みんなの議会

猿払村議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日

クマ対策について

2025年12月9日、猿払村議会の一般質問で、庄崎裕史議員が「クマ対策について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 小林智司が答弁しました。

質問者
庄崎裕史 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 小林智司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 庄崎裕史

次に、ヒグマ対策です。ヒグマの出没情報の視覚化の強化として、10月29日より、猿払村の公式ホームページにアップされました。どこで目撃されているのかが一目瞭然で非常に参考になっています。引き続き、情報提供をお願いしたいと思います。最後、たしか15回目、11月5日だったか。ただ、出没の地点をチェックすると、ほとんどが海岸線側なのです。海岸線まで来る道のりがあるし、それ以前に目撃している方もきっといらっしゃるのです。交番にも言っていないし、役場にも届けていないと言っている人の声も何回か聞きます。そういうことで言えば、もっと、目撃箇所、痕跡箇所を広く網羅して、ポイントを置いていくと。山間部からどのようなルートで街まで降りてきているのかというのが分かるのではないかと思います。有害鳥獣協議会の中の各団体の役割の中に、生態の把握というのがあったはずだったと思います。そうしますと、森林組合ですとか、猟友会ですとか、イトウの会ですとか、そういうような山間部に入って活動している方々から聞くと、ルートが把握できるのではないかと思いますけれども、その辺りはいかがでしょう。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。全道各地でのヒグマ被害の急増は、住民の安全安心を脅かす深刻な事態であり、私も大変、危惧をしております。先日、農林水産省に参りまして、ヒグマ対策について国としての取り組み、この部分についてもお礼を申し上げながら、いろいろ要望もさせていただいたところでございます。議員お尋ねの生態の把握につきましては、広域で行うことが望ましいと考えますので、村単独での実施ではなく、北海道による広域的な調査を要望していきたいと考えております。なお、ヒグマの生態調査につきましては、本年度、北海道がこの道北をモデル地区として調査を実施しており、その成果次第で、今後の対応を考えるとのことでありますので、議員のご提案のありますとおり、猟友会、イトウの会、いろいろの方々から、情報収集しながら、北海道の調査結果をもとに、しっかりと検討したいと思います。

質問 庄崎裕史

道北全域とかということではなく、猿払村の痕跡状況を網羅していくと、ポイントをおくだけでも、どの辺にクマがいそうなのが分かる。分かると調査するときにドローンを飛ばして熱源で調査するのかと思いますけれども、どの辺にドローンを飛ばしたらしたらいいかということも一目瞭然なってくるのではないかということで、今やっている取り組みをもっと充実させたらいいかと思っております。政府は11月14日に新たなクマの被害対策パッケージというのを決定しました。これを受けて村では、まだ早いかもしれないけれど、どのようなヒグマ対策を考えているか、お願いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。先ほど答弁の中で道北地方というところがありましたけれども、生体調査は、近隣のところでやっていただけるということを伺っておりますので、ある程度、猿払村としてもマッチングができるのかと思っております。それでは、次の質問にお答えさせていただきたいと思います。このクマ被害対策パッケージでは、緊急的、短期的、中期的な3段階の施策で構成されておりますけれども、村としては、緊急需要に関するマニュアルの作成等、ゾーニング計画の早期作成について優先的にしっかり進めてまいりたいと考えています。

質問 庄崎裕史

緊急、短期、中期の3段階で取り組んでいくとなっていますけれども、猿払村は緊急ではないのではないかと思っております。短期的には、ハンターの数を増やすということも猿払村では、狩猟免許を取るお手伝いをすると謳っていますけれども、ハンターの育成といいますか、そういうことがハンターの確保ということになっていくのかと思いますし、それから、資材を支援してくれるということですので、箱わなもしなければ、箱わなをそろえたらいいのかと。クマ用、シカ用あると思いますけれども、そういうことも考えられると思います。また、ガバメントハンター、公務員の中に置く。ただでさえ人員が少ないので、こちらの方に割くということは無理だと思いますけれども。将来的には、ガバメントハンターも含めて育成していくことが、必要かと思います。それからもう一つ、春グマの捕獲です。北海道で取り組むとなっていますけれども、その際、猿払村も取り組んでもらえないかどうか、ご見解をお願いいたします。

答弁 産業課長 小林智司

ご質問にお答えをしたいと思います。ハンターのこれからメンバー的な部分については、猟友会ともいろいろとお話をしながら、募集活動とかはやってもらってはいるのですが、人員が集まるというのはなかなか難しく、またクマを駆除するとなると、散弾銃では難しいところがありますので、ライフル銃を持つとなると、経験がある人ではないとできないというのがあります。ですけど、ハンターを募集するというか、ハンターを仲間に入れるといった取り組みをやっていなければならないというのは、これから進めていきたいと思っています。資材については、箱わなについては、クマの箱わなを一つ用意していまして、実際に取り組んで使っているのかというのは、今年については、まだ活用はしてないという形になっていますので、人的な被害があるとか、緊急的な場合については、銃と箱わなで対応していきたいと考えております。また春クマの取り組みについては、有害鳥獣駆除の中の業務一つとしてやっていますので、取り組みには、マスコミにも報道されている部分があります。猟友会も、今回、緊急銃猟とかの部分についても、村と猟友会と警察といろいろ話をしながらコミュニケーションしながら、意見交換しながら、対策をどうするのかという話し合いを2回ほどやっていますので、春クマの駆除的な分については、重要という認識はあると思いますので、取り組みは強化したいと思っています。以上です。

質問 庄崎裕史

前回も質問しましたけれども、狩猟免許を取って、第一種、第二種取ったとしても、ライフル銃を持てるまでに10年かかるのです。10年間分を育成していかなければならない。箱わなで捕獲したのを止め刺しは猟友会のハンターしてもらうというようなことになっていくかと。10年間分は。私が狩猟免許に興味を持ったのは、猿払村で一度、狩猟免許の講習会を開いてくれたのがあったのです。そのときに受講して私もやってみようかと。私は銃を持っていませんけれども、そういうふうにして箱わななら使えるというところまでやったのですけれども。そういう関心を持ってもらうようなことも、猿払村で冬の間に漁師を対象にというような工夫ができるかと思っています。それから春クマ猟ですけれども、初心者のハンターの方が言っていますけれども、怖くて撃てないという話なのです。どうしてもベテランの方々が教えてくれないとできないというようなハンターのお話があります。これも伝統になっているわけですので、その伝統を止めてしまったら、春クマの駆除ができなくなっていくのだろうというふうに。これは猿払村だけではなく、全道的に考えてもそういうふうになっていくと思いますので、ハンターを育成するというところも考えていただきたいと思います。それから箱わなですけれども、苫前町で約380キロですか、クマが捕獲されたと。画像を見ると、箱わなをひっくり返すくらいの力があると。ただ、ひっくり返されないような箱わなを開発して売っていますので、猿払村に1個とは言わず、複数個、今のうちに、パッケージが出ている間に、揃えたらと思いますけれども、その辺いかがですか。

答弁 産業課長 小林智司

質問にお答えしたいと思います。今、出ているパッケージとか、補助事業については、緊急銃猟のマニュアルと、ゾーニング計画というものを策定した上で、こういうことで、こういうことをやっていくというのに、これが必要という補助メニューになっていますので、まずはマニュアルと、ゾーニング計画を先につくった上で必要なものを補助事業で対応していければいいと思っていますので、どの時期に購入できるのかは、計画とマニュアルがまだつくれていないので、今年度中ぐらいにできていければということで、担当で処理を進めていますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。以上です。

質問 庄崎裕史

計画の中に、頭の隅に置いてもらえればと思います。次に、今、中山間がなくなってきていて、クマが人里に降りてくるというのが、内地では言われています。要は、ヒグマを人里に近づけないということで言えば、札幌市南区の例ですけれども、道路脇から3メートル草を刈って、笹を刈って見通しをよくしなさいということを酪農大の先生とか、専門家から言われていることなのですけれども、猿払村で以前、一般質問の中で、旧JR天北線の鉄道保安林の整備について質問させていただきました。そのときに、令和8年度の実施に向けて進めるという答弁でした。どのような内容を考えているか、お知らせください。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。防風保安林内の見通しを確保することで、クマが人里に接近した場合などに発見しやすい環境を整えるため、国の補助事業を活用し、保育間伐を実施する計画としております。事業実施は2箇年にて旧鉄道跡地、道道沿いの民家に近いエリアを予定しており、令和8年度は鬼志別側、令和9年度は猿払側を予定しております。概算でございますけれども、事業につきましては、2100万円程度を想定しており、このうち、国の補助としては68%1400万円、あと700万円は村の持ち出しという形の中で、今後、進めていきたいと考えております。

質問 庄崎裕史

通勤途中の道道になりますので、いつも出勤途中に風倒木が何本あるのか数えているのです。100本以上あるのでもったいないと思っています。こういうふうに、この事業で間伐を進められるのであれば、やっていただきたいと。景観も変わっていくのだろうと思っていますので、よろしくお願いいたします。

出典:猿払村議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる