斜里町議会 令和2年12月会議 2020年12月16日
第8期高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業計画と高齢者施策の見直しについて
2020年12月16日、斜里町議会の一般質問で、若木雅美議員が「第8期高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業計画と高齢者施策の見直しについて」質問し、町長 馬場が答弁しました。
- 質問者
- 若木雅美 議員
- 答弁者
- 町長 馬場
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 若木雅美
1項目、第8期高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業計画と高齢者施策の見直しについて、三点質問いたします。9月に概要説明を受けた、第8期高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業計画は、健康寿命を延伸する健康づくりの推進、多職種連携体制による地域包括ケアの充実、以上を含めた施設、在宅サービスを安心して利用できる仕組み作りの三点を基本目標に、介護予防、健康づくり施策の充実、推進や、高齢者の生活支援サービス整備および福祉サービスの提供など六点の重点項目を基に策定が現在進められています。この中で、斜里町は施設系サービス受給率が、全国、北海道平均と比較して高いという分析をされた中で、介護サービスについては、医療や介護が必要な状態となっても本人の希望や状態、状況に応じて在宅系サービスのみならず、施設、居住系サービスも選択できるサービスバランスのとれた供給体制を構築する考えでした。一方、先月、今変えなければ町の存続が危うい・持続可能なまちづくりを考える町民懇談会が開催されました。11月臨時会議での町政報告では、町財政が直面する厳しい状況についての説明を行い、町民と共に考え合う場を6回開催し、216人の町民参加がされたとお聞きしています。今回の懇談会では、第6次行政改革実施計画アクションプランについて、斜里町国民健康保険病院の経営改革について、高齢者施策等の見直しについての三点をテーマで進められました。テーマの一つである高齢者施策等の見直しについては、3月の全員協議会で説明を受けましたが、70歳以上を高齢者とする固定概念にとらわれず、自らの健康を維持し自立した生活が送れるよう努めている方や、豊かな知識と経験を生かし、さまざまな役割を果たしている方をかけがえのない存在として、見直し後は支えを必要とする方には手を差しのべ、長く人生を楽しむための価値観を模索し、いつまでもいきいきと活躍することを期待するとの考えの下で、敬老祝い金基準の見直し、75歳からとする敬老会対象年齢の段階的な引き上げ、介護保険における低所得者利用負担助成金の見直しを行う考えです。また、町民への丁寧な説明を行っていくとの考えを、この全員協議会の場で確認させていただいていました。以上を踏まえて、次の三点を質問いたします。一点目、介護保険低所得者利用者負担金助成事業については、次期計画で見直しされる予定ですが、この見直しは、訪問介護、老人福祉、老人保健施設、在宅サービスの利用料についてこれまで50%から70%の助成率が、一律25%に引き下げられるものです。試算では見直し後に1年間で1300万円程度の助成額が抑えられることとなります。厳しい財政事情や今後の高齢化社会に対応するために見直し検討が進められてきたことと考えますが、低所得者を対象としてきた助成制度ですので、見直しによる利用料金の増額は大きな負担になると考えられます。このため、段階的な助成率の引き下げで利用料金の激変緩和措置を採るべきではないでしょうか。二点目、第7期においては介護従事者不足が課題となり、施設の利用休止などがありました。次期計画においては、各事業所の意向調査を踏まえた中で検討し、介護保険料の算定も行われていますが、今後、施設の利用休止の解消を図るために行政としてどのような対応を考えていますか。三点目、高齢者施策等の見直しについて、3月の全員協議会で町民への丁寧な説明を行っていくとの考えをお聞きしました。今回の見直しでは、70歳以上を高齢者とする固定概念にとらわれず自らの健康を維持し、自立した生活を送れるよう努めている方や、豊かな知識と経験を生かしさまざまな役割を果たしている方はかけがえのない存在だとして、サービスを受ける側として認識されていた高齢者の役割について、今後は地域における支え合いの担い手として捉え直す再構築が必要との考えでした。地域における支え合いの担い手となっていただくためには、町長の考えのとおり丁寧な説明をして理解をしていただかなければなりません。町民の理解は深まりましたか。以上、町長の考えをお聞きします。
答弁 町長 馬場
若木議員の、第8期高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業計画と高齢者施策の見直しについて、のご質問にお答えいたします。まず一点目の、介護保険低所得者利用者負担金助成事業における激変緩和措置についてですが、この制度の成り立ちは、平成12年の介護保険制度が導入された際に激変緩和措置として、低所得者利用者負担金助成制度が創設され、これまで20年間、制度が運用されてまいりました。創設当時は、保健福祉サービス基金2億円の運用益をこの助成に充てることで持続していく設計となっておりましたが、介護保険制度の度重なる変更や、対象者の増加、ゼロ金利施策による低金利化にも関わらず、制度自体の根本的な見直しを行ってこなかったことで、基金残高がなくなり、現在では一般財源からの支出でまかなっているところです。近年、地域の医療体制整備や子育て支援施策の充実、地域公共交通等の新たな課題に向けた取り組みが進められる中で、長寿命化や高齢化が進行し、社会保障費における現役世代への負担が大きくなっており、将来への負担を残さないためにも、この助成制度の見直しが喫緊の課題となっております。また、25%の助成割合につきましても、他の自治体が廃止、制度を持たないところがほとんどである中、類似する制度を持っている自治体と比べた場合でも助成割合も非常に高い位置にあるものでありますことから、助成割合における激変緩和措置につきましては、考えていないところであります。次に、二点目の、施設の利用休止の解消を図るための対応についてでありますが、今、会議の町政報告でもお伝えしているとおり、斜里福祉会における事業所の一部利用休止は、長期にわたる介護従事者の人員不足とそれによる職員の過重労働やコミュニケーション不足、採用を予定していた特定技能ビザ制度による外国人就労者のコロナ禍での入国延期等が重なった結果であると考えております。現在、斜里福祉会では、常務および施設長の人事体制を刷新し、立て直しに向け取り組みを始めたところであります。要請のあった緊急的な国保病院のレスパイト入院受け入れの早期検討をするとともに、介護従事者へのイメージ向上、介護保険制度の推進に向けては、今後も介護サービス事業所連絡協議会とも協議を進める中で、サービス提供体制を確保していくよう努めてまいります。三点目の、高齢者施策等における町民の理解が深まったか、についてですが、行革推進会議や介護保険運営協議会で協議し、早期の開催を予定していた町民懇談会は、コロナ禍により11月にずれ込んだ経過となりました。この間、行政窓口に届いた声としては、敬老祝い金では、財政状況から縮減はやむを得ない、廃止すべきとする意見やお祝い金が継続されたことは有難いとする意見があり、敬老会対象年齢の見直しでは、敬老会対象年齢も実態と合わせてよかったとする意見や、一部自治会では、今までどおりの70歳で取り進めるとした意見がありました。また、介護保険低所得者利用負担助成では、これまで維持してきたのであるから継続すべき、若い世代に助けられるのだから、保険制度の1割を支払うことになってもかまわない、見直しのお金を若い世代に向けての財源に活用してほしいとする意見が届いており、総体的にはもっと早く見直しをするべきだったと反省すべき点を感じたところです。さらに高齢者施策の見直しのほかにも、国保病院の運営状況に対する心配や市街地巡回バスしゃりぐるを走らせるニーズがあるのかなど、町民の皆さんからは少子高齢化や人口減少の状況、町財政の状況からサービスを受ける側としてだけではなく負担する側、あるいは担い手としての当事者意識を持ったまちづくりに対するさまざまな意見をいただいております。今後もコロナ禍が継続していくことから難しい点もありますが、さまざまな媒体や機会を通じ、高齢者施策の見直しとともに地域における支え合いの担い手としての理解、再構築についても、町民への理解を求めていく取り組みを継続していくことを申し上げ、若木議員への答弁といたします。
再質問 若木雅美
再質問いたします。一点目の、介護保険低所得者利用者負担助成事業における激変緩和措置のことです。平成12年の導入当初の激変緩和措置という表現の中で、この事業をされたと答弁をいただきましたが、この激変緩和は利用料が発生することに対する緩和措置を行ったと思いますが、今回、措置を求めているところは、福祉の町であるから、現状では他の自治体は廃止していたり、そもそも制度を持たない自治体がほとんどの中でも、見直しを行って25%という助成割合に下げてでも支援をする考えがあるのは、斜里町の素晴らしい考え方だと思います。下がってしまうことは残念ですが、制度を維持する考えは理解します。対象となる方が低所得者であって、20年間こういう負担の緩和をされてきたことで、その総額が1300万円にのぼるということは、単年度でそれだけ負担が増える方が増えると想像した時に、25%にするまでに複数年にわたって、例えば70%を55%、40%、25%まで3年間かけて緩和するだとか、50%は、50%、35%、25%と2年間でするなど、そういう形の中で少しずつ負担していただく仕組みは受け入れていただきながらでも、段階を踏んで25%にまで持っていくべきではないかという考えですが、この点についてはどうでしょうか。
答弁 町長 馬場
この25%の助成割合にすることについては、他にはやっていなくても継続することに対して、やることについて、それはよいことだというご意見をいただきました。そういう状況であるものの、大きく一気に負担が増える。1300万円はトータルでの削減額ですから、どうしても大きい印象になると思います。お一人お一人がどの程度の負担になるかということかと思います。そういう中で、もっと早く段階的にというのもあったかもしれませんが、今こういう状況の中でせざるを得ない中では、なかなか段階的な部分は難しいのではないかと思います。そのことによって理解を得ていく方法については、わからなくはないですが、なかなかこの部分は他の町の状況などを考えますと難しいのではないかと思っています。ただ、現実、低所得者で助成を得ている方々はたくさんいらっしゃいますが、その中でも、どうしてもこの部分は見なければならないという部分もあろうかと思います。そういう部分を、今検証していて、今一律25%ということでお話させていただいていますが、その中でも特殊事情というのでしょうか、そういう部分については考える必要もあるかということで、最終的な判断はまだしていませんが、そこの検討は始めたところです。それだけ申し上げておきます。
再質問 若木雅美
私の受け止め方は、全てが一律25%に下がると思っていましたので、今回の全協の資料の中でも少し見直しという言葉がありましたので、それがそういう考えなのかと思いました。ただ、1300万円はとても大きなお金ですが、介護制度のサービスを受ける方は年金だけの生活というか、新たに自分で所得を増やすことはとても難しい方々が、この支援を受けた中でサービスを受ける生活をされていたと思います。それについて見直しをしなければいけない現状を、対象となる方々に理解していただくことも必要ですが、やはりそこは、今まで斜里町を支えてきてくださった方々が、年金が主体的な収入は限られている中で、負担が上がることは生活の上で大きな課題になっていくのではないかと思います。今見直しが行われる中では、もう少し柔軟にその幅を広げるような考えを持って検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
もっと幅を広げて負担の減り方を少なくする、その範囲を広げてというような趣旨ですね。基本的には確かに所得が増えない中で、負担の方が増えるのは厳しいことは重々承知です。逆に言うならば、ここまで低負担で済んでこられたという部分もいえます。そういう意味で、今、一部見直しも検証しているというお話をさせていただきました。それがどこまでというのは、今の段階で申し上げることはできません。
再質問 若木雅美
さまざまなところで、年金制度でいけば今の若い世代の人たちが自分が受け取る段階でもらえるのか、年齢が引き上がってしまうのではないかなどの課題もあり、でも今受け取っている方々、介護サービスを受けている方々がそれまで負担をしてきた中で、先輩方を支えてきた中でやってきています。少子高齢化の課題はありますが、斜里町を築いてきてくれた方々ですので、その中で、制度を支援の対象としてきた方は低所得者です。そこのところを最大限理解していただいて、制度の見直しの時にはもう少し加味していただきたいと願います。二点目の質問に移らせていただきます。現在の施設の利用が休止されている点の解消を図ることについて、行政としてどのように考えているかをお聞きしました。答弁を聞いて確認させていただきたいのですが、レスパイト入院の受け入れの早期検討とあります。この部分については町政報告を読んでもわからなくて、フル稼働を目指すのにどのように考えているのかという考えで質問していますが、すでに国保病院で受け入れがあり、この早期検討の中には40床受け入れているところが20床になってしまうために検討しているという話なのか、この点がわからないので、詳しく教えてください。
答弁 町長 馬場
あくまで現段階で知り得ている情報でお話させていただきます。今60床のうちの20床を休止して40床でやっている。2ユニット40床ということです。それを現在のスタッフで回すには非常に厳しい状況になっている。この状態を解消していかないと新たな人材の確保も、このまま継続することすら難しい状況と聞いています。そういう意味で、休止する必要があるということで、休止する以上はその行き先が必要です。その一部として国保病院もお願いしたいということを要請されています。そのことについて早期に、最終的に福祉会の理事の皆さんから私どもには来ていますが、病院も院長の下にやっている一つの組織ですから、福祉会から病院に対してのお願いをすることから始まることですので、そういう部分をこの後協議すると聞いていますが、その中でできるだけ早くという趣旨です。
再質問 若木雅美
今、計画を立てる第8期基本計画目標に、高齢者が住み慣れた地域で人生の最後まで自分らしく安心して暮らせるよう推進していきます、適切な介護サービスの提供、運営、本人の状態や希望、家族の状況に応じて医療を含めた施設、在宅サービスを安心して利用できるよう努めてまいります、このような目標を掲げている斜里町が、このとおり実現したら私もこのまま住み続けたいと思いますし、高齢者の方々もそう思うと思います。ただ、これが今揺らいでいるのだと思います。すでに現在の利用者の方々が不安になっているのはもちろんですが、これから自分自身が当事者になっていくのではないかという方々がもっと不安を持っていて、そのように見ているのではないかと思います。ここが問題だと思っています。町民の命と暮らし、安全、安心を守るための重要な施設が存続の危機にあると思いますので、ここは行政として町民の命と暮らし、安全、安心のためなので、先ほど久野議員の答弁の中では、運営は法人が責任を持って行うというお話もありましたが、危機的な状況というところでいけば、行政支援がとても必要なのではないかと思いますが、町長はこの行政支援についてはどのようにお考えですか。
答弁 町長 馬場
行政支援の捉え方です。町だから、行政だから、何でもできると思われているかもしれませんが、そうではないです。理事の方がこの状況を何としてでも克服しなければならないということで一生懸命に、福祉を専門としている企業の方と調整をしている状況です。いろいろなことにこれから取り組んでいかれると思います。そういう中で、町としてできることをしっかり相談を受けながら、できるできないの整理をしながらですが、皆さん方の責任でやりなさいと突き放すのではなく、どういうことでお困りかという部分で、できる部分はアドバイスも含めてしっかりやっていくということです。一つは、先ほどレスパイトのお話もしました。受け皿を、一時ユニットを休止するにおいては、どこかに預かっていただかなければなりませんから、そういうお願いを一緒になってやるだとか病院のこともそうですが、そういうことなど、できることをするということであって、介護人材を集めてくる、それを行政がすぐできるか、不満を解消できるかなどということではないです。単に支援を支援を、と言っても中身がいろいろあるということで、そのできるものをしっかりやっていくということですので、ぜひその点をご理解いただきたいと思います。
再質問 若木雅美
人材確保は、マンパワー確保はずっと課題にあって、これが上手くいっていないので現状があります。これは斜里町だけが特異な例ではないのも理解しますが、斜里町にいらっしゃる高齢者の方が安心していくために、ここのところは努力していかなければいけない斜里町の課題ではないかと考えています。答弁で介護従事者へのイメージ向上とありますが、少し想像がつかないです。先ほど久野議員の答弁の中で、介護従事者の方は誇りを持って仕事をしているというのであれば、有資格者の方々はすでにそのような誇りを持っているだけに、きちんとしたイメージを持っていらっしゃる方だと思っているので、このイメージを向上しますという取り組みは、具体的にどのようなことなのか教えてください。
答弁 町長 馬場
介護人材、介護スタッフに対する、本人のイメージではなく周りの見る目という意味です。ああいう介護をやってくれると、本当に素晴らしい仕事と思ってもらえる職種になるかならないかが重要で、そういうプラスイメージが出るようにどのようなことをしていけばよいのかということのために、自分がどう思っているか。どう思われているか、そういうことを調査しながら、よりプラスに近づくことを私たちも一緒になって発信して、皆さんからよくやってくれていると思われるような、そういう行動も必要だということで、イメージ向上を掲げています。ですから、それを受けての一つの問題点を明らかにすれば、そこを解消することがプラスイメージにつながるということで、そういう表現を使ったつもりです。
再質問 若木雅美
どういうふうに携わる方がしているかは、ホームページに今回実施されたアンケートで、言葉が多く寄せられたのを、図で表現されるものが載っているのを見ました。携わっている従事者の方々は、本当に心がこもった対応をしていることも感じました。そういうことをアンケートで実施してきているのであれば、町民の方々や将来自分がどんな仕事に就こうと思っているかという方々にどう伝えていくかを、もっと積極的に広報して、高校や中学校では、真心こもった対応をしている現場、介護する人たちの働く姿を見せていく機会をもっともっと作っていくべきと思いますが、この点いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
いろいろな場面でそういう努力をする必要があると思っています。
再質問 若木雅美
マンパワー確保の観点でお聞きしましたので、休止している施設がフル稼働することが一番ですが、それには人の確保が大切だということで人材確保の話になりました。人の確保が大切ですが、法人でも頑張ってさまざまな方策を練っていることです。すでにもう十分相談に乗って対応していただいていると思いますが、もっと積極的に携わってフル稼働に向けて、1日でも早くフル稼働になるように協議を進めていただきたいと思います。三点目の質問に移らせていただきます。高齢者施策における町民の理解は深まったか、です。この答弁の中で町長は、総体的にはもっと早く見直しをするべきだったと反省すべき点を感じたとの答弁がありました。町長が感じているところでは、今回、町長が示した考え方や方針に町民から理解をいただいたと捉えていると考えてよろしいですか。
答弁 町長 馬場
全てを理解されたというような言い方を申し上げているわけではありません。このように理解を示す考えもいただいたということです。
再質問 若木雅美
町民懇談会の中の高齢者施策の部分の町民理解について質問しています。今回の懇談会は、全ての会場が午後6時からの開催でした。さらに三つのテーマの説明のため長時間となり、高齢者の方への説明機会とするのであれば、開催時間の工夫が必要ではなかったのかと思いますが、この点はどうお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
おっしゃるとおり、全て夜の時間帯に結果的にしてしまいました。なかなか昼間に出られる人も難しいのではないかという思いもあってしたのですが、アンケートでも実際に夜ばかりではなく昼間もあってよかったのではないかというご意見もいただいていますので、今後、どういう回数をどのようにするかはわかりませんが、昼、夜というのは、どちらも、夜になると出にくいお年寄りなどいらっしゃいますから、そういうことも考えると昼間のほうが都合のいい方、夜のほうがいい方、選択ができるような進め方は必要だと思います。
再質問 若木雅美
その考えの下で、参加したかったけれども、お話を聞きに行きたかったけれども行けなかった、昼間開催すればできるという方もいると思いますので、ぜひ積極的にその機会を設けていただきたいと思います。次に、担い手となる高齢者の方々の理解度の件です。私の受け止め方ですが、3月の説明の時には、高齢者の定義を見直す、労働人口の減少や子どもの出生が伸び悩む中で、高齢化と長寿命化が同時に起きている。これは斜里町だけの問題ではなく全国も同じ傾向だと説明を聞いたと理解しています。その中で、70歳以上を高齢者とする固定概念にとらわれず、自らの健康を維持するような方々をかけがえのない存在として見直しをすることで、これからは支えを必要とする方には手を差しのべ、でもこれはあくまでも現状維持で、手厚くとはなりません。長い人生を楽しむための価値観を模索し、いつまでも生き生きと活躍してもらうことを期待している、という3月の説明でそのように理解しました。町民説明会の中では、少子高齢化について3人に1人が高齢者で、そのうち高齢者1人を現役世代2人が支える時代が到来する。町単独の経費事業は見直さなければいけない。その制度の継続のために財政面を考慮して、金額や割合を下げる。これまでの制度を継続することを主眼に検討させてもらう。持続可能な社会づくりに向けた準備ということを町民に訴えて、高齢者事業では敬老祝い金の基準の見直しや敬老会の年齢の引き上げ、低所得者への助成の見直しということが、次々と話されたと思います。今後は少し浮く財源はどうするかというところでは、医療体制を守るためにはお金が掛かる、斜網の地域体制で収支不均衡の分の負担をしなければいけない、介護予防施策の充実、認知症の施策、ボランティアポイント制度などを新設しますが、町内の高齢者が生きがいを持って社会参加することによって、自分たちの身体に問いかけて心身ともに健康を維持して、予防施策などによって社会保障費の軽減を目指してほしいと説明をしたと理解しました。これを聞いた高齢者の方々が、とても明るく、よしわかった、俺たちやるよと思えたのか、この町民懇談会を聞いて思いました。あまりにも財政が厳しい、病院が厳しい、病院は私たちの暮らしに本当に大切なので守りたいです。だから高齢者施策を見直してもらいます。地域の担い手になってくださいと言われてしまうと、自分たちがこれから高齢者となる人たちは、とても暗い気持ちになってしまったのではないかと思います。3月の全員協議会の中で、社会参加の場の提供をします、高齢者の福祉施策を見直すけれども、元気で暮らしていただくための施策を、ということで、この時に検討段階だけれども四つの項目がありました。子ども食堂への運営支援、スポーツジムの誘致、高齢者運転講習の助成、ウトロデイサービスセンターへの運営助成という4項目がありましたが、今回の説明会の中では、見直しはするけれども皆さんが楽しく暮らせるための施策も考えていますという説明が一切なかったです。こういうことを町民に説明することが理解を深めるためには適切ではなかったのかと思いますが、この点について説明してこなかった点や私が指摘している点についてはどのように考えますか。
答弁 町長 馬場
高齢者の年齢の定義については、必ずしも全て70歳を見直すばかりではなく、65歳が老人、高齢者という一つの法上の定義があります。70歳から敬老会の対象、後期高齢者は75歳などいろいろ段階があるということで、それは一律にいかないということが一つです。担い手という意味では、皆ができるわけではなく、それができる人は担い手をしましょうというお話です。受け止め方や伝え方には、もっとわかりやすく工夫はあったのかもしれませんが、決して弱って病気の人に担い手になれということではなく、人生100年時代と言われるくらいですから、平均が男性は81歳、女性は87歳という中で、まだまだそこまでいっていなくて、いっていても元気な方はたくさんいらっしゃいますが、そういう方は人の担い手としてお世話することで喜びを持つのも、こういう中では出ています。そういうことも感じ取れるようなことはしていかなければいけないと思っています。暗い気持ちにしてしまったとすれば、それは本意ではないです。今後については、そういうことがあまり感じないような希望も見えるような説明は必要だと思います。社会参加というか、減らすけれども一方で高齢者の対策として考えられるいくつかの提案。なぜ説明しなかったのかというお話でした。具体的に頭出しはしていますが、具体的な制度設計ができていないこともあり、こういう内容ですと言えなかったということです。これについても、これから認知も含めて本当に大きな課題だと思います。そういうものに対して、こちらはぐっと下げるけれども、もっと需要のある部分についてはしっかり対応していくという両方をお見せしなければならないだろうと思いますので、その点については不十分であったことはそのとおりで、今後については、今いただいた意見を参考にしながら提示できるように進めていきたいと思います。
再質問 若木雅美
町長は今回の説明会の中で、あったか斜里町は、あったかい心を持った町民があふれる町にすることだとおっしゃっていました。一方で、自助、共助、公助ということもおっしゃっていました。まず自ら、次が共に支え合い、最後は行政が支えるということを言っています。自助、共助のためには、あったかい心を持った方々がいなければ支え合う町ができませんので、町民がわくわくすること、そういうあったかい気持ちを持っていただけるようなものがたくさんあれば、自助、共助の方に向かう力もパワーアップしていくのではないかと思いますので、こういうことについての対話を積極的に行っていただくことで町長から答弁もいただきましたので、今後もそのように積極的にあったかい心を持つ町民がもっとたくさんできるような、そういう対話を重ねていっていただきたいという考えを申し上げて、質問を終わります。