斜里町議会 令和4年12月会議 2022年12月14日
(1)ウトロ道の駅・シリエトクの改修には知床観光に今必要とされている機能を備えるべきではないでしょうか?/(2)(一社)知床しゃりとNPO法人知床斜里町観光協会の役割を町はどのように捉えているのか?伺います
2022年12月14日、斜里町議会の一般質問で、櫻井あけみ議員が「ウトロ道の駅・シリエトクの改修には知床観光に今必要とされている機能を備えるべきではないでしょうか?」「(一社)知床しゃりとNPO法人知床斜里町観光協会の役割を町はどのように捉えているのか?伺います」について質問し、町長 馬場、商工観光課長 河井が答弁しました。
- 質問者
- 櫻井あけみ 議員
- 答弁者
- 町長 馬場、商工観光課長 河井
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 櫻井あけみ
私は、議会で二つの項目について質問させていただきます。1項目めは、道の駅うとろ・シリエトクの改修には知床観光に今必要とされている機能を備えるべきではないでしょうか、という点についてです。道の駅は建設よりすでに15年以上が経過し、その間には現在に至るまで求められる機能も大きく変化してきております。さらに3年目になるコロナ感染の対応対策によって、観光の形態も大きく変化してきております。そして今年4月23日の事故により、知床の観光提供できるアクティビティに関するリスクなどに対する取り組みも大きく変えていかなければならない状況と理解しております。特にコロナ感染対策の影響によって大きな落ち込みの中、今後の斜里町の観光の在り方については、これまで一般質問、あるいは予算質疑の中でも斜里町がとるべき役割として何度か質問を繰り返してまいりました。その中での答弁、あるいは今回の課題を踏まえて、この質問をさせていただきます。道の駅が開設されてからこれまでの間、見えてきた課題の中でここに至るまで指定管理者、テナント各社は、知床観光振興計画に記載された道の駅の機能目的に沿った事業を絶えず検討し、そして展開をされてまいりました。しかし、計画にも記載されるさらなるにぎわいの創出の活性化策や案内機能、情報提供についても、今よりももっと充実できる可能性があるにもかかわらず施設的な課題が大きな支障となっていることは、これまでの15年の活動状況を見ると、明白であります。そこで1点目、これまでの16年間の道の駅の存在と役割について町はどのように評価され、町の観光としての課題をどのように捉えられているのでしょうか。観光振興計画の推進の中で求めてきた拠点施設にふさわしい機能という観点から伺います。2点目、全国的に集客が伸びている道の駅の経済性と機能性、そして知床観光の今後に必要な道の駅機能について、町は具体的にどのように捉え、考え、今回の再整備改修を行うのか伺います。2項目めは、先ほどの今井議員との同様の質問でございますが、一社知床しゃりと知床斜里町観光協会の役割を、現在、町はどのように捉えているのかについて伺います。質問が重複になりますが、この二つのそれぞれの団体は、やはりしっかりとした役割分担があるのだろうと思いますが、現在はそれぞれがこれまでの活動、そして新たな活動も実施はされています。一方で観光に関わる方、関わらない方からも、この両者の役割や組織的な部分でわからないという声を大きく多く聞いています。1点目、知床しゃりの設立時、斜里町が出資したときの設立事業に関する目的などを、当時の議会配付資料でお知らせください。2点目、コロナなど予測できない状況が続いていますが、今後この両団体は、斜里町の観光振興でどのような位置づけで動いていくべき、あるいは動いているのでしょうか。現状の動き、事業の今後の方向性を伺います。この両団体にはこれまでの知床観光に深く関わってきた人材もいらっしゃり、また新しい視点やノウハウを持った若い人材もいらっしゃいます。町のこれからの観光施策の中では大切な役割を担ってもらう団体という視点から、良い形で役割分担、あるいは発展を期待する観点から、上記の質問を行います。
答弁 町長 馬場
櫻井議員のご質問にお答えいたします。はじめに、1項目めの、道の駅うとろ・シリエトクの改修には知床観光に今必要とされている機能を備えるべきではないでしょうか?、についてお答えいたします。道の駅うとろ・シリエトクは、新港の埋立てと合わせて建設を計画し、国によるトイレ、駐車場機能の整備とともに平成19年4月の開設以来、15年にわたりウトロにおける集客の柱の一つとして役割を担ってきたことは議員もご承知のとおりです。そこでまず1点目の、道の駅うとろ・シリエトクへの評価と課題についてですが、入館者数は、コロナ禍の影響を除けば、開館以来、毎年50万人から60万人と安定的に推移しており、比較的順調であると理解しています。特に情報部門が道の駅ランキングなどで上位に入り、高評価を受けていることは周知のとおりですし、観光面の情報発信機能や駐車場、トイレといった休息機能、物販や飲食施設などの商業的機能のいずれの点においても、知床観光の拠点施設としての基本的な役割は果たせているものと考えています。しかしながら議員ご指摘のとおり、賑わいの創出や情報機能などの観点ではさらなる充実の可能性がありますので、指定管理者を中心とした道の駅の独自事業の実施に期待したいと考えています。2点目の、今後、必要な機能などの考え方についてですが、当初の建設費の償還を終えたことを踏まえ、令和4年6月議会においてテナント料金の改定を行いましたが、建物の基本的な機能保持を図りながら、短期的にはテナントの要望に応えた改修を適宜進めたいと考えています。また同時に遺産センターや周辺の動向も踏まえた、中長期的な在り方も検討していかなければならないものと考えています。特に遺産センターに関しては、環境省が一昨年度から施設の機能の見直しに関し、調査・検討し始めている経過がありますので、国立公園入り口の拠点地区として、例えば交通・アクセスや、議員ご指摘のようにアクティビティの拠点などの役割も期待されるものであり、これらの動きを見定めることで、道の駅とその周辺の中長期的な在り方を検討していくべきと考えているところです。いずれにいたしましても開設から15年が経過し、お客様のニーズと今の機能が合っているのか、利用するお客様の再訪動機を促すための方策は何なのかを検証したうえで、時代や観光動向の変化に柔軟に対応できるよう努めてまいりたいと考えていることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、一社知床しゃりとNPO法人知床斜里町観光協会の役割を町はどのように捉えているのか?伺いをしますについて、お答えします。はじめに1点目の、議員ご指摘の議会配付資料とは、令和元年6月定例会議の全員協議会における、地域プラットフォームの設立に向けた検討状況と今後の方向性について、と題した資料のことを指しているものと思われます。その中では、商工会と観光協会において地域経営組織の必要性の論議が高まって、その準備法人の設立に合意したことを踏まえ、DMO、地域商社およびまちづくり会社の機能を併せもつ地域プラットフォームを2年以内に設立するために、事業計画を策定することを主たる目的に、準備法人を設立することを目的として掲げた準備法人に対して、町としても、地方創生推進交付金を活用して、主に2年間の資金的な支援を行いたい旨のご説明をいたしました。ご質問では、斜里町が出資したとありますが、出資ではなく2年間の準備活動に対する事業費支援です。この準備法人は一般社団法人ですので、そもそも出資という概念はなく、社員の集まりによって設立されるものであり、商工会と観光協会の2法人が社員となったものです。次に2点目の、斜里町の観光振興において、一般社団法人知床しゃりと観光協会とは、どのような位置づけであるべきか。事業の方向性がどう動くべきか、に関してですが。まず、一社知床しゃりに関しては、1点目で申し上げたとおり、DMO、地域商社、まちづくり会社の機能を併せもつことが期待されていることは、今もって何ら変わるものではなく、つまり、観光振興の視点では、主にDMOとしての機能の実現が求められているものと考えています。一方、観光協会ですが、昭和30年に設立された各種観光振興事業を推進する会員組織かつ公共的団体であり、観光案内、情報発信、PR、集客イベント実施、施設管理などを本務とする組織ですので、組織の思想や着眼点には違いがあるものの、一社知床しゃりの目指すDMO機能とは、一定程度は重なってくることになります。一社知床しゃりの事業活動が軌道に乗ってきた際には、観光協会との役割分担を整理することになろうかと思いますが、今井議員への答弁でもお答えしたとおり、現時点では、そのような事業の方向性の整理や役割分担の明確化が困難な状況であると捉えていることを申し上げ、櫻井議員への答弁といたします。
再質問 櫻井あけみ
再質問させていただきます。まず、道の駅に関することでいくつか質問させていただきます。町長は私が考えていた、その道の駅の機能、あるいはこれまで行ってきた部分と道の駅に求める本質、そして現状という部分の認識はほとんど変わることもありませんし、おっしゃっていたように観光機能としては一番の集客をしている施設だと認識しております。今お話を伺ったのですけれども、このような町長もお考えになられている、そして15年経ったという部分の中では、今年度の新年度予算に計上されました、観光施設整備ワークショップ事業で示されました3月の議会で新年度予算に計上されています。これが私はやっとこの動きで、それまで言っていたコロナ禍を見据えた観光施策の在り方、あるいは道の駅の方向性という部分に関しても、このワークショップが行われるということで、ワークショップの事業の中に書かれている道の駅の再整備、再投資に向けて町は動き出したと認識しておりますが、この観光施設整備ワークショップ事業はそういった目的で今も変わりませんか。
答弁 町長 馬場
このワークショップ事業は、この道の駅もその中の一つでありますけれども、ほかのエリアの部分の今後の在り方、それを探る、そういうワークショップだと捉えています。
再質問 櫻井あけみ
その事業の概要という部分、春に示された、新年度に示された部分で夕陽台エリアに関してと、道の駅うとろ・シリエトクに関して、そしてそれぞれに予算計上、それとその予算の内容に関しても講師の派遣、あるいは道外、道内の視察業務というものが組み込まれています。私はワークショップ事業が書かれているように、事業概要として動いていったら本当にいいのだと。それこそ先ほど言っていた環境省の整備というもので、環境省の遺産センターに関しても、私たちがあそこの道の駅でいろいろなイベントを繰り返していましたけれども、そのときにも常に環境省の方は、道の駅と含めて今後の遺産センターの在り方というのは考えているのだということを、個人的な部分で、毎回あそこでマルシェなどを繰り返してきた関係から聞かれてきていました。それが今年、新年度からうちの町もいよいよそうやって整備に向けて進めるのだという話をしてきたのですけれども、そうした中、先の産業厚生常任委員会の所管調査でウトロ地区に私たち委員会でまいりました。そのときに改修について、現在のテナントの事業者から出されている課題について、そして、あるいはそれが一部要望についての説明も受けました。それは物販、そしてレストランに関する事業の課題解決を求める内容でございました。この事業者から求められている内容は、今回町が行おうとしている新年度予算に計上された事業、観光施設整備、ワークショップ事業の取り組みの中からこうした要望、あるいは本当に具体的な内容でしたけれども、そうしたものが出てきたものなのでしょうか。まず1点、そこの確認をさせてください。
答弁 町長 馬場
具体的にその内容をどうやりとりをしたか私は把握しておりませんので、担当課長からお答えさせていただくことでよろしいですか。
答弁 商工観光課長 河井
議員ご指摘のワークショップ、道の駅のワークショップに関しましては、まだ開催しておりません。現在、夕陽台のほうは1回開催いたしましたけれども、道の駅のほうはまだ開催しておりません。それとは別に指定管理者の更新、改定などももちろんございましたので、要望についてはテナントのほうから伺っております。それを所管調査の際にはこのような要望を受けているということを、所管調査の現場にてご説明したというところでございます。
再質問 櫻井あけみ
今回、道の駅に関しての質問というのは、本当は新年度予算のときにもう少し詳しく、と思っていましたが、先ほども申しましたように、私、今までコロナを見据えたという部分での取り組み、観光施設整備というのはずっと言ってきましたし、町あるいはウトロ地域からもそういったことを含めて、5年前にも大きな要望が出されています。そうした中でやっと取り組むのだという形での新年度予算の計上と捉えていました。繰り返しになりますけれども、今回この事業者のほうから出ていた要望に関してなのですけれども、この事業者の方々は今回、町が行う観光施設整備ワークショップ事業、そのの中に書かれている内容、さまざまな意見をワークショップ形式の座組みを行って順次まちづくりや景観、そして建築の専門家らを招きながら再整備の考えを整理していくとあります。それを前提として、この事業者の方の要望というのは町が取り組む再整備、再投資を行う道の駅の事業の一つとして出された要望でしょうか。それとも、こういった町が取り組みをするということを知らない状態の中で、コロナ後の来期に向けて何とかこれまでの課題を解決したい、これは町のほうにずっと出てきて言っていた課題と聞いていますし、事実、私もその次の内容を今までずっと聞いてきました。それを踏まえての要望だったのでしょうか。私これは随分変わってくると思うのです。もしもこうした形で町がこの再整備、再投資を行うということをきちんとこのワークショップの計画を事業者に伝えていって、そのうえで出てきた要望なのか。それとももう居ても立っても居られない、何とかしなければならないのだという中で出てきたものなのか。この辺どのように捉えているか、伺います。
答弁 町長 馬場
細かいそのやりとり、どのように伝えたかということを問われましたので、そこには立ち会っていません。報告を受けていませんので、そこの現場のやり取りをした課長に答えさせます。
答弁 商工観光課長 河井
今のご質問の、議員の話で言えば後者、つまりワークショップを今後やっていくことを前提に聞いたものではなくて、現時点での課題として聞いたものに対して、それを議員の皆さまにお伝えしたと。それと一般質問の答弁にもございますけれども、短期的な課題というのはそういうテナントの要望に応えるという意味でございます。中長期的な在り方というのは、それは今後ワークショップなどを開催しながら、地域の意見を取りまとめていきたいというような意味でございます。
再質問 櫻井あけみ
ここで出ている短期的な要望に関してだけまず言えば、やはりお金がかかってくるわけです、それなりの。課長が説明のときに、あるいはプレハブ的な部分、あるいは今後をとりあえずこういうふうにしたいというお言葉を随分、部長も課長も使っていらっしゃいました。私はそこで少し不思議だと思いました。道の駅の、私はこれから求める機能、そういった部分について質問したというのは、先に計上されているこの事業に関してどのような進捗になっているのかというのを聞こうとずっと思ってきましたけれども、まだ道の駅に関してのワークショップは開催されていないという捉え方でよろしいのでしょうか。そして、それは観光に関わる方々、今そのワークショップで見るといろいろな情報を出し検討していくと捉えている。例えば指定管理者、あるいはテナントの人、それからこの道の駅を使う観光に関わるさまざまな方がいらっしゃいます。そうした方々には、このワークショップの開催予定、こういう方針を持っているということも説明されていないと捉えていてよろしいのでしょうか。
再質問 櫻井あけみ
これは町の事業、当初予算と計上されておりますので事業の一つ、町長のほうに質問しています。
答弁 町長 馬場
具体的にそのような内容を事業者、関係者等々に伝えているかというお話ですね。これについては具体的にそのように通告をいただければ、すんなりお答えできるのですけれども、私、正直そこに立ち会っておりませんので、私の立場で今答えろと言われてもお答えはできかねます。
再質問 櫻井あけみ
それではこの質問に関しては原課のほうで、また後ほど繰り返します。ただし1点、私は今回のこの道の駅の整備、これからのありようについて町長にお尋ねしています。そうしたときに、この事業は町の事業として計上されているものですので、当然この事業の進捗、あるいは状況というのは加味されてのご答弁をいただいていると私は思ったのですけれども、そうではないということでよろしいのでしょうか。
答弁 町長 馬場
櫻井議員は、道の駅の今後のより良い姿をしっかり定めていく必要があるだろうということでの質問だと取るのですけれども、そうではないですか。もう一度申し上げます。櫻井議員は道の駅の今後の在り方について質問されているわけですけれども、その中ではより良くするためにどうするべきか、ということの提案はないのですけれども、そこをするために、どのように取り組んでいるのだということを聞こうとされているということで、私は理解します。それが違うと言っていただければいいのですが、そういう中で今課題となっているテナントとのやりとりの中で、課題となっている部分、それはそれで聞きながら、そして長期的な中長期的にどうやってあるべきかということも、やはりワークショップの中で詰めていくという段階で整理をしたいという考えを持って臨んでいるところでございます。
再質問 櫻井あけみ
町長はこの町がつくった部分というのは、私が今回質問している部分と中身に関してほとんど会議はないわけです。何のためにこの事業を推進するかという部分が、これは初年度です、4月に出ている予算なのです、事業なのです。当然、道の駅の今後という部分は、このワークショップの動きをもって町長のお答えが出ると私は思っていましたし、そういう形で動いている。まだ開催されていないにしても町がどのような方向性を持って、このワークショップの事業を行うのかということに関しては、町長もそのとおり持っていると思うので伺っているのです。でも実際ワークショップは行われていない。そして先ほど言ったように、この事業の概要に関しては、食と観光による中核施設としての目的化、そして洗練された施設整備が進められていると、知床にもこういうような設備の部分も必要なのだという、そういう構想をしっかりとみんなで検討するという内容になっておりましたので、その検討する内容、構想の組み立てに関して町はどういった方向性を持っているかという部分を私は伺ったつもりです。
答弁 町長 馬場
そういう構想を持って提示しながらワークショップやるという、そういうスタイルもあるでしょうけれども、私の、もし違ったら課長のほうから違うと言ってもらおうと思いますが、どういうふうにしていく、その“さら”の部分のやりとり、これから詰めていくというのが当然あるわけです。私はこの道の駅についてはまだやっておりませんので、当然そこまで至っていません。そういう中で今後も、この1年間の中でやろうということで、今もう12月ですからそんなに時間はないわけです。さまざま抱えている課題の中で、できるだけそのことについて関係する皆さんと、何がどうなのだということを全部洗い出ししながら進めていく、そういう進め方を私は描いていたのです。少し待ってください。
答弁 町長 馬場
私、先ほど櫻井議員の再質問に対してお答えさせてもらいましたが、担当課長とも確認しましたけれども、基本的に道の駅のワークショップ、これについては構想を持ってワークショップをするという段階ではないということです。それを、そこまでは至っていない。まず始めたのが夕陽台の関係でありますし、この道の駅についてはそこまでは至っていないということでございます。そういう中で短期的には、と先ほどお答えしましたけれども、テナントの要望を受けながら、できるところをやりながら、そして、中長期的な展望について今後ワークショップで議論をしていくということでございます。少し遅れていて大変申し訳ないような感じはあるのですけれども、先ほど議員もご承知のとおり、4月23日の事故によってこの知床観光、今何がポイントかと言いますと、やはり安全に対する取り組み、こういったものをしっかり固めながら発信すること、それによって道の駅にも来られるわけです。そういった対応ということでこれまで予定していなかった知床アクティビティリスク管理体制検討協議会、これを立ち上げて、それも今精力的にやっているということもありまして、この部分についてはなかなか予定どおりにいっていないということだけは現実でございます。そういうことを優先しながら、今後についてさまざまなより良い道を探っていこうという考えは、先ほど答弁で述べたとおりでございますので、ぜひその点についてご理解をいただければと思っているところでございます。
再質問 櫻井あけみ
今後ぜひ精力的にこのワークショップ、私は開催すべきだと思います。今、町長がおっしゃった安全管理、あるいは環境省との関係、そして今後の道の駅、そして、うちの町が抱える優秀な、本当に規模の大きな第一次産業との連携という部分も全部ここの中でできてくるわけです。そうした点では、先ほど答弁の中にありました、短期的にはテナントの要望に応えた改修、これのタイムラインはどれぐらいで考えていますか。
答弁 町長 馬場
大変お待たせしてすみません。その内容については指定管理者との協議の中で進めていくということでございます。今、いつまでと明確に申し上げられる段階ではございません。
再質問 櫻井あけみ
今、建物の基本的な機能保持を図りながら、短期的にはテナントの要望に応えた改修を適宜進めたいと考えていると同時に、中長期的な在り方の検討とあります。私は先ほど、この中長期的な検討を、というのを事業者あるいはテナント、そして指定管理者がこういったワークショップを進めるということを知っていましたかと伺いました。まだ知らないわけですよね。知らない中での短期的なテナントからの要望が出たわけです。そうしましたらこの改修というのは、今後の抽象的な部分とは関係なく進めるのかという部分での、今後一つ心配なのは整合性です。そういう計画があるのだったら、そういう方針でいくのだったら、もう少し中長期的に見て、こういうことが望ましいという声が出るかもしれない。あるいは遺産センターの関係、あるいは、私は観光案内所の改修も大きな役割の一つだと思っています。先ほど町長を見ていてリスク管理というのは本当に大変なわけです。そうしたときに、前回の一般質問で金盛議員が質問されていたゲートウェイ的な部分、そういう機能も持たせることができるのではないか。観光案内所でそう考えたりする意見も一方では出ているわけです。そういったことを全体的に考えていったときに、今この事業者から出ている要望というのを早く、まずは行うべきではないか。そう思いますけれども、その辺どういうふうに整理されますか。
答弁 町長 馬場
先ほど中長期的に云々の部分を伝えていないという、そういう回答をしたと思います。それについて伝えられていない、知らない、だからこの段階でとどまっているというような、そうすると後々整合性がとれないではないかと、こういうことですよね。ですから、そういう意味では、はっきり知らないということがわかりましたので、伝えきれていないということがわかりましたので、これからしっかり伝えたうえで、どうするかということを改めて検討する必要があると思っております。
答弁 町長 馬場
櫻井議員。
再質問 櫻井あけみ
事業者というのは、やはり商売していかなければいけないわけです。そうした中で、この要望というのはいつ出されたか町長ご存じですか。ここに書かれているテナント業者からの短期的な要望というのはいつ出されたかご存じですか。そして、この短期的な要望に関して動いていますか。
答弁 町長 馬場
承知していませんので、課長に答えさせます。
答弁 商工観光課長 河井
9月28日だったと思います。そのときにテナントと意見交換の場を持ちました。それ以後、それに対して具体的に、内部的に、ある種の結論、このようにするだとか、そのような協議はまだ至っておりません。
再質問 櫻井あけみ
短期的な部分含めて、この道の駅の在り方という部分に関しては、本当に大変なことも十分わかっていますけれども、何回も言っているようにリスク管理に関しても、ある程度補える一つの役割を担っている場所だと思います。先ほども言ったように情報の発信に関してはかなり細かな、そして何て言うのですか、今を知りたい、訪れた方が本当に情報発信だという評価が高いところです。それを生かすならば、先ほど言っていたこの道の駅の中に、今はテナントの事業者、組織が2件、そして観光案内所があります。その観光案内所のランクは、先ほど町長おっしゃったとおりです。ならばそこでもう少し、アクティビティに関する情報も十分細かく発信できるのではないかという、この声は本当に地域からたくさん出ています。例えば、その日お天気が良い、自分は観光船に乗りたい、でも予約していなかった、どこに行きますか、羅臼では観光案内所に行けば一目瞭然で空いている船がわかるわけです。今日、今現在、そういうことも必要ではないですか。私は、この道の駅の再投資、再整備という部分は、当然そういったアクティビティを利用する方に適切な状況判断を伝えるということも、ここでは十分担える場所だと思っています。恐らくワークショップを開催していれば、そういう声はきちんと出るはずです。そういったことを見据えていかなければ、もう12月、来年度の予算が組まれるときに、まだこの状態なのです。私は本当に、コロナ禍でみんなが大変な思いをして今やっと乗り切って、さあ次にもう少し頑張ろうという部分を、この道の駅の再生というのに期待している声が大きいです。そこを、大変なことはあるにしても、やはりスピード感を持って対応していかなければならないと考えています。先ほど短期的なタイムラインを伺いましたけれども、今、町長が、町が考えているこのワークショップをどのようにこれから構築して再整備、そして再構築に投資していくのか。そのおおよその時間、考えているところを教えてください。
答弁 町長 馬場
今、今年度以内だとか、次年度だとか、そういうところまで行けていないのは正直なところでございます。まさにこの道の駅という施設をどう機能させて、どうこの知床観光に生かせるかと、そういう提案の一つとして、今アクティビティ情報の発信、これまでいろいろどう考えていますかというお話ですが、どうしたらいい、こうしたらいいのではないでしょうかという話は正直いただいていません。そんな中で、今アクティビティ情報を発信するのが必要ではないでしょうかと、まさにそれはそのとおりだと思います。これは観光協会の情報発信の一つと、アイテムとして当然のごとく情報提供は、私はできているものと捉えていましたけれども、できていないということが今わかりました。これは観光を楽しんでもらうためには当然のごとく発信をする、そういう機能を持ち合わせる情報発信の拠点であるというのは、もうこれははっきりしているわけですから、その中にこのアクティビティ情報を、やはりしっかりとお伝えをする、そういう仕組みにしていく必要があると私も思います。
再質問 櫻井あけみ
アクティビティ情報の件に関して、今、町長がおっしゃった部分では、出てきてないという部分では、私はないと思います。具体的に、設備的に敷地の問題、あるいは面積の問題、場所の問題があそこにはずっと山積しています。これだけの情報量を出す、どのような情報で出しているかご存じですか。本当に、こんな小さなポストイットを貼ったりするのです。それでもお客さんはちゃんと見てくれるのです。でも本当はもっといろいろな、例えば観光船、あるいはアクティビティをやっている人たちのところに空きが出たら、今はそれぞれがホームページで出していますけれども、今日の空いている人数、それを観光協会は出したい、だけどこのスペースではとても狭くてできないというのが現状です。まずそこはあると思います。そして、そういった場をつくっていないでしょう。聞く場所を、道の駅に関しての部分では。作ればきっと出てきますから、いろいろな対応を皆さんが考えていることが具現化されるはずですから、ぜひ早くこのワークショップをきちんとつくってください。開いてください。今だからこそ課題がたくさん出てくるはずです。それを町が、施設は町の施設ですから、しっかりと私は取り組んでいくべきだと思いますが、いかがですか。
答弁 町長 馬場
町の施設、道の駅という中で指定管理として観光協会に運営を委ねているということです。指定管理者としては、よりこの施設を有効にするために知恵を働かせ、さまざまな取り組みをするというのも指定管理者のほうの務めだと私は思っています。だから私は、町は知らないではなくて、町とともに一緒になってどのようにすればいいかということをやっていく必要があると私は認識しております。
再質問 櫻井あけみ
もう一つ確認いたします。先ほどのテナントの要望という部分、もう一度、要望をいただいてからきちんとした調整がなされてないというお話でしたので、それも含めてしっかりと早急に、先ほど言った対応をしていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
この後さまざまな優先事項を踏まえながら、そこは精力的にやっていきたいと思います。
再質問 櫻井あけみ
事業者にとっても、この問題は優先事項だと思います。スピード感を持って対応していただきたいと思います。次の質問に移ります。一社知床しゃりと知床斜里町観光協会の役割に関しては、先ほど今井議員との質疑の中で随分いろいろなことが私わかってまいりました。そこでお話にもなりましたように、DMOの話が出ました。まず1点伺います。以前、観光協会に求めていたDMOという団体の在り方、それが斜里町でなぜ断念されたのか、その辺について伺います。斜里町が断念したのではないかもしれませんが、斜里町の観光施策の中でDMOの必要性というのはうたわれておりましたので、そこで観光協会が降りた理由、あるいは断念した理由について伺います。
答弁 町長 馬場
観光協会がDMOのことを降りたいという表現がありましたけれども、降りたいという認識に私はとってはおりません。あくまでその機能を一社にということで、地域商社機能、まちづくり会社機能も含めて、そこに委ねようという、そういうことで両者が、観光協会が、そして商工会が一致したから、そこに正式な発足をするための準備法人を始めたということであって、諦めたという表現はあたらないのではないでしょうか。
再質問 櫻井あけみ
わかりました。あくまでも観光協会と商工会の中で、一社知床しゃりのほうに委ねようという形で進んだという理解でよろしいですね。わかりました。続けて伺います。現在、DMOとして活動を始めているさまざまな団体が令和元年、あるいはそれ以前からずっとございます。ここに来て観光庁もいろいろと、令和2年あたりからDMOの存在、在り方、役割というものを大きく方向転換、基本的には方向転換という言葉を使っていませんけれども、世界的な部分での使われ方に則した形での在りようを今求めてきていると思います。観光地域づくり法人という形で今動いているはずですが、間違いないでしょうか。
答弁 町長 馬場
日本語というのでしょうか、日本版DMOという表現でずっと観光庁がきています。あえてこの略称、日本語に変えた言葉というのはないと思っているのです。できるだけ理解をしやすいようにさまざまな表現で、観光地域づくり会社だとか、いろいろそういうさまざまな表現でこの内容を伝えようという、そういうことはされていると思いますけれども、今言った観光地、地域づくり云々については、これだと決めつけるわけではありませんが、それは私の理解としては大いに何か表している言葉だと取っております。
再質問 櫻井あけみ
申し訳ありません。そうであれば国土交通省が進め、観光庁の中で取り組んでいる観光地域づくり法人DMO登録制度になりましたけれども、今認定を受けているこの地域、観光地域づくり法人DMOが何カ所か、そしてもうすでに登録済みのところがございます。今回、令和5年度に向けて予算請求、概算要求されていますけれども、非常に多岐にわたる部分での補助、サポートが広がっています。私も遅くてもったいなかったと思うのですけれども、この観光地域づくりに関する支援メニューを見ていきましたら、今、町が取り組みたいこと、あるいは目指していることがたくさん並んでいます。そしてこれがもうここ3年ぐらい継続されて予算的に支援が続けられているわけですけれども、このことを考えますと早急に、先ほど言っていたDMOで今、かつてDMO法人がたくさん設立されましたけれども、なかなか行き先が見えない、あるいは活動の仕方が難しい、取り組む部分の範囲がどうも確定されていないという中では、ここ3、4年で大きくその動きというのは変わってきたと私は認識しています。町にとって今後、知床しゃりにDMOという部分のイメージの中では、現在の観光地域づくり法人の、例えば支援メニュー、あるいは観光圏、斜里町では少し無理かもしれないと思っているのですけれども、そういった部分のイメージというのは、どのようなものをお持ちなのでしょうか。
答弁 町長 馬場
DMOの機能、今の一社知床しゃり、ここがさまざまなDMOになることによって補助金も活用できるし、そういった部分での展開をするうえでは、一社にDMO機能を持たせるという思いでスタートしていますから、それを担うことができるのであればそこに委ねるということになろうかと思います。先ほどから答弁しているように、そこにはまだ至っていないという状況でございます。
再質問 櫻井あけみ
町がこう思う、そして町の観光施策の、観光振興の一つとしての核となる団体の存在になりうるべきと思います。それが思った部分で、しっかりとしたDMOの活動を展開できるような組織体制になるように、町も誠意を持って期待、あるいは団体を育てているということは町の大きな観光施策の、観光振興の一つの大きな答申になると私は思っておりますので、人材、あるいは法人自体のサポートというのは、しっかりと町が行っていくべきではないかと思います。一方で今回のコロナの感染によって観光地が非常に大きな危機に陥っている中、いくつかの再生をかけた新しい取り組み、例えばその中には道の駅の再生も非常に大きなウエイトを占めています。そこを分析した旅行会社、日本交通公社をはじめとして、そういった調査をしている専門機関の報告が7月に最近発表されました。そうした中ではそのDMO、先ほど言っていた観光地域づくり法人DMOとして活動しているところの地域の、その再整備が目覚ましいという部分がいくつかの事例として紹介されて掲載されています。一方、DMOを設立して登録したところも、取り消した自治体もたくさんございます。そういった部分を見ていくと、斜里町の知床観光、この規模であれば割と、斜里町は町長が言うように3本柱というだけあって割とシンプルといえばシンプルです。そういった中に観光客がある、シンプルな一つのニーズを持っている。その多様性も含めてなのですけれども、非常にこのDMOが活発に動いてくると、町が持っている観光振興の施策も進めやすいのではないかという印象を持っております。ぜひ、こうした取り組みを観光協会、そして商工会も頑張っていますけれども、町の観光振興の行政施策、そして一緒に的確な指導、あるいは方向指示など町がしっかりとサポートできて、お互い観光振興の経済団体の一つとして育てていくように動いていっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
そのような考え方は、本当にそのとおりと私も思っております。これまで、今、議会でやりとりをしていますように、この一社の成り立ち、それぞれの観光協会の思い、商工会の思い、それを全部受け止めた一社ということでやっておりますが、そこが機能していけば今言った話は成立していくのです。その中でなかなか、当初の思いどおりにいっていない中でどのように、先ほど櫻井議員からの提案といいますか、情報のお知らせがありましたけれども、補助金の活用等をするためにはDMOという組織が必要だということでございます。それを委ねるにはどこがすべきなのかということで、まさに協会のほうもどのようにしたらいいのか、今悩んでいるという状況に私は受けております。そういう中で、私どもも方向性はきちんと定まるのであれば、設立したのが両団体ですから、観光協会と商工会ですので設立者の意思をしっかり踏まえたうえで、私たちで応援できることはしっかりと応援していきたいと、そういう姿勢には変わっておりません。
再質問 櫻井あけみ
町の観光施策の要となるはずです。応援という形ではなく一緒に歩んでその団体を育てていくという町の取り組みというのが、もうここまで確立された観光地ですからそういった部分ではないのかもしれませんけれども、昨今のこの状況、なかなか見えてこないという中では、そういった思い切った動き、支援というのは必要ではないかと私は思います。改めて町としての応援というよりももう一歩進んだ、しっかりとした支援を今一度、どこかできちんと出して団体確立をさせていくということが必要なのではないでしょうか、いかがですか。
答弁 町長 馬場
応援を一緒にやろう、そういう意識は私ども持っております。あとは受ける側がそれに対してどう受け止めるか、そこにかかっていると、ここのところ見ていて感じているところでございます。そういう意味では、気持ちが一致したうえでやっていかなければならないと強く思っているところでございます。
再質問 櫻井あけみ
ぜひ行政としての一歩踏み込んだ、軽い形では聞こえますけれども、しっかりとしたコミュニケーション、そしてそこでの町の状況、そして町の産業としての観光という在り方に関してももう一度、今までもやっていると思うのですけれども、膝を突き合わせてしっかりとした形の道筋を応援しながらつくっていくべきであると思います。ぜひ精力的に動いていただきたいと思います。最後に1点伺います。一社知床しゃりの設立というのは、先ほど聞き逃したのですけれども、いつぐらいになるのでしょうか。いつぐらいと聞いていますか。
答弁 町長 馬場
今のところすでに、当初描いていたタイミングより遅れております。今後どうなるかまで私も気にしているところでございますが、いつという考え方を示されてはおりません。