斜里町議会 令和元年12月会議 2019年12月18日
全国に広がる「子ども食堂」、斜里町でも取り組んでは?
2019年12月18日、斜里町議会の一般質問で、小暮千秋議員が「全国に広がる「子ども食堂」、斜里町でも取り組んでは?」について質問し、町長 馬場が答弁しました。
- 質問者
- 小暮千秋 議員
- 答弁者
- 町長 馬場
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 小暮千秋
子ども食堂について質問をします。子どもの貧困対策として始まった子ども食堂ですが、大きく広がりをみせ、今では全国に3700カ所あるといわれています。1月8日には、斜里町自治会子ども会育成者連絡協議会が主催し、全国こども食堂支援センターむすびえ理事長の湯浅誠氏による講演会が行われるなど、斜里町でも町民の理解が深まりつつあります。子どもの貧困対策のイメージが強い子ども食堂ですが、今は子どもばかりが対象ではなく、子育て世代から高齢者まで多世代が、食を中心に気軽に集う地域の交流拠点といった役割が強くなっているとのことです。そうした役割は、子育て世代への支援にもなり、高齢者や障がい者の孤立を防ぐことにもつながると期待できることから、斜里町でも子ども食堂への取り組みを積極的に推進すべきと考えます。そこで、以下の二点について質問するとともに、子ども食堂に対する町長の考えをお聞きします。一つ目、毎年開催していた一人暮らし高齢者の集いは、今年度をもって終了となりましたが、これに代わるものとして何か考えていますか。二つ目、町民有志が子ども食堂や地域食堂を立ち上げようとした時、町での相談窓口はありますか。以上です。
答弁 町長 馬場
小暮議員の、全国に広がる『子ども食堂』。斜里町でも取り組んでは。のご質問にお答えいたします。子ども食堂は、子どもの貧困対策としてまず始まり、地域の交流拠点の役割も兼ね備えながら、地域食堂として、子どもやその親およびその地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事やあたたかな団らんを提供するための社会活動として、孤食の解決や子どもと大人たちのつながり、また、地域コミュニティの連携の手段として、日本各地で同様の運動が増加しています。一点目の、一人暮らし高齢者の集いに代わるものについてですが、この集いは、平成元年から一人暮らしの65歳以上の高齢者が心と体の健康を保ち続け、交流の輪を広げ、社会参加できる機会の提供を目的としたものであり、民生委員児童委員協議会を中心に社会福祉協議会、町の三者で取り組みを継続してきました。現在は、対象者が増加する中で、一人暮らし高齢者が少数ではなくなったこと、老人クラブや各種サークルへの参加、いきいき百歳体操などの集う場が整ってきたこと等から、今回をもって終了することとなりました。今後は、こうした一日だけのイベントではなく、地域包括支援センターや保健師による食生活改善のための訪問活動、介護保険の地域支援事業による予防活動の充実に力点をおいていく考えであります。二点目の、子ども食堂、地域食堂の立ち上げに際しての町の相談窓口についてですが、この課題については、子育て分野だけではなく、障がい者や高齢者まで幅広い共生型を念頭に置きながら進めていくことが必要と考えますことから、保健福祉課福祉係を窓口として、情報の収集や提供に努めてまいります。さらに、事業内容によっては、こども支援課や教育委員会とも連携を図ります。最後に、私の考えですが、この施策は、子どもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂という役割だけではなく、困窮者支援、高齢者や障がい者の社会参加等の多面性を持った施策と捉えています。先日開催された子ども会育成者研修会では、町内自治会においてはすでに食事提供を始めているというお話もあったと聞いており、この11月には児童館あそぼっくるでも、子ども自らが食事づくりをする取り組みを始めています。この子ども食堂が、子どもの居場所づくりはもちろん、子どもと大人が相互に関わり合いを持つ世代間交流へとつながっていくこと、笑顔があふれる食堂であり続けてほしいと願い、自主性を尊重しながら町としても各種相談に対応していくことを申し上げ、小暮議員への答弁といたします。
質問 小暮千秋
子ども食堂に対する認識として、子どもの貧困対策はもちろんのこと、共生社会をつくる上で欠かせない、世代間交流が大事、そういう拠点づくりということで共通の認識をお持ちということに安心しました。また、一人暮らし高齢者の集いに代わるものは何かということで、年に一度ではなく日常の支援ということで納得できます。一人暮らし高齢者や高齢者の方が、日常にどれだけ外出機会が持てるかが大事だと思いますので、そうした意味でも、子ども食堂の取り組みがその一つの機会になると思い、今回、質問しました。相談窓口については、保健福祉課とはっきりと答弁いただき理解しました。まず、地域食堂や子ども食堂を立ち上げたいと思った時に課題になるのは、場所の問題、資金、衛生管理などが町民の方の大きな壁となっているのが現状だと思います。そうしたことに対応していただける相談窓口を、今日確認できてよかったと思います。すでにそうした活動を始めている方々も、今は模索の段階でスタートしたところなので試みで終わらないように、今後は町としてどのように、何をどの程度支援していくのか、そうした支援体制の構築も急がれると思います。それについてはいかがお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
子ども食堂というよりは地域食堂として、道くさサロンを女性部の皆さんでほぼ毎月のように開催していただき、それを目当てにいろいろな方々、施設の方も含めて参加して交流しているのをつぶさに見せていただいています。その中での場所の問題など課題もお聞きしています。さらには子ども食堂という中で、子どもも含めた可能性もどうやったら組み立てができるのかになると思います。民間の方々の主体性を尊重しながらとお話しましたが、その辺を大事にしつつ、困りごとに対して町としてどういう部分ができるか、しなければいけないのかを含めて、これから相談をいただきながら進めていくことが肝要だろうと思います。そういう中から、よりよき支援体制が生まれてくるのではないか、知恵も働かせていかなければならないのではないかと思います。場所、資金、食材等々の提供もいろいろなやり方の事例がこれだけ全国にあるだけに、工夫してやっていただいているので、そのような事例もどんどん情報収集しながら斜里町ならどのようなやり方がふさわしくて可能かも勉強しながらやっていくことが大事だと思っています。
質問 小暮千秋
子育て支援や学校現場でもとにかく地域とのつながりが重要視されています。ですが、地域とのつながりがなかなかこうだというのが表れていないのが現状と思います。子ども食堂がそうしたことの一つの有効的な手段となり得ると思っています。町に何もかもやってくれということではなく、町民の主体的な意欲を高めながら、町民と行政と一緒にやれることが一番だと思います。窓口ははっきりしているので、この後はどういうことが町としてできるのかを明らかにしていただきたいと思います。理想を言えば、斜里版の子ども食堂プロジェクトのようなものを仕掛けていくというか、せっかくの試みが一過性のままで終わるのではなく、道くさサロンに言及されていましたが、10年続く斜里町では先進事例だと思います。そうしたことを参考にしながらいろいろな活動が、町民のいろいろなグループや団体、組織で活発にできることを望んでいます。町民と行政が一緒にということについて町長はいかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
先進的にこれまでやってこられた、これも一つの実績ですし、経験が必ず今後に生きていくことだと思います。そういった経験を持ち寄り、また新たな意欲を持っている人も巻き込むことがこれからだと思います。子どもと大人との交流、関わりが、食堂ばかりではなく今後のまちづくりにおいて、斜里町を愛する人たちを増やすためにも大人と子どもが関わって一緒に何かをやることは、とても大事だと思います。そういう意味で、児童館での今回の取り組みは、とてもよい取り組みだと思います。子ども食堂を一つやればそれでよいではなく、いろいろな機会を捉えながらそれを工夫することが大事だと思います。そういう意欲のある方々と相談を受けながら、保健福祉課の窓口の担当も一緒になってそのことができる道を探っていくことができればと思います。