みんなの議会

猿払村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

観光産業について

2024年3月12日、猿払村議会の一般質問で、庄崎裕史議員が「観光産業について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人が答弁しました。

質問者
庄崎裕史 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 庄崎裕史

次に観光産業についてお伺いいたします。第7時総合計画、あるいは村長の執行方針にもありますけど、体験・滞在型観光の受け入れ体制の強化については、「さるふつまるごと館」でホタテむき体験ができると。非常に「まるごと館」が流行っておりましたけれども、機能が発揮されていると感じております。猿払村の経済の活性化というのは、通過型の観光ではなくて、滞在してとどまることによって、消費を拡大していくということが望めますので、さるふつ公園を拠点として滞在する。そのような取り組みが必要だと思います。猿払村の優れた自然環境や景観を生かした現在の取り組みをお伺いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

議員のおっしゃるとおり、さるふつ公園には拠点施設である「ふるさとの家」をはじめ、パークゴルフ場、キャンプ場、ゲートボール場など、村民の憩いの場として、また観光客の拠点場所として多くの方にご利用いただいており、地場産品をはじめとする消費拡大の経済効果は多大であります。また体験型観光ができる施設として、「さるふつまるごと館」のホタテ貝むき体験がご好評頂いており、今年も間もなくスタートする予定であります。さらに、本村には、ライダーの聖地と言われております、エサヌカ直線道路やポロ沼、カムイト沼、モケウニ沼などの湖沼、猿払川、オホーツク海と放牧のロケーションなど、すぐれた自然環境や景勝地もあります。しかしながら、地理的条件などから、滞在型観光には至っていないのが現状であります。観光による経済効果を発揮させるためには、滞在型観光の確立が不可欠でありますので、これらの観光資源を生かした取り組みにつきまして、改めて観光協会と連携して協議をしてまいりたいと思っております。

質問 庄崎裕史

滞在型観光を進めるためには、さるふつ公園の機能向上が絶対必要だと思います。長く滞在してくれるほど、地元での消費が増えるわけですから、この自然環境を活用して長く滞在させるという手は、ほかにないのではないかと思います。例えば、キャンプ場の整備、サイトを増やすとか、あるいはオートキャンプ場の整備とは言いませんけれども、車中泊できるようなスペースの設置、それからレンタサイクルの設置などが考えられます。見解をお伺いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

車中泊のスペースの設置につきましては、昨年の12月定例会において、他の議員の一般質問の中でもご提案がありましたので、現在、観光協会と場所の選定や掲示方法について検討しており、今年の5月から公園内の一角に車中泊用のスペースを確保する予定となっております。貸自転車につきましては、15年ほど前まで行っておりましたが、サイクリングロードや自転車の老朽化により中止したところであり、今後におきましても、管理上の理由により再開する予定は持っておりません。また、キャンプ場につきましては、財政面などから、大規模な整備は難しいと判断しており、当面は現施設の維持管理に努めてまいりたいと考えております。

質問 庄崎裕史

私も自然を相手に幾つかの行事を実施してきているわけですけれども、その経験から、滞在型観光を進めるためにはソフト面でいいますと、自然ガイドマップの作成、インターネットを開けば、猿払村のどこにどういう沼があって、カムイト沼に行けば、こういう景観が見えるよというのはわかりますけれど、それを一つにした猿払村のガイドマップというのがあるのかというと、漠然としたものしかないわけです。それから自然散策コースの設定、さるふつ公園を出て、どっちに、どこ行って、どう回っていくとそこに何があるよと。帰ってくるまでは2時間コースだよ、とか、3時間コースだよというようなことで、何ルートかあると行きやすいのかと思います。なぜかといいますと、稚内市に夏訪れる、比較的若い男性・女性がキタカラでレンタサイクルをやっているのです。レンタサイクルもアシスト自転車、普通の自転車、ロードバイク、それからファットバイク、この前、宗谷ふれあい公園で藤田パラリンピック選手が子どもたちに雪上自転車体験をさせましたけど、3、4種類自転車を置いて、1時間当たり何百円かで貸し出していると、その自転車を使って宗谷岬まで行って帰ってくるという若者がたくさんいるのです。そうすると、この猿払村の自然ということをもっとアピールして、「こんないいところだよ」というふうにすると、もしかしたらバイクで回るより、ここで1、2日滞在して、自転車で回ってみようかという方もいるのではないかと。先ほどの宗谷岬を往復した人の中には、女性の方もいらっしゃり、「風が強いのに無理ではないですか」といっても、いってきますといって、途中で諦めて帰ってくる方もいますけど。自然ガイドマップですとかそういう自然散策コースというのを設定して、レンタサイクルサイトも取り組んでみてはいいのかと思います。それと道路交通法が改正されて、15年前のサイクリングターミナルあった、2人乗り自転車でタンデムというのがあるのですけども、確か鬼志別小学校にまだ4台あるはずですけれども、タンデムが公道を走れるようになっています。そうすると、親子で散策に行けるということもできると思うのです。非常にレンタサイクルの幅が猿払村の自然を利用すればもっと広がるのではないかと。それから、もう一つ、夏だけでなくて冬も利用できるのかなと。以前、南極越冬キャンプを3年ほど体験して、大沼の氷の上にテント張って泊まったことあるのすけれども、そういうことを体験してみたいという方も結構多いのです。猿払村のブリザードを体験したいと。ブリザード体験ツアーで観光客を呼べないだろうかというようなこともあると思うのです。そういう、もっともっと発想を自由にして猿払村の自然環境を利用できればいいかと思いますが、いかがでしょう。

