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猿払村議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

村の公共施設について

2024年12月11日、猿払村議会の一般質問で、笠井哲哉議員が「村の公共施設について」質問し、村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章、総務課長 中山誠、建設課 高松伸浩が答弁しました。

質問者
笠井哲哉 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章、総務課長 中山誠、建設課 高松伸浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 笠井哲哉

それでは、通告に従いまして質問したいと思います。1番目の村の公共施設について、村のインフラ施設を除く公共施設の8割弱が建設より30年以上を経過し、中には耐用年数を超えて使用されている建物もあり、老朽化が進んでいる現状と考えます。令和4年に公営住宅等長寿命化計画改訂版、今年の3月には公共施設等総合管理計画の改訂版が示されました。その中では「長寿命化を図り、集約と縮小を踏まえ、必要な施設を保有する体制を整えている」とありますが、村としての現状認識と具体的な対策をお聞きいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの笠井哲哉議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。猿払村公共施設等総合管理計画は、本村における公共施設等の全体を把握し、長期的な視点に基づいて、更新、統廃合、長寿命化を計画的に実施することにより、財政負担の軽減、平準化と公共施設等の最適な配置を実現することを目的に策定したものであります。この計画では、三つの柱として、施設保有量の適正化、管理運営の効率化、安全性の確保と長寿命化を掲げ、適正な管理を進めることとしており、一つ目の施設保有量の適正化では、施設更新時における複合化の検討や用途廃止施設の除却、近隣自治体施設の活用など。二つ目の管理運営の効率化では、維持管理費用の縮減の検討など。三つ目の安全性の確保と長寿命化では、長期にわたる安全性の確保のための適切なメンテナンスの実施や予防保全的な計画修繕の実施などについて、それぞれ掲げております。村としては、現状認識と具体的な対応策についてというお尋ねでありますが、現状の認識としては、議員のおっしゃるとおり、インフラ資産を含む公共施設等の老朽化の進行とその対策が大きな課題であり、その具体的対応策として、既に行っているものとしては、橋梁や公営住宅の長寿命化対策が中心でありますが、今後においては、次期の第8次総合計画の中で、教育施設などの長寿命化対策や不要施設の計画的な除却などを進めていきたいと考えております。以上です。

質問 笠井哲哉

計画を私もじっくり読んで、中身について本当によくできているし、よく練られていると感心しているところです。しかしながら、現状、村長の認識されているとおりに、老朽化が激しい、傷みも激しいというのが現実であろうかと思います。それに対して、次期の計画の中で対応していきたいということなのですけれども、果たして、のんびりと構えていられる状況にあるのかどうなのか、危惧される部分ではないかと思いますがいかがでしょうか。

答弁 副村長 眞野智章

今のご質問にお答えしたいと思います。議員おっしゃるとおり本当に村としても、老朽化が激しい公共施設が多様にありますので、その辺については、村としても危機感を持っているところでございますけれども、一方で、それを修繕あるいは改築ですとか、いわゆる新築、建て替えなどを含めると、公共施設全体をどうしていくかというところをもう一度、第8次の計画の中で見直しをしていかなければいけないと思います。それには多額の財政出動もありますので、計画の中ではしっかりと特定財源を見つけながら、計画を組んでいかなければいけないなと思っております。当面の課題としては、現状、廃止している生活改善センターの跡地利用の関係もありますので、その辺についてもしっかりと来年度以降で、住民の方のご意見を聞く機会を設けながら、計画に反映していかなければいけないですし、財源も含めて。学校関係についても相当老朽化していると把握をしております。財源的なものが一番大きな課題になってくると思いますので、その辺も含めて、再度、しっかり見極めながら、計画に反映してまいりたいと思います。以上です。

質問 笠井哲哉

確かに財源的課題が一番ネックだと。潤沢な資金があれば、のんびりと構えないできちんと適切な時期に対処できていたものと考えます。しかしながら、現状はそういうことなので、それをいかにどうやって維持していくのかという部分が問題であろうかと考えます。過去に行った実績として、個別施設の劣化状況を調査実施、点検診断によって得られた情報を整理しているということですが、どの程度のものなのか、また個別施設計画の中では、予防保全の観点から修繕を行い、適切な状況を保つとあり、一部施設は改修計画がなされ、その他の施設については、この計画の10年間、改修の予定等について触れられていないわけなのですが、個別施設について、いつどのような時期にどのような改修が必要か、概算でいいから示すことができないか、お聞きします。

答弁 総務課長 中山誠

お答えさせていただきます。公共施設総合管理計画個別計画は、平成31年に策定したものですけれども、本体計画は今年の3月に改定を行っていますが、こちらのほうの改定が追いついておりません。総合計画の策定の話ありましたけれども、その中で並行して、具体的な個別施設の整備方向も整理をしていきたいと考えております。具体的な部分というお話でしたけれども、先ほどの答弁と重複いたしますけれど、建物というよりは、橋梁ですとか、公営住宅、こういった補助事業を活用しながらというところで、比較的円滑に進められてきた部分あるのですけども、その他の施設については、単独費が主になりますので、そこら辺は次期の総合計画の中で、慎重に整理させていただきたいということで。具体的なことは申し上げられませんけれども、そういう形でご理解いただければと思います。

質問 笠井哲哉

結局、管理計画の中でうたっていることというのが、予防措置的な、事前にやるということをうたって管理しているわけなのです。管理するための基本的なデータという部分をどのような形で収集しているかという、そのデータが残されているかどうかという部分、その辺を聞きたい。実際、管理計画の中では、一応うたっています。しかし、計画自体、国交省か、総務省から作れということで作られた。だから、どこの自治体を見ても同じような内容で実働に合うのか、合わないのかという。その辺を村の施設ということで、どう対処するかというのか。その辺もう一度お願いします。

答弁 総務課長 中山誠

お答えさせていただきます。個別施設のデータ管理のお尋ねだと思いますけれど、個別施設カルテという個表を村のほうで、施設ごとに作成をして管理しております。本来であれば、活用しながら、優先順位をつけて、予算反映させながら実施という流れになるのですけれど、計画と実態というところの乖離が実際あります。要は、財源的なものが一番大きいと思っています。予算要求段階では各課から計画に沿って上がってきているものも実際はあるのですけれども、財源の調整の中で、どうしてもやむを得ず先延ばしをしたりですとか、そういったことが実際にありまして、計画どおりの実施に至ってないところがあります。今後においても、なるべく差を詰めながら、計画どおり進めていくということが理想ではあるのですけれども、いかんせん財源の状況が今後においても不透明なところもあります。いずれにしても、だからといって放置しといていいというわけではありませんので、そこら辺は重要課題と位置づけながら、予算編成等々で反映されていけるよう努めていくというような意識を持ちたいと思っております。以上です。

質問 笠井哲哉

実際、財源が足りてないのはわかります。理解します。にしても、現状の建物をどのように維持して、住民のサービスにつなげるかという部分では非常に大事なことだから、異常や不具合が出たときに慌てて直す、現状ではそういう対処方法でしかないのかとは思います。それでも長寿命化を図るような施策を考えるとかはあると思うのです。だから、屋根や外壁の改修にしても、傷む前に張り替えする。コーキングをするとか、塗装をして延命化させるとか、そういうような施策もあろうかと思います。その辺も十分考慮してやってもらいたいと思います。村には460余の管理施設があり、1年間に5億円以上の費用がかかり、膨大であり、財政上、本当に厳しいことを理解はしております。当時の人口、社会情勢、住民ニーズを鑑みて集中的に建物が供給されてきた。現在では利用頻度の少ない建物や老朽化が激しく使いづらい、または廃校となり、そのまま放置されている部分がたくさんあります。しかしながら、住民、福祉サービスを最重点に現状を認識して、将来像、社会情勢や環境を踏まえ、何が必要で何がなくてもいいか、十分見極めて、住民理解のもと、取捨選択し、第8次総合計画または公共施設総合管理計画に反映されるということを期待します。次に、この質問する前から予算の絡みで答えが見えているような感じがしますが、計画に示されている除却対象施設については、計画期間内に処理するのかどうかその辺をお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

本計画の現状についてご説明をさせていただきたいと思っております。現状の施設総量から7.8%程度削減という目標を現在掲げておりまして、基本的には令和8年度までの期間内で除却を行う計画としておりました。しかしながら、財源確保の面などから、計画どおりの進捗には至っていないのが現状であり、令和6年度までの見込みでは4.2%、最終年度となる令和8年度までの見込みでは6.2%の削減とそれぞれ見込んでおります。当初立てた計画より、1.6%ほどしか進んでおりませんけれども、このことを含めて進めまいりたいと考えております。

質問 笠井哲哉

理解いたしました。建物というのは、ご承知のとおり使わなくなると著しく劣化します。ただ、除却するのに補助金メニューもなく、財政負担が大きいということも理解しています。予算措置ができるまでそのままという現状認識なのかとは思いますが、今年、大風の日、公営住宅の屋根が剥がれ飛び散って付近を住宅の車にぶつかりそうになったという事案がありました。幸い大きな事故とはならなかったわけですけれども、老朽化が進み、放置していると、このような事態がいつ起こるかわかりません。村にはさまざまな施設が結構ありますが、その辺の管理、認識はどうできているのか、その辺を聞きたいと。

答弁 村長 伊藤浩一

各、建物つきましては、担当部署で管理しているところがさまざまございますので、当然、担当部署でそこら辺をしっかり見極めながら、大きな被害が出る前の予防的な措置も含めて、しっかり対応していきたい。いってほしいということを改めて指示をしてまいりたいと考えています。

質問 笠井哲哉

私も村内のいろいろ施設を見てきました。危ない箇所が結構あるのです。屋根が剥がれているところとか。その辺の認識を役場内で共有してきちんと対処するような方向でいってほしいと思います。次に公営住宅についてですが、毎年、改修工事と、これは先ほど村長の答弁の中にもありましたように、計画的に一応、補助金もつくという部分もありますので、実施し、長寿命化を図っているところですが、計画と実績では物件により、差異が生じているところが見受けられます。現状はどういうことなのか、お聞きしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

公営住宅の長寿命化計画につきましては、住宅事情に反映するため、5年を目安に見直しをしておりますが、近年の物価や労務費の高騰による財政的な状況などから変更が生じております。また、次の質問にもなってくるかと思いますけれども、民間のアパート建設によるニーズの分散化などにより、現状では公営住宅の応募倍率も下がっているなど、村内全体では住宅のストックが保たれていることから、公営住宅の新たな建設は現在のところ計画しておりませんが、議員おっしゃるとおり、地域別で見ると、ストックの偏りが生じている状況もありますので、今後、検討してまいりたいと思っております。

質問 笠井哲哉

差異の理由というのは、結局、どういうわけでずれたのかというと、計画どおりに進んでいない現実です。それはどういう理由で、そのような状況になったのか、ただ単に、ほかを早くやらなくてはいけないという部分だったのかどうなのかということをお聞きします。

答弁 副村長 眞野智章

ご答弁申し上げます。実際の差異がある部分については、先ほど村長答弁のように、一番の大きな要因としては、財政的な問題があると思います。その部分で、なかなか修繕の目途が立たない部分とか、把握状況はしておりますけれども、単年度の予算状況によりますので。そこでもう少し1年待てないかとかそういうところの部分での協議をした形の中で、担当課のほうでは、そこを調査した中で、もう一年ずらしても大丈夫ではないかとか。そういうところの議論を含めて、結果的に差異が生じているというとこでございます。以上です。

質問 笠井哲哉

粗拾いなことを聞こうか思いましたけれど、今、副村長の答弁の中にもありましたので、それについては質問しません。村長答弁の中に公営住宅自体のストックというのは確かに十分、対応はできていると私も思ってはいるのですが、令和13年度における公的借家推計世帯数は194で、管理戸数214戸と設定されています。本当に十分に足りるということで現状では246戸を管理し、202世帯が入居しているということです。中には42世帯、収入超過者がいるということなのですが、収入超過者については、原則3年目以降には退去してもらうという決まりになっていると思うのです。でも実際、なかなか退去が進まないのが現状と思われます。住宅建設はハードルが高いですし、民間住宅も足りていないのではないか。村では働きたいけれども、住宅の確保が難しいというような、これもよく耳にします。子育て中の中堅所得世帯の住宅事情が悪いと感じています。計画の中では、住宅のニーズは高いと。現在、単身16戸、ファミリー用2戸の中堅所得世帯用の住宅があるわけですけれども、公営住宅に入っている人間が転居するような場所が実際には全く足りていないのではないかと感じています。それと住宅の広さについてなのですけれども、3LDKが189戸という入居者のうち入居者64%が単身世帯、二人世帯が26%と、住宅のミスマッチが著しいのではないかと思われるのですが、それについてはどうでしょうか。

答弁 建設課 高松伸浩

最後の3LDKと入居者の世帯構成の部分につきましてですが、公営住宅は過去から猿払村は標準設計に基づきまして建設した時代が主になっております。最近は、老人向け単身向けと家族構成に合わせた、部屋の間取りも、建ててはきているのですが、言われております3Lベースの住宅が大半でして、これからの長寿命化のすぐではないのですが、現在行っている長寿命化改修というのが住みやすい環境を。まず雨漏りしない、温かい住宅ということで、屋根外壁の改修を先行してやっております。その次の時代になるのですが、長寿命化の中では、部屋の減築といいますか、世帯に合わせた住宅につきましては、総面積も狭いもので、それで部屋の狭い部屋が3Lという構成なもので、それが2Lないし3Lということが、時代のニーズによりまして、そういう変化に合わせた住宅づくりも考えて進めてまいりたいと考えております。以上です。

質問 笠井哲哉

いずれにしろ、すごい金のかかることで、なかなか難しい。課長の言われたことはとてもよく理解できました。さっき言ったように、住宅事情が本当に足りているか足りてないか部分で、民間アパートの空きがほとんどないはずです。ファミリー層の人間が一時的に公営住宅に入るということは可能でしょうけれども。ですが、その空き家自体、整理させている状況なのかどうか。今日の新聞にも出ていましたが、稚内市の公営住宅の事情では、退去して空き家としてある住宅の90何%が全く手つかずのそのままの状態で放置されているという、現状が新聞に載ったわけなのですが、村の対応としてはどうなのでしょうか。

答弁 建設課 高松伸浩

お答えいたしたいと思います。公営住宅の空き家につきましては、議員さんの質問にありますように、公営住宅のストックを念頭に置きまして、住民ニーズに応えできないと、住宅としての役割が果たせませんので、大半の空き家は全部回収できているかというのは、できておりません。ただ、地区によって募集倍率も含めましたストックというのは持つように努力しているところです。

質問 笠井哲哉

前に同僚議員も質問したのですけれども、移住したい、猿払に住みたい、猿払で働きたいという人がいたときに、住む場所がないのです。ですから、それに即応できるような体制はきちんとつくっておいてほしいと思います。答弁はいりません。

出典:猿払村議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる