みんなの議会

斜里町議会 令和3年6月会議 2021年6月23日

(1)過疎指定について/(2)少人数学級の実現をめざそう/(3)地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度の調査創設について/(4)国保料の就学前児童の均等割(保険料)徴収の廃止の拡大を/(5)新型コロナへの支援対策としての固定資産税減免、水道料減免の拡大実施を

2021年6月23日、斜里町議会の一般質問で、宮内知英議員が「過疎指定について」「少人数学級の実現をめざそう」「地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度の調査創設について」「国保料の就学前児童の均等割(保険料)徴収の廃止の拡大を」「新型コロナへの支援対策としての固定資産税減免、水道料減免の拡大実施を」について質問し、町長 馬場、教育長 岡田が答弁しました。

質問者
宮内知英 議員
答弁者
町長 馬場、教育長 岡田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 宮内知英

私から一般質問をいたします。まず、質問に先立ち、意見を述べたいと思います。町内でも、先ほど町長から町政報告がございましたが、新型コロナの集団発生が起きました。関係者と発生者の皆さんへのお見舞いと、それから回復を心より願うものであります。しかしその一方、政府と東京オリンピックの推進に当たる五者協議は、国民の健康に対する心配をよそに、国民の健康や命を危険にさらし兼ねないオリンピックへの邁進を進めようとしています。このことに対し、強く抗議し私は東京オリンピックの中止を求めるものであります。それでは質問をいたします。

質問 宮内知英

今のは意見です。質問ではありません。

質問 宮内知英

まず過疎指定についてでありますけれども、町長は昨年、役場の経常的な財源も賄えないとして、町民に行政改革の方針であるアクションプランを示しました。効果的な財政運営にあたることは、言わば当たり前のことでありますが、斜里町が他の自治体と違う要因として、過疎指定の問題がありました。今年度からこの過疎指定で、財源活用については従前の住民説明と大きく変わると見込まれているわけでありますが、町民から過疎指定についてどうなるのか、その活用と今回の説明を求める声が寄せられています。これを踏まえた財政試算を早期に示すべきではないか。既に、今年度の予算においては過疎債を活用した予算組みが行われております。今後、自立推進計画が樹立されていくわけでありますけれども、その自立推進計画の進捗状況と中期財政計画に与える影響についてお伺いをいたします。次に、少人数学級の実現を目指すことについて伺います。政府は35人学級の実現を目指すとの方針を明確に示しました。この実現には、全国の学校現場や自治体の声が届いたことによるものであります。これを中学や高校に広げるとともに、小学校での30人学級を目指し、いわゆる充実した教育の展開を図るべきと考えますが、所見を伺います。次に、地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度の調査と、その制度の創設の検討について伺います。地方創生の中でも、地域おこし協力隊の取り組みは広く評価をされ、過去には、各地における地域の自立支援に役割を果たしているところであります。今年度においては、斜里町では11人の地域おこし協力隊を招いて町おこしに当たろうという計画でありますけれども、この人たちを、十分な活用ができるように国は地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度というものを創設するという方針を示しているわけであります。ぜひ協力隊の皆さんの活躍が十分にされるようにマネージャー制度の調査と、それから制度の創出を目指すべきだと思いますが、所見を伺います。次に、国保料の就学前児童の人数割、保険料の徴収の廃止の拡大を求めることについて伺います。国は、来年度から就学前児童の国保料の平等割の2分の1を減免する方針を示しましたが、まずは、これについての町長の認識を伺います。また、斜里町は今年から廃止した低所得者への独自減免を復活させる考えはないかについてもお伺いをいたします。次に、新型コロナへの支援対策として、固定資産税の減免や水道料の減免拡大実施について伺います。昨年、斜里町議会が実施した観光事業関係者からの調査では、町の経営支援として、固定資産税の減免や各種使用料の減免は大変喜ばれておりました。令和3年度においても継続実施をすべきであります。国の予算待ちではなくて、斜里町の関係者への経営や生活支援のメッセージとして町民に示すべきと考えますが、所見をお伺いいたします。

答弁 町長 馬場

宮内議員のご質問にお答えいたします。はじめに1項目めの、過疎指定についてお答えいたします。まず、昨年お示ししました、第6次斜里町行政改革実施計画アクションプランでは、中期財政試算をもとに、経常収支のバランスの崩れを主な要因として、令和5年度での財政調整基金の枯渇の恐れについて述べ、15項目の行動計画をお示しし、すでに多くの項目について取り組みを始めているところです。今回、過疎地域指定となったことにより、今後の財政運営に好影響が期待されるものの、その中心となる過疎債の最大の効果は、起債償還にかかる費用の交付税措置であり、その効果が本格的にあらわれるまでには一定の時間が必要となります。また、これら支援策は投資的事業に対するものであり、持続的なまちづくりを進める上では、経常的な収支バランスの確保は引き続き必要であることから、アクションプランの基本的な考え方は継続する考えでおります。また、お尋ねのありました計画の進捗状況ですが、この後の全員協議会での協議も踏まえ、次の9月定例会議では中期財政試算をお示しするとともに、今後5年間の過疎対策事業にかかる過疎地域持続的発展市町村計画を上程させていただく予定であることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。2項目めは、最後に教育長よりお答えいたします。次に3項目めの、地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度の調査創設について、お答えいたします。自治体において、地域活性化に資する政策の柱として位置づけられ、町民に広く周知された事業、いわゆる重要プロジェクトと呼ばれる事業の実施にあたり、行政だけでなく外部専門人材や地域住民、民間企業との連携を行いつつ業務を進めていく人材として、地域プロジェクトマネージャーの任用制度が今年度から創設されました。この制度の活用経費に対して特別交付税措置がされますが、制度の運用に関しては、各自治体において、重要プロジェクトとして何を推進していくかを明確にする必要があります。そして、そのための人材を任用することとなります。従って、現在町で任用している、地域おこし協力隊を支援するための人材運用制度とは考えておりません。なお、求められる人物像としては、地域実情の理解や専門的な知識だけでなく、これまでの仕事の経験を通じた人脈を活用できること、そして何よりもプロジェクトを確実に成果へつなげるためのプランや実行力が必要となります。制度活用の前提として、まずは庁内でプロジェクトマネージャーが有効に活躍できる具体的なプロジェクトや計画づくりを見定める必要があるほか、制度活用に向けては適格な人材の発掘が最も重要であると考えているところです。このようなことから、令和3年度の当初予算においては計上を見送ったところですが、この制度の活用自体については、条件が整えば積極的に進めたい考えであることを申し上げ、3項目めの答弁といたします。次に、4項目めの、国保料の就学前児童の均等割徴収の廃止の拡大を、についてお答えいたします。国民健康保険料における入学前児童、未就学児と言いますが、均等割保険料の軽減については、これまで全国知事会や全国町村長大会などの粘り強い運動や、関係団体の要望なども後押しとなり、子育て世帯の負担軽減のため、令和4年度から未就学児における均等割保険料の5割軽減が創設されますので、斜里町でも国保条例の改正を行います。この制度の経費負担は国が2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1となっていますが、このことは国がしっかりとした財政責任のもと、地方の声にも耳を傾けた成果となったものと認識しているところです。また、低所得者独自減免については、北海道における保険料の統一化に向けて、減免基準の統一や法定外繰入の解消が前提として求められ、継続は困難と判断して、先の3月定例会議に条例改正の提案を行い、ご承認いただいたところであります。このことから、今定例会議に、応能応益割の見直し等も検討し、基金繰入も行いながらの改正を提案しているものであり、町独自の低所得者の独自減免の復活につきましては、考えていないことを申し上げ、4項目めの答弁とさせていただきます。次に、5項目めの、新型コロナへの支援対策としての固定資産税減免、水道料減免の拡大実施を、についてお答えいたします。まず1点目の、固定資産税減免についてですが、議員ご承知のとおり、令和2年度については、国レベルでの税制として収入が大幅に減少した場合において、無担保かつ延滞金なしで1年間の徴収猶予が措置されたところです。また、水道料減免については、昨年7月から9月請求分の3カ月間において、営業用および団体用の上下水道料金の全額免除を実施したところです。令和3年度では、厳しい経営環境に直面している中小事業者等に対して、償却資産と事業用家屋にかかる固定資産税および都市計画税の負担を軽減するため、令和2年2月から10月までの任意の3カ月間の売上高が、前年の同時期と比べて、30%以上50%未満減少している事業者は2分の1、50%以上減少している事業者は全額軽減とするものであり、すでに91件の申請を受け付け、その減免額は約9674万円となったところであります。また、新型コロナウイルスの影響を受けている事業者への支援につきましては、事業継続緊急支援事業で対応していくものであり、今定例会議において、対象期間の1カ月延長と、申請事業者増を見込んだ追加の補正予算を提案させていただくこととしておりますことを申し上げ、5項目めの答弁といたします。

答弁 教育長 岡田

次に、2項目めの、少人数学級の実現をめざそう、については私からお答えいたします。まず、小学校の35人以下学級に関しましては、国は本年3月に、公立義務教育小学校の学級編制および教職員定数の標準に関する法律、いわゆる義務標準法の改正を行い、約40年ぶりに学級編制の標準を5年かけて35人以下に引き下げることを決定しているほか、道教委においても国の動向などを踏まえ、国に先行して、全学年に拡大していく方針を示しています。ご質問の1点目の、35人以下学級を中学、高校に広げることについては、国は小学校での35人以下学級の効果等を検証した上で、中学校への導入を検討するものとし、将来的な課題としているところですが、道教委における中学校1年生への導入は、継続される見通しであり、斜里町といたしましても、独自施策である中学2、3年生への35人以下学級をこれまでどおり継続していく考えであります。また、高等学校に関しましては、関係団体等から、普通科では35人学級または30人学級編制とするべき、との意見が文科省に上がっていることは承知していますが、現時点において具体的な動きはないものと認識しています。次に、2点目の、小学校での30人学級を目指すべき、とのご質問についてですが、現状の35人以下学級の取り組みにおいても、すでに町内の小学校および義務教育学校の全ての学級で30人以下となっている実態があります。このようなことから、さらなる少人数学級の取り組みについては、今後の児童数の推移のほか、国や道教委の動向を見極めた上で判断させていただくことを申し上げ、宮内議員への答弁といたします。

再質問 宮内知英

それでは再質問をいたします。まず過疎指定についてでありますけれども、今、議会においても、委員会の中で今後のスケジュールやその中身について協議される予定というふうに聞いておりますが、一方で国は過疎指定の新たな法改正は地方創生と大きく結びついて、地域における地域振興を図る手だてとして位置づけられているものと思います。そして、国がこの総合戦略の策定スケジュールとあわせて、一定のスケジュールをもって各市町村に対して、もちろんその中で都道府県も改正するわけでありますけれども、北海道も介在しながら、この計画の提出を求めている状況にあろうかと思います。その中で、やはりポイントは二つあると思うのです。一つは地方財源が全体として非常に不安定な状態の中に、この過疎指定を受けたからといって安定するということではなかろうとは思いますけれども、しかし不安定な状態の中にあって有利な財源を使うことができるという条件が加わったわけです。その財源を有効に生かすためのスケジュールというものを一つは示すということと、もう一つは、何に使うのかという問題なのです。答弁にもありましたように、アクションプランの中で十数項目の見直しを町民に対して示したわけでありますけれども、それらの中身について、やはり私は見直す必要があると思うのです。スケジュールについては今後、議員協議会などを経て、12月までに計画を立てていくという見通しが示されましたけれども、そのスケジュールの中で、実は議会の議決事項となるわけです、過疎計画に関わる地方自治体の計画というのは。それらとの、従前のように協議をするというだけではなくて、議決事項となっていくということに対するスケジュールというものをどう考えているのか。中身をどのように、これを活用して改革プランをどのように見直すのかについて、答弁を求めます。

答弁 町長 馬場

過疎地域指定を受けることによって、過疎債を使うことで、今まで単費でやっていたものが、財源の負担を軽減しながらいろいろなことに取り組めるという道ができたということであります。これまでは、アクションプランで示した段階では、中期の試算上このままやっていっては、貯金が、財調がなくなるということで、そうならないためにどうしたらいいかということであったので、これはどうしても必要なものをしっかり精査しながらやっていきましょうということで臨んでいますけれども、その部分の財源のやりくりがしやすくなったということだけでありまして、そのことによって、この財調の枯渇を避けることにもつながるのは事実ですけれども、やらなければいけない内容、やりたい内容、そういったものが基本的に変わるものではないと考えております。その中で今までやってきたこと、さらなるこの過疎計画のもとでやろうとしていることを、今回整理をして皆さまにお示しをしながら、そして次の段階に進んでいく。先ほど議決というお話もありましたけれども、9月定例会議での議決に向けて臨んでいきたいというふうに考えているところです。

再質問 宮内知英

昨年示したアクションプランでは、町長は従来、斜里町が住民福祉の向上を目指すという地方自治体の役割に資する、そういう施策をさまざま展開してきたものに対して、言わば大なたを入れたわけです。その理由としては、このままでは財政的にそれらの施策が継続できないからという説明が何度もあったかと思うのです。しかし、できないという要因の財源確保、これは過疎債という、一定の財源を見込めることができる可能性が生まれたという条件を生かして、大なたを振るった施策の見直しを私は再度、する必要があると思うのです。その点はいかがですか。

答弁 町長 馬場

確かに過疎債を使えることで、財源対策がしやすくなったというのは事実でありますけれども、決して財源がぽんと与えられたわけではないのです、これは分かると思いますが。あくまで借金をして、そのうちの7割が交付税措置をされる、元利償還金の。極端にはそれだけです。ですから、その中でどうやったらやりくりすることが、より住民の福祉の向上につながるか、そういったものを取捨選択しながらやっていくという姿勢は何ら変わることがないということです。その中で、もっとメリハリをつけてこれに力を入れようだとか、いやこれはやめようとかということは当然あろうかと思いますけれども、基本的な考え方は変わらないというふうに私は思って臨んでいるところでございます。

再質問 宮内知英

財源不足のために将来の財政破綻などを招かないために、中期財政計画の試算においては福祉施策を中心とした見直しをしなければならないという、そこは今後とも引き続き、私は再度の見直しを求めることを表明しておきたいと思います。次に、少人数学級の実現についてでありますけれども、既に教育長から答弁がありましたように、町内においては、実質上30人学級が実現できている状況にあるという答弁だったかと思うのですけれども、少人数学級にすることによっての教育効果といいますか、学校現場の変化というのはどういうものがあるのかご紹介をいただきたい。

答弁 教育長 岡田

宮内議員から少人数学級の教育効果、これはどういうものが考えられるのかというご質問がございました。いわゆる学級規模と教育効果に関する研究というのも、世界中で行われていて、諸説あるようですけれども、学力向上の効果があるというものもあれば、いやそれはあっても限定的であるだとか、ほかの要因の方が大きいだとか、いろいろあるようです。一般的には当然、児童、生徒の数が減るということは、先生にとっては、向き合う対象の数が減るわけですから、より目が行き届きますし、きめ細かい指導がしやすいということなどが挙げられると思います。それと人数が少ないということで、教室の中の環境としても比較的落ちついた雰囲気を保ちやすいというものも恐らくあるのだろうなというふうに思います。ただ一方で教育というのは、先生対児童生徒という一方通行ではなくて当然、児童生徒同士の関係性の中でのいろいろな気づきだとか学び、教育効果というものもあろうかと思います。そのためには一定程度多様な人間がいる中で、そういった環境の中で学んでいくということがより効果があるという部分もあろうかと思います。いずれにしましても、少人数学級による教育効果というものは当然あろうかと思いますけれども、当然それ以外の教育効果を高めるためには、当然それ以外の要素もいろいろありますので、ここは総合的に考えていかなければいけないのかなというふうに思っております。

再質問 宮内知英

さまざまな少人数学級に関わっては良い面と、それから社会的な経験を学級そのものや先生との関係での社会的な経験という側面からいくと、課題といいますか、そういう面も考慮する必要があるというような答弁だったかと思います。いずれにいたしましても流れとしては、やはり従来の多人数学級から少人数学級に向けて、文科省もその効果などを検証しているということでありますから、斜里町としても、少人数学級のいい点をぜひとも検証していただいて、その推進を図っていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育長 岡田

国でもいろいろな専門家、あるいは文科省、財務省の間で、今回も30人がいいのか35人がいいのか、また、それによって確保しなければいけない教員の数、財政的な問題、さまざま総合的に考える中で、最終的に35人ということで落ちついた経過があるかと思います。国のほうの効果を検証して、今35人ということで法改正されましたけれども、中学校への適用に関しては、当然国のほうとしても効果を検証した上で、踏み込むのか踏み込まないのかということを考えていくということですので、そちらの動きも注視してまいりたいなというふうに思っております。ただ斜里町においては、今現状で35人学級の取り組みの中で、先ほど申し上げましたけれども、全ての学級が30人以下という実態があります。さらに申し上げますと、小学校それと義務教育学校の前期課程については、全部で26学級ありますけれども、このうちの12学級は、全て20人以下です。ということでは、現状35人学級取り組みの中で相当、ニーズ規模としては少人数学級もすでに実現しているというような現状がありますので、このあたりの状況もよくご理解いただきながら今後については、当然効果検証も含めて確認をしながら進めてまいりたいなと、そういうふうに思います。

再質問 宮内知英

それでは次に移ります。地域おこし協力隊に関係する質問でありますけれども、答弁がよく理解できなかったのですけれども、地域おこし協力隊を支援するプロジェクトマネージャー制度の創設や研究に関して、これは斜里町が現在任用している地域おこし協力隊を支援するための人材運用制度とは考えていないということで、制度の活用自体については、条件が整えば積極的に進めたいという、相反するような答弁の中身になっているように受け止めたのですが、再度、それについてご答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 馬場

宮内議員から相反するような受け止めかもしれませんが、そもそものこのプロジェクトマネージャー制度、これについての定義が違っているのだというふうに私は捉えています。地域おこし協力隊の活動を支援するためのマネージャーではなくて、重要プロジェクトをいかに推進させるか、そのために必要な人材の活用という部分でありますから、地域おこし協力隊を何とか取りまとめたい、力を発揮してもらう、そのためにいる人材という意味ではないということを、ぜひご理解いただきたいと思います。そこが違うと、そこから先の話は全然かみ合わないというふうに思いますので、まずそこが違っているのではないでしょうか。

再質問 宮内知英

制度そのものの趣旨の理解は、ちょっと異なっているということなのかもしれませんけれども、私の質問の趣旨は、今年度においても斜里町としては、11名の地域おこし協力隊を招いて、町の活性化に資するという取り組みを予算としてもあげているわけです。その人たちが十分に役割を発揮できるような、側面からの支援に取り組むべきではないかという趣旨から質問をしているわけでありますけれども、そのこと自体についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

基本的にそれぞれ部署があります、この協力隊を活用している。その中で、いかにそこの仕事をできるか、その組織そのものと連携するということは当然ありますけれども、その中でより活動しやすい、あるいは力を発揮しやすい、そういうコミュニケーションを密にしながらやっていくことが大事であって、誰か人材を充ててうんぬんということではないのではないかなというふうに思います。そういう力を発揮してもらおうという姿勢というものは、どの時点でも変わらないのではないかと思っております。

再質問 宮内知英

もちろんそれぞれの担当ごとに、この協力隊員の皆さんのお力を有効に生かしていただくということが基本になっていくだろうと思います。しかし、従来から斜里町がとってきた地域おこし協力隊に対する対応というのは、受入れ先と何をやってもらうかということが明確でなければ、これは受け入れられないという姿勢を実は従来ずっと取ってきたのです。他町村と比較すると協力隊を招いたいろいろな取り組みというのはどちらかというと、私の印象としては遅かったのではないかと思うのです。他方面のそれぞれの分野で活躍をしてもらうことを期待するのは当然なのですが、やはり大人数になってきますと、それぞれの役割というだけではなくて、やはり地域との結びつきですとか、それから協力隊員の皆さんそのものの結びつきですとか、今後の定住に向けた考え方や、いろいろな制度の研修だとか、そういうのもひっくるめた、この協力隊に対する支援体制というものを、私は町独自に、国の制度をももちろん利用してではありますけれども、町独自として全体を包括した中で、具現化していく必要があるのではないかという立場から質問しているということでありますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

これまで比較的斜里町としては、協力隊を導入して、さまざまな仕事についていただくという部分では、若干、見定めながらやってきたというのは、おっしゃるとおりかもしれません。しかし、もう3年過ぎて協力隊を終えている方がいらっしゃいますように、この間いろいろやってきたことで見えてきたものがたくさんある。そしてさまざまな分野で、この協力隊を生かすという部分も、他の自治体の事例も参考にしながらやってまいりました。そういった中で、十分これは生かせるだろうと、生かしていく価値があるということで今回、人数も多く何とか来てほしいという思いで予算化をさせていただきました。全員まだ来れているわけではありませんけれども、人数が多くなったから、それをまとめて何かという以前に、それぞれの何をやってらうかの部分をしっかりやってもらうということが、私は大事だと思います。その延長上で同じ立場の協力隊員同士交流したりうんぬんというのは当然あってもいいと思いますけれども、それ以前に、やはりそれぞれの部署でどんな役割を果たして、そしてその事業所、あるいは関連する住民あるいは団体等で関わりをより深めていくかということが大事だろうと思います。そういう部署での、まずは充実というのでしょうか。そこが大事だろうと私は思っていますので、そこでとどまるという意味ではなくてその先、宮内議員がさらなる展開ということでの話かというふうにも思いますので、そういう点については否定するものでも何もなく、むしろどんどんの精力的にやっていければ、もっともっといいことにつながってくるのではないかなというふうに思っております。

