猿払村議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
障がい者福祉について
2023年9月12日、猿払村議会の一般質問で、庄崎裕史議員が「障がい者福祉について」質問し、村長 伊藤浩一、教育長 眞坂潤一、保健福祉課長 石田博史が答弁しました。
- 質問者
- 庄崎裕史 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、教育長 眞坂潤一、保健福祉課長 石田博史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 庄崎裕史
それでは、一般質問通告書の順番に沿って質問させていただきます。令和3年に策定された第3期障がい者福祉基本計画が今年度で終了し、来年度、令和6年度より第4期がスタートします。現在第4期の計画策定が進められていると思いますが、村長は障がい者福祉についてどのようにお考えか、おうかがいします。
答弁 村長 伊藤浩一
私は、住民の誰もが障がいの有無にかかわらず、その能力を最大限発揮しながら、安全で安心した生活ができるまちづくりを行うとともに、障がいのある全ての人の自立と社会参加の実現を目指しております。また障がい福祉サービスを必要とする方には、必要なサービスが提供されるよう、今後も努めてまいりたいと考えております。
質問 庄崎裕史
ありがとうございます。私は障がいを決して固定的に見ていません。障がいは、教育やあるいは必要な支援によって軽減されたり、克服されたりすると思っています。障がい児や障がい者は、人生その時々で支援が必要とされていますが、今ここで新たな障がいとして、発達障害と言われるものがクローズアップされてきています。学習障害だとか高機能自閉症、あるいはADHD、注意欠陥・多動性症だとかの障がいが出てきています。まだまだ認知度が低くて、最近ですから一般の健常者の大人の中にも、自分が発達障害だと気づかないで生活して、非常に働きづらい思いをしている方々もたくさんいらっしゃいます。私の経験から見させてもらいますと、役場庁舎の職員の中にも、この方はという方も結構、見受けられます。それで小学校入学の際に、教育支援委員会で審議されたり、保護者の意向も踏まえながら、特別支援学級に措置されるのではなくて、措置されないで経過観察しようというような児童がいたり、あるいは小学校の間、支援学級で教育を受けていたのだけれども、症状が軽くなったということで、中学校で通常学級に措置替えになるというような子どもたちが増えていると思いますが、その際の支援体制や支援状況はどのようになっているのかをおうかがいします。
答弁 教育長 眞坂潤一(教育長は2025年3月まで)
ただいまの質問にお答えさせていただきます。小学校入学段階において支援学級に措置されなかった児童をはじめとした、困り感を持つ児童の支援体制としては、小学校では村費で配置しております学校支援員による授業時間をはじめとした学校活動時における児童の見守り、そして支援といったサポートを実施しております。現在3校に6名を配置しております。また中学校では、授業のない別の教科の教諭が教室に入り、同様にサポートが必要な生徒の支援を行っている状況でございます。学校入学後において、児童生徒の経過観察及び保護者との相談につきましては、それぞれが在籍する学校において、担任のほか、特別支援コーディネーター教諭が中心となって、現在対応しているところでございます。入学段階で普通学級の措置が決定された以降にありましても、入学後の学校の状況から、学年進級の段階で特別支援学級への措置替えが必要とされるケースもあり、審議をする教育支援委員会においては、学校での経過観察や保護者との協議などを踏まえ、必要な児童生徒については、入学段階だけではなく、措置の協議を行っております。このほか全ての学校で北海道教育委員会の事業であります特別支援教育パートナーティーチャー派遣事業を活用いたしまして、特別支援学級の児童生徒を含め、学習や学校生活に困り感を抱えている児童生徒に対する学習や生徒指導方法について、道内の特別支援学校教育からの助言や援助をいただきながら、学校内での指導の改善につなげているところでございます。以上でございます。
質問 庄崎裕史
ありがとうございます。現場では事例研究ですとか、あるいは児童の交流ということで、この子にどのような支援が必要なのかというのは、日常的に話されているのだなと思っています。小学校・中学校で例えば、中学校は空きの先生が支援に入ったりということは、聞きますが、高等支援学校に進学した時の生徒の支援体制だとか、支援状況は把握されているのでしょうか。お聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
まず教育委員会が所管する特別支援連携協議会の中で、情報を共有しながら把握を行っているという状況です。高等支援学校に限らず、高等学校へ進学される方もおりますが、必要があれば連絡をとれる体制となっております。
質問 庄崎裕史
この春に高等支援学校に入学した子どもの中で、不適応を起こして、なかなか学校に行きづらいというような子どもの話も聞いておりますし、そういうようなことが、例えば教育委員会なら教育委員会のほうで押さえているのかなと思います。この猿払村から出ていったというところで、支援が途切れることのないように、ぜひ、してもらいたいなと思うのですが、この高等支援学校の管轄というのは教育委員会でよろしいですね。
答弁 教育長 眞坂潤一(教育長は2025年3月まで)
お答えをさせていただきます。高等支援学校の担当、本村には残念ながらそういう学校はございませんが、分類としては教育行政という扱いになろうかと思います。直接、進学されたお子さんの学校から本村のほうに、こういう状況だという細かな報告というのは、残念ながらありません。保護者の方ですとかさまざまな方面から、そういうお話をうかがうということは、ないこともないのですけれども、直接、通われている学校さんからのご連絡はなく、教育委員会としても押さえていないというのが現状でございます。そういう部分では、少し双方の連絡体制が足りないのかなという面では、改めて、教育局を通じてでも情報共有に努めていかなければいけないという意見を付してまいりたいと考えております。
質問 庄崎裕史
詳しく状況を知るとかということではなくて、猿払村からお宅の学校に行っている生徒はどうですかと、あるいは学校祭に行ってみて活躍している姿を見るだけでも、頑張ってやっているのだなと思えるだけでも、励みにはなると思うのです。行政がバックアップしてくれているのだなと思えると思うのです。ぜひ、この連携を図ってほしいなと思います。高等支援学校卒業後の生徒支援ですけれども、これは働いて卒業後ですから、社会参加するかあるいは、事業所に入るかだと思います。状況把握は、保健福祉課が担当だと思いますけれども、先ほど触れた支援学級から措置替えになって、例えば高校へ行った、あるいは短大に行った、大学に行った、そして社会に出てきたというような方々の把握だとか支援というのは、どういうふうになっていますか。お聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
高等支援学校だとか高等学校に進学される方につきましては、入学時から相談を受けているケースが多くて、本人やご家族とも面談をし、今後の進路について相談を受けているという場合もありますし、学校の卒業にもかかわらず、療育手帳を保持している方に対しましても、継続的な相談支援を現在行っております。また障がいサービスを利用されている方につきましては、施設と適宜、連絡をとりながら、その状況を把握しながら、その都度、保健師等が対応している状況でございます。
質問 庄崎裕史
ありがとうございます。私は現職のときに、何人か支援学級の子がいました。その子たちがもう既に高校卒業したり、高等特別支援学校を卒業してきたりして、社会参加、就労しています。何人かいるのですけども、私は村の中で会えば、声をかけてどうだという話を聞くのですけれども、一時期、先ほど言ったように、障がいは教育やあるいは、適切な支援によって軽減されたり、克服したりする。でも、今の働いているあなたたちは、困ったことないのか。困ったことがなければいいのですけれども、どうだというようなことが日常的に私は聞けていいのではないかな。サポートしていいのではないかというふうに思うのですけれども、その辺りは、いかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。ケースにもよりますし、いろいろな状況によりますけれども、日常的にというところではなかなか難しくて、いろいろな相談があれば、そのケースに対応しているというのが現状です。以上です。
質問 庄崎裕史
ケースにもよると、それから相談があれば乗ると。今、小学生の登下校でも、見守り隊という、それとなく、子どもたちの様子を見守っている方々がいらっしゃるのですけれども、相談があったから乗るのではて、今どういう状況なのかということを見守るような体制が私は必要ではないかなと思います。これからどんどんどんどん猿払村に戻ってきて一般就労されたり、事業所がありませんので、事業所との関係はなかなかつくれないと思いますけれども、そういう体制が必要ではないかなと思います。次、就労している障がい者、あるいはその猿払村にいる障がい者、働いている障がい者の障がい者等を規定すれば、手帳を持っている方、等々だと思いますけれども、その方々の状況把握については、きっと保健師さんが訪問されてやっていると思うのですけども、その頻度だとか方法だとかを教えていただきたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
まずご質問の趣旨につきまして、障がい者福祉サービスを受けている方に対する、障害支援区分認定調査の件ということでお答えをさせていただきたいと思います。まずこれ3年ごとに、障害支援区分の認定審査、判断を実施しなければならないというものでございまして、議員おっしゃるとおり、北海道の研修を受講した保健師が調査員として訪問をしております。内容としましては、80項目ほどの現況調査を行った上で、適正な障害区分であるかなどについて、村が設置する障害者自立支援審査会に諮るものというふうになっております。障がい者の皆さんは、全道各地の施設などで生活されておりますので、調査員となる村の保健師等が手分けをして担当し、調査の実施に当たっては、施設の職員と連携した上で、日程や時間を決定しております。件数については私も把握をしておりませんので、もし必要であれば、後で件数等を調べてお知らせしたいと思います。
質問 庄崎裕史
ケースとして、3年に1度に認定の調査は、これはわかるのですけれども、どんな生活をしているかということで調査に来られたという事例を聞きました。障がい者によっては、特に自閉的な傾向あったり、あるいはこだわりの強い方々は、自分の予定が狂うことでパニックになったり、あるいは非常に不安定になったりする方がいらっしゃいます。これは大人になってもそうです。で、保健師さんが訪問に来たといっただけで、もう、どうしようというふうな思いを持った子、人がいると聞きますので、訪問の伝え方ですとか、予定だとかというのは、きっと電話だとか手紙だとかというのはあるのだろうと思いますけれども、その辺りの障がいの程度とか、障がいの特徴によって、配慮していただければいいのかなと思いますけれども、その辺り、いかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。まず本村に関係している各施設のほうの入っている方で障害区分認定を受けている方は、44名ほどいらっしゃいます。議員さんのご指摘の関係ですが、調査は3年に1度で、それぞれ年に分けると10件程度になりますけれども、それぞれの施設に行くということで施設のほうの職員と連携をとって、日程・時間を決定しております。ご指摘のとおり障がい者の方はふだん会ってない方と接するというところでは、動揺があるというふうに私のほうも、うかがっています。うちのほうももう少し配慮することが必要かなとは思います。一応、北海道の研修を受けながらというところで保健師もいろいろな経験をしながらということになると思いますが、その辺は動揺があったりするということはお聞きしていますので、今後も注意してまいりたいと思います。以上です。
質問 庄崎裕史
ぜひ、障がい者の様子に配慮して、細心の注意を払って、連絡を取り合ったり訪問したりすることが必要だと思います。まずは障がい者一人一人と信頼関係をつくることが1番だと思いますので、障がい者の人権に配慮しながら、状況把握を進めていただきたいなと思います。続きまして、今年度、地域活動支援センターが開設されました。すばらしいことだと思います。私は早くからほしいなと思っていましたけれども、今後、社会参加する上でのきっかけになるセンターだと思っております。対象は身体障害者、知的障害者、精神障害者等となっていますが、今現在で利用を希望されている方は、どの程度いらっしゃいますか。また今後の内容や方向についての見通しをおうかがいします。
答弁 村長 伊藤浩一
議員からずっと要望されていて、ようやく、保健福祉課のほうで立ち上げていただき、感謝しているところでございます。私からは全体的にお話をさせていただいて、そのあと保健福祉課長のほうから、具体的に細かいところを説明させていただきたいと思います。現在、地域活動支援センターの登録利用者は7名で運営させていただいておりまして、身体障害者、精神知的障害者の方々が、現在、参加していただいております。またこの支援センターを多くの関係団体のボランティアの方々にも、お手伝いをいただいており、大変心強く感じているところでございます。現在は月1回の実施となっておりますけれども、将来的には、多くの方々に関わっていただきながら、開催日数を増やしていけるように努めていきたいと考えております。また具体的な部分については、保健福祉課長から細かいことについて答弁させてください。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。年間計画を4月の段階から皆さん協力のもと、1年間を決めましたので、これをしっかりやっていきたいと思っております。また保健福祉課のほうでも、精神のほうの「たんぽぽ」という会をつくっておりますので、そちらとうまく一体になってやっていければいいのですけれども、その利用者の方のお誘いも状況を見ながらというところで、もう少しそこで一緒に「たんぽぽ」の皆さんと合体していって、月1回か2回でもというふうに回数が増えていけばいいのですけれども、状況を見ながら、お誘いする人も決めながら、今考えているところです。難しいといったらあれですけれども、いろいろなことを担当と相談しながら、1番関係のいい人というのか、信頼関係がある、そういう人に誘ってもらいながら、少しずつ、あまり焦ることなく進めていければなと思っています。以上です。
質問 庄崎裕史
いろいろ状況を見ながらということで非常に答弁に苦しんでいるかなと思っていますけれども、令和4年度の事業報告によると、身体障害者手帳を持った方が102名、知的障害者が37名、事業報告には精神障害者の方が載っていなかったのですけれども、令和2年度では8名いらっしゃいます。全部で140名程度の障がい者がいらっしゃいます。そのうちの、今登録されている方が7名ということで、あまりにも少ないのかなと思うのですけれども、この皆さんにお誘いをしているのかというふうに思っていたのですけれども、課長の話ですと信頼関係を見ながらということなので、もっと増やしたらいいのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。障がい者の数についてはあっております。そのような状況で、身体のほうは100名ほどいらっしゃるということで、いろいろな障がい者の皆さんもいらっしゃいます。村には、身体障害者の福祉協会というのがありますので、こちらのほうにもたくさん加入していただいております。こちらのほうは60年以上たって伝統がある。それぞれ助け合って、がんばっている会ですので、そちらのほうにも、多くの皆さんから参加していただいたり、スポーツ、芸能とか、そちらのほうも、社会福祉協議会、保健福祉課のほうで協力をしているところです。ですので、始まったばかりですので、全体の数から見れば、まだまだだと思いますけれども、少しずつ、皆さんの強制なくというところでいきたいなと。それぞれ身障者協会とか、いろいろなところの協会、とかに入っている方もいらっしゃいますので、全体的に障がい者のいろいろなところに、支援したりしていきたいなと考えております。以上です。
質問 庄崎裕史
私もボランティア登録して、何回か地域活動支援センター行って、お手伝いしているのですけれども、スタッフの問題でいうと、ボランティアの問題でいうと、同じ障害を持っていても、内部障害者用は、例えばペースメーカーを入れているとか、例えば腎疾患を抱えているとか、普段は療養しながらでも、元気な方がいると思うのです。そういう方々に声をかけて、ボランティア兼利用者というふうにすると、もっとうまく回るのかなと思います。現在、月1回木曜日に開設しています。木曜日だと一般就労している障がい者が休みを取らないと出られない、障害者が休みをとれる状況にあるかったらなかなかそれはないだろう。そういうことでは、例えば、土曜日だとかに開設すると、もっと人が集まるのではないかと思いますけれども、その辺りはいかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。土曜日開催も検討しているところです。近くのところで言いますと浜頓別町が月1回月曜日にしていると。豊富町ですと週に2、3回とか、枝幸町の場合は規模が大きいですので毎日あります。浜頓別町でいいますと週1回で10人ぐらいボランティアも含めて集まっているということで、機関誌が必ず毎週届いております。近隣の町村を参考にしながら柔軟に土曜日でも開催できればと。必ず土曜日ということでもなく、何か月に1回土曜日に開催とか、働いている人がそこに参加したいのであれば土曜日開催も考えたいですし、同じように身障者協会にしても、行事が土曜日、日曜日であれば私たちのほうも支援していきますので、柔軟に考えていきたいと思っております。以上です。
質問 庄崎裕史
対象者の多くが参加し、社会参加のきっかけになる。そのための地域活動支援センターとなることが必要だと思います。今の近隣町村のお話が出ましたけれども、例えば枝幸町の南宗谷ひだまりの会では、週1回土曜日に開催して、平均で20名程度の利用者があるということです。近隣町村にかかわらず、猿払スタイルを私はつくればいいのかなと思います。ぜひ、活性化していくことを期待して、この質問を終わらせたいと思います。