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猿払村議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日

デマンド交通・福祉輸送事業について

2011年12月14日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「デマンド交通・福祉輸送事業について」質問し、村長 巽昭、総務課長 眞坂潤一が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
村長 巽昭、総務課長 眞坂潤一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

一般質問通告書に基づき、2項目5点ほどについて質問させていただきたいと思います。過去4年ほど前からこの場において私がいろいろ過去にあった村営バス、天北線の宗谷バス、またスクールバスの問題等、さまざまな形で質問をしていきました。その結果というよりは、宗谷バスが天北線が山回りから宗谷岬経由に10月1日から変更になり、それに伴いまして、村営バスの廃止、デマンド交通・福祉輸送事業が始まるということになりました。過去においても、この場でいろいろな意見・議論があり、まだ私の認識としてもこれで完成をしたと、これが猿払村での公共交通の在り方という形にはなっていないと思いますので、この場で2か月ほどしか経ってない事業ではありますが、質問させていただきたいと思います。冒頭にも話しましたが、10月1日より宗谷バスの路線が天北線から天北宗谷岬線に変更になりました。それに伴い、村営バスが廃止になり、猿払村福祉輸送事業と猿払村デマンド自動車運行事業が始まって、まだ2か月ほどの運行期間ではありますが、両事業の運行実績をお聞きしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。議員も冒頭に述べておりましたが、私も今この2つの事業がこれで完全なある姿だとは思っておりません。今後改善の余地があると思っております。それを踏まえてまずお答え申し上げます。まず、宗谷バスの山回りから海回りへの路線変更に伴い、交通空白地域を解消するために10月1日から運行を開始しましたデマンド自動車運行事業ですが、10月は稼働日数が27日、利用者数が459名、11月は稼働日数は28日、利用者が462名あり、2か月通算で稼働率が90.2%、1日平均の利用者数は16.7人という実績となっております。利用者の7割以上は高校生で、シルバーカード利用者が2割、残りの1割が一般利用者となっております。次に、福祉輸送事業については、10月は稼働日数が26日、利用者が99名、11月では稼働日数は23日、利用者が151名あり、2か月通算で稼働率が96.1%、1日平均の利用者数は4.9人という実績になっております。運行範囲では浅茅野台地から鬼志別、鬼志別の住民が病院までの利用や浜鬼志別からさるふつ公園内の憩いの湯まで利用されているというケースもあります。以上でございます。

質問 小山内浩一

本議会中に、私たち議員の机上にも利用実績の表が上がっておりました。非常に高い利用率で、私も福祉輸送事業の利用者からは好評だということも聞いてある反面、若干料金の問題と、あと日数の問題等での話も聞いております。ちょっと2点目の質問にも絡むのですから、2点目の質問と一緒にちょっと質問したいと思います。今議会でもこの後の議案の中に猿払村福祉輸送事業条例の一部を改正する議案が載っております。中身は後の議案の中で話しをするとして、地域間の拡大ということで解釈しておりますが、福祉輸送事業について、この最初に配られた福祉タクシーの運行が始まりますと村民に配られた広告というか周知の中でも、70歳以上の高齢者、金額が500円、運行日が月曜日から土曜日まで、日・祝日を除く、1年を通しては12月の29日から1月3日までの運休という形。あと受付時間が8時15分から5時15分、運行時間が午前8時30分から午後5時30分という形で村民に対しての周知のレジュメが回っておりました。そこで2番目の質問ですが、福祉輸送事業の利用対象者が今言ったとおり70歳以上、運行日が日曜日と祝日が運休、運行範囲が今の段階で村内限定、利用料に関しては500円という条例の中身でした。まだ2か月と運行日数が少ないため、問題点、懸念される点、村民からの良かった点、悪かった点等の掌握がまだまだ難しいとは思いますが、このたび、2か月半が経って、さっそく条例改正の案が上がってきました。このくらい早急に上がってくるということはいいという反面もありながら、まだまだ改正点がこのほかにもあるのかなという考えがあります。多少私の意見を質問の中に入れさせていただくと、ぱっと見た瞬間、このレジュメを見た瞬間に、福祉輸送事業が誤解を招く言い方かもしれませんがお役所的な受付時間、お役所的な運行時間。やはり輸送事業と考えると、私たちは福祉タクシーという名目も付いていますので、タクシーのイメージがございますから、基本的には民間であれば24時間365日動くというのがタクシーという感覚。そこまで猿払村が求めているものでもありませんし、それがいいとも私は考えません。その辺を踏まえながら、来年度24年4月からの改善点、今までの問題点等がありましたらご答弁をお願いしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。福祉輸送事業条例の新規制定の際にもさまざまなご意見をいただいたところでありますが、事業開始前の8月から9月にかけて村内各地で開催した説明会やご利用いただいた方からのご意見、さらに、11月に実施したまちづくり懇談会等でのご意見の中には利用対象者の拡大や運行日、運行範囲、それから1日1人500円という使用料金について多くのご意見やご要望がございました。それを踏まえまして、本議会においてまずは運行範囲を村内限定から稚内市曲渕・沼川地区まで拡大することをご提案申し上げているところでございます。また、利用対象者の拡大と使用料金の改定については、猿払村地域公共交通活性化協議会での決議が必要であり、さらに使用料金にあっては行財政改革推進委員会に諮問し、答申を受ける等の手続を必要としますので、手順を踏まえた上でできるだけ早い時期に利用しやすい環境を整えてまいりたいと考えております。具体的には、利用対象者年齢を下げる方策や利用料金の値下げ、あるいは1人500円から乗り合わせの際に1台1回の料金設定するなど現在事務レベルで検討を進めているところでございます。先ほどの議員の受付時間に関するお役所的なところも検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 小山内浩一

村長から、さまざまな委員会があって、その手順を踏まえながら今後検討し、改正をしていきたいというふうに私は認識いたしました。そこで先ほどデマンド自動車運行実績の方で、高い利用率で7割が高校生、2割がシルバーカード、1割が一般乗車ということでみますと、デマンド交通の利用実績を表のところを見ると、基本的には午前中の3便が一番稼働日数・稼働人数とも多い、午前中の稼働時間・稼働人数が少ないところは4便の次の8時台の便、午後からになって稼働日数・人数等が多いのが7便、5時の台のデマンド交通の時間、次が少ないのが6時の時間となっております。その辺も踏まえながら、デマンド交通の時間帯だとか運行計画等もこれから改正されると思いますが、村長の答弁の中で利用者の年齢の話が出たものですから、早期に年齢の件は私も気になっていまして、基本的にこの広い猿払村、590キロ平方メートルの面積を保有し、集落が各地域に点在していることを考え、また高齢者の方々が車を利用しなければなかなか生活が交通弱者になるということも考えながら、なかなか高齢者になっても、免許を返さないで自分たちで運転して生活の利便性を考えるときに、やはり70歳以上というのは非常に使いにくさ、また生活のしにくさというか、交通を使うためには難しいのかなと。特にこの冬道の運転になると、夏の期間は運転して歩くけども冬だけは車を運転しないという高齢者の方も多分多くはいると思います。70歳以上の高齢者の方々でなければこの福祉タクシーを利用できない、70歳以上の利用者の方々の声を聞くと、非常に便利で自分の好きなときに温泉に行けたり、各地域の友だちのところに行けるという話も聞くものですから、この年齢の基準を早急に下げる考えはないのかあるのか、先ほどの答弁でさまざまな手続きが必要だということを聞きましたが、村長のもう一度の答弁をお願いしたいと思います。

答弁 総務課長 眞坂潤一(総務課長は2014年12月まで)

ただいまのご質問にお答えさせていただきます。村長も答弁にもございましたように、対象年齢を引き下げる部分についてもただいま2か月の利用実績と、それからいろんな方々からのご意見をいただいた中で事務レベルで今検討を進めているところでございます。時期的にはちょっとぎりぎり、もしくは難しくなるかもしれませんが、今年度中には結論を出して、各種手続を踏まえた中で、最終的には地域公共交通活性化協議会の中の会議での決議をいただいた中で、また条例改正という手続を踏んでまいるという、今の現状としてはそういう準備で進めているというところでございます。以上です。

質問 小山内浩一

すいません。それを踏まえて1回目で質問すればよかったのですけど、年齢の件はお聞きしました。それでやはり大きくなるのが年齢の件、料金の件、時間の件と考えます。あと残り2つの点について、もしここでお答えがあるのであれば課長の方からお答えをいただければと思います。

答弁 総務課長 眞坂潤一(総務課長は2014年12月まで)

あと残りの分についてもということでございますので、もちろん使用料金についても1回当たり500円が妥当かという部分でも、ご利用いただいている方は高いという正直なご意見もございますし、村長の答弁の中にもありましたとおり、1人500円ではなくて、乗り合わせの場合は1台500円という方法もとれるかなと、その分も含めてただいま検討中です。料金につきましても年齢と同様、協議会の決議が必要な案件ということでございますので、あわせて今検討している最中です。それと、本議会でこのあと条例改正でも出てまいる案件について、運行範囲、村内限定ということでしたけれども、やはり交通空白区域小石から曲渕間が公共交通機関が運行しない区域がやっぱり生じておりますので、そういった関係で小石の方が例えば曲渕や沼川地区に用事があった場合に海回りで遙かに遠回りしてご利用いただかなければならない、費用的にも時間的な負担も生じるということで、本議会で提案しているのは沼川・曲渕地区に限っては福祉タクシーの利用を可とするというような改正内容で今回は上程を申し上げているところでございます。あと運行日につきましても、基本的に現在はデマンド自動車と福祉輸送事業同一業者での運行で、事務所も同じ事務所を有しておりますので、この辺は新年度に向けて利用時間帯も含めて同様に業者とも相談しながら今検討を進めている最中でございます。以上です。

質問 小山内浩一

もう1点だけ、運行日についてお聞きしたいと思います。実際さまざまな意見が役場の方に届いているかと思いますが、その声の中で福祉輸送事業が日曜・祝日が運休日となっていると。その点についての問題、悪い言葉でクレームというか日曜日にも利用したいんだという意見は今まであったのかなかったのか。また、あったとしたらどういう利用目的だったり、どういうことに利用したいんだということがわかれば、その範囲でお教えいただければと思います。

答弁 総務課長 眞坂潤一(総務課長は2014年12月まで)

今日現在までで日曜・祝日の運休に対して、何とかこの日に利用できないかという強いクレームということは正直言ってありませんでした。ただ事業が始まってすぐに何件かそういうケースがありまして、そのときはやっぱり日にちを前の日に、土曜日にずらしていただいたとかそういうケースはあります。ただ、先ほどでもちょっと答弁をさせていただきましたけれども、デマンド自動車は基本は毎日運行しておりますので、同じ業者ということで福祉輸送の方も契約をさせていただいておりますから、特別日曜・祝日を必ず休みにしなければいけないという内容でも特にありませんので、この辺はまた改めて業者とも協議のうえ利用範囲が拡大できるかどうか、利用の運行日を拡大できるかどうか検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 小山内浩一

理解いたしました。それで課長の説明で10月でも基本的には福祉輸送事業の車を動かせる体制ではあるということであれば、基本的にはデマンドにしても福祉移送事業にしても予約運行がメインとなれば、いつ誰がどの時間に使うかということは事前に把握できるというふうになれば、日曜日にしても丸1日、朝の8時その運行時間の8時15分から5時まで詰めてなくてもいいというふうに考えれば、その辺のところは柔軟な対応で、行政と委託会社と使用者の方々のところで、日曜日の運行もそんなに懸念されることなくできるのかなと。毎度毎度日曜日がそんなに多いとは考えられませんので、そのことも含めて来年度に向けて改正案をお考えいただければと思います。3番目の質問に移ります。皆さんご承知のとおり、デマンド自動車は小石・鬼志別間の予約バス、福祉輸送事業に関しては村内、今のところ全村に限っての予約制のタクシーということから、苗畑、小石地区においては重複する交通区間と考えられます。この2か月間のデマント交通の利用者の実態、また福祉輸送事業の苗畑・小石地区での利用者の実態等は行政の方でおさえていると思います。この動向、利用目的等を調査検討の上、この重複している区間の、より一層効率的な公共交通のあり方、またそれについての改善の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。重複しているということではございませんが、この点に関しましても小石地区の懇談会においてもさまざまな意見をいただいたところでございます。2か月間の利用状況を分析いたしますと、宗谷バスへの乗り継ぎや病院等を受診した後など、どうしても時間の空くケースがあり、福祉輸送事業を使用するケースが生じているのも事実であります。デマンドバスの運行時時刻は、どちらかといえば高校通学生が利用する便の乗り継ぎに重点を置いたダイヤとなっており、時間の空くケースが生まれております。運行開始から2か月が経過し、乗り継ぎの不都合を訴える利用者も多いことから、運行ダイヤについても検討しているところでございます。以上でございます。

質問 小山内浩一

先ほどのデマンド交通の利用実績の方でも、特に多い人数のところが突出して少ないところもということもありましたので、今の村長答弁でやっぱりデマンド交通の方に関してもより効率な動きをするためには、便数・時間等の変更も考えていただきたいと思います。

出典:猿払村議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる