みんなの議会

猿払村議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日

人口減少対策について

2014年9月17日、猿払村議会の一般質問で、山森清志議員が「人口減少対策について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。

質問者
山森清志 議員
答弁者
村長 伊藤浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 山森清志

次の質問でありますが、人口減少対策についてお伺いいたします。今申したように日本創生会議が今年5月に公表した、いわゆる消滅自治体リストが呼び水となり、政府がまち、ひと、しごと創生本部というものを設立しました。人口減少問題や地域活性化に本気で取り組む姿勢を示してますが、今後の動向次第では地方自治体に対する支援がどの程度補償されるかは流動的であります。しかし、その中に求められているのは既存の施策だけではなく、自治体の独自性であり、将来を見据えた事業展開であると思っています。人口減少対策の重要課題として特に30歳から39歳の若年女性の人口をこの地域の将来を決定付ける指標と位置付けており、その中で宗谷管内において本村は人口減少率が最も低く予想されています。しかし、将来的に人口は確実に減少するのはこれは明らかであります。早急な対策を検討すべきと考えます。特に若年層の雇用対策、それに伴う子育て環境の充実は今後の重要課題であります。雇用対策は本村の現状では先行きを見通せるものはなく対策を早期検討しなければなりません。また、子育て環境ではさらなる行政サービスの充実を図る必要があると考えますが村としての考えをまずはお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただ今の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。日本創生会議は2040年、昭和52年に若年女性の流出により全国の896市区町村が消滅の危機に直面することを発表し、そのことが呼び水となり、政府は人口減や少子化など地方の問題に取り組む、議員おっしゃるとおり、まち、ひと、しごと創生本部を創り、地方の魅力や特色を生かし若者が働くことができる場、子育てを自然の中で行うことができる場づくりをつくり上げることなど、地域再生について重点政策として打ち出されたのは、議員の御承知のとおりだというふうに思っております。現在、猿払村においての出生率は平成20年から24年度まで1.75と北海道の中で5番目の高い位置にあり、また、人口減少推計では若年女性人口変化比率が41.7パーセントと道内でも減少が低い将来推計が出されております。これは本村においては一次産業、漁業、酪農業の就業率が33.4パーセントで一次産業の基盤がしっかりしていることが大きな要因として私は段階考えております。議員の御質問でございますが、人口減少に対する村の考え方、それを踏まえた若年層の雇用対策、子育て支援策についての考え方についてお答えをさせていただきたいというふうに思います。村としての人口減少対策の考えですが、まずは本村の基幹産業である漁業、酪農業の安定した基盤づくりや後継者担い手対策をし、安定した日本の食料基地として、さらなる一次産業の振興及び発展を図ることが必要であるというふうに考えております。また、商店が減少していくことは生活基盤そのものに大きな影響を促すものでありますので、商業者に必要な助成措置を行ってまいりたいと考えます。更に地場産品を利用した六次産業化に向けた特産品の開発など、独自性を持った個性あふれる村づくりを推進することにより、定住、移住対策につなげていきたいというふうに思っております。また、子育て支援対策につきましては、後継者担い手対策等を考えると、そこには次世代を担う人づくりに向けた子育て環境の充実は必然的なものであるというふうに私は考えます。現在、保育料の軽減、高校通学助成の増額、乳幼児等医療助成の拡大等、子育てをしやすい環境に向けて、来年度に向けて、現在協議検討をしているところでございます。また、若年層の雇用対策については、私が掲げた高齢化社会を見据えた福祉施設の建設、住まいづくりとあわせ、施設で働く若者の雇用創出を生み出していきたいというふうに考えております。以上です。

質問 山森清志

つい先日の報道ですが、こんなものがありました。消費税を8パーセントに据え置いた場合、来年度消費税が10パーセントになるという噂が流れておりますが、消費税を8パーセントに据え置いた場合、政府が消費増税によって確保しようとしている子育て支援の財源 7000億円に対し、3000億円程度の不足が2015年に生じることが厚労省の試算で判明したというものを目にしました。仮に財源不足が生じた場合、これは人口減少対策が足踏みする可能性があります。政府の方針が我々この小さな猿払村にまで及ぶ影響がこれはあるわけですね。その政府の方針にも注視しながら、それに左右されない、先ほど村長も述べておりましたように独自の施策を打ち出すことが求められております。これはすべてのものに言える事ですが、右へ倣えではなく、本村が自分で考え、自分で行動し、自分で事業を立ち上げ、自分で物事を解決する。その独自性が今どこの地域にも求められていると思っています。この地方創生本部でも同じ予算は重複して出さないと、もう一度精査すると言ってますね。これは言い方を変え、名称を変えて同じものに同じ予算が付けられているというものが全国にたくさんあるそうであります。このことを踏まえて右へ倣えというものでは同じようになってしまいますので、ぜひ独自の事を、これは全村、住民も巻き込んでアイディアを出し合って、これはどんなものでも同じことですが、考えていかなければならないのではないかと思っています。それから若年層の雇用対策。これについても現在の状況では新規産業の創出を見出せるものほとんどないのが事実であります。本村の人口減少率が低いのは、一次産業、特に先ほど述べておりましたように漁業者の若い世代の影響であります。しかし、これにも限界があります。例えば漁業者、同じ世代の若者が結婚をし子供をつくる。それが多い年、少ない年がありますね。これが漁業だけではありませんが、本村の現状をみると、この漁業者の若い世代の影響をもろに受けていると言っても過言ではないと思います。仮に今年20人子供が生まれました。でも来年2人しか生まれなかったとなると、それだけでこのパーセントはガクンと変わるはずです。そのことも含めて、これは数字だけの問題であって現実をみると本当に綱渡りをしている状態であると私は考えています。その事も含めて、その依存度を軽減するような産業の創出を研究、検討すべきと考えますがその点についてお考えをお聞かせください。

答弁 村長 伊藤浩一

議員の御質問にお答えします。石破大臣の方もこれからはばらまきの補助制度はやめるというな話もありますので、議員の申したとおり、これからは各自治体が独自性を持った施策を考えて国の方に提案型の事業を発信していかなければならないというふうに私も思っております。また、これからは若者をいかにうちの村に呼び込んでいくかという部分につきましては、先ほども申し上げさせていただきましたけれども、高齢者福祉の施策の部分で何とかそこで就労していただける方をうちの村に招へいをしながら何とかやっていきたいと。確かに議員おっしゃるとおり今は一次産業、漁業と酪農業の上にあぐらをかかしていただいている様な状況でございます。これを何とか打破していきたいなというふうに考えておりますので、その一つの案として先ほど観光産業も含めて、これからまた新たな産業の創出に向けて職員一同頑張ってまいりたいというふうに考えております。

質問 山森清志

今村長より前向きな答弁をいただきましたが、これは考えて、数字の上だけで物事を考えてもしょうがない事ですので、ぜひ、行政、議会、そして住民、これもう皆含めた上で、ぜひとも新しい産業の創出や子育て支援の対策、これを検討していただきたいなと思っております。産業振興という部分もこれは人口減少対策の重要課題であると私は考えておりますが、これはもう私は一般質問の度に大体同じようなことを言っているのではないかと自分で思っていますが、この産業振興というのは、何もないところからものをつくっていくのは物凄い労力と、お金と、全てのものが必要になってきます。この部分に関して、やるやるとは、当然、答弁の中で申すのはこれはもう当たり前の事でありますが、今現在どのような事が村長の頭の中にあるのか。やるやるとは言っても何も考えないでやると言っているのと、こういうことをしたらいいんじゃないかと持っているのと、それは現実的に可能かどうかは分かりません。私も頭の中にはいろいろなものがあります。ただ、ぽんと言ってしまうと、そんな事できるわけないんじゃないのかと言われるようなこともあります。しかし、それを現実に行っている地域も、これはあるわけです。新しいものをつくるという部分と、それから、これは言い方、良いかどうか分かりませんが、よその物をパクルという部分もこれは含まれると思いますが、先日、つい先日、美唄の市長と私はお話しをする機会がありまして、お話しをさせていただきました。というかお話しを聞いてきました。その中で美唄市長が、この宗谷管内のことを最後に言っておりました。それは観光の事なんですが、枝幸町歌登地区のことを言っておりました。以前に同僚議員もそのことについて、いろいろ質問をした経過もあるようでありますが、委員会等でもいろいろ話題になりました。ビデオも見ました。歌登地区で、グリーンパークホテルを利用して外国人客を誘致して、すごい反響が出ている。毎回、あそこに外国人客が来てテレビの取材も受けているという部分がありましたね。それを見た現在の美唄市長がパクろうじゃないかということを考え付いたそうです。ところが美唄地区は高速道路ができた事によって、どんどん衰退をし、宿泊施設に関しては300人ちょっとしか全体で泊まるところがないそうです。町にしてもね。商店街はどんどん廃れてきているという部分で、どうしたら真似ができるかと、誘致するにも宿泊施設がうんと言ってくれないということで、考えたのは、お寺さんのお坊さんと結託をしまして、お寺に泊まらせようと。日本人ならイヤというところが、外国人客には物凄い大ウケで、出して来る料理も地域のおばちゃんたちが作る料理、つまりは精進料理みたいな、昔からの日本料理ですね。それを食べさせたところ、物凄い好評であって、凄い外国人客がどんどん来ているという部分を申しておりました。美唄市も財政負担比率が物凄いことになっておりまして、火の車だったところを今の市長が立て直して来年には目途が付くそうでございます。黒字転換にね。その時に職員の給料を30パーセントカットしたそうです。物凄い組合からは反発があったそうでありますが、そんなもの関係ないと言って、もちろん自身の給料も含めて30パーセントカットし、5、6年間かな、来年ようやくそれが通常どおりになるそうであります。そのように言っておりました。また、基金。これビックリしたのが、基金を開けてみたら、市長になって基金を開けてみたら、使おうと思って開けてみたら17万円しかなかったということであります。それで考え付いたのが誘致しようと。その外国人のお客様に自分の市でお金を落としてもらおうと。大体来る方というのは富裕層の方がほとんどだそうですね。例えばホテルにしても某有名な三星、五星みたいなホテルに普段泊まっている方が来るそうです。それは今美唄市にあるホテルでは恥ずかしいと思ったそうですね。考えたのが、そのお寺だそうです。どのくらいの規模のお寺かどうか分かりませんが、そこに大きな仏像があってね。その大部屋に寝るそうです。何十人もの人が布団を並べてね。それでもう大喜びして、いろいろなものを催して、日本的なものを催して、日本というものを見せるわけですよね。昔からの。そういうことでまちおこしをして奮闘している町もあるそうです。その自慢を私が代わりにしたわけではありませんが、本村もパクリではありませんが、それも独自の考えだと思います。いろいろなことを参考にしながら、また、自分達でものを考えて、どのようにしたらできるだけお金を使わないで、今できる最大限のことをどのようにするのかという部分も先ほども言ったように行政、議会、そして住民も含めてお互いに話し合ってこれはつくっていかなければ。今は良いです。人口減少率も先ほど言ったように低く抑えられている。高齢者の福祉施設もこれから造ろうとしている。じゃあ10年後はどうですか。子供の数も減ります。と同時に老人の数もこれは減るわけですよ。今100人福祉施設に仮に入ったとします。じゃあ10年15年後は、その方達が何人になっているんですか。これはちょっと計算しなければ分かりませんけれども、たぶん半分くらいになっているのではないですか。若者も減るけれど老人も減るんですよ。ということは、もちろん老人福祉、社会福祉は物凄い重要課題です。日本の財政の財政難を引き起こしている原因でもあるぐらいにお金を掛けなければならない事ですよね。そのぐらい今高齢化社会になってきていますが、将来、そんな遠い将来ではありません。本当の近い将来、その老人も減っていくわけです確実に。ということは、今すべきことはそれと同時に今の生まれてくる子供、これから生まれてくる子供、今の小さい子供が将来この町に留まっていてもらえるような施策を今考えなければ、これは10年15年後の猿払村は、もしかすると存続していないかもしれません。ということを私自身も行政も肝に銘じていただきたいと思っています。ということを願いを込めて私の質問を終わりたいと思います。

出典:猿払村議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる