猿払村議会 令和4年第2回定例会 2022年6月28日
基幹産業の酪農業の展望について
2022年6月28日、猿払村議会の一般質問で、高橋透議員が「基幹産業の酪農業の展望について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。
- 質問者
- 高橋透 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 高橋透
次の質問に移させていただきます。基幹産業の酪農業の展望についてということでお伺いしたいと思います。まず酪農業について、ロシアのウクライナへの侵攻により、世界経済及び国内の経済が一変しております。コロナ禍と相まって国内における牛乳の消費の落ち込みと肥料、飼料、それから燃料はもとより、生産資材など牛乳生産に必要な全ての経費と言っても過言ではなく、直接経費が高騰しております。生乳の販売価格の交渉は、通常ですと年1回で決定していますが、今年度は期中での交渉が必要であるという、かつてない厳しい状況になっております。猿払村の基幹産業だといえども、地方自治体での対応には限界があります。村長はこの状況をどのように認識されているのかをお伺いしたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。酪農業はもちろんのこと、本村における産業全てにおいて、経費の高騰などで大変厳しい状況下にあるというふうに私も感じております。高橋議員もおっしゃるとおり、村独自での対応では限界がございますので、来月に予定されております、宗谷地域総合開発期成会での北海道、国への要望活動や東宗谷農協を構成する浜頓別町、中頓別町とともに、国への要請活動を強化するなど打開策を見出していけるよう私も努力していきたいと思います。また改めて南宗谷、東宗谷の組合長とも議員会館でお会いすることもありますので、そういうところも連携をとりながら、一緒に要請活動も含めてしていきたいと思っております。
質問 高橋透
農協からも情報をいただいておりまして、生乳の動向、肥料、飼料の価格の変動内容、個体販売等の情報などいただいておりますが、その内容をここで聞いて議論しても意味がないのでありますが、参考にお伝えをしておきたいと思うのですが、令和2年度7月から9月の期間と今年度令和4年のこれから7月、来月からの7月から9月の比較をしますと搾乳用の餌、たくさんあるのですけども、代表的なものでいきますと、令和2年度では5万1250円から今年度は8万3550円。163パーセント上がっています。トン当たりにしますと3万2300円増えたということです。この3万2300円というのが大体同じような餌の種類あるのですけども、ということはトン3円。上がっている。キロにすると30円。それから乾乳牛といいますかドライ、そういった部分で言いますと5万4100円から8万6400円。159.7パーセント上がってます。トン当たり3万2300円ということになります。それから育成用の子牛に与える人工乳というのですけど、ペレット状の小さい餌ですが、令和2年度の6万8900円から10万4000円に上ります。150.9パーセント、トン当たり3万5100円の価格になります。それから肥料については、肥料も非常に銘柄が多いのですが、標準的な部分だけでいきますと、これは500キロ単位になりますが、これは令和3年度、これも実は早取りだとか、来年の秋に申し込んでおいて春にとると、いろんなものがあるのですけども、標準的なものだけでいきますと、500キロ、3万1375円から7万2250円、223.2パーセント。3万9875円の増。要するに2本分。500キロの価格が1トン分に相当するわけです。それからもう一品、これも標準的なものでいった肥料ですが、4万375円から7万4125円、183.6パーセント。これも3万3750円ぐらい上がってるということになります。そして今言われている、牛乳が余ってるという状況の中身ですが、乳製品の在庫として、脱脂粉乳が約10万トン、これは生産の月数にしますと9.9か月分と言われています。バターは4万トンぐらい在庫されてます。これは6.8か月分になります。そういう状況になってます。それから個体販売の価格ですが、初妊牛、これから生まれるよという、若い腹に入って、買ってから1か月2か月後に分娩をして、牛乳搾り出すという初妊牛ですが、令和3年の3月に75万7000円だったものが、今年3月で59万5000円。16万2000円落ちているということになり、そして乳価は前年と同じ、横並びです。ですから、こうした状況で酪農経営というのは、本当に大変な状況だと考えられます。本当は所得率だとか1年経過してませんが、既にそういう状況入ってきている。農家の方々は1月から12月の決算になります。ですから、今年はまず何とか乗り越えたとしても、来年になると大変なことになるなと。特に大変なのが投資して、これからという状況のところです。猿払村内で聞きますと、実は1件あるみたいです。もう一つ危惧されているのが、もうやめようかなと思った人。もうやめたほうがいいかなというような状況に陥るかなと思います。先ほど言いましたように自治体でできることの支援は、あるかないかというとできないと思います。今、村長が言われたとおり、国への要請を何とかこれを乗り切るために、我々の村の基幹産業なんだということをお伝えしていただいて農家を守っていただきたいなと。あとはできるとしたら、消費拡大に協力するぐらいかなというふうに思います。それで猿払村酪農の体制を維持するためには、3つの要件が基本的に必要かなと私は思っています。1つは、生乳生産を堅持あるいは向上させること。それからそのために乳用牛の頭数を確保すること。そして猿払村の農地を適正に管理し、良質な基礎肥料の確保に努めること。この3つが柱となって、これが1件1件の自営業である酪農ではなくて、地域の全体の基幹産業に根づくものだと考えております。細かいことはたくさんあるのですが、その中でこの3つをどう構築していくか。これは今現在の酪農だけでなく、将来に向かっての猿払村の酪農を基幹産業として酪農を継続してもらうための基本的な部分ではないかなと考えています。これはこのようにいっても、最終的には個人経営の集まりでありますから、経営者の一人一人の技術あるいは考え方によって変わってはいくのですが、村としての基幹産業というふうに位置づけるということは、その産業にぶら下がってる人間や世帯が数多くいるということで村として基幹産業だと認識するわけですから、そういった基本的な部分の考え方からいきまして、次の2番目の質問の中に入っていきます。猿払牧場を通じた支援体制、農協と指定管理契約を結んで預託事業と牧野管理をメインとした事業を展開し、猿払村としての酪農業を支援してきました。東宗谷農協もさきの合併によって、地域が拡大されて中頓別町が今度入りまして農業者のための農協として発展されることを強く願っておりますが、ほかの業界も同じように、農協のこの牧場の管理についての人員不足が生じていると聞いております。農協も人員不足のための村営牧場での業務の縮小を考えて流出というふうに聞き及んでおりますが、そのことによって猿払村の酪農家に影響が出ないのか、あるいはそうした話は出ていないのか、村と農協との間で協議はされているのかをお伺いしたいと思います。