答弁 村長 伊藤浩一

議員からいろいろな提案をいただきました。僕も初めて聞く提案も何点かありました。この部分については、人的な部分と財政的な部分、それからどこで行うかなど検討する余地があると思いますので、すぐ、この場でやりますとか、できませんという結論は出せませんけれども、観光協会、産業課も含めながら検討の時間をいただければと思っております。特に最近は、冬のイベントが何もなくなってしまったというところもあって、先日、浜鬼志別自治会で大きな滑り台をつくって、4年ぶりか、5年ぶりにイベントをやっていただいたという経緯がありますので、長い冬の期間ですから、そういうイベントができるような対策を組んでいければなと思っております。もう少しお時間いただければと思います。

質問 庄崎裕史

猿払村にも愛好家がいるようですけれども、テントサウナというのをやっている方もいらっしゃって、この前、大沼湖畔で火事になりましたけれども、大沼湖畔の上でテントサウナをやったという、非常に大胆だと思いましたけれども、テントサウナが出たときに、さるふつ公園でやればいいのではないかなと。観光客が来るのではないかと思っていたのです。ぜひ、そういうことも含めて考えていただければと思います。次に、一次産業は水産業、農業とコラボして地域ブランドの開発と総合計画にありますけども、近年における地域ブランドの商品開発状況と、きっとうまいことばかりではないと思うのです。成功例、失敗例。どのようなことあったのかをお伺いします。

答弁 村長 伊藤浩一

地場産品を使用した新商品につきましては、各民間会社等が創意工夫を凝らしながら開発されており、近年ではホタテ関連商品、乳製品関連商品、サケやマスを使用した商品やイチゴを使用した商品などがあり、ふるさと納税返礼品にも選定をされております。また成功例と失敗例というご質問でございますが、何をもって成功なのか、失敗なのかという判断基準が明確ではありませんけれど、また各種事業者の取り組み状況についても全て把握しているわけでありませんので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。なお、村では地場産品を活用した新商品開発を促進するため、開発経費の2分の1以内、最大50万円の助成制度を設けておりますので、村の産業振興や地域活性化のため、この制度を積極的に皆さん方にご利用いただければと考えています。

質問 庄崎裕史

午前中の最後には、地域ブランドの商品開発状況の成功例、失敗例をお聞きしましたが、何をもって成功か、何をもって失敗というかっていうの、村長がわからないということですので、企業に対する配慮かと思います。今もずっと売れ続けているものが成功例なのだろうなと思います。なかなか苦戦しているというのが、失敗とはいえないまでもどちらかというとそちらに入るのかと思っています。以前、「こけももワイン」という産品がありました。今から何年ですかね。結構、買い占めた方がいらっしゃいまして、宴会の度に持ってきて振る舞っていた記憶があります。原料が実は猿払産ではなく、ロシア産だったという話を聞いて、原料が手に入らなくて生産をやめたという話も聞きました。私も酒好きなので、お酒で何かできないかと思っています。例えば、オホーツク海の海洋深層水を使ったクラフトビールですとか、シラカバの樹液でつくったビールですとか、あるいは、猿払の泥炭、ピートを使ったウイスキーですとか、それから山のほうでいえば、はまなすの実を使ったワインですとか、コクワを使ったお酒ですとか、いろいろお酒にこだわりたいと思いますけれども、というのは、あちらこちらでクラフトビールがあって、先月、長野市に私用で行ってきたのですけども、長野市のお店屋にオホーツクビールが売っているのです。オホーツクだけのものでなく、全国展開しているのだと思いました。ヒットするお酒があると、全国展開できるかと思いますし、幌延町では日本酒を自分のところではつくっていないですけれども、熟成させる樽を町内産の木材を使って、焦がしてそれをいぶしてお酒に移して販売している工夫をしている。どこかでやる企業がないかと思っております。次に心豊かでステキな人がいる村ですが、地域の活性化のためには、人と人とのつながりが非常に大切だと思います。今回ゲートボール大会が中止なりましたけれども、村内では高齢者の活動が非常に活発です。高齢者の方、ところが一方で青年の活動があまり見受けられません。中にはユーチューバーとして動画をアップしている方もいますし、少年団を指導している方がいいますけれども、20代、30代が村の表に出てきて活発に活動しているのかといったら、見受けられません。そこで、さるふつ楽農塾とか、漁協青年部、商工会青年部で、その中には役場職員も入ってもいいと思うのですけども、異業種協議会とはいかないまでも、若者サークルや異業種会とかというような集まりを行政が主導して組織できないかと思います。というのは、ほとんど猿払村で働いてる方々は、拓心中学校の卒業生だと思うのです。その同窓生だと思うので、きっと連帯感があるのではないかと私は思います。そういう集い、集まりやすい環境はあるので、そういう会を指導してつくってみてはいかがでしょうか、ご意見を伺います。

答弁 村長 伊藤浩一

議員ご提案の異業種協議会の組織化に向けては、その目的や活動内容などを明確にしなければならないと思っております。したがいまして、まずは村でこれらを検討した上で、漁協、農協、商工会等との協議検討の場を設けていきたいと思います。議員おっしゃるとおり、今、個々でいろいろ方たちが集まってやっていくところが希薄になってきているように、私も思いますので、ぜひそういうところも組織としてやっていけば、漁業とか酪農とか商工会、役場職員もそうでしょうけども、地元でなく地方から来ている職員もおりますので、ぜひこれから地域に根付いたたような協議会ができればいいかと思っております。村で検討させてもらって、たたき台をつくって、それから各団体にお願いをしながら、やってきたいと思っております。よろしくお願いします。

質問 庄崎裕史

組織化すると規約もつくらなければいけないですし、どういうことをやるのかという方向も決めなければならないと思うのですけれども、そこからスタートすると、きっと集まらないと思うのです。何かのきっかけでみんな集まって、これやってみようか、一番いいのは、協働で行事をやるのがいいのでしょうけれど、最初は気軽な取り組みがいいのかなと思います。猿払村を見ると同級生同士が結婚されている方いらっしゃいますよね。高校の同級生ですとか、あるいは中学校で一緒だったとかいう。そうすると、こういう異業種の会を作ると、婚活もできるのではないかと思うのです。今も必要なのかもしれないですけれども、以前、酪農家の婚活を進めるグリーンツアーというのがあって、そこで何組かが結婚されたという方も知っているものですから、婚活もできるというような異業種会を作ってはどうかと思います。次にエゾシカのことです。2月の雪解けが進んだときに、稚内市から帰ってくる途中に、本間食品のところから知来別の岩田さんの家までの斜面にものすごい数のシカがいました。目で追いながら数えていったのですけれど、もう100頭、200頭の問題ではないです、300頭、400頭の数が明らかにいると。400頭といえば、駆除数ではないかな。道路から狙って撃ったらバンバン獲れるなと、違法なのはわかっていますけれども。そのぐらいシカがいました。メスと子ジカが大半だったのですけれども、令和6年度の有害鳥獣駆除でシカの目標頭数が今年度と変わっていないと。これは、ハンターが不足しているのか、あるいは予算の関係なのか、また別の課題があるのか、その辺りを伺いします。

答弁 村長 伊藤浩一

現在、猿払村に18名のハンターがおられます。その中で、令和6年度におけるシカ駆除目標頭数につきましては、村事業で400頭のほか、中山間事業の500頭と合わせて、900頭を予定しております。これは議員おっしゃるとおり、令和5年度と同じ頭数であります。村としましても、シカの駆除頭数を増やすことについては、猟友会と協議をしてまいりましたけれども、人員上の問題から、駆除目標数を据え置きとさせていただいたところでございます。

質問 庄崎裕史

以前に猟友会のハンターの数が減っているのではないかと、ハンターを増やせばいいのではないかという話をさせていただいたことがあるのですけれども、よくよく、猟友会の方に聞いてみましたら、人数がそろっていても仕事を持っているハンターは、日常、猟に行けないという話です。仕事が休みのときでないといけないと。そうすると仕事が休みとときにみんなで行くというふうにはならない。そこで頭数が確保できないのだという話を聞いています。であれば、冬期間、漁業、農業従事者は閑散期であって、仕事があまりないということでいえば、その方々に有害鳥獣駆除の協力をしてもらえないだろうかと。そのためには、狩猟免許がいるわけです。昨年は6月と12月に宗谷管内の狩猟免許の試験があって、その前に講習会があります。その講習会は猟友会で行っているということですので、猟友会の方に講習会を開いていただいて、ハンターなりませんかという広い呼びかけをしてもらえたらどうかと思うのです。その辺りは村でも協力して、広報で周知してもらえればいいかと思います。漁業従事者は、トドの駆除も銃を使えるはずですので、ここは委託して獲ってもらっているということですので、その話聞いたら、自分たちで獲ればいいのではないかと思っています。その辺りの狩猟免許についていかがでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

まず、なりわいを持ちながら、有害鳥獣の駆除に当たっていただいております猟友会の皆様方には改めてこの場をかりて感謝とお礼を申し上げたいと思っております。また議員のご提案に基づいて、漁協、農協とも協議をさせていただきながら、また猟友会メンバーの知人などへの声かけなどをお願いしていきたいと考えております。また猟銃講習会の随時開催の件につきましては、現在、狩猟免許の試験日の1週間前に各振興局で講習会が開催されており、宗谷総合振興局でも夏と冬の2回開催されております。この講習会と免許試験の回数については、5年前に年1回から2回に増やしていただいた経過もあり、各振興局で回数が統一化されておりますことから、これ以上増やすことは難しい状況と考えますけども、改めて振興局にも相談してまいりたいと思っております。またその前段で、うちの猟友会メンバーが、議員おっしゃるとおり、狩猟免許を持つための勉強会、研修会を事前に興味を持ってもらうために開催できるかという部分つきましても、本村の猟友会と検討させていただいて、興味を持った人がいるのであれば、勉強会等も開けるということであれば、やっていきたいと思っております。

質問 庄崎裕史

調べたところ、狩猟免許の資格者数も北海道で決めているらしくて、余りたくさんやれないという話も聞いていますから、それほどたくさん増えるということはないのだろうと思いますけども、実は、私は狩猟免許が欲しいですが、鉄砲を撃つのではなく、狩猟免許の中に、箱わな、囲いわな、くくりわななどのわなの狩猟免許があるのです。そうなると、例えば、アライグマが取れるのではないかと思っているのです。講習会があれば、働きかけてわな猟師を増やしていければいいかなと。前にもそういう話があったときに、獲ったアライグマをどう始末するかという、始末の問題があったみたいですけども、しとめさして、生ごみで出すのが一番いいのかなと思っていますけども、そういうハンターでなくても、箱わなの狩猟免許も必要ではないかと思うのですけど、その辺りいかがでしょうか。

答弁 産業課長 阿部真人(産業課長は2024年9月まで)

ただいま質問についてお答えをさせていただきます。箱わなについても、年2回の講習会の後に、試験がありまして、担当の役場職員も取得するために講習を受けて、試験を受けております。猟銃となれば管理の問題とか、いろいろな制約があるのですが、箱わなについては、簡単に取得できる免許でもあると思いますので、猟友会等も含めて検討してまいりたいと思っております。その研修についても先ほど村長からも答弁あったとおり、箱わなというのは研修の中で、もしかすると猟友会の方が説明して、できるかもしれないので、相談、検討させていただきたいと思います。以上です。

質問 庄崎裕史

もうすでに鬼志別の街の中にアライグマが出てきて居座っているような感じでいるということです。見た目は非常にかわいいのですけれども、どう猛ですので、子どもが間違えて手を出したら、指の一本ぐらい簡単に食いちぎられますので、そういう意味では、かわいいけれど駆除が必要と思っています。

出典:猿払村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる