士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月28日
JR北海道への国からの支援を宗谷本線に
2021年10月28日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「JR北海道への国からの支援を宗谷本線に」について質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。
- 質問者
- 国忠崇史 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 国忠崇史
私は3つのテーマを用意しましたが、3番目の灯油高騰対策は佐藤議員の質問にお答えになったとおりですので割愛いたします。まず、JR北海道への政府からの巨額支援を宗谷本線へというテーマでお話しします。市長の所信表明では、公共交通については、士別市地域交通網形成計画に基づき次世代を見据えた仕組みづくりを進めながら、子供から高齢者までが利用できる地域特性に応じた利便性の高い交通システムの構築を目指しますということで、特にというかJRに特化した表現はなかったんですが、私はちょっとJRに特化して質問したいと思います。この3月に、改正日本国有鉄道清算事業団の債務等処理法、通称改正JR支援法が国会にて採択されました。これは経営難に直面するJR2社、JR四国と北海道に対して支援を行うものですが、特にJR北海道に対して、3年間で1,302億円の巨額支援を行うものです。ただ、JR北海道の方針としても、道南シフトというか北海道新幹線など道南の鉄路に投資していく方向ですが、本市あるいは宗谷本線活性化協議会としても、道北への投資、なかんずく宗谷本線への投資を呼びかけるべきではないかと思いますが、市の見解のほどはいかがでしょうか、お聞きします。次に、JR士別駅のリニューアル計画についてお聞きする予定でしたが、これは山居議員の質問への答弁がありましたので割愛します。次に、瑞穂駅、多寄駅の補修についてお伺いします。まず多寄駅ですが、駅舎そのものはまだ古くないですが、実はいまだにくみ取トイレであり、主要な利用者層である高校生から不満の声が出ています。また、瑞穂駅は有志による駅ノートが設置されており、道北バスなどと併せて観光に来る乗鉄の人が多いことが分かります。地元住民だけでなく、こういう人の意見を聞いてみたらどうでしょうか。それで手紙を1つ読みたいと思います。2020年7月23日木曜日、昨日は士別グランドホテルに宿泊して、士別市街地から徒歩でこの瑞穂駅に来ました。羊と雲の丘の羊牧場でサフォークを見て、下士別駅を経て多寄駅までウオーキングをエンジョイした。2017年7月頃に多寄の集落を訪れたときにはAコープがあって、カップラーメン&豆腐などを買って士別市街地からのウオーキングによる空腹を満たしたものでした。しかし、今回3年ぶりに訪れてみると、Aコープは廃業していました。多寄の集落に着いたのは午後3時近くのため、そば処もカレーショップも閉まっていました。5時まで待ってカレーライスを食するか、JRの列車で風連まで出てセイコーマートで買物をするか、迷いに迷って、意を決して空腹覚悟で瑞穂駅まで国道40号沿いを歩きました。1キロメートルぐらいのところに大安売りののぼりのある野菜の露店を見つけて、そこで小ぶりのキャベツを50円で買って、今晩の食事としました。まさに地獄に仏とはこのことだろう。そして、安堵の気持ちで瑞穂駅に着いたことは言うまでもない。H・A、大阪市西成区在住。こういうような文章が書いてあります。要は、観光資源として無人駅が使えるんじゃないかという問題提起です。この人は士別グランドホテルと、それからキャベツの50円ですか、外貨というかお金を落としているわけで、そこら辺よく考えて、瑞穂駅、多寄駅の維持補修をされたらどうかという提案でございます。取りあえず、以上質問にお答えください。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
国忠議員の御質問にお答えいたします。初めに、JR北海道へ行われる支援と道北への投資の呼びかけについてです。本年4月に日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律が改正、施行され、国からJRに対する経営安定基金の下支えや整備投資などへの支援が令和12年度まで延長されることとなりました。JRでは、この支援を基に中期計画に位置づけた車両の新製や販売機器の更新、業務システムの見直しなどを進めているところです。また、本年度から国と道の協調支援として、本市も出資している北海道高速鉄道開発株式会社を通じて、JRへ列車が無償で貸与されることとなっており、観光列車としての運行や地域イベントにおける利活用について、宗谷線区でも大きな期待を寄せているところです。このほか宗谷線におけるJRの設備投資として、本年3月旭川から名寄間において、動力性能の向上及び冷暖房機能が備わったH100型の車両が導入されており、利用者からも好評を得ています。今後、北海道の骨格を担う宗谷線においては、宗谷本線活性化推進協議会が長年要望している、名寄駅以北の鉄路の高速化を図ることが線路維持と利用促進に向けて取り組む重要なテーマの一つであると考えます。また、将来に向けては各地域が個性を磨きながら、宗谷線における移動と目的を組み合せ、全体をデザインする必要があると考えます。こうした取組をはじめ国忠議員から御提言のありました、道北地域の利用促進に資する設備投資についても、26の沿線自治体が連携をして、JRへ強く要望してまいります。次に、瑞穂駅、多寄駅の維持補修についてです。瑞穂駅については多寄東自治会が所管されており、地域において環境美化や駅舎の維持管理などに御尽力をいただいております。また、多寄駅についてはJRが維持管理する中で、定期的な巡回点検及び清掃が実施されており、具体的な改修計画はないと伺っているところです。いずれも地域の方の通学や通院などを支える大切な駅として利用されており、市では、マイレール意識の醸成を呼びかけるとともに、様々な声を参考に駅の維持に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 12番 国忠崇史
それで、この公共交通、特にJRです。1つには地域住民の足という面があって、もう一つ、外貨獲得の手段だという面も、ちょっと紹介しましたけれども、もっと分かりやすい例が、例えばモノコックバスです。コロナ禍でも211人が乗車して、道外から東京が25人、神奈川県が18人、埼玉県17人、兵庫県10人、茨城県6人、そして福岡県4人と。中には市内に3泊して3回乗車したという愛好者もいたと。通勤、通学に利用する人とは温度差というか非常に熱いんです。だから、その辺の人の力も借りて外貨獲得すべきだと。市長の持論である外貨を。そのとおりだと思うんです。要は、本市に、都会からわざわざ来て、お金を落としていくわけですから、道北日報によると、利用者のうち市内で飲食をした人が91人、観光した人57人、市内で宿泊した人は21人と。だから、言ってはあれだけれども、士別の観光資源、どうしても小粒な面はあります。だけれども、それなりによさがあるのは、小粒だけれども、それぞれいろんな市民が関わって盛り上げているというところがいいところだと思うんです。だから、このモノコックバスも、言ってしまえばたった211人ですけれども、でも211人って、よく考えたらすばらしい観光資源になっている。だから、ぜひ外貨獲得の手段として、渡辺市長になったことをきっかけに捉え直していただきたいと思うんです。その辺、ちょっと深掘りできますか、いいですか。
答弁 市長 渡辺英次
国忠議員の再質問にお答えいたします。ただいま御提言いただきました、瑞穂駅とか、そういう観光資源として、どうなんだという御提言かと思います。おっしゃるとおり、私も、例えば人数が少ないとはいえ、いわゆる自称マニアというんですか、JRの鉄道が好きな方いますよ。そういった方を士別に誘致するというのは1つの手段だとは思っています。ただ、そこで必要なのが、例えば改修工事をやるであるとか整備をやるとなったときに、市民参加型でお力添えいただくことはもちろん重要だと思いますが、それに対する費用をどうするかということも現実的にはございます。例えば御提言をいただきました、外貨を稼ぐという観点でいいますと、外貨を稼いだ代わりに、その分かかった経費が大きくなってしまっては、いわゆる費用対効果という部分も出てくるかと思います。そういった意味では、一方では慎重な考え方をする必要もあると思いますし、先ほど答弁で申し上げましたが、モビリティビジョン推進会議、北大の岸先生という方が座長をされています。その岸さんは、今回は乗り合いバスとか、いわゆる道路のほうの御提言をいただいているところですが、もともと御自身もマニアというほど鉄道がお好きな方でございますので、そういった専門の方の御意見もいただきながら、あるいはただいま申し上げたとおり、ファンの方の声も聞きながら、いろいろな政策を模索してまいりたいと、そのように考えます。