みんなの議会

斜里町議会 令和4年9月会議 2022年9月14日

(1)知床遊覧船事故の影響と今後の知床観光の回復、観光産業を守るために、町はどのように取り組んで行くのでしょうか?/(2)子ども医療費無償化助成の事業について、再度町長の考え方と御認識を確認します

2022年9月14日、斜里町議会の一般質問で、櫻井あけみ議員が「知床遊覧船事故の影響と今後の知床観光の回復、観光産業を守るために、町はどのように取り組んで行くのでしょうか?」「子ども医療費無償化助成の事業について、再度町長の考え方と御認識を確認します」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
櫻井あけみ 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 櫻井あけみ

私は、今議会において、大きく2項目に関しての一般質問をさせていただきます。知床遊覧船事故の影響と今後の知床観光の回復、観光産業を守るために町はどのように取り組んでいくのでしょうか、という点について質問します。事故からもうじき5カ月が過ぎようとしています。4月23日の事故を受けて、私たちはいまだに、まさか、という思いが消えません。事故発生からの町の対応、そして小型観光船をはじめとして、地元観光協会など多くの事業者が知床の観光の在り方、そして安全の確保、自覚、課題を考え続けてきている5カ月だと思いますし、その模索や対応は現在も続いております。いまだに行方不明者が見つからない中、ご遺族の方々の気持ちに寄り添った斜里町の対応、多くの町民の方々の痛む心は、途切れることはありません。一方で、コロナ感染の影響が続いてきた3年目の観光シーズンを迎えた知床観光は、この事故により多くの観光の方々の知床への動きを止めました。まだ明確な事故の原因については調査中ではありますが、斜里町には知床観光を生業として生活する方々が多くいらっしゃいますし、今回の事故の影響を受け、コロナ感染下の中で体力を失いながらも、これまで事業の継続を努力して続けてきた事業者にとっては、いわばこの事故でさらに大きな被害を受けていると認識しております。このような町の産業、そして知床の観光のこれからの継続を図るために、斜里町としてどのような取り組みを考えていらっしゃるのか質問させていただきます。1項目め、事故後の観光の状況をどのように捉えていらっしゃいますか。コロナ感染状況と相まっての観光の動向を見ても、女満別空港の利用者の伸びは他地域を大きく下回っています。私も1年で一番観光客が増える時期に、こんなにも閑散とした知床を、移住を始めて30年以上たっていましたが、はじめて見ました。先のコロナ禍での外出自粛、緊急事態など、いくつもの大変な状況を経験してきた中でもこんなに閑散とした知床の夏ははじめてでした。北海道内主要観光地との比較では、どれくらいの差が出ているのでしょう。この夏の観光全体の実績について、コロナ禍にあっての他地域との比較、さらにコロナ以前の同時期との比較についてお示しください。また、その状況、町の3本柱の観光産業という視点から、どのように捉えられていらっしゃるのでしょうか、伺います。2項目め、信頼回復の取り組みを行っていかなければならない、ということですが、今後その信頼回復は何をもって信頼回復となるのでしょう。町はどのように信頼を回復する、それを考えていますか。三つ目、斜里町の観光振興計画は新たに計画を作成することとなりますが、明確なリスク管理に対する取り組みをしっかりと明記していくべきではないでしょうか。その取り組みについて伺います。四つ目、コロナと今回の事故と景気悪化の中、大きなダメージを受けた観光事業者への経営回復に向けた緊急な対策と、これからの長期的観光政策の対応を早急に考えるべきではないでしょうか。そして最後に、観光事業者だけでなく、町長がおっしゃるように裾野の広い観光産業という認識を再確認したいと思います。経営的に大きなダメージを受けている観光事業の回復を図らなければ、町全体の観光、商工業の回復も伴わないと考えます。観光事業者は、今、大きな危機感を持っています。町の観光政策に大きく今、力を注ぐときかと思いますが、町長のお考えを伺います。大きく2項目めは、子どもの医療費無償化助成の事業について、再度、町長のお考えを、ご認識を確認したいと思います。これまでも幾度かの一般質問で、子どもの医療費無償化助成事業については、いただいた答弁の中で何らかの形で実施を検討してくださり、実施してくれそうというふうに私たちは思っております。産業厚生常任委員会の所管事務調査で話を伺ってきた中では、各自治体の町長が自らこの事業への取り組みと、その根拠、そして意思を説明してくださいました。町が取り組む事業は、その事業を実施する町としてのしっかりとした意思がないと、そして明確でなければならないと、当たり前の話ですが思っています。北海道内179市町村の94%近くが、現在何らかの形で医療費無償化を実施しているからやってくださいと言っているわけでは決してありません。斜里町の子どもたちはこれまで先人の方々が築いてきたこのまちを未来へつなぐ存在です。さきの委員会で所管の職員の方々から、今回の調査などの報告を兼ね、この事業についてご意見を伺いました。そのご意見には、子どもの医療費を無償化にすることの必要性について認識のかみ合わない部分も多々ございました。これまでも、町長からは、やらない理由について財源の問題など、何でも無料化がいいとは思わないなどのお考えを多々伺ってきました。子育て政策は前期からいろいろな面で力を入れていただいていることは十分承知しています。この医療費無償化事業だけが子育て施策ではないことも承知しております。そのうえで伺います。子どもの医療費無償化助成事業について、町長はどのような意思で、理由で、根拠で実施を検討されていらっしゃるのでしょうか。二つ目、前回、一般質問で提示させていただいた子ども医療費助成関連事業、これは町内の消費喚起との併用事業になりますが、それについて今回の調査等から、委員会では、町内消費促進の一助につながると考え、経済的にも厳しい斜里町には良い事業であるという意見を持っております。改めてこの事業について町長のご見解をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 馬場

櫻井議員のご質問にお答えいたします。はじめに、1項目めの、遊覧船事故の影響と今後の知床観光、観光産業について、お答えします。まず1点目の、事故後の観光の状況についてですが、斜里町の宿泊者数は、6月から8月の3カ月はコロナ禍前の令和元年同月比で、45から50%の減少となっており、町政報告でも申し上げたとおり、大変厳しい状況にあると認識しております。今年の落ち込みは、コロナ禍と海難事故とが主要因と推察され、他地区との比較においても知床の宿泊の落ち込みが特に大きいことや、女満別空港の6、7月の利用者数の伸びが弱いことを確認しています。しかし、データが限られており、要因も含めた詳細な分析には至っておりません。いずれにしても、過去に例を見ない厳しい状況が3年続いていることは確かであり、その影響について、重大な懸念をもって注視しているところです。2点目の信頼回復についてですが、町政報告でも申し上げた、知床アクティビティリスク管理体制検討協議会は、海難事故を踏まえ、斜里町内で行われている自然体験型アクティビティの実態把握やリスク分析を行い、必要に応じて改善策、またはリスクマネジメントの在り方を総合的に検討し、安全管理体制の一層の向上を図り、もって知床および知床観光の信頼回復を目指すことを目的として設置しました。信頼回復とは何か、とのご質問ですが、ここで言う信頼回復とは、今回の事故により、知床の海は怖い、あるいは、知床の事業者、知床観光の安全対策はずさんであるなどと不信感を持って見られたとすると、訪れる観光客の皆さまが、安心してアクティビティを、ひいては知床観光を楽しめるようにはならないことであり、6月議会での議員の一般質問への答弁や、また、先ほど申し上げた協議会の目的のように、現在の事業内容を確認しながら、必要に応じて改善を講じることと考えているところです。知床への信頼感は、我々地域側ではなく、旅行者、潜在的な消費者が判断することにほかなりませんので、地域全体としての取り組みをもって、失われた信頼の回復を目指すしかないものと考えています。3点目の観光振興計画についてですが、現在の観光振興計画は、総合計画と同様に、来年度が終期となっていますので、今後、改訂作業を進めることになりますが、今回設立したリスク管理協議会でも、リスク管理に関して一定の整理をしたいと考えておりますので、事業者、観光団体、参加者、町、行政が行うことなど、それぞれの役割を踏まえて整理し、次期観光振興計画にも反映できればと考えています。4点目の緊急的対策についてですが、本議会の補正予算で計上しているとおり、事業継続緊急支援事業で臨時的に給付措置を行うほか、デジタルクーポン発行事業で主に町内需要の喚起を行いますが、昨今の厳しい状況を鑑みて、両事業とも観光業への優遇措置を講じており、給付金と需要の取り込みにより、経営的な影響緩和に寄与できるものと期待しています。また、観光協会や旅館組合からは、来年2月の流氷観光時期に合わせた形でのアクティビティクーポン発行の要請がありましたので、財源の調整を含め、前向きに検討してまいりたいと考えているところです。次に、これからの長期的観光政策の対応についてですが、訪れる観光客の皆さまに雄大な知床の自然を楽しんでもらうスタイルは大きく揺らがないものであり、今回の海難事故による影響からの回復とは別な機軸であると考えておりますので、次期観光振興計画の改訂に取り組み、着実に進めていくことが重要と考えております。5点目の観光産業・観光施策についてですが、観光業は斜里町の基幹産業の一つと位置付けていますので、コロナ禍や海難事故の影響はもとより、町内外の経済情勢全般を踏まえて、適宜適切に施策を組み立てていかなければならないと考えています。裾野の広い観光産業への認識はもちろん、引き続き、長期的な方向性を見誤ることなく、観光地づくりを進めていきたいと考えていることは、議員と同様であることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、子ども医療費無償化助成の検討内容と還元事業の見解を、についてのご質問にお答えいたします。まず1点目の、子ども医療費無償化助成事業の検討内容については、斜里町でも福祉事業の一つとして取り組んでいます。そして、昨年度の第6次総合計画実施計画書からは、次期総合計画策定を踏まえての実施に備え、小中学生の外来医療費無料化事業を令和6年度から盛り込んでいるところであり、対象年齢や所得制限を含め検討を続けております。また、この間の子育て支援としては、国保病院小児科の維持、乳幼児の任意予防接種無料化や乳児保育・未満児保育の実施、へき地保育所の通年化などの保育環境の見直しを優先してきたところです。特に今年度は、待機児童が発生しており、解消に向けた保育士の確保や老朽化する関係施設の増改築も検討しなければならない状況にあります。そのため、係る事業の実施には恒常的な新たな財源の確保が必要であり、他自治体と共に、国や北海道にも助成対象の拡大を求めているところでもあります。2点目の子ども医療費助成還元事業についての見解でありますが、6月議会においても回答したとおり、常任委員会でのご意見は、子育て支援策と町内の消費喚起を抱き合わせた施策と考えており、原課には、それら実施方法など情報収集させているところであります。いずれにしましても、いかなる形を選択するにしても、事業を実施するためには、恒常的な経常予算を調整する必要に変わりありませんことから、今後、策定する第7次総合計画の策定に向けて、各種事業の見直しを継続し、また、令和5年度から創設される、こども家庭庁の動きや予算及び施策の動向にも注視しながら、子育て支援策や町内消費喚起策などを含めて、慎重に判断をしていきたいと考えていることを申し上げ、櫻井議員への答弁といたします。

再質問 櫻井あけみ

再質問をさせていただきます。今、町長の答弁にありましたように、本当に大変な状況という部分、私も先ほど言ったように、本当にあんなに寂しい8月を見たのははじめてですし、これまで住んでいるものとして、7月25日ぐらいから8月に入って、私は上のほうに住んでいますけれども、下に降りるのがはばかられるぐらい人が多いというのが今までの印象でした。昨年、一昨年のコロナ禍にありましても、お盆、夏休みが入ったときの人の動きというのは、あるいはコロナが一旦下火になって緊急事態宣言が解除になったときには、本当にたくさん道の駅の駐車場がいっぱいで入れない、あるいは午後の散策がなかなかできないという状況が続いていました。町長は今回、ご自身で8月の一番ピークのとき、現場をご覧になりましたでしょうか。そこを見て、どのように思われましたか。

答弁 町長 馬場

2回ほどですが、この状況を見させていただきました。道の駅が一番わかりやすいかと思いますが、あの駐車台数の少なさは、私もかつてコロナの初年度のゴールデンウィークのときよりはもちろんは多いのですけれども、この8月ということを考えたら、とても大変な状況であると、そういう認識を受け止めたところでございます。

再質問 櫻井あけみ

先ほど、これだけ知床の観光の信頼というのが失われてしまったのかという部分に関しては、今、町が取り組んでいる信頼回復についてのリスクマネジメントの取り組みなどは、私も今後の動き、あるいは対応に非常に期待をしています。こういった中でも、今日の朝の新聞にも少し出ていましたけれども、観光関係の方々、外からの方々が視察に訪れ、そして意見交換を地元でされたと、そういった中でその報道がされていました。本当にそのとおりだな、よく見に来ていただいたな。そして話を伺っていただいたという中で、もう少しその支援と、もうそろそろきちんと最初から安全だというアピールを積極的にはどうかというお話があったと、これも記事に出ていました。町長はご自身、こういったそのアピール、どんどん来てくださいと、先ほどもなかなか別のところでは言えないというお話がありましたけれども、そういう外からの観光に関わる方々が、そういったアドバイスというか指針を示してくださるということに関して、町長はどのように受け止められたでしょうか。

答弁 町長 馬場

今ご紹介いただいた記事を私もさらっとですが見ました。内容的には、今お話があったように、もっと安全安心をアピールしてはいいのではないかという、ありがたいアドバイスだというふうに受け止めております。私もありがたいと同時に、このアピールを私たちがするか、あるいは、こうやって見に来てくださった方々が、その方々の口からアナウンスしてもらうというのが、今の段階では大きな要素ではないかと思います。私もこの事故以降いろいろな人と出会いがありましたが、その方々にいつも言っていることは、全体の中で強く、安心だから来てくださいというか、来てくださいはなかなか言えない、安心だからまでは言えますけれども、それ以上になかなか言いにくい。つまり、安心だから来てくださいまでは私たちの口からはなかなか言いづらいという受け止めをしておりましたし、これは観光協会の役員さんも同様の考えで、私も示していただいておりましたから、そういう意味では同じ認識で、ここはある程度耐え忍びながら、どうやったら安全安心を伝えられるのか、そして結果として訪れていただけるのかということを、さまざまな切り口を変えながらやっていく必要があるだろうというふうに受け止めております。

再質問 櫻井あけみ

観光協会、あるいはほかの事業者の方のサイトを見ても、今回のことに関して本当に真摯な態度で、いろいろ外部の観光の方々に対するアピール、メッセージという部分が多々出ています。それを見てみたら先ほど言ったように、本当に自分たちの知床の観光という部分にあった課題、そして、それをやはり引き締めていかなければならないという思いが強く私は伝わって来るので、今、町長おっしゃっている意味はよくわかります。そうした中で3点目の部分に移りますけれども、ではその知床の観光のこれからの体験型はどうあるべきかという部分に、先ほどからも言って、町長も答えてくださっているように、リスク管理体制という部分に関しての考え方というのは非常に大切になってくるというふうに思います。そうした何か、そのリスク管理体制という部分で、先ほど私の一般質問の中でリスク管理、リスク判断の可視化という部分が必要ではないかという一般質問もさせていただいておりますが、そういった部分に関しての町の考え方はどのようになっているのか伺います。繰り返します「可視化」ですね。この事業を、前回も同じこと言いましたけれども、このアクティビティに参加する、そうなれば自分自身がこれに参加できるか、あるいはここまで行って大丈夫か、そのときに例えばガイドがついていたらこういうことは大丈夫かなどという、そのいくつかのアクティビティ、あるいは観光施設、観光ポイントに、私はリスク管理の可視化というものが必要ではないかという一般質問をしておりましたけれども、その考え方に関しては、今回の観光振興計画の策定をし直すという中では考えられないことなのでしょうか。

答弁 町長 馬場

リスク管理の可視化、これはお客さまにとって自分が楽しもうとしているアクティビティプログラムにどんなリスクがあるか、そこが分かるということですよね。そのうえで判断をするという、そのために可視化が必要だというふうに私は受け止めていますが、そういうことでよろしいですか。

再質問 櫻井あけみ

前回質問させていただいたとおりです。私はそれが必要だと思いますし、例として、あのときは北海道、大雪山でのトレッキングのレベル1からレベル5という部分を例として挙げましたけれども、実際その後調べてみましたら、いくつかのこういったアクティビティをやっているところで同じような手法を取りあげてリスク管理、あるいはリスク対応、ご自身のレベル、要するに可視化。ここはもしかしたら自分が思ったよりも危険だったかもしれない、という可視化について対応しているということを、うちの町もやったほうがいいのではないですかという質問をさせていただいたので、次期の3点目の観光振興計画に関して、そういうような対応という部分を組み込むべきではないかと思い質問させていただいていますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

まさにさまざまな楽しみの中にリスク、自然の中で楽しむ以上はリスクがゼロとは私は思っておりません。ただ、どんなリスクがあるのか、それを回避するにはどうすればいいのか。そういった選択肢をきちんと示すことが、これからますます求められてくることだというふうに思っております。そういったことを、それぞれのアクティビティの中で現状はどうなるか、そしてそれを回避するため、あるいは理解をしてもらうためにどうしたらいいかということをきちんと詰めていくのがこの知床アクティビティリスク管理体制検討協議会、そこのテーマでもございます。それをしたうえで、それをどうやって表現をして伝えていくか、実行していくか、そういうものがある意味では、この観光振興計画に盛り込めたらいいのではないかというふうに私は受け止めましたが、そういう意味ではもちろんこの検討協議会の中で、最終的にまとまったものがどんなものになるかによって、その示し方は変わりますけれども、いずれにしても決まったものをしっかりお伝えをして、安心も、そして信頼も取り戻すような、そういう取り組みが必ず必要ではないかというふうに思っているところです。

再質問 櫻井あけみ

ぜひリスク管理事業者、知床で現在実施されているアクティビティをやっている事業者のリスク管理というのは、比較してどうこうなるものではありませんけれども、北海道内、日本全国の中でも、かなりリスクに対してのマネジメントシステムというのは、個々の事業者の中ではレベルが高いほうだと今までもずっと思ってきていますし、現在もそういうふうに思っております。しかし、それがさらにいい形で、利用する方々もこういう自然体験の中ではリスクを背負うものだ、リスクはあるのだ、どこかのテーマパークとは全然違うのだという部分を理解してもらうということが本来の知床の素晴らしさを理解することと思っておりますので、ぜひそういった部分を、しっかりと町が捉えて進めていっていただきたいというふうに思っての質問でした。先ほど町長、いつ信頼回復ができて、皆さん観光客の方々が、知床は大丈夫だ、知床にやはり今度行こう、というふうになるというのは、やはりその観光客の方、私たち以外のところがそれを感じてもらわなければならない。なので、いろいろ対策をとっていって大丈夫な状態になったとしても、来てくださいというふうまでは言えないので、今は耐え忍ぶという、今、言葉を使いましたけれども、耐え忍ぶ時期なのですよというお話でした。そうしましたら、この4点目でうたっている、その耐え忍ぶ中では本当に事業者の方が大変なわけです。ぜひ今回、デジタルクーポンの発行など需要の喚起という、これは町内喚起が大きいと思うのですけれども、優遇措置をとって、北海道の支援事業に上乗せし、道と併用して講じる給付金の制度というのは、これはわかります。しかし、もっと実質的に、例えば以前やられたように水道料金の免除、あるいは減額、事業者に対してですね。あるいは宿泊大手の部分に関しては固定資産税を少し免除する、あるいは減免するというような公的な部分でできる支援策というのは、考えていらっしゃらないのか伺います。

答弁 町長 馬場

まずリスク管理の関係で、知床はレベルが高いというお話がありました。この高いということを、どうやってお客様に伝えるか、そしてまた、例えば自然ガイドさんでいいますと企業会社もあれば個人もある、そういう中でそれぞれが今取り組んでいることはかなりしっかりやっていると私も思っております。ただそれがお客さまにきちんと伝わっているか。それぞれの皆さんがやっていることを共有して、そのうえで知床全体としてこれだけの安全に対する取り組みをしているのですよ、ということを発信することが大事だというふうに思うのです。それをどうやったら、まず何をやっているか、足りていないものは何なのか。そういうことをきちんと整理をして、それを発信してくことが、安心に必ずつながるというふうに私は思っております。そこがより重要ではないかという、まず認識であることをお話しさせていただきます。それから耐え忍ぶというのは、特にこれはいつまでと言えるものでもありません。まさに行方不明で捜索が続いているそういうときに、なかなか言えないということでありまして、ではどこまでいったらそれが言えるのだという、今言えるものではございませんが、やはり一定程度でどこかで、割り切るという表現が適切ではないかもしれませんが、私はご家族の方にも言っております。皆さんが尊い命、ご家族の生命、失うことになったけれども、今、生がある、継続できるものとして、この生きている喜びを持って、元気でいてほしいのですと。私たちも本当にこの事故を悼んで、祈りを捧げていますけれども、私たちも生きていかなければなりません。そういった意味で、ご理解をくださいというお話を一方でしつつも、やはりなかなか表立ってどんどんアピールするということは難しいなという思いでおります。そして、その言い方一つで知床に対する見方が変わるということもあり得るわけですから、それは観光事業者も本当に危惧されておりまして、そこは注意してやっていかなければいけない。では何を今できるのだということで、皆さんご承知のように、来てくださってありがとうキャンペーンです。これは、ある企業の役員の方が提起して、なかなか観光協会も動きが鈍いという中で、私からもぜひこれは今できる大事なことではないかと、その気持ちをお伝えすることがとても重要なのだよ、というお話もして、協会に取り組んでいただきました。そういった動きを見て、私たちも直接関係ない、観光に関係ない人も同じように、よそから来たのだなと思われる人には、来てくださってありがとうの気持ちを心から思って、それを顔、マスクで全ての表情は出せませんけれども、そういう中で感謝の気持ちを伝える努力をしていきましょう、それがまず今できることではないかということで、これは8月の話です。そして9月も続いているかもしれませんが、この後、そのどこまでするかということはまさにこれから考えなければならないなというふうに思っています。それで、それができないのであれば、ほかの公的な面で支援をする考えはないのか、もっと多くの支援策がないのか、というお話かというふうに思います。これについては今、実際に各産業界、農業もそうですし、漁業もそうです。全体の商工業もそうですが、燃油高騰を含めて、さまざまな物価高騰において厳しい状況にある。それらに応えていかなければならない、私たちの務めというものもございますので、そこは全体の中で考えていかざるを得ないという意味では、これをやります、あれをやりますという、簡単にはいかないということを、ぜひご理解いただきたいというふうに思います。

再質問 櫻井あけみ

わかりました。いろいろと動き出していて、なおかつその事業者の方々の発信の方法というのをネットで見れる限りのガイド、あるいは登山ガイド含めて、それに小型観光船、私全部見ましたけれども、本当に良い形で伝わる、それも本当に伝わっているのかどうかというのは、今回メッセージカードをお渡ししている方々に、私、週に三、四回はそれを渡しているお店を何件かずっと回って、そこでお話をさせていただいております。皆さんおっしゃることは、本当にもっと、私たちはそういうネットを見てきた、あるいはそういうネットは知らなかったけれどもこういう取り組みは非常に良いということを口にして、今日の新聞に載っていた観光の関係、他の方と同じようなことをおっしやっておりました。知床は変わっていません、そのまま良い部分は、ということをもっと悲壮感にあふれているかと思った、だから来にくかったのだというお話も伺いましたので、悼む気持ちというのはどんな形であれ皆さん持っていますし、それが決して形にとらわれるものではないと私は思っております。そうした中で、事業者の方々がそれをお渡しするときの一言一言が本当に温かい言葉であり、なおかつ知床の良さというのを十分伝えているというのは、今回のキャンペーンを見て強く思っておりますので、町長がおっしゃっているような方向でこれからも行くしかないのかというふうに思います。一方で、やはりもう本当に体力のないところ、あるいはこの打撃を受けたというところは、もちろん先ほどおっしゃったように世界情勢の中から観光事業者だけではないということは十分承知しておりますが、せめてできること、これから、いつまでという部分がわからない。そして、こういった部分に関しては国からの助成もなかなかない中である程度、町がそういった部分を見据えながら事業者の動向、今後継続可能かどうかという部分も含めて、注視していっていただきたいと思いますが、いかがでしょう。

答弁 町長 馬場

そのお気持ちは、気持ちというか、そういういろいろ頑張っていかなければいけないなと、応援していかなければならないなという気持ちは私も持っていつつも、なかなか難しい面があるというお話をさせていただきました。それで観光協会からは、7月27日から知床観光信頼回復および需要喚起というような、そういう要望書をいただいていますし、9月7日には知床温泉旅館協同組合から同じように要望も受けておりまして、それぞれ各業界の思いがあらわれているのだというふうに認識しております。それに対しては誠実に、真摯に受け止めながら、誠実に実行を今しているつもりでございますし、これからもこのことにお応えできるように努力をしていく考えであることを申し上げておきたいと思います。

再質問 櫻井あけみ

もう1点、私、今回の観光船の事故を受けて、うちのアクティビティ、ここにも書いてあります、町長からの答弁にもございますように、観光客のみんなに雄大な知床の自然を楽しんでもらうという、これのメインのスタイルは、これは揺るぎないものだと私も思っています。一方でアクティビティの体験型観光だけという部分に、やはりそこに力をずっと入れてきたという結果は、非常に今の揺るぎないスタイルが構築できていると私は思います。一方でそこが、例えば今回の事故に限らず非常に悪天候が続いた、それから気象の部分で、長くお客さんがそれを利用できないときにはやはり入り込みは減るわけです。そういった部分ではない、全体的にある知床のいくつかの体験型ではないアイテムという部分にも、今後新しいその観光の施策としてもう少しリスペクトしていくときなのかもしれないなというふうに思いました。そういう思いを持って、先般、産業厚生常任委員会のほうで視察させていただいた部分では、例えば、うちにそれがあてはまるかどうかわかりませんが、食に特化した観光を非常に進めて、それが成功している事例もございます。それから、かつて物見遊山と言われていた部分の物見遊山に使われていた景色を、もう1回再確認しながらそれを見てもらう、景観を楽しんでもらうという、要するにアクティビティに参加できなくても、この景色が見たいという、これは最初の頃の知床観光だったと思うのですけれども、そういった部分も、もう少し力を入れていくことでもいいのかと。要するに知床に来て、森の中を歩かなくてもその雄大な景色をそこで見ることができる、これは多分、今後知床でもう一度取り組んでいくという動きが出ているとは思うのですけれども、そういう部分を同時に展開していくような、知床観光の少し、少しでいいですけれども、多様性という部分をもう一度再確認してリスペクトして、それをお客さんに提供できるようなシステム、方法というものを考えるときに来ているのかと少し思ったのですけれども、町長その辺はどう思いますか。

答弁 町長 馬場

まず海の事故で、知床に対するイメージがマイナスのほうに変わった。これは一事業者、極端なことを言うと、一人の男の行動がこういった事態を引き起こしてしまったということです。これは海のことだから陸は関係ないとか、そういうことはもちろんないわけです。一人一人が、自らがさまざまなもので、そういうリスクのもとで最悪の事態を迎えたときには、大きな影響を与えるという、そういう認識を持って、そして行動し、さらには一人だけの力ではなくて同じようなサービスを提供するものは、それぞれ持っているものを出し合いながら、先ほども言いましたけれども、そうやってより精度の高い安全につなげていく、そういうアクションがこれからますます求められていくのだと思います。そういった意味で、知床全体のアクティビティという言葉で、そういう自然体験型だけにとらわれてみえるかもしれませんが、そういうところがまず不安であっては景色を見る余裕にもなっていきません。まず足を運んでもらえないという状況がありますから、そこを解消することが、今、急いで取り組まなければいけないことだと私は思っております。そのうえで、知床はいいところだよね、と。知床の本質的な良さは不動だというふうに思っていますから、そういうことをしっかりとお伝えし続けることが大事であるし、長期的にという質問ありましたけれども、長期的に考えたときにはまさに知床の本質的な魅力、これを確実なものにして維持をしていく、発信をしていく、そしてお越しいただいてそれに満足していただいてまたお越しをいただく、そういう良いサイクルが回るような、そういうことをすることがまさに求められていることだというふうに思います。景観もまさにその中の一つだというふうに私は捉えておりますので、総合的に斜里町の知床の観光というものをしっかり取り組んでいく、振興計画もこの来年で一応10年の区切りになりますけれども、これまでを振り返りながら至らない部分をバージョンアップしながら、足りない分を加えてやっていくことが大事だろうというふうに思っているところでございます。

再質問 櫻井あけみ

今回の事故だけではなく、私が言いたかったことは、知床の観光が体験型観光だけではない、もっとこう潜在的にたくさんある部分をブラッシュアップしていく、あるいはリスペクトしていくということも、今後の観光政策の中では必要ではないかということでしたので、町長が今おっしゃっていることはそれの基本となる部分ですので、同じような捉え方ができたのかというふうに思います。今回、先ほど町長おっしゃいましたけれども本当にたった一人の、お客さんを迎えるという部分の意識の欠落していた方が引き起こした事故という、これは本当に地元も大きく感じていまして、本当に苦しい中では、俺たち一人一人に謝って歩いてほしいよ、というような声も出るぐらい本当に残念で悔しい事故という部分の認識は、町長、町が抱えている部分と同じだと思いますので、ぜひ今後の観光振興計画、あるいは知床の観光が今後もっと良くなっていく、そして継続されていく事業であるという部分を、町も一緒に応援していっていただきたいと思います。次の質問に移ります。2項目めなのですけれども、私が伺いたかったのは質問の中に書いてあるとおり、子どもの医療費無償化という部分、例えば町が今考えているのは小中学生まで外来の医療費無償化にするという事業の、そもそも何でこの事業をする必要性があるのかという部分で、町長のご認識を伺いたかったなというふうに私思っての質問です。ここに回答いただいた部分に関しては、質問の中にも書きましたように、視察を終えて報告も兼ねて対応する原課の方々とも意見交換をさせていただき、委員会として見てきた部分の報告もさせていただきました。その中で、宮内委員長が同じ質問を、同じ趣旨だと思うものを言いました。なぜ国、道は乳幼児の医療費を無償にしたのでしょうか。それは子育ての中でどういう必要性でやったのでしょう、ということを伺った一幕がありました。先ほども言いましたように、こういった事業をするということは、やはりその意思なのです。どういう意図で、どういう根拠で医療費を無償にしたかというのは、視察に行った自治体の首長さんがそれぞれのお考えをおっしゃいました。それは、お金ができたからとか、過疎債が使えたからとか、そういうことではなく、この子どもの医療費無償化が子育てをする中でどういう位置づけにあるか。行政としてそこにお金を出してあげるということが、どういうことかということの意味を説明してくださいました。ほとんどが子育てしていて、誰も病気にさせようなんて思っていない、一生懸命育てている。しかし通院する、けがをする、病気になるというのは、本当に急に訪れるアクシデントです。そのときに、やはり子育てしている世帯では大変だろうと、そういった部分を、大丈夫具合が悪くなったらすぐに病院に行きなさい、と言ってそして、健康に育ててください、という、安心を与えるための一つの大きな施策であるというふうな、要するに根拠を言っていただいておりましたので、今回取り組んでいただくという方針で動いているのは重々承知しておりますけれども、ではうちの町長はこの医療費無償化に関してどのような認識で、どのような根拠で、うちの町でこれをやってくれるのかということを確認したいと思い質問しました。改めて町長は、決して先ほども言いましたように、全道で90%超えているからうちもやるべきだなんて私もそんなこと全然思っていませんし、これまでも、それだったらもっと先に言っていたと思うのですけれども、そうではないのだなというところに、宮内議員共々気がついたので質問させていただいてきましたけれども、町長のそういった認識に関しての考えをお聞かせください。

答弁 町長 馬場

医療費の無償化、どのような根拠を位置づけて考えているのか、というご質問だったかというふうに思います。櫻井議員もおっしゃったように、病気、けが等は突然予測なしで襲ってくるものですから、そのときに安心して医療にかかることができるという意味では、当然そうしていかなければいけないと思います。それが、治療費がなくてかかることができないのか云々という話もありますけれども、私は子育て支援の中で、子育て支援そのものはやはりしていく必要があると、斜里町の、どこの町もそうでしょうけれども、未来を担う人材をどうやって健やかに育てるかという意味では、ここは大事な要素だということで、そこに充てることは、まずよしと思っておりますし、していかなければならないと思っております。そのような中で、医療費の助成につきましては私も町長になったときに、それまで中学生の入院費は対象にしていませんでしたが、それを拡大いたしました。小児医療の無償化ということでお話ありますが、外来の部分をしていないということですよね、入院はしているのです。ですから全くしていないということではなくて、必要だからしている、まさかのときに病気になったりしたときの負担を軽減すると、こういうことだと思います。子育てをするということはいろいろな意味でお金がかかる、教育もそうですし、こういう病気のときもそうですし、さまざまな成長過程において経費がかかっていくのは間違いありません。お子様のいない世帯と比較すれば余計それは顕著かと思いますが、それは一方で育てる喜びというのがありますから、どうとるかというのは人それぞれかというふうに思います。そのような中で、できるだけ負担を軽減するということがこの医療費の無償化だというふうに思っておりますが、だから何でもかんでもできればそれに越したことはないのでしょうけれども、それはやはり財源があってできる話だと私は思っております。そして子育て支援の中の総体の中で、この無償化の位置づけの意味、そういったことも考えなければいけませんし、恒常的な財源を捻出するとなれば既存の事業のスクラップアンドビルドという、そういうスクラップの部分も考えていかなければ、いくら過疎指定になったからといってご承知のように斜里町の場合、それに充てるだけの、他をやめれば別ですが、それに充てる余裕がある、今、過疎条件ではございませんので、そういった財源対策も含めて何がより必要なのかということをしっかり検討しなければ、安易にやりますということにはならないなというふうに思っています。繰り返しますけれども、子育て支援は大切であり、子育ての中で負担をできるだけ軽減するために無償化というのはあるものだというふうに思いますが、そこには財源とセットで睨み合わせの中でやらざるを得ない現実があるということでございます。

再質問 櫻井あけみ

わかりました。同じ部分でもう一つ、今回の医療費還元という部分の事業、町内消費の喚起ですね、その事業と併設してはどうかという部分に関しては、町長は町内消費の喚起という点では、こういう事業に関してどのようなご見解を持っているか、それも伺います。

答弁 町長 馬場

先ほどの質問で補足させていただきますが、私ども、ほかの町と特に違うのは国保病院の小児科を維持していると、こういう部分、まさに小児医療です。ここの体制をしっかり確保するということを、大きな子育て支援の要素だというふうに私は捉えております。そういった意味で、ここは間違いなく赤字の中で継続をしているということは、私どもの子育て支援、私がやってきたわけではありませんが、斜里町の子育て支援のそういう取り組みの継続だというふうに捉えておりますので、そういったことをやめればいいというのであれば考え方は違いますけれども、これも欠かせない要素だと、そういう諸々の中で選択をしているところだけはご承知おきいただきたいと思います。今の医療費の無償化を町内消費の還元に使うことに対してどのように考えるかということですけれども、単に無料になってよかった、で終わらせない、もう一味というか、もう一要素があるという意味では、いいのだろうなというふうに思いますけれども、その要素がどこまでの必要性があるのかということ。ないとは言いません。町内商品を、お買物は町内でということはもう平成23年からこういう運動はやっておりまして、この意識がしっかり根づいていれば医療費が無償化だから町内でお買物をすると、そういうことではないというふうに私は思っているのです。ですから、もともとの意識、町内でお買物しようという意識があるかないか、それをさらに誘導するためにこういう医療費無償化によって拍車をかけるというか、そちらのほうに持っていくという、そういう方法論としてはあるかというふうに思っていますけれども、町内消費を促進する予算、そういうものもやはり財政として、予算があってはじめて成し得ることですから、そういう意味合いでは一石二鳥、もしくは一挙両得、二つの役目を果たすという意味では、あればいいのかというふうに思っていますけれども、その重要性というのはあくまでやはり財源の問題だというふうに思います。

再質問 櫻井あけみ

なかなか端的にうちの町がその医療費という部分を無償化するという、今までもやっている部分も含めて、町長が子育てに持っている意思という部分、負担の軽減という部分はよくわかりました。せっかく、その負担の軽減という部分が何を意味するか、子育てをしていく中で、あるいはこの町で住んでいく中では、という部分でいけば、なかなか今言った負担という部分ではない、町長がおっしゃっている幸せを実感するまちづくり、幸せ実感という部分、心に響くものがなかなか伝わりにくい町長の答弁だったというのは少し感じましたので、そこだけはもう少し幸せ実感のまちづくりで、町長はずっと進めてきている中、子育てをするにあたってこの医療費無料、あるいは、ほかの子育ての事業もそうですけれども、そういった部分ではもう少し町長から、ここのまちで幸せを実感しようというイメージをしっかりと子育てをしている世代と一緒に共有するというメッセージ性がもう少し、私はあるのは承知していますけれども、もう少しその気持ちの部分で出したほうがいいのかもしれないなというふうに思いました、いかがでしょう。

答弁 町長 馬場

現実的にどうしてもみざるを得ないさまざまな要望に、はいわかりましたと言えない、このもどかしさを感じながらお答えしているつもりです。さまざま、これまでやってきた子育て支援の事業、これのスクラップアンドビルドができるかとなれば、これまたなかなか難しいと思っています。加えて何ができるかということなのだろうと思いますが、そういったときに、いわゆる年少世代と高齢世代、そういうそれぞれの年齢層における町の支援というものをトータルで考えていかなければならない中で、もうすでに動いてここまで来ております。既存のものをなかなか止めてそちらに充てるということが叶うのであれば、私はもう本当に子育てのためにと言いたいところですが、お年寄りも皆さん頑張ってこの斜里町を支えてきてくださっているわけです。そういう方の部分をなしにして、子育てに充ててくださいという方法もあるかもしれませんが、これもなかなか難しい、紹介というかお話もありましたように過疎債を活用するという、それもせっかくなったけれどもなかなか使える枠が限られていると、そういう中で幸せを実感できる、子育て世帯に対して幸せを実感、お子さんが感じる云々ではなくて、子育てをしているご家族に対する部分では幸せにつながっていないということなのだろうと思うのですけれども、やはりさまざまな諸条件をクリアして臨んでいかなければならない。一度それをやったら途中でやめるということにはなりませんので、そういう意味でもしっかり検討したうえで、よしやるぞというところまで行かなければ私はならないと思いますので、私の今の段階でのお答えについては不十分、ご不満があろうかと思いますが、その辺のところはご理解いただきたいなというふうに思います。

出典:斜里町議会 令和4年9月会議 2022年9月14日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる