みんなの議会

猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

猿払村の自然環境について

2024年9月10日、猿払村議会の一般質問で、笠井里恵議員が「猿払村の自然環境について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人が答弁しました。

質問者
笠井里恵 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 笠井里恵

猿払村の自然環境についてお聞きしたいと思います。先ほどの野村議員と重なる部分があるかと思いますが、野村議員は観光行政の立場から、私は自然保護環境の立場から質問させていただきたいと思います。北海道には7つの国立公園、そして5つの国定公園、それから11の道立自然公園が指定されていて、たくさんの自然を求めて多くの観光客が来道しています。猿払村も北オホーツク道立自然公園に位置しており、カムイト沼、モケウニ沼、ひょうたん沼が含まれています。しかしながら村のホームページ、観光協会のホームページを見ても、隣の浜頓別町と比べて詳しい記述が見受けられません。特にひょうたん沼に関しては、情報が少ないように感じられます。これらの道立自然公園に関して、植生等の調査を行っているのか、村としての道立自然公園に関する取組状況を伺います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの笠井里恵議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。議員おっしゃるとおり、北オホーツク道立自然公園は1968年、昭和43年に猿払村、浜頓別町、枝幸町に所在する総面積3927ヘクタールが指定されております。本村におきましては、カムイト沼、モケウニ沼、ひょうたん沼が指定されております。ひょうたん沼に関する情報が少ないのでは、という議員のご指摘ですが、ひょうたん沼は周りが牧草地に囲まれており、近づくことができず、村道沿いから遠くに沼が見える程度であるため、村のホームページ等には記載をしておりません。また植生等の調査につきましては、30年ほど前に北海道大学の教授に調査を行っていただいた経過がありますが、それ以降、専門家による調査は行っていない状況になっております。

質問 笠井里恵

30年ほど前の調査の植生ということで、今はかなり変わっている部分もあるかと思われます。またひょうたん沼は牧草地に囲まれていて、近づけないけれども、皆さんは知っていると思うのですが、今はドローンとかを使用する撮影者の方も増えていますし、村内にも写真愛好家も増えているので、そういった方の写真の情報とかを借りて、ホームページとか観光情報に載せていくべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 産業課長 阿部真人(産業課長は2024年9月まで)

ただいまの質問についてお答えをさせていただきます。記憶にあるのが、30年前に北海道大学の教授に来ていただいて、当時、エサヌカ原生花園、カムイト沼、モケウニ沼等、湿原の植生調査を行っていた記憶があります。30年前の話ですから、議員おっしゃるとおり、植生も変わっているかもしれません。また猿払村に植物、木などの詳しい方もいると思いますので、相談していただきたいと思います。それによっては、北海道大学の教授さんや専門家も含めて、可能かどうか検討させていただきたいと思います。もう一つ、ひょうたん沼の関係なのですが、道立自然公園として指定されているものですから、ドローンを飛ばして、写真や映像を載せるなども含めて相談、検討させていただきたいと思います。以上です。

質問 笠井里恵

30年前の植生から現状の植生の把握について検討していただけるということで、特にエサヌカ原生花園においては、シカによる食害やササがはびこっているという、分布拡大によって、希少植物へのダメージが大きいと言われていますが、村として対策を考えているでしょうか。お聞きいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。付近の農地にシカの群れが多いことは私も把握しておりますが、エサヌカ原生花園はエリアが大変広くて、ササの分布拡大を防ぐ有効な手だては、現在難しいかと考えております。また道にお願いをしております、浅茅野台地地区の王子の森につきましては、囲いわなによるシカの駆除が計画をされております。駆除頭数を含めて、村内の猟友会とも協議を進めていきたいと考えております。

質問 笠井里恵

同じくニホンジカによる植生の被害を受けている尾瀬の湿原は、植生を把握した後、大規模植生保護柵というものを設けて、ふるさと納税の寄附を利用して対応しているということなのですが、こういう方法もあると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

ご質問にお答えさせていただきたいと思います。ふるさと寄附の指定という部分もありますので、そういう中で少し拡大ができるかどうかも含めて検討させていただきたいと思います。今、僕も初めての議員ご提案で、そういうのもあるのと知りましたので、ぜひ検討させていただきたいと思います。

質問 笠井里恵

一帯のシカによる被害なのですけれども、なぜか漢方の素材となる植物だけを食べているのです。エゾカンゾウとかもシカの被害に遭っているということなので、できるだけ早く、ササによる被害は皆さんも、ご自宅の周りでササがはびこる頻度といいますか、大変早いと思うので、早めの対応をお願いしたいと思います。次に湿地帯の割合が多い猿払村ですけれども、この湿地に含まれる成分が海へと注がれ、ホタテなどの水産資源になっているのではないかということで、現在2つの大学で浅茅野湿原において調査研究が行われています。このように、山と海、そこで生活する人間といったことの認識を深めるために、環境学習に取り組む必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。議員のご質問の中で、2つの大学で浅茅野湿原についての調査研究が行われているというお話ありました。村ではその件について把握していないのが現状でございます。大変申し訳ございませんけれども、もしおわかりでしたら、先方と連絡をとらせていただいて、詳細について把握したいと考えておりますので、できればご協力お願いしたいと思います。また自然環境が豊かな本村にとって、環境学習の取り組みも大変私も重要なことと思いますので、具体的な取り組み方法などについて、教育部局などと多方面のことを検討したいと考えております。

質問 笠井里恵

自然は人為的でも動物によるものでも破壊されると元に戻るまで何十年かかると言われていますので、北海道東部の釧路湿原も60年前は、湿原があるために経済が伸び悩む、湿原は厄介者とされていました。そういう風潮もありましたが、今ではラムサール条約も指定されて、湿地が観光資源にもなっているので、そういう面から見ても、どんどんといろいろな人の意見を聞いて、自然が多いために、いろいろな大学の皆さんが猿払村に訪れて調査研究しているので、そういうところにも、目を向けていただきたいと思います。さるふつ公園にたくさんの観光客が訪れているのですが、道の駅管理棟の二階スペースは現在どのように使われていますか。お聞きいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。普段は休憩スペースとして、ご利用いただいておりますが、そのほか、最近では、道の駅の防災訓練の集合場所やシマエナガパネル展、道の駅まつり、移動動物園の雨天時における小動物の展示場所などとして利用させていただいております。これまでも二階スペースの有効利用については、観光協会と検討を行ってきたものの、なかなかいいアイデアが出ていない状況でありますが、継続的に検討を行っていきたいと考えております。

質問 笠井里恵

いろいろな小動物の写真展も行われているとのですが、この二階スペースを猿払村における道立自然公園の紹介という展示スペースとしての活用はいかがでしょうか。

答弁 産業課長 阿部真人(産業課長は2024年9月まで)

ただいまの質問についてお答えをさせていただきます。道立自然公園という部分では、さるふつ公園には、かなりの観光客、また一般客も来ますし、二階のスペースをどういうふうに活用するのか、村長の答弁でもありましたとおり、有効利用がなかったので、ぜひ道立自然公園、その辺も含めて、紹介できるパネルだとかを検討させていただいて、またそれだけではなく、実際には椅子とテーブルを置いてあるだけなので、担当職員とも検討させていただいて、早く実現させたいと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。

質問 笠井里恵

パネル等を展示していただいて、自然公園の紹介に充てていただけるということで、お金をかけずに、先ほど言ったように、村内の写真愛好家の皆さんなどに協力していただいて飾っていただければ、さほどお金はかからないのではないかと思います。

出典:猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる