猿払村議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日
アライグマの対策について
2015年9月16日、猿払村議会の一般質問で、笠井哲哉議員が「アライグマの対策について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。
- 質問者
- 笠井哲哉 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 笠井哲哉
次に、アライグマの対策について質問いたします。昭和37年に愛知県で確認をされて以来、昭和55年には北海道恵庭市で54年に飼育してた個体10頭が逃げ野生化し、自然繁殖が確認されました。以降生息域を拡大していき、平成12年の全国調査では愛知県の71%、本道においても48%、86市町村で確認されています。5キロメッシュでは8.5%の分布ですが、その時点で豊富町も生息域に含まれていました。広い北海道を考えれば、かなりのスピードで拡大していったものと思われます。その後、近隣に拡大し平成19年まで唯一確認されていなかった空白地帯であった本村にも生息が確認されたところです。しかしながら、実際に村での目撃情報は極めて稀で、村民の噂になるところもありませんでしたが、今年に入り、村内市街地各地の目撃情報が寄せられ、親子連れの動画も確認されて、着実に増えているものと思われます。実際の被害状況については定かではありませんが、近隣自治体では農産物、家畜等への被害が確認されているところでございます。アライグマは平成17年に施行された、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)により指定され、北海道においても平成15年3月策定、21年2月改正のアライグマ対策基本方針により、アライグマによる生態系の被害を防止するために、野外から排除を目指すとあります。そこで、本村においての具体的な対策ついて、お尋ねします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。アライグマにつきましては、キツネやエゾシカなどを駆除する場合と違い、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づき対処することとなっているため、銃器を使用せずに、できる限り苦痛を与えない方法による殺処分が基本とされております。本村においては、近隣町でのアライグマの出没状況から、平成24年に外来生物の防除計画を策定しておりましたが、笠井議員の仰るとおり、最近村内でもアライグマの目撃情報や家庭菜園を中心とした被害の報告もありますので、新年度予算において、苦痛を与えない方法と言われている炭酸ガスによる殺処分機器の整備を検討してまいりたいというに考えております。その上で、有資格者によるワナで捕獲した後も、ガスによる殺処分を行っていく方法をとっていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 笠井哲哉
これから対策を実行していくということなんで、その辺よろしくお願いします。アライグマはメスで1歳、オスは2歳で成熟し、2歳以上の妊娠率はほぼ100%と言われています。妊娠期間は63日から65日と言われ、平均3、4頭の子供を産み、1歳未満の初期死亡率も35から48%と比較的低く、非常に繁殖力が高く、寿命は野性で13から16年と言われています。一夫多妻制で、1度繁殖に失敗しても2度目の発情があり、高齢になっても繁殖力が衰えないということで、短期間に急増する傾向にあります。1頭のメスから単純に5頭に増え、次の年には17頭、その次の年には46頭と確実に増えていきます。行動半径も1キロから3キロで、環境によっては変わるんですが、餌が豊富な市街地では留まる傾向があり、住民との接触機会も増えていくのではなかろうかと思われます。自ら巣を作ることなく、木やキツネの放置巣穴や、岩の隙間、家屋、廃屋、畜舎等に積極的に利用して子育てすることで知られています。そして、マイナス4度以下では代謝を落とし、半冬眠状態になるなど寒さにも強い耐性を持っています。また、日本では主だった外敵はなく、同類のタヌキやキツネよりも優位に立っていて、雑食性でトウモロコシやイチゴを好み、雑穀飼料を求め牛舎等に出没する機会が増えることが予想されています。人間との接触機会も増え、ご承知のとおり、見てくれは大変愛くるしいペットとして飼われたくらいですが、性格は非常に悪く、特に発情期2月から3月と言われてます。出産期は6月ですか、その時期には非常に凶暴さが増し、人的被害を及ぼす恐れがあります。甚大な被害を及ぼす前に対策を講じる必要があると考えています。地域住民に対する周知、情報収集を図り、積極的に防除する必要性があります。過去に、野幌の森林公園で計画的な防除対策を講じたところ、園内からの排除に一時成功しましたが、次の年から近隣の流入により結局元に戻ったという経緯があり、そのことからも近隣自治体と連携しての対策が求められると考えています。本腰を入れての対策を期待して質問を終わります。