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猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

風力発電事業について

2024年9月10日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「風力発電事業について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
村長 伊藤浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

一般質問通告書に従い、2項目4点について質問させていただきます。最初に、風力発電事業についてということで質問させていただきます。この事業については、過去に2回ほど、同僚議員2名から質問があり、村長の考えとしては、事業の中止と建設場所の再考を事業者に求めるとの答弁をいただいております。実際、北海道知事にも意見書を出している情報も得ております。また、同僚議員の質問の際に、この件に関しては、猿払村地球温暖化対策庁内推進会議と猿払村地球温暖化対策地域協議会で情報提供や検討するとの答弁がありました。その後の庁内での推進会議での情報共有や、事業者等からの新たな情報収集について、行ったかどうかについて、お聞きしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの小山内議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。本年3月に環境影響評価法方法書が示されて以降、計画に関する詳細な情報などは、現在持ち合わせておりませんけれども、課長職で構成された内部組織である地球温暖化対策庁内推進会議を担当課としては、これから詰めるとお聞きをしておりますので、情報の共有を行う予定であります。また情報収集につきましては、さまざまな調査の一つとして、風況ポールの設置を予定している旨について現在報告を受けているだけであります。

質問 小山内浩一

3月から住民説明会とか役場の説明があってから、もう5か月以上が過ぎております。向こうの事業者からはなかなか情報提供というのはないと考えられます。村長が言ったとおり、この環境評価の方法としては、4つのステップを踏むことになっています。配慮書、方法書、今、村は方法書の段階です。この後、1年半から2年にかけて次に準備書、次に評価書を提案していただき、その後、具体的な実施に入るということになっています。情報収集がないということだったものですから、なかなか事業者から情報収集を得ることは厳しいと思います。準備段階を踏んで国で定めたとおり、着々と進んでいく、なかなかこの事業というのは、大変失礼な言い方かもしれませんが、自分から情報をとっていかなければ、村民も私たちも行政もなかなかわからない事業だと。まして大型の風車は猿払村で初めて建つ。近隣の稚内市や豊富町は建っているので、他の行政とかにも協力を得ながら情報収集は非常に重要だと考えますが、情報収集の在り方についてもう一度、村長にお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

説明の答弁を申し上げます。2社の業者のうち、最初の1社の説明を聞いたときは、この事業というのは10数年かかるだろうというようなお話も聞きましたので、これから方法書も含めて、当村に説明に来てくれるのだろうと感じていたものですから、うちのほうから積極的に事業者に情報を取りに行くという姿勢が足りなかった部分がありますので、担当課も含めて、私も積極的に情報収集していきたいと考えています。

質問 小山内浩一

2つ目の質問にも絡んでしまったのですけれど、前回の質問では、各事業者のほうからは、段階的に進めていくに当たって、村のほう、住民の方々に、段階的に説明していきますとのことだったのですけれど、半年近くたっても一つもない、これが現実だと思います。過去の他地域の事例を見ますと、数十年先だと言っておきながら、今、概要工程を村に提案されているのは、直近で2030年の着工です。数十年先というのは、送電線網だとか環境評価とかの問題で遅れるとは思いますが、十数年先、直近で2030年に工事が始まると、もうあと5年、6年の話です。これも確実なものではないですが、他地域の情報を取ると、準備書ができてしまって、私たちに提案された段階で、それを覆して、中止することは不可能に近いぐらいの情報を得ています。基本的には、風車を建設して事業をやる事業者主体は営利活動をしている企業です。準備書までの段階で何億円もの投資をするはずです。その投資したものを覆して、ゼロには戻らないでしょうけれど、その事業を半分にするということは、非常に営利企業として難しい判断をしなければならない。ということは、私が思っているのは、方法書と準備書の段階で、何らかの猿払村でアクションを起こさなければ、準備の段階で法にのっとり、どんどん進めていくのが、今の風車の事業と考えます。その点について、村長の考えをお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございます。私も勉強不足で情報をなかなか収集していなかったというところもありますので、議員のご説明あったとおり、企業として進めていくのだろうと、私も数十年と時間がかかると油断したところがありますので。そういうところ含めて、しっかりと情報収集をして、業者と連絡を取り合いながら進めていきたい。お話を聞いていきたいと思っております。

質問 小山内浩一

今、言ったとおり、なかなか自分から情報を集めたり、そういうことしなければ、わからない事業なので、村長が言ったとおり、自ら情報収集をしていっていただきたいと思います。3番目の質問に移ります。前回の事業者の説明もありましたが、広範囲な範囲にわたって、風車の設置場所が定められております。まだ具体的には建設場所が定まっておりませんが、一事業者の大規模な方の建設予定の大型風車の数は、120基から160基と言われています。それも非常に大型で、本体の高さが一番高いのは210メートルということで、本当に大きな風車が建ちます。大規模な風車が建つということは、大規模な建設場所も必要ですし、作業道とかも必要と考えられます。今、建設予定場所になっている上流部ですが、猿払村には4か所の上水道の取水施設があると思います。前回の事業者の説明では、そのうち3つ、鬼志別川、エコべ川、狩別川の取水の上流部の計画が示されております。この上流部の計画は、村の上水道に非常に大きな影響を及ぼすと考えられます。もし、この事業が進んだとしても、このエリアでの建設は強く中止すべきと村からの意見を求めますが、村長の見解を伺います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。現段階では、実際に設置される場所や規模や工法を含めた具体的な計画が提示されておりませんことから、樹木の伐採や河川への土砂流入など、想定できる数値や材料がないのが実態でありますが、本村は、議員おっしゃるとおり、水道飲用水として河川の表流水を利用していることから、今後の計画等において、水源涵養機能への影響はじめ、希少動植物の生態系の環境保全などに懸念があると判断した場合には、改めて、建設の中止や建設箇所の再考を求める考えでおります。この部分につきましては、1回目に説明しに来た事業者の方々にもしっかりとその旨お伝えしているところであります。

質問 小山内浩一

村長が言ったとおり、うちの上水の水源は全部表流水、川の水を取水としています。同僚議員の質問にもありましたが、うちの村は、第一次産業がメインの産業で、水産加工や酪農業には水道は切っても切れない。住民にとっても、命のもとになるものですから、この頃、前の同僚議員の質問もありましたが、異常気象と言っていますけれど、それを異常気象かどうかもわからないぐらい、それが普通ではないかと思うぐらい、高温、また雨の降り方も非常に強く、多く降ったり、降らないことが多かったりと。役場の担当の方々にもお話を聞きましたが、今、うちの村の水道施設は、非常に脆弱な施設です。取水施設には、川の横から取水をするタイプ、川底から取水をするタイプがある。ある沢の川の渇水期に取水状況を見に行くと、川底で捉える水のタイプで取水され、その下流に水が流れていない状況が多いです。その状況をなかなか見ている方は少ないです。水道係、建設課の方々は見ているかと思うのですが、現在もそのような状況です。本当に首の皮一枚で上水を設置している、村民に取水していただいているような形になっておりますので、実際、今の段階での水道施設というのも、渇水期に担当課と見ていただいて、その辺のところを確認し、この事業についても検討していただきたい。確かに、いろいろな環境方法書があって、私たちも再生可能エネルギーを否定するものでありません。同僚議員も前にもそのようなことを言っていました。ただ、村民として、村の生活環境や自然環境にこの風車の事業がメリットあるのかといったときに、メリットとデメリットを両方、慎重に精査するというか、比べる必要がある事業の段階になったと思います。基本的には村長としては、村にメリットがある事業を推進するというのが行政の仕事だと思っていますし、住民福祉をどんどん向上させるというのが仕事だと思います。メリット、デメリットの関係を情報収集する件が、庁内で情報が来ていないからまだ推進会議を開いていないと思いますが、もう一度、グループ化を図って、この事業については勉強していただいたり情報収集したり、村民を交えて対話をしていただきたいということを求めますが、その点についてお伺いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。メリット、デメリットという部分については当然、村民に水を供給しなければならない、行政の役目だと思います。ただ、CO2削減とか反対することはないのですけれども、ただ大型風車でできた電力というのは、うちの村には来ないのです。みんな都会に行ってしまうのです。そこの中で、メリット、デメリットと比較すると、どうしても村民の命や生命財産を守るという部分については、河川は絶対大事ですから、当然その河川を守るというのが大事で、僕は風車より河川を守りたいと思っております。それと情報がある中で、庁内の検討会議をしっかり進めていきたいと思いますし、管理職も含めて役場職員として、情報共有、こういう方向で進めようという形の中で情報共有を図ってまいりたいと考えています。

質問 小山内浩一

何度も言いますが、情報収集が非常に大事だと思います。前の事業者の説明においては、輸送ルートも村内から2ルートと設定されています。具体的な方法もまだない。どこから大型風車を運ぶということも、作業道も重要な位置を占めると思います。また事業者から私たちのほうにも何か質問やわからないことがあったらどんどん連絡をくださいと連絡がきております。ぜひ行政のほうでも、事業者と対立することではなく、いかにうまく自然再生可能エネルギーを使って、この村の福祉に役立てたり、村長は、都会に電気がいってしまうという話でしたけど、他の地域では電力使って何かをしようという地域もあります。いかに村民がこの5年、10年でそうはならないかもしれませんが、20年後、30年後に風車で発電された電気が使えて、住民の生活が豊かになるという方法もないこともないと思いますので、本当に対立することなく情報収集を図って、よりベターな方法でこの事業を進めていっていただきたいと思います。あと最後に一つ、情報ですが、この事業が終わった後です。通常20年で終わると言われています。20年で風車を撤去して、次の風車を建てるとか再利用するだとかということもありますが、前回の質問では、そのときの状況によっては、もう10年延長して30年その風車を使うことがあると。他の地域のところで情報をいただいたのですが、上部は解体して、事業者の責任で撤去するが、基礎は自治体の責任においてという噂もあります。それは事業者に直接聞いたわけではないですから、それが本当だとは言いません。さらに基礎も再利用できないのかと質問したのですが、次に20年後、30年後には、さらに大型化になって、その基礎を使うような風車は建たないでしょうということでした。そういうことも含めて、30年後の猿払村の山の中にその基礎が置かれることとかも情報収集をしていただきたいと思います。風車の質問については以上で終わります。

出典:猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる