幅員を確保し、幹線道路に接続していく生活道路の排雪を順次実施している状況であります。それから、何度も排雪作業が行われる地域があるのはなぜかでありますが、排雪回数の違いにつきましては、今の優先順位の高い道路のほか、排雪ダンプの堆雪場までの運搬経路に伴いまして、幹線道路について、回数が多くなる場合、そういった場合がございます。また、本年度は多くは中止となったところではありますが、冬季のイベント開催、こういったところについても周辺の拡幅を行う場合というのがございます。それから、市街地を一巡するのに、平年並みの降積雪で日数どれぐらいかかるのかという質問でございますが、平年並みの降積雪であれば、12月下旬から作業を開始しまして、おおむね28日で一巡することの形となっております。それから、予算超過が想定される場合の対応についてということでありますが、まずは除雪対策事業費内での対応となりますが、降雪状況により大雪が続くような事態においては、補正予算も検討することも想定しております。今年度の排雪の実施状況と予算執行見込みについてであります。昨年12月は、道路の幅員がある程度確保されていると判断をいたしまして、議員御説明のとおりに、年末3日間での排雪の実施となったところであります。また、年明け1月につきましては、受託業者との協議にもより、運搬排雪ダンプが確保できる12日からの開始となったところであります。ただ、2月中旬には暖気による降雨とその後の暴風雪によりまして、排雪作業が非常に危険な状況でありましたので、排雪作業を中止しまして、それから除雪作業、吹きだまりによる拡幅の狭くなった農村地域の拡幅作業を、これを優先することになりましたので、予定よりも遅れて市内一巡完了が2月27日となったところであります。そして、3月に入りまして、現在は2巡目の排雪作業に入っているところであります。予算執行見込みにつきましては、今後の排雪業務実績にもよりますが、現行予算の事業費内で収まるものと考えております。それから、市街地一巡の排雪作業について、積雪何センチで始めるという目安基準、これが設けられないかという質問であります。施設維持センターにおきましては、毎日、降雪、積雪のデータ、これを把握しておりますが、降雪量と路肩の積雪量について、これ関係性は非常に強いものと考えられます。ただ、除雪の出動回数、それから気温、風向き、風速など、ほかの気象状況の影響下、基準を一律に設定するものは難しいものと考えております。地域によっては、議員御説明のとおり、住宅の立地、この状況もありますし、また除雪に伴う雪の堆積スペース、こういったところにもより、道路の幅員状況、それぞれ道路の幅員状況が変わってくる部分もあります。ですから、基準を一律に設定するのは非常に難しいものであると考えております。この基準を市民へ周知できないかという御質問であります。排雪に着手する目安、設定、周知すること、これは困難ではありますが、今後については、市民の皆様方に向けて排雪の開始、進捗状況、そういったものを除排雪業務に関するお願いとともに、速やかに市のホームページで周知し、市民の理解と協力を得ていきたいと考えております。以上です。
質問 6番 西川剛
再確認で、答弁いただきました除雪費の見直しについては、健全化とは別でいろいろとやってきた課題解決もあってということでありますので、これは健全化計画にしたら、逆に言えば、3,000万円と書いてあるというのは、これは誤りということで、そういう理解でよろしいですか。その確認を一つしたいと思います。それから、頂いた部分で、作業については、このような作業をやっていますよということについては、今おおむね理解をしました。ただ、一つやはり、逆に頂いた形で思いますのは、ある程度、やはり年間の排雪作業、市街地だけを特化して聞いておりますけれども、市街地においては、やはり、こういうような作業が優先道路は当然あって、学校周辺があってと、今、優先道路のお話もあったので、ある程度、骨格作業が決まっているのかなという理解だとすれば、あとはそれをいつから始めるのかということだと思いますので、ちょっと予算内で収まるというところが、この大雪でそうなんだろうかというところにも、過去の数字をもらえば、平成29年度については、当然多くの額がいっているみたいなことの実績もいただいている中で、今年このような中でも、ああ、予算内で収まるんだということでいくと、予算積算が上手にできたのかどうなのかというところを、ちょっと皮肉も言いたくなるんですけれども、改めて、その骨格作業が決まっているのであれば、そのスタート時点について、どのような考え方だということを、何センチとは言わないにしても、どのような状況になったらということを、やはり市民にこれも情報共有の部分につながりますけれども、先ほどの除雪の例のように、このような基準でありますと言えば、一定程度、ああ、そういうことなんだという理解も得られるんですけれども、何も分からないままで、いつ来るとも分からないものをただただ待っているというのは、市民生活、特にやはり冬、雪が多い年には大変だと思いますので、いろんな事情で作業が変わるというのは、全然もうそれはしようがないですと理解しますので、士別の冬の安全・安心、排雪作業はこのような形でやっているんだということを、ぜひ市民の皆さんと共有できるように、センチが言えない、スタートのどういう状況になったらということを、これもやはり検討できないか、発信できないかということを改めて伺いたいと思いますので、2点お願いします。
答弁 財政課長 丸徹也(財政課長は2022年3月まで)
再質問にお答えいたします。まずは私のほうからは、今回の令和2年度の3,000万円の除雪経費の見直し、これについての考え方ですけれども、この除雪対策経費の部分については、当然、財政健全化実行計画で求めています、この体質の改善という部分に関連しまして、除雪体制、あるいは、その方法、そういったものを見直しをいかにできるかということで、この間、協議いただいて、その内容としては、先ほど御答弁申し上げた内容で3,000万円の効果を令和2年度に上げたということになっております。また、この部分の効果については、令和3年度以降も、当然この効果については見込んでいるところでございますし、また、除雪対策経費については、さらに改善できる部分については改善していくという考え方を持っておりますので、そういった部分で、私どもとしては、この財政健全化実行計画の部分について、除雪対策経費については見直しの一環として考えているところでございます。以上でございます。
答弁 施設維持センター所長 輿水賢治
再質問にお答えいたします。排雪作業のスタートのこの周知、基準についてでありますが、やはり議員のほうからも御説明がありましたとおり、何センチでスタートというのは、やはり維持センターとしても非常に厳しい部分ございます。それで、やはり日々のパトロール、これによって道路の幅員を確保、道路の幅員を確認しながら、幹線道路については、やはり車両が安全に交差できることを目的とします。そして、幹線道路につながる生活道路については、対向する車両、譲り合っていただくことも想定しながら排雪というものを開始していきたいということをホームページのほうで周知していけたらなと考えております。
再々質問 6番 西川剛
再々質問をします。まず、財政健全化の部分について今いただいた部分で、これは健全化の効果額に資したのだということで言われて、私、実は答弁を求めたのは、逆の質問をしたつもりだったんです。冬の安全・安心に係る経費なので、財政健全化によって削減したということが、これが計画によるものだと言われてしまうと、この先の大雪に対してどうなるんだということが市民の不安なので、逆にこの計画に載っていないほうがいいなと思って質問したんです。要は、当然ながら安全・安心、通行の支障に資さないような環境整備のために係る経費なので、当然ながら天候相手なので、その点については、健全化計画分は幾らあったけれども、それ以外の部分は過去の実績、予算執行に応じて入っているんですと。だから、3,000万円全部じゃないんですという答弁をいただけると思って、質問をしたんですけれども、逆なので大きな不安になります。修正があれば、ぜひお願いします。冬の生活の安全・安心のための計画なので、健全化による見直し、ここは上限であるということではないということをいただければと思います。それから、所長からいただきましたルール、パトロールした基準については、実は、私、これ聞いているんですけれども、その理由、本当にパトロールによって、お互いが譲り合ってもなお交差できないような道路状況になったら排雪を考えますと聞こえるので、それは基準ではないでしょうと、それは出動基準ではなくて、道路としてのもう最低基準じゃないですかと。だから、そうじゃない目安をぜひつくってほしいと申し上げています。譲り合ってなお通れない道路、では、どうするんですか、救急車、火事があったときの消防車、譲るんですか。譲り合ってもなお通れないんですよ。だから、それは、私は道路としての機能としての最低限だと。それを頑張って、パトロールして、この状態まで我慢できると捉えられたら、それは市民は理解できませんよと。だから、目安というものを設けるべきではないかと伺っております。いかがでしょう。2点、再々質問とします。
答弁 建設水道部長 千葉靖紀
まずは、その道路の安全の確保という部分の中で、これは士別市については、夏場、道路も広い、そして直線ということの中で通りやすく、歩きやすいという状況がまず一つ前提でございます。そして、この地域特有のやはり積雪寒冷という中で、降ったときにつきましては、道路状況が悪化する、そして、それが続けば、幅員がやはり減少してしまう、その中でいけば、除雪により路肩に雪が積み上がる、そして、幅員が狭くなるという状況がございます。これは夏場と比較しますと、歩く者、それから、運転する者、かなりプレッシャーといいますか、ストレスが高いという状況は、まず、これございます。その中で、先ほどからちょっと御答弁させていただいていますけれども、冬場、ちょっと幅が狭くなってきたときに、申し訳ないですけれども、車両同士、譲り合ってください。そして、その車両が通れなく、交互通行ができなくなった場合、その辺を維持センターのほうで日々パトロールしまして、ここを排雪しましょう、それから着手しましょうという判断に立って、今まで着手についてきたというのを一つ御理解いただきたいと思います。そして、2点目ですけれども、効果額という部分の中で、特に懸案でありました排雪の堆積場につきましては、これは担当のほうから懸案でありまして、去年、この大綱質疑の中でも健全化についてはいろんなお話がされていました。それを踏まえて4月当初から何かできること、それから、懸案で抱えているところを担当者がいろいろ検討し、創意工夫をし、そして、それらのボトムアップとして、効果額として、これができるんではないかということの中の経費削減として取り組んできたということでの御理解をいただきたいと思います。以上です。