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猿払村議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日

酪農業の振興について

2015年6月24日、猿払村議会の一般質問で、渡辺芳美議員が「酪農業の振興について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 坂本秀喜が答弁しました。

質問者
渡辺芳美 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 坂本秀喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 渡辺芳美

私、議員になって初めての一般質問でございます。何かと不手際もあろうかと思いますけれども、ご容赦願います。それでは質問に入らせていただきます。まず、最初に酪農業の振興についてということですけども、酪農業はゴールなき拡大と言われ、私が酪農業に従事した時の40年前は、百数十戸の酪農家が家業として猿払村を支えていましたが、その後、機械化とともに牛肉、オレンジの自由化があり、牛乳価格の低迷の中、離農が進むとともに、残る農家は大型化になってきました。現在の乳価は多少上がりましたが、配合飼料の高止まり等厳しい現状であります。このままの状態では、他産業並みの所得を得ることは難しく、TPP等の問題もあり、酪農後継者の営農不安は大きく、労働時間も365日で、ほぼ毎日が労働の現状であります。現在、ヘルパー組合もできて多少休もうと思い、 1日で2人お願いすると3万2千円の負担をしなければなりません。このようなことで、現在、酪農後継者確保は難しい現状であります。また、このままでは、現在60歳前後の経営者は、5年ないし10年で引退となり、後継者がなく、猿払酪農は基幹産業とは言えなくなります。これは猿払村にとって重大な損失となりますので、農家所得の確保、酪農ヘルパーの充実、新規就農者の確保対策は重要と考えます。村長としては、酪農に対する思いと、現在、実行している対策の他、今後どのような対策を実行する考えでおりますか。質問いたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの渡辺議員の御質問に、お答えをさせていただきたいと思います。まず、私の猿払村の酪農に対する思いとしましては、多くの先人が大変なご苦労のもと礎を築かれたものであり、これまでも、そして将来も基幹産業であると思っております。そのために今後も、それぞれの経営の確立強化と、それによる猿払酪農の発展を目指していきたいと考えております。現在は、預託舎建設や草地整備など各農家の補完施設である公共牧場の機能向上の取り組み、各農家の良質粗飼料確保のための草地更新に対する費用の一部助成、それと、後継者対策として、意欲的な生乳増産に向けた取り組みに対する支援などを行っております。あわせて、酪農を志す方の受け入れを進めるための組織の立ち上げを関係機関と協議中であり、募集活動や就農までの道筋の確立などを行いながら、担い手対策も一層力を入れていきたいと考えております。また、北海道農業の維持、発展のために、TPP協定交渉に関しては、管内の各市町とも連携し、重要5費目の関税維持に向け、強く要請を行ってまいりたいと思います。今後の猿払酪農の発展のため、東宗谷農協をはじめ、関係機関と連携を図って、強固なものとしていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 渡辺芳美

今、村長さんが述べられたことは、私も酪農関係者として、営農している者として、存じております。努力は評価すると思います。しかしながら、近隣町村との新規就農対策の受け入れ等のほうを考えてみますと、この間の農業新聞の中に、幌延町の対策が載っております。近隣町村のどこも、まあ、猿払はある程度その後継者がいて、心配ないように見えてるようですけども、実は60歳くらい、私くらいの歳の人が、あと5年ないし10年、先ほども言いましたが、後継者がいないとそのまま離農する状態になってしまう。そして、今までは、それなりの人たちが規模拡大をして生産を拡大し、やってきておりましたが、先ほど「ゴールなき拡大」と言いましたけれども、酪農は既にもうゴールが、はっきりしたゴールが見えてきて、規模拡大したからといって必ずしも所得を得られている状況ではありません。そうすると隣の近所の人が、規模拡大するということは、なかなか難しいということになります。そうすると、隣の町村、要するに宗谷管内の市町村の対策、猿払酪農自体は、近隣町村から見ると有望な酪農地帯だというふうに、経営者にとっても有望な所だというふうに私も考えています。しかしながら、よそから人に注目されるには、まずは表向き見かけだけでも、見かけだけでもと言ったらおかしな言い方になりますけども、対策は少なくても同一並びにしなければ、なかなか振り向いてもらえないのではないかと考えています。幌延の例を少し出しますと、研修生に20万円、そして、受け入れ農家に5万円出すという、すごく充実した対策なんですよね。これが、まずは行ってみようか、という気になる第一の要素となると思いますので、猿払村もこれと似たような同等な対策も考えなければいけないかなというふうに思います。まずはこの点をお願いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

先ほどの答弁でいたしましたけれども、新しく酪農を目指す、志す方々を受け入れるために、今、関係機関とですね、協議会を立ち上げてどういう形が一番いいのかという、幌延の例を出されましたけども、そういう金銭的な助成がいいのか、それとも税的な控除がいいのか、そういうことをいろんな形も含めてですね、今、関係機関と協議をさせていただいてる最中ですので、また、産業課とですね東宗谷農協の方ともいろいろ協議をさせていただいている段階ですので、それが見えてきた段階で、新たな施策を打っていきたいというふうに考えております。確かに、渡辺議員おっしゃるとおり、ヘルパー組合だとかいろんな部分でですね、なかなかヘルパー組合の方に新しい子供たちが来ていただけるという状況にもない。少なくなってきてるという状況を私も理解しておりますので、そういうことも含めてですね、今後、検討していきたいというふうに考えております

質問 渡辺芳美

それから酪農ヘルパー対策というか助成についてですけども、今年度は90万円の助成ということになっておりますけども、実は今年の春に、3月の総会において酪農ヘルパーの各戸の負担が一人2千円で、一家で休むとなると、4千円の負担が増えることになっております。私達の世代は、365日休まなくても、やることにあまり疑問を思わないでやってきたんですけども、やっぱり世代が変わって、私の息子とか周りの人たちを見るとやっぱり休みたいと。酪農といえども365日毎日働くということは、なかなか辛いという現状を見て、なかなか後継者と言われる人達が帰ってこないというのを聞いていて、その点できれば酪農ヘルパーに助成をできるだけお願いしたいなというふうに考えています。

答弁 産業課長 坂本秀喜(産業課長は2016年3月まで)

ヘルパー利用組合の課題につきましては、渡辺議員おっしゃられた利用料金の値上げが、ここ数年進んでるという課題も一方で僕らも聞いていますし、その逆にですね、ヘルパーのなり手が不足してると。ヘルパー利用組合としては、専任のヘルパーが7名定員でこれまで行われてきました。昨年、一昨年ですね、平成24年ぐらいまでは、7名の専任ヘルパーがいて、ある程度酪農家の経営支援という形がスムーズに行われてきておりましけども、その後、専任ヘルパーが減り一時的には5名になったり、現状6名ということで酪農家の休暇を支援するためのヘルパーに休みが非常にない状況になってると。いうことを僕らも聞いておりますので、村側の支援の仕方としては、先ほど、村長も答弁いたしましたけども、ヘルパーのなり手を何とか安定的に探し出して、酪農家の求めている休暇を確実に維持できるようなヘルパー組合としての機能を維持したいというふうに考えております。ちなみに言いますと、ヘルパー利用組合の稼働状況としては、平成24年が年間で2056日。その後、若干ずつ減ってきておりまして、平成25年度は1924日。平成26年につきましては、1766日というふうになっております。これの要因については、農家数が若干ずつ減ってるってこともありますけども、やはりヘルパーの専任と言われてるヘルパーの数が充足していないってことも大きな要因だろうというふうに僕ら思っておりますので、両方での支援をちょっと検討していきたいというふうに考えております。以上です。

質問 渡辺芳美

酪農の振興策については、努力していただけますようお願いたしまして終わりたいと思います。

出典:猿払村議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる