猿払村議会 令和元年第2回定例会 2019年6月27日
持続可能な開発目標(SDGs)について
2019年6月27日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「持続可能な開発目標(SDGs)について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。
- 質問者
- 小山内浩一 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 小山内浩一
一般質問通告書に基づき、2項目6点について質問させていただきます。まず、最初に1項目として持続可能な開発目標(SDGs)についてということで、質問したいと思います。2015年に国連でこの目標が発表されました。もう5年ほど経っているのですが、なかなか聞くことのない聞き慣れないSDGsだと思いますが、このたび、地球規模のことやこういう小さな自治体でもできることもあるという認識をもとに質問をさせていただきます。地球の温暖化や異常気象、生態系の破壊、途上国での食料や水、エネルギー不足、日本をはじめとする先進国の少子高齢化や国内格差の広がりなど、このままでは地球がもたないという国連の認識のもと、生活が成り立たないという危機感から2015年に国連に加盟する198か国すべてが合意した2030年度までのさまざまな17の目標が、SDGsです。単に持続可能な開発目標、地球の危機と聞くと国際的な問題で国同士での問題・課題解決に聞こえますが、政府開発援助やハード面での整備、援助と考えがちですが、SDGsは教育、福祉、人材育成などソフト面に重点を置く目標です。北海道でも早くからこのSDGs目標を取込み、まちづくりや未来都市計画において策定している自治体もあります。猿払村もこの17の目標を取組み、さまざまな計画、ビジョン、自治体の活動や住民への周知、喚起等が必要と考えますが村長の考えをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまの小山内議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。本村におきましては、最上位計画であります第7次猿払村総合計画を基本に猿払村まち・ひと・しごと創生総合戦略や猿払村地球温暖化対策実行計画などで各分野別の成果指標を定めており、SDGsの掲げる目標の多くの分野ですでに実践しているものと考えております。SDGsの推進は、地方創生に資するものであり、たいへん重要であると考えますので、今後におきましては他の自治体の事例を参考とし、これらの計画の改定時や新たな計画の策定時には、SDGsに掲げる目標を参考にして取込める部分につきましては、可能な限り反映させていきたいと考えておりますし、まずはSDGsとは何かということから、連載的な村の広報等を活用しながら、住民も、これは職員を含めて、住民の方々にも周知を図っていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 小山内浩一
今、村長に答弁していただいた第7次猿払村総合計画、ちょうど2019年、今年度4年目、2020年、来年度で5年目を迎えます。ちょうど、上期・前期の5年間が終わったとします。今、村長がおっしゃったとおり、さまざまな計画、ビジョンにおいて知らず知らずのうち、このSDGsが使われるということは私も認識しているところございます。ちょうど実施計画が5年終わったところで、この実施計画が2020年から5年間、2025年までの第7次猿払村総合計画、それにより多くのSDGsを取り込んで、より具体的にさまざまな形で推進計画を持っていく。また、それに伴って、SDGsを今勉強していく、これから考えていくという村長の答弁がありました。今、日本、内閣府のほうではこのSDGsを普及するために、講師の派遣やさまざまな事業をネットワーク化して事業推進を図っていきます。そのような国との連携をとって、講師の派遣等を考えているかどうか、その点についてお聞きしたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
当然、総合計画の改定時期、3番目の質問にも入ってしまうんですけども、この改定時期の実施実行計画の中で、きちんと考えていかなければならないとうふうに思っています。また、総合計画の中に1番から17番のどの事業をこうやってはどうかというところを、この事業は何番、この事業は何番って添付していくというところも、これも必要なところかなと思っておりますし、まずはそういうことをどうするかということは、先ほども答弁しましたけども、僕たち職員が職務を含めて、僕たちがどういうことかということをしっかり勉強しなければわかりませんので、内閣府または道のほうから専門の方がおられるのであれば派遣をしていただいて、しっかり勉強していきたいと考えております。
質問 小山内浩一
このSDGsを事業推進や計画実践するにあたっては、さまざまなステークホルダー、利害関係者、官、民、団体、NPO、NGOさらには個人個人ひとりひとりのSDGsを計画し実行できるとなっています。早期に道・国の職員の方の講師派遣を受けて勉強会、村民のための周知の機会をつくることが早急な、まず1歩目のスタートではないかと考えますが、その点について村長の考えを聞きたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
講師を招いてしっかり勉強させていただく。また、職員だけではなくて、できれば全村民に集まっていただけるような形での講習会、研修会を開催できればいいかなというふうに思っておりますので、それを含めて担当のほうときちんと詰めていきたいというふうに考えております。
質問 小山内浩一
昨年度、SDGsに関する道民のアンケートがありました。なかなか、7割以上の道民がSDGsをわからなかった、知らなかったという結果が出ています。そのSDGsをわかった上で主に誰が行動すべきか、誰がやったほうがいいかというのは、やはり政府や自治体が先に行動して、それに民間が追随していく形、そのSDGsの達成に向けて取組んで、それを達成したいかしたくないか、やるかやらないかというと、60%以上の方々が達成するべきだと答えたアンケート結果が出ています。こうなると道民をはじめ、日本国民にSDGsをもっともっと知っていただいて、SDGsは17の目標なので非常に多岐にわたるものではありますが、ひとつひとつ具体的にできるもの、できないものを選びながらやっていくのがいいと思います。具体的例を話させていただきますと、先日の北海道新聞の記事にSDGsを通じて吉本興業と下川町がコラボをしたという記事を見た方もいるかと思います。全く関係ない芸能事務所の吉本興業と下川町がなぜ連携したかというと、SDGsの未来都市宣言をしている下川町と、SDGsを実践して企業活動や経営計画の中に反映させるという、吉本興業がわからない地域力やローカル力を経営ビジョンに盛り込む、下川町はお笑い芸能事務所を利用した発信力や移住交流やタレントの方々が下川町に住んでいただいて移住していただく。2つがSDGsという目標でくっついた事業です。猿払村もそのような形でSDGsを取り込むことによって、全然関係ないステークホルダーが、この猿払村のために遠くから来ていただいて、新たな村づくり、まちづくりのために貢献できる。そんな事例も、実際この北海道でも起きているということが事実です。次、2番目の質問に移ります。先ほど村長も答弁中におっしゃっていましたが、SDGsに関して、知らず知らずのうちに取り込んでいるという話もありました。一次産業を産業としている猿払村において、ナンバー14の目標であります、海の豊かさを守ろうと、ナンバー15の目標、陸の豊かさも守ろう等を、今までさまざまな形で取組んできましたし、これからも重点的な村の大事な目標と考えます。さらなる持続的な農業・漁業の発展のために、明確な目標設定に掲げる必要を感じますが、村長の考えをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。村では、一次産業の持続的な発展のための計画目標を、別途策定をしております。まず農業では、令和7年度までの目標を示した酪農近代化計画を策定しており、その中で生乳生産量の増加や安全で良質な生乳の安定的な生産提供に努め、食料自給率の向上を目指すものとしております。また、漁業では令和9年度までの目標を示した特定漁港漁場整備計画及び水産物流通機能高度化対策計画を策定しており、ホタテ貝製品のさらなる輸出促進のため、天蓋施設といわれる屋根付き岸壁の整備による衛生管理体制の強化など、安全な水産物の提供を目標に掲げております。以上のとおり、これらの計画で目標設定を行い、さまざまな取り組みを進めておりますが、今後も関係団体と協議をしながら各施策を進めてまいりたいというふうに思っております。特にナンバー14・15は本村の基幹産業に関係する問題でありますし、近年、特に各コンビニチェーンで進めております脱プラスチックや温暖化問題など、環境改善が必須となっている現状を鑑みましても、村としても一定の目標設定が必要であるというふうに考えておりますので、今後取り組んでまいりたいと考えております。
質問 小山内浩一
村長の答弁のとおり、SDGsには17の目標、その下に169のターゲットがあります。そのターゲットも猿払村に当てはまるところ、当てはまらないところ、さまざまあると思いますが、169のターゲットをより具体化して海・陸の豊かさを守ることが猿払村の持続可能な発展に絶対繋がると思いますので、その目標をさらに産業の面でも生かしていただきたいと思います。3番目の質問ですが、SDGsの17の目標は自治体、企業、教育機関、民間団体サークル、個人等でも目標に掲げ取り組めると言われています。地球規模の大きなことや、小さな地域でもさまざまな問題解決、持続的な村の発展のために、猿払村SDGs推進計画等を策定する必要性を感じます。村長の考えをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。先ほどの答弁と若干重複する部分がございますが、平成28年度に策定しました第7次猿払村総合計画は、10年間の2025年度までとなっておりますので、実施計画につきましては5年後に見直しをすることとしておりますので、来年度の見直しの検討時期に合わせてSDGsで掲げる目標をリンクさせることにより、SDGsの達成を目指していきたいというふうに考えております。また、議員ご質問のSDGs推進計画の策定につきましては、内容も多岐にわたることから、まずはSDGsを私も含め職員がしっかりと理解した上で優先課題を決定し、目標設定などをしていかなければならないと考えておりますし、また、持続可能な村の発展のためにはどのフォーマットの組み合わせでの表現がいいのか、バランスをとることが望ましいのか、前向きに検討していきたいというふうに考えておりますので、今しばらくお時間をいただきたいというふうに考えております。以上です。
質問 小山内浩一
村長もSDGsについていろいろと情報収集したり、勉強したかと思いますが、1から17まで全てをやる必要はなくて、ひとつひとつ取り上げる、特にナンバー14の海の問題や15の陸の問題だとか、いつまでも働き続ける地域をつくるという目標もありますので、そんな中ひとつひとつできることからやっていくことが私は重要ではないかなと、猿払村の土台として海の豊かさを守ろうということは、昭和40年代に前浜の資源が枯渇した時に、この豊かな村をつくるために一代英断をして稚貝を放流して、今の産業、猿払村を成り立たせたという歴史もあります。それだってもう40年前なのにSDGsの考え方が充分入った事業ではないかなと考えるところですので、まずスタート地点に立って、一つでも多くのことを取り込めるような計画をつくっていただきたいと思います。以上です。