再質問 宮内知英

それでは次に移ります。国保料の就学前児童の均等割の保険料についての減免の拡大に関しての質問でありますけれども、先ほどの質問の中で、私は人数割というこの均等割について、人数割という表現と、それから平等割という二つの表現を使っておりましたけれども、答弁はいずれも均等割を中心に関する答弁となっていますので、私の質問の言葉についても、均等割に訂正させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。いずれにしてもこれは、国は、一つは子育て支援を充実的という立場から、そういう観点から、もう一つは、こういうコロナ禍も踏まえた生活支援という、子育て支援と生活支援という二つの観点から未就学前の児童に対する均等割、2分の1を減免するという方針を打ち出したわけであります。これと同じものではないのですけれども、最初の質問でも申し上げました、今年の3月以前までは、斜里町は独自に低所得者に対するいわば生活支援という側面から、この独自減免を実施してきていました。この独自減免というのは、皆さんもご承知のように、全国的には取り組む自治体が数少なくなってきた中で、斜里町の独自の取り組みというのは大きく評価されていたものだというふうに私は聞いています。国もこの生活支援という観点からの未就学児童に対する支援ではありますけれども、新たな支援に踏み出してきたという状況の中で、再度、私は斜里町としても、もう一度独自減免について再検討をすべきだというふうに思うわけでありますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

国がこの均等割について、2分の1を減免するという制度、これは市長会、そして町村会、それぞれが求めていたし、さまざまな団体等々でこれについて国に対して要望を上げていった結果として、これが叶ったわけですけれども、そこにはやはり、子育て支援と生活支援と別々のようなお話しで、宮内議員はおっしゃっていますけれども、境目とはそもそも有るものではないのではないかなというふうに思います。コロナ対策でうんぬんという側面は、あくまで昨年、コロナが大変な状況になっていましたから、そこでうんぬん以前に、やはり子ども子育て支援という側面のほうが私は強かったのではないかなというふうに思っております。そういった中で、低所得者対策ということで再度できないのかというお尋ねでありますけれども、宮内議員はご承知のとおり、北海道全域の中で保険料の統一化、こういう中で、さまざま条件をクリアしながら、そういう制度になっておりまして、そういう意味では斜里町だけが、この独自減免ということにはなかなかなりにくいというふうに私は思っています。いいものは独自でやればいいのではないかという、いつもお話をいただいていますけれども、やはり北海道の中で、うちだけ特別ということは、なかなか言えないだろうというふうに思います。斜里町の中でも、低所得の人もいれば高所得の人もいる、普通の人もいるという中でお互いその所得に応じて分担し合いながら、この制度を維持していくわけですから、それは北海道という広いエリアになっても同じことではないかなというふうに思います。そういう中で、何とか統一された制度の中で、この仕組みを生かしながら、安心して健康を維持するためにつなげていくという考え方は変わるものではないのではないかなと思っています。

再質問 宮内知英

一定の国保の都道府県化に、会計が都道府県に移行されたという経緯の中で、またそれ以前からもそういう傾向があったわけですけれども、この保険料の基準の統一化といった流れがあったことは私も十分承知はしているのです。しかし、そういう流れがあった中でも、斜里町では各担当者も頑張ってきて、従来から独自減免を継続してきたわけです。今回の、国の新たな就学前児童に対する措置についても、町長は関係団体などからの強い要請をもとに、こういった方向が実現に向かってきたという答弁を先ほどされましたけれども、やはり課題はいろいろあったし、経緯もあったことは承知しています。やはり地方自治体が住民福祉の機関としての役割をより果たしていくというために、ぜひとも再度検討することを、今後も求めてまいりたいと、意思表明をしましてこの件については質問を終了いたします。次に、このコロナ対策に関わる町の支援についてでありますけれども、昨年、固定資産等に関わる徴収猶予、それから町独自の施策としては水道料の減免を実施いたしました。これに対する議会の調査活動も先ほど紹介しましたけれども、町長は事業者からの受け止めといいますか、その反応についてはどのように受け止めていらっしゃいますか、お伺いをいたします。

答弁 町長 馬場

私どもがこの事業に取り組んだのは、やはり事業を継続するためには固定費の一定の支援、これが必要であると。その一つの方法として、この上下水道料金です。私は、減免の制度に取り組んだということでありまして、それに対して評価として非常に助かったというお声は伺っております。

再質問 宮内知英

今私は、コロナに関わる町独自の支援に質問を移して、質問したつもりなのですけども、かみ合っていましたでしょうか。

再質問 宮内知英

私は今再質問で伺ったのは、昨年斜里町が実施した水道料の減免、それから固定資産税に関わる徴収猶予などについては、関係する事業者の方から、議会の調査では非常に好評であったということなのです。町長はそのことをどのように受け止めていらっしゃるのでしょうかという確認をしたつもりだったのですが。

答弁 町長 馬場

その質問にお答えしたつもりで、良かったという評価の声を、全ての人に聞いたわけではありませんよ。関わった、やりとりをした中では良かった、やってくれて良かったというお話は聞いております。

再質問 宮内知英

大変失礼しました。それであれば同じ認識かと思いますけれども、それで今年も固定資産税に関わっては徴収猶予ではなくて、国としても免除すると、令和3年度においては、そういう方向が示されているかと思うのです。しかし水道料については、斜里町独自のものですから、国はそれを示しているわけではないですね。これをぜひ実施してほしい。単に観光に携わる方だけではなくて、飲食業に関わっても大量な水を利用する方がたくさんいらっしゃいます。こういう方々からもぜひ実施してほしいという要望があるわけですけれども、これについてはどうお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

馬場町長 大変、コロナの緊急事態宣言、あるいは蔓延防止、あるいは集中対策期間等々で、人の動きが止まっている、お客様がいらっしゃらない、経営的に大変厳しい状況が去年の暮れからずっと続いているわけです。そこをどうやって食べていくかということでやっているわけで、私たちもそこに対して、直接影響が大きい事業所に対して何とか支えていかなければならない。その支える方法として、どのような形で支援をしていくか。その方法論のいくつかの一つが、上下水道だと私は思っています。今回、あえて今定例会議でお示ししたいというふうにお話したのは、3月定例会議で補正予算でも上げておりましたが事業継続緊急支援事業、お金で支援するということです。上下水道料はお金を払わないで金銭面で支援する。理屈的には同じなのです。そういう、何をうんぬん、メニュー的に選ぶというのはいろいろあるのでしょうけれども、最終的にどれだけそういう事業所に対して支援できるかということでありますから、だからこそ今回、3カ月を、4カ月に延ばして、そして支援の幅を広げて何とか支えられるのではないだろうかということでやっているわけでして、上下水道をしないからやらないとかそういうことは違うのだということを、ぜひご理解いただきたいと思います。

再質問 宮内知英

しかし、この緊急支援については、売り上げが基準となっているわけです。売り上げが減少した方を対象とした緊急支援事業なのです。ところが、この水道料、下水道料というのは、まず使わなくても基本料金が掛かっていくと、そういう固定的な、いわば経費なわけです。だから同じではないのですよ。違うのではないですか。

答弁 町長 馬場

まず整理しておかなければいけないのは、家庭用の上下水道料金ではないのです。営業用、団体用の、つまり商売に関わっている人の水道、下水道料金なのです、まず違いは。そこに対して、やはり影響です。どれだけ事業に影響があるか、影響がなくても、とにかくコロナなのだから支援してくださいという話ではないということです。影響の度合いはさまざまありますけれども、やはり影響のあるところに支援をしたりということで、よりそこが深刻なところに、応援したいというのが、私どものこの選んだ事業の趣旨でございますので、コロナで影響がない人はいないと私は思っています。心理的なストレスも含めて考えますと、皆さんがこのコロナを何でというふうに思っている方ばかりだというふうに思っていますけれども、その中でも経済的に、事業的に辛い思いをしている人に、より厚くというのでしょうか、支援することが大事ではないかという趣旨で、こういう助成の制度を定めてやっていきたいというのが、町の考え方でございます。

再質問 宮内知英

所得や暮らしが大変だというときに、役場が事業者や町民の生活を支えるという役割を果たすべく、私ども議員としても、ぜひ力を合わせて対応していきたいということを表明して質問を終了いたします。

出典:斜里町議会 令和3年6月会議 2021年6月23日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる