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猿払村議会 令和4年第2回定例会 2022年6月28日

アフターコロナにおける地域活性化について

2022年6月28日、猿払村議会の一般質問で、山森清志議員が「アフターコロナにおける地域活性化について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人が答弁しました。

質問者
山森清志 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 阿部真人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 山森清志

おはようございます。これから通告に従い、質問させていただきます。アフターコロナにおける地域活性化についてお伺いいたします。2年以上に渡り世界中を混沌とさせた新型コロナウイルス感染症ですが、その間に世界経済は低迷を余儀なくされ、日本においても、あらゆる業界でその影響が及んでいます。しかし昨今、徐々にアフターコロナに向け様々な規制も緩和され、経済の立て直しが最優先に行われていくものと考えます。特に観光関連では、ある調査機関の外国人へのアンケートで、次に行きたい国の第1位が日本であると発表され、すでに人の流れが始まっており、世界中から人々が入国してきています。また近頃では、国内のあらゆる地域から多くの人々が本村を訪れています。コロナ禍以前と現在では、社会の形態や考え方が変化をしていると言われています。中でも観光業に関しては取り組み方が変化をしており、受け入れる側もそれと同じビジョンで取り組まなければ、事業計画も意味のないものになると考えます。今後訪れる観光の大きな波を受け止めるためにも、まずは観光拠点である道の駅の再開発と新たな観光資源の掘り起こしが必須と考えます。また官民一体となり、活性化できるような仕組みづくりに取り組むべきと考えますが、村としての見解をお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの山森議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。まずインバウンド観光につきましては、新千歳空港の発着便が今月より数便ではありますが、運行が再開されており、また、さるふつ公園にも先月からホテルの中食を中心とした道外ツアー客のほか、一般客の立ち寄りも徐々に増えていると聞いており、明るい兆しが見えつつあると感じております。議員ご質問の道の駅の再開発につきましては、その一環として、昨年度から3か年計画で子ども広場ゾーンと位置づけ、公園内の遊具の整備を順次進めており、来年度には小学生向けの複合遊具をはじめ、ブランコやロープウェイなどの整備を予定しております。なお今後のさらなる再開発に向けては、そのコンセプトや事業規模、財源の確保など多面的な検討を要することから、現在策定作業を進めております事業継続計画、いわゆるBCPや次期総合計画の策定時に具体的な検討を進めていきたいと考えております。次に新たな観光資源の掘り起こしに向けた取り組みとしましては、南宗谷地域を対象としたアドベンチャーツーリズムの可能性に係る実証事業として、道内の大学や北海道エアポート株式会社、宗谷総合振興局などと共同事業として、秋にモニターツアーなどを実施予定であり、現在、事業内容について協議を進めているところでありますが、その他観光資源の掘り起こしに向けては、担当課の職員や関連団体などとも模索をしていきたいと考えております。また官民一体に向けた仕組みづくりでありますが、観光まつりが中止となったこともあり、現在、観光協会や商工会の事務局との間で物産をメインとした秋のイベントの開催を検討しております。いずれにしましても、観光振興は官民が一体となって進めていかなければ成り立たないものでありますので、今後も関係団体などと精力的に協議を進めていきたいと考えております。以上です。

質問 山森清志

今の村長の答弁の中で、幾つか、ありましたけども、この通告書の最初の質問の中にあるように、コロナ以前からもう始まっていると思うのですが、観光に関しては私も何度か一般質問をさせていただきました。その中でも、質問した経緯があるのですけども、昔はツアー旅行会社が企画をして、ツアー客がどんどん国内や海外からも来るというものが一般的でありました。昨日も道の駅の前を通りましたらキャンピングカーがすごい停まっています。割合的には昔からみたらかなり割合が多くなっているような感じがしています。個人の旅行者が増えてきていると感じます。また最近では、皆さんも使用していると思いますが、ネットで旅行の予約ができてしまいます。簡単に旅行に行ける部分では、旅行自体が変わってきているのかなという気もします。それに合わせて云々という部分ももちろんあるのですけども、昔から本村の執行方針を聞いてみますと、まずは施設なのです。道の駅だとかホテルがどうのだとか、公園がどうのとかというものもあります。ただ私がこの質問の中で1番言いたいのは、施設一つに関しても、ただ一つのパーツで観光というもっと大きなものを考えたときに、猿払村自体が観光施設になれるようなものを何かもっと大きな観点で観光を見ていかないと。これからただ施設に来て何かをするという部分ではなく、キャンピングカーが増えてるということはそういうことだと思うのです。どこでも自由に行けるという部分がありますから、あの人たちはホテルも利用しませんしね。その部分なのです。それを何とか新しい魅力を発見できないかなとか、そういうものを考えてみたらどうかと思います。もちろん昔から担当課も模索して考えていました。私もいろんな話を聞きましたけども、それがなかなか実現できない部分もあります。ただ、これからは新しい魅力の発見をもっと掘り起こしていかないと。ほかの地域もかなり観光のものに目を向けてきていて、これからやろうとしている話も聞いています。ほかの地区との競争するわけではないですけども、乗り遅れていかないためにも、あっと驚くようなという言い方すると語弊がありますけども、そんな部分をもっと考えていかなければならない。住んでにいる自分たちではわからければ、外部に委託して考えてもらうというのも一つの手だと思うのです。だから第3者の機関に要請して何かいろんなことを考えてもらうと。昔も道の駅に関してコンサルティングを入れていろんなこともやりましたが、なかなかうまくいきませんでした。観光に関してもっと何か村の魅力を引き出すことができるのではないかとすごく感じています。私も観光ではないですが、地方に行く機会が多くなりました。昔とは何か違うなと。人の流れも違うだろうし、来ている人たちも何となく昔とは違うような感じがするのです。昔はツアーで旗を持った人が先頭に立って歩いてきていたものが、最近は2、3人の個人で来ましたという観光客がほとんど占めているような状態になってきています。はっきり言いますと今の猿払の道の駅は、もう一昔も二昔も前の施設です。近くには似たような施設はありませんから、寄ることは寄るのですけども、そこでどれだけ楽しんでいただけるか、いくら外貨を落としていってもらえるのかと考えたときに、比べるわけではありませんが、ほかの道の駅から比べるとまだまだその比率的は低いのではないのかという気がします。それも含めて、どうしたら時代の流れに乗っていけるのかなと私も考えたのですけども、これというものがないのが観光ですから、この村に適したものを探していかなければならないと。地方の人と話す機会が最近増えてきて、そのときに猿払村はどう思いますか、何もないですよと聞いたら、何もないのがいいですと言うのです。中途半端な観光地よりもずっといいという答えをもらいました。地元の人間にそれをいうと、ん?という感じはするかと思いますけども、確かにそうだと思うのです。何もないのが魅力だと。何か便利だからいいという部分は観光には要らないです。札幌から5時間も6時間も車でかかりますとか、バスなどの公共機関だともっとかかるのですというと、それが魅力だというのです。もう何十年前ですけど、冬にふるさとの家の手伝いをしたことがあって、その頃はまだ稚内空港に関西国際空港からの直行便が冬でも飛んできたのです。そのときに関西のおばちゃんたちがものすごい吹雪の中で道の駅の前で喜んでるのです。地元の人は外に出ないほうがいいと言ってる中でも、こんなことは体験できないというわけです。地元の人が何しに来てるのだと思うことが魅力であって、そういうことをもう1回、一から考えてほしいなと思ってます。長くなりましたけれども、執行方針の中にも言ってるようにこの観光PR強化による認知度向上と誘客促進というのは、今の村長の答弁中に含まれていたと思うのですけども、それはもう既にそれは始まっているのか、それともこれから具体的なものを考えてやっていくのかについてちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 産業課長 阿部真人(産業課長は2024年9月まで)

ただいまの質問についてお答えをさせていただきます。誘客について今年度も執行方針の中で計画しておりますが、まず昨年から行っております、さるふつ公園の夢喰間とまるごと館に「日本最北の村猿払」と印刷した牧草ロールを設置し、観光客が牧草ロールのところで一緒に写真を撮影する観光スポットになっています。今年度についても同じ形で行っております。また来年が開村100周年ということで別の場所で「令和5年猿払村100周年」という牧草ロールを掲示しております。あと5月に観光協会の会長、副村長、観光協会、私も含めて九州のほうを中心にエージェントまわりに行ってきております。これについて本当は、東京や大阪を行く予定だったのですが、コロナ禍で九州を中心にクラブツーリズム、阪急交通社に行ってきました。その成果もありまして、実際に先月から観光客が九州、大阪、北陸を中心に来ていただいているような状態でございます。今後も観光協会と連携して行っていきたいと考えておりますし、また感染対策をしっかりした中で小規模にですが、1か月に1回道の駅まつりを開催するなど工夫しながら今後についても行っていきたいと考えております。以上です。

質問 山森清志

大体の概要は、わかりました。執行方針の話になったので、もう一つお伺いしますけど、執行方針の中でも言ってるように、食材や地場産品の知名度の向上という項目があります。もちろん猿払村にはホタテもありますし、ほかの魚介類もありますし酪農業もあります。そういうものを含めて、どのような形で食の知名度の向上、食材のPRを行っていくのかなと考えますが、これもなかなか難しいものがあると思うのです。せっかくいいものがあるので、それをきっかけに猿払の認知度を高めるためにも、観光の絡めたPRというのをどういう形でやっていくのかなと疑問があるのですけどその辺をわかる範囲で教えていただければと思います。

答弁 産業課長 阿部真人(産業課長は2024年9月まで)

ただいまの質問についてお答えさせていただきます。5月にイチゴを使いました、さるふつアイスイチゴ味というのを販売しております。これがかなり好評で、地元のQマート、まるごと館、また稚内のほうでも販売して、ふるさと納税返礼品にも採用してかなり売れている状態でございます。今、新商品ということでホタテの貝柱などを使ったものや、さるふつ牛乳、バターを使い新商品に向けて模索して作成しているところです。それについても商品化しましたらPRをさせていただいて販売したいと考えております。また昨年行う予定でしたが、コロナ禍の関係で中止になりました札幌市の羊ヶ丘展望台で札幌の観光協会と連携しまして、猿払村のホタテやアイスクリームだとかを地元の業者さんと一緒に今年の秋にPRをしていく予定です。ほかにも3年前にも一度、東京の王子製紙さんに協力していただいて、銀座でPRをして猿払村の物産品を販売した経過もあります。それについて今年度は、コロナ禍の関係で厳しいかなと思っておりますが、来年度でも猿払村の食材について、ホタテ、牛乳を中心に地元の業者、商工会、観光協会とも連携しながら、PRに努めていきたいなと考えております。以上です。

質問 山森清志

いろいろやり方があると思うのですけども、地道な作業かもしれませんが、少しずつPRして広めていっていただければと思っております。結局、観光というのは非常に難しい業種であります。以前に同僚議員も質問にありましたように、最近当たり前になっているSDGsですか。SDGsには17の達成目標がありまして、調べさせていただいたのですけど、観光業に関しては17全ての項目に貢献ができるとある団体が申しておりました。経済成長と雇用というものは、半分ぐらいしか関われないものに対して、観光業というのは、全部に当てはまると。それだけ重要なのかなと思っております。最後にお聞きしたいのですけども、これは来年、再来年の話ではないです。これから先の猿払村の観光という部分に関してです。以前、報道でもみたのですけども、本州の田舎に一泊100万円の宿があるとみました。本当に猿払村と大した変わらないようなところにあるのです。そこのところは半年とか1年先まで予約がびっしりで1日に1組くらいしか入れられないと。1泊100万円です。そんなものと思うかもしれませんけど、それを使う人が実際にいるのです。来るのは空港からヘリコプターで来ると。うちの村でそれができるかどうかわかりませんよ。そういうものを求めている人が実際にいるってことなのです。我々にはそんなこと、想像もつきませんけども、今までは、一生懸命来てもらおうと誘客促進に力を入れるだけだったのが、今度はそうなってくると、受け入れる側がお客さん選ぶ時代になってくると言われてます。結局、1日1組、2組ですから、こちらからお客さんを選べます。そのぐらいになればすごいなと思って私はみていました。ですから、村は何でも自分たちでやろうとしますけど、それをできるための仕組みづくりができるはずなのです。村にだって考えていただきたいなと思います。それによって手を挙げる業者が出たらもう大万才ではないですか。お金持ちの大体の方は海外に行くと思うのです。国内で何もないところって本当にないです。本当に山の中に行かなかったら駄目だと。ところが猿払村は、その辺に行くと何もないのです。なのに、日本一の水産物があって都会にはない酪農業があって、すごい魅力的に映るのではないかなと思います。中長期的な観点も考えながら、観光業の事業計画をしてほしいなという気がします。道の駅がどうだとか施設がどうなのか、それはものすごい大事なことです。今、目の前にあるものは大切なものですけど、その先のものをみて欲しいなという気はします。すごい大きいことを話しますけど、その100万円の宿のところも最初は何もないところだったのです。ある民間の方がそこに目をつけて、それを造っただけの話です。ですから、村がやることは、その人たちを探すことだと思うのです。何言っているかわからないかもしれませんけど、今私が話したことに対してどう考えるのかというのをちょっと村長が思ってることを聞きたいと思うのですけど、いかがですか。

答弁 村長 伊藤浩一

この道の駅制度ができて四半世紀がたつと思います。今後に至っては、目的が大分変わってくるのだろうなと思います。この道の駅ができたときは、本当にトイレとか立ち寄るだけの道の駅だと思いますけれども、今は方向性が変わってきて、この道の駅を利用して地方創生というところを結びつけていかなければ、なかなか発展はしていかないのだろうと。そのために、どうしてもハード面の施設のところに注力をされますけれども、今議員おっしゃられたとおり、この地方創生ということを考えると、ほかの道の駅と差別化をした取り組みが今後必要になっていくのだろうなと私も思います。その中で、この拠点を今後は防災だとか、それから外国人を誘客する場合については、多言語に対応した道の駅もつくっていかなければならないだろうし、ソフト面、ハード面からも今後考えていかなければならないと思ってますので、次は令和8年度から始まりますけれども、これから総合計画に向けた中で道の駅と限られた施設、財源にはなりますけれども、検討していきたいと考えております。

質問 山森清志

結局、何だかんだ言って、いくらいい事業計画をつくっても、最後はどうしても、予算の確保にたどり着くと思うのです。今までもそうだったように、最後のとどのつまりみたいなものに関して言えば、予算があっての話になってしまうわけです。私の言いたいのはその予算を使えという意味ではなくて、いろんな企業がそういうことをしたい企業がたくさんあるはずなのです。これからのアフターコロナに向けて、そこに向けてのPRという部分で、なおかつそれを受け入れるための仕組みづくりみたいなものをぜひ考えてほしいなと。ただ民間が参入してきてお金かけて施設つくっても、投げられていかれたら廃棄にしかならないわけですから、できるだけ阻止できるような仕組みづくりを初めからつくろうと思えばできるはずなのです。そこも含めて、ぜひ考えてほしいなと思います。猿払村に限らず北海道というのは、本州の人から見るとすばらしい避暑地です。東京あたりでは、梅雨が明けたという話をしてますけど、これからもめちゃくちゃ暑い夏が、もういつもよりも1か月以上続くはずなのです。そういうときに、北海道の涼しさというのは魅力的だと思うのです。それにも目をつけて、ニセコ町などずっと前からそういうことに特化したものをつくり始めて、今の状態になってるわけですから、ゼロから何かをつくるというのは非常に難しいことだと思いますけども、もしかすると、10年、20年後には避暑地猿払というものが、知名度が上がっているようなものになればいいなというふうに私も思ってますし、それによって、雇用の創出だとか、知名度向上から来る、経済の活性化というものが見込めるはずなのです。ぜひとも、仕組みづくりを、これからつくっていただきたいと思います。ということで質問を終わりたいと思います。

出典:猿払村議会 令和4年第2回定例会 2022年6月28日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる