士別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日
子ども・子育てに関する新型コロナウイルス対策は
2020年9月16日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「子ども・子育てに関する新型コロナウイルス対策は」質問し、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。
- 質問者
- 国忠崇史 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 田中寿幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 国忠崇史
最後のテーマに入ります。最後は子ども・子育てに関係した新型ウイルス対策についてお伺いいたします。今回新型コロナウイルスの感染という未曽有の現実によって、政府からのあるいは北海道からの緊急事態宣言が出たり消えたり、また保育施設に関しては政府の方針も最初2月末に原則開園ということだったんですが、ゴールデンウィークを迎えるに当たって登園自粛要請を出すようにと二転三転したわけです。それで今後、秋から冬に訪れると思われる感染の第3波、第4波に備えて、保育施設の開園・休園あるいは自粛要請などの判断基準について、この際一定の整理をしておいてはいかがかと思いますが、この件についての答弁をお願いします。2つ目、未就学児のマスク着用についてお伺いします。日本小児科学会やWHO、世界保健機関、あるいはユニセフなどがこの件について勧告を出しています。どこもおおむね2歳未満は不要、あるいは窒息の危険があるのでマスクはしてはだめとしております。ところが3歳から5歳については論議のあるところです。WHOはこのたび3歳から5歳についてもマスクは原則不要としました。なぜかといえば、この年代の子供はマスクの自己管理ができず、苦しくなってその辺の床だとか、いろんな場所に放置したりすることも多いわけです。そうするとかえって感染が広がったり、逆効果になることがあるからです。また、いろいろ交通機関にお伺いしますと、士別軌道などは乗客にマスク着用を求めていますが、未就学児には特に求めないとしているところだそうです。翻って本市の教育現場を見ますとどういう方針か、この際お伺いします。よくマスクをして散歩をしているお子さんも見かけますが、基本的な方針としてはどうなっているかをお伺いする次第です。一方で、教育委員会が所管する市内のスポーツ施設では、かなり厳格に着用を義務づけています。特に南郷市民プールなどでは3歳から5歳についても必ずマスクをしてくださいという方針です。このことは保育現場と教育委員会という2つの行政としての一貫性がちょっと疑問視されるところではないかと思うんですが、この件についての見解を伺う次第です。3点目で障害児の問題を取り上げます。今般、全国的な学校の長期休校で一番しわ寄せを受けたのが障害児とその家族だと全国的には言われています。もともと人手不足のところに障害児を預けている、そういった関係があってどうしても障害児とその家族には遠慮というものが生じます。どちらかというと預かってもらっているみたいなやはり認識を持ちやすいということです。そこで登園自粛要請など受けて、どうしても預けにくくなったと全国的には言われていますが、本市ではどうだったのでしょうか。特に本市の放課後児童クラブ、いわゆる学童保育です。それから最近まで日中一時支援と呼ばれていた障害児のケアの事業です。それから市立保育園における障害児への、新型コロナウイルス問題が発生してからのこの間の対応実績をまとめていただきたいと思います。具体的には、保育した人数、あるいは保育施設の稼働日数、そして利用者数などがいわゆるコロナ前と顕著な変動があるかないかについてお伺いする次第です。最後に、保育士や保育従事者への慰労金について、本市としての態度をお伺いしておきたいと思います。この件については、いわゆる国の第2次補正予算で厚生労働省から介護分野それから医療分野について限定されて慰労金が出ることになりました。詳しく言いますと、感染者が出たり濃厚接触者に対応した介護施設、医療施設等に勤務して利用者と接触する職員には20万円、その他の施設等の職員に5万円が支給されて、既に士別市内の介護施設などでも支給されたと聞いております。この慰労金について保育分野を外した理由についてですが、厚労省はこう言っています。保育というのは他の分野に比べ、子供にかかわる施設などでクラスター感染などが今のところ広がっていないというのが1つ。それから2番目、利用者数にかかわらず、保育所運営費が通常どおり支給されている。このことを理由として挙げています。しかし、現場の努力、あるいは当該保育施設の職員のやる気、そういったものを見ると、介護施設と保育施設でそう差はないと思うんですが、ただ厚労省の方針が覆ることはありませんでした。そこで各自治体が独自に地方創生臨時交付金を活用して保育分野への慰労金を支給しているところがあります。全部は挙げませんが、道内でも札幌市、函館市、苫小牧市、石狩市、北斗市、あるいはいろんな町村です。そして隣の幌加内町、あるいは旭川市もこれから支給の方針と聞いております。また、9月議会で行政のほうから慰労金が提案されている自治体も多数あります。そこで、この際本市として、この保育分野への慰労金についてどのように考えているのか、見解を伺いして、この質問といたします。 (降壇)
答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)
ただいまの御質問にお答えします。初めに、保育施設の休園・開園、登園自粛要請等の判断基準についてです。新型コロナウイルス感染症が発生した場合の保育所等の臨時休園等の対応につきましては、令和2年2月25日付、厚生労働省発出の事務連絡、保育所等において子供等に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について第二報に基づき行うこととされています。具体的には、1つ目として、感染した子供が発熱やせきなどの症状が出ている状態で登園した場合においては、市が臨時休園の規模及び期間について北海道と十分相談を行った上で、当該保育所等の一部または全部の臨時休園を速やかに判断することになります。2つ目として、感染しているが発熱やせきなどの症状が出ていない無症状の状態で登園していた場合には、一律に臨時休園が必要とまでは言えない可能性もあり、市はその必要性について個別の事案ごとに道と十分相談の上、慎重に判断することとなっています。3つ目として、子供が感染者の濃厚接触者に特定された場合には、当該子供の保護者に対して登園を避けるよう市が要請することになります。4つ目として、地域で感染が著しく拡大している場合で、保育の提供を縮小して実施することも困難なときは臨時休園の検討をすることになりますが、この場合においても医療関係者や社会機能を維持するため就業を継続せざるを得ない保護者やひとり親家庭などで仕事を休むことが困難な方などの保育を検討することになります。このように感染症の発生がいつどのような規模や状況で起きるかについては予測ができないことから、市として開園、休園についての一定の基準を設定することは難しいと考えており、今後も国の方針等に基づき判断していくこととなりますが、市立保育園以外の保育施設等においても開園・休園の判断に困ることのないよう、情報の発信や確認を強化し、さらなる情報の共有に努めてまいります。また、登園自粛要請につきましては、今後の各地の発生状況等を踏まえ、地域における感染拡大防止を目的に保育施設等の利用の自粛を呼びかける必要があると判断した場合については保育施設等の利用保護者に対して市として利用の自粛要請を行っていく考えです。次に、マスク着用の年齢についてです。保育園でのマスク着用の対応については、今年度第2回定例会一般質問において苔口議員にお答えしたとおり、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症の予防法に基づき、基本的にはゼロ歳児から2歳児クラスはマスクは着用せず、3歳児クラスからのマスク着用に努めています。マスク着用に当たっては、子供一人一人の発達の状況などで自己管理が不足することや熱中症リスクの課題もあるため、保育士が安全かつ効果的な着用を支援しています。また、マスクを外す場面としては、室内においてパーテーションを利用できる、対面とならないような座り方ができる、ソーシャルディスタンスをとることのできる場面や屋外の活動などで、体調に注意しながら柔軟に対応しています。一方、本市のスポーツ施設においては、社会体育施設におけるガイドラインを作成し、感染症対策に努めているところであり、その一つとして、スポーツを行うとき以外はマスクの着用を求めています。この間、感染拡大状況等による地域ごとの行動基準を初め、さまざまな判断の基準の目安が時間経過や研究、検証とともに刻々と変わっており、文部科学省が示している学校の新しい生活様式についても4度目の改訂がなされ、マスクの着用や消毒の考え方についても取り扱いが変わってきている状況です。子供のマスクについては、議員お話のとおりWHOとユニセフの指針では5歳以下では適切なマスク着用が難しいとして、感染源管理のためのマスク着用はすべきではなく、ソーシャルディスタンスや手指消毒、せきエチケットを守るなど他の感染防止策にしっかり取り組むことを重要としつつ、重症化リスクの高い高齢者など異なる年齢層がいる場所などでは注意しなければならないとしています。また、日本小児科医会の啓発の中には、2歳以上の子供が人と接するような外出をする場合には、マスク着用を勧めるとの内容も記載されており、市におきましては現在公共施設等利用する際や外出先で人と接するような場面には適切にマスクを着用していただくよう御協力を求めています。未就学児童、児童・生徒におけるマスク着用の対応については、今後、感染症の状況や厚生労働省、文部科学省等から示される内容を踏まえ、必要に応じ士別市新型コロナ感染症対策本部会議において協議し、決定してまいります。次に、障害児など特別な配慮と支援が必要な子供への対策についてです。最初に、学校の長期休業期間中の休園等の状況についてです。学童保育を実施しているあけぼの、ほくと、朝日の3つの放課後児童クラブ及び障害児の学童保育である放課後等デイサービスセンター青空は、北海道知事の要請に基づき、市内小・中学校の一斉臨時休業となった2月27日から3月4日までの7日間は、学校と同様の動きをとり休止しました。3月5日からは開所いたしましたが、小・中学校等の一斉臨時休業が終了する5月末までの期間は感染拡大防止のため、保護者に対して利用自粛の御協力を呼びかける中で実施となりました。市立保育園については、全ての期間通常どおり開園いたしましたが、小・中学校等の一斉臨時休業期間については利用の自粛をお願いしたところです。障害児への対応については、放課後児童クラブ、市立保育園ともに通常どおりの体制で実施し、学校の長期休業期間中も支援内容に変動はありません。障害や発達に心配のある児童等が通う放課後等デイサービスセンター青空のコロナ前と後の利用状況については、コロナ前の平日の利用者数の平均は7.7人、コロナ禍における3月は感染リスクを下げる観点から利用の自粛を呼びかけ、利用の平均は4人で通常時の約5割となりました。その際には子供たちが家庭で過ごす時間が長くなることから、子供や家族にできるだけストレスがたまらないよう保護者と子供の状況などを共有し、対応について相談しながら必要に応じて利用調整を行ってまいりました。4月は学校が再開したこともあり、平均6.5人と利用が増加しましたが、再度臨時休業となった5月は平均で5.8人となり、4月から5月にかけての利用状況はコロナ前の7割から8割の利用となったところです。次に、保育士等への慰労金についてです。保育士及び保育従事者の皆様には、緊急事態宣言時の各業種への休業要請時においても社会活動を支える柱として、子供たちの安全・安心を守り続けてこられたことに感謝申し上げます。保育士等への慰労金については本年6月1日付で全国社会福祉協議会政策企画部、全国保育協議会、全国保育士会等が連名で加藤厚生労働大臣に対し、新型コロナウイルス禍において国の感染拡大防止対策や社会活動への貢献を行っていることへの評価を行うよう、対応している保育所、児童福祉施設の全職員への慰労金支給を求める要望書が提出されました。その結果、議員お話のとおり、厚生労働省からは第2次補正予算において保育士が慰労金支給の対象とならなかったことに関して、利用者が感染すると重症化リスクが高いとは必ずしも言えないということや保育は医療や介護、障害の制度、公定価格における利用実績に基づく、いわゆる実績払いとは仕組みが根本的に違い、利用者数にかかわらず運営費が通常どおり支給されていることの2点を踏まえ、慰労金の対象としなかったとの見解が示されました。また、8月19日には北海道が厚生労働省に対し、保育士への慰労金を全国一律で支給するよう要望したとの報告を受けておりますが、現段階において国からの回答はなく、道の動きも決定に至っていないとのことです。そこで本市としての慰労金についての考えですが、これまで申し上げたとおり、現在北海道や各団体などから国に対し要望を上げている状況でありますので、それらの動向を注視しながら慎重に判断していく必要があるものと考えています。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 12番 国忠崇史
ただいまの慰労金についての議論について再質問いたします。本当に保育現場は2年前の北海道ブラックアウトのときも所長、園長の判断では保育園を開けたという現実もありましたし、今回も市立保育園も一切休んでないという現実があります。本当にいわゆる感情論で保育士、保育現場は頑張っているんだからお金くださいと言い始めたらもう私も切りがなくなってしまうんですけれども、でもそうではなくて、やはり国が残念ながら対象から外したことで、自治体間で慰労金を出すところと出さないところという格差が出てしまったこれが大問題だと思うんです。以前からこのまちは保育士に家賃補助するけれどもこのまちはしないとかいろいろあって、本市も、ことし4月からよそのまちから士別市に転入してきた保育士について、就労1年で幾ら、2年目で幾らと助成金制度をつくりましたけれども、やはり保育士の奪い合いになってる現実の中で、慰労金を出すところ出さないところというのは、やはり現実の保育士は見るわけです。もちろんここは5万円出るから行くとかそういうことではないと思いますけれども、でもやはり市町村間格差ということは、これは大問題なので、ぜひこの弊害については市としても声を大にして道や国に言っていただきたいのですけれども、その点もう一度コメントいただけるでしょうか。
答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)
慰労金につきましては、今、議員のお話にありましたように、各自治体で5万円のところもあれば、1回1,000円だというところもあるということで認識をしています。ですので、一律にその額が定まっているということでは当然ございません。道のほうにも今現在そういった慰労金の考え方、要望について、道のほうからも調査が来ておりまして、市としてもこれはやはり国・道が一律にそういったものを定義づけて支給してほしいということで回答もさせていただいておりますので、答弁にありましたように、まずは今北海道から国のほうに要望を出しているという状況でございますので、こちらの動向をしっかり見ながら判断していく必要があると考えております。以上です。