猿払村議会 平成25年第1回定例会 2013年3月6日
高齢者の就業機会について
2013年3月6日、猿払村議会の一般質問で、山森清志議員が「高齢者の就業機会について」質問し、副村長 三浦高志、教育長 大石真が答弁しました。
- 質問者
- 山森清志 議員
- 答弁者
- 副村長 三浦高志、教育長 大石真
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 山森清志
では次の質問に移ります。高齢者の就業機会について質問をいたします。本村では地域柄、若い年齢層において就業率は他市町村よりも高く推移しておりますが、高齢者の就業機会は、ごく僅かわずかであると考えております。定年を迎え、まだまだ健康で十分働くことができる方々がたく さんおります。また、指定管理者の業務以外で行政が定期的に就労を必要とする業務が存在します。行政と高齢者の関係において、需要と供給のバ ランス、つまり、仕事をする人を求める側と、仕事がしたい人がいれば、諸問題が解決できるものであり、その関連について質問をいたします。少子高齢化により労働人口が全国的に減少している中で、本村においては労働人口の比率は、宗谷管内においては比較的高い比率を維持しております。しかし、高齢化の波は確実に訪れており、定年を迎えた方々が数多く存在します。その中で、定年後に都市部の家族の元へ移住される方や、健康不良により移住を余儀なくされる方が数多くおり、長年暮らしたふるさとを後にしております。また、素晴らしい技術を持ちながら、それを生かせず、時間を持て余している高齢者の方もたく さん存在します。このような方々が、住民のためや健康のために働ける場所の提供をすることも行政の使命と考えています。本道には、シルバー人材センターが現在35市町村に設置されておりますが、補助金を受け取るための設置要件は会員数100人以上、年間就業延べ数5千人日以上など、厳しいものがあります。道庁が現在、過疎地域にも活用できる施策の要望を国に対して行っているとのことですが、条件を満たしていなくてもシルバー人材センター連合会の講習会などに参加することを目的とし、賛助会員として登録し、独自の活動をしている市町村が数多く存在しています。本村においても高齢者の健康促進や人口減少対策の一環として取り組むべきと思いますが、考えをお聞きします。
答弁 副村長 三浦高志(副村長は2013年9月まで)
それでは、ただ今の御質問にお答えをいたします。近年、本村の出生率を見てみますと、道内でも比較的高くて、 12月議会でも村長の発言にありましたように、特に平成24年度は、この3月予定者を含めますと41人の子どもが誕生するという見込みでありまして、大変喜ばしいことであります。一方、御指摘のように高齢者の方々、これは昨年10月 1日時点でのデータですけれども、高齢化率で申しますと、12年前、これは介護保険制度が始 まったという、そういう視点で12年前というふうに今お話ししますけども、本村では20.5 パーセント。現在は、昨年10月1日時点で 22.2パーセント。全道179市町村の中でというふうに比較をいたしますと172番目。つまり、高齢化の非常に遅いという所ではあります。しかし、波は緩やかですけれども進んでいるというのは間違いのないことでございます。また、就労ということでの今、御質問がありまして、就労人口から見ますと65歳以上の人口が612名ほど、今いらっしゃいますけれども、季節就労を含めて112名の方が就業中というデータになっておりまして、要介護等でですね、就労不可と、理由が明らかな方を除くと、私どもの試算では約370名ほどの未就労の高齢者がいらっしゃるのかなというふうに捉えています。しかし、これはですね、最高齢の方まで含めた数ということになりますから、この方々の全てが就労可能かどうかということは別にしましても、議員が御指摘のとおり素晴らしい技術を持っていらっしゃる方、未就労の方でですね。それから、機会があれば自分のできる範囲で地域に貢献をしたいと、そのように考えていらっしゃる方が多くいらっしゃるのかなというふうにも思っております。御質問のシルバー人材センターに関しましてはですね、既に御存じだと思いますけれども、高齢者等の雇用の安定等に関する法律によって雇用によらない臨時的、短期的な就業または業務を組織的に提供するということになっておりまして、仕事の需要と、おっしゃるとおり人材の供給ということで、そこを確実にコーディネートをしていくと。こういった仕組み、そして、それをマネジ メントしていくという、このあたりの体制が大変重要なことなのだということで聞いております。近隣では稚内市で既に平成元年から、確か元の高齢者事業団からですね、シルバー人材センターに平成元年に仕組みが変わって稼働しておりまして、立ち上げ、それから稼働後のコーディネート、あるいは運営や体制の状況だとか具体の対応などを御教授をいただくようにですね、まずは行動をさせていただきたいなというふうに村としても思っております。その上で、本村において実用的な生きがいの場づくりとしての活用の視点も含めて体制づくりの困難というのが課題としてあるようですけれども、そこを視点にですね、実現の可能性を探ってまいりたいなというふうに思っております。なおですね、高齢者の方々の能力を生かす、あるいは生きがいづくりに繋げる場、取り組みということについてはですね、遅まきながら福祉サイドと連携をしながら教育委員会によってですね、本日の前段の教育長の教育行政執行方針の中でも触れておりましたけれども、社会教育のあり方だとか、高齢者の教育の進め方というようなことで触れておられました。生涯学習の視点で動き出していることもありますので、こういったことは、私は世代間交流だとか、障害を持つ方々の地域での生活や就業に繋がる可能性も含めて、そういったものが展望ができるなというふうに認識しておりますけれども、可能であれば教育長のほうから若干、御紹介をいただければ大変ありがたいと思います。以上です。
質問 山森清志
ここにシルバー人材センターのパンフレットがありますが、その中に、社会の宝シルバーパワーと書いてあります。まさしく、そのとおりだと思います。病気がちの方や、健康に障害のある方は、これもう仕方ないと思います。今、副村長がおっしゃったように、パー セントで見ると、たくさんいるようでありますが、実際に自分にやる気があって働ける人。本当に何かで役に立ちたいと思っている高齢者の方。このシルバー人材センターの枠に当てはめますと60歳以上になってしまいますけども、65歳以上と考えたとしても、まだまだ本村にはたくさんの方がいると、私は理解をしております。その方たちが何をしていいか分からないと。それで、何もすることがないのであれば、自分の子どもたちがいる都市部へ移住してしまおうといって移住した方も、私はたくさんいるのではないかと理解しています。先ほど村長の行政執行方針の中に、人口減少が進む中で本村は敢えて人口増に取り組む、ということを述べておられました。まさしく、こういった小さなこと。いや、小さくはないですけど、そのことに繋がっていくのではないかと私は思っております。また、他町村も同じような問題を抱えております。この諸問題というものに特効薬というものはないと考えています。今できる最大のものを少しずつ前進させていかなくてはなりません。しかし、その中でスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。最後ですが、先ほど副村長がおっしゃったように、教育長も何か一言答弁をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 教育長 大石真(教育長は2016年3月まで)
高齢者も含め、いろいろな人たちが生きがいを持って生きていけるということで御質問をされている熱い思いが伝わってまいりました。教育委員会もですね、技術を 持っている方がたくさんいらっしゃるということでは、具体的な例として、鬼志別にあった藤田商店さんの、さくら餅、うぐいす餅を復活させたいと。それで今、その藤田さんにですね、習いに 行っている方がいらっしゃると。そこの学習の場を作って、先日、それで1回やってみました。そういうふうに教えていただいているときに、大変元気な、いい顔でですね、伝えてくださったり、そして、習っていた方々が、私たちが今度は自分たちでやって、また教えてもらって、そして、それがまた、いろいろな人たちに大きく広がっていくような形になったらいいなという、とてもいい笑顔で伝えてくれました。そういうところを一つずつやっていきたいなということを考えていますし、先日はですね、堀井さんから昆布を提供していただきまして、昆布で、いろいろな織物みたいな感じで作りながら、出汁に昆布が必要になると。それを、自分が、私が作りましたという顔を入れながら、販売ができたりするような形になって、感謝されたりするようなところに持っていきたいなと思っています。先日、1回目をやってみたらですね、大変いい関係で作ってはくれましたけど、なかなか難しさもありましてですね、保健福祉課の荒井課長のほうが、教育委員会だけじゃなくて、うちのほうとも一緒にやっていこうという誘いを受けまして、先日も会議をしたところでございます。そういう意味では、これから議員御指摘のところをですね、豊かな環境になるような形で少しずつでも歩めたらいいなというふうに考えているところです。
質問 山森清志
大変素晴らしいお話をありがとうございます。今、思ったことなのですが、こういう問題を解決するには多分、紙の上に書いたものを考えても仕方ないと思います。これは、いろいろな方が集まってもらって、いろいろな議論をして、いろいろなアイデアを出して、そして取り組んでいかなければならないものだと思っております。今の答弁の中でも、私の認識では、これは前向きに取り組んでいくのだなというふうな印象を受けました。しかし、もう一度言いますが、その中で、是非ともスピード感を持って取り組んでいただきたいと思っております。以上で私の質問を終わりたいと思います。