富良野市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日
(1)持ち家住居手当について/(2)住宅改修等促進事業の取組について/(3)AIオンデマンド交通運行事業について
2024年6月19日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「持ち家住居手当について」「住宅改修等促進事業の取組について」「AIオンデマンド交通運行事業について」について質問し、市長 北猛俊、総務部長 関澤博行、建設水道部長 西出正人、スマートシティ戦略室長 西野成紀が答弁しました。
- 質問者
- 大栗民江 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、総務部長 関澤博行、建設水道部長 西出正人、スマートシティ戦略室長 西野成紀
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質問 11番 大栗民江
-登壇-おはようございます。通告に従い、一般質問します。1件目、持家住居手当についてお伺いします。1項目め、持家住居手当についてです。この件名につきましては、平成24年第3回定例会において一般質問を行いました。そのときには、一般的に、住居手当は、借家やマンションを賃貸している場合、そこを会社として従業員に家賃補助をするという考え方が住居手当という理解をしているのですが、市職員の場合は持家であったとしてもこの手当が出ています。人事院は、民間では自宅の維持管理費の補助を目的とする手当はほとんどないなどとして、地方にも見直しを勧め、持家に対する住居手当をめぐっては、2009年に国は廃止をしております。富良野市における住居手当について、自己所有の持家手当に対する見直しの考えについて一般質問しました。そのとき、当時の市長からは、富良野市の持家住居手当の制度は、持家の促進と維持管理費用の補塡目的として、市の独自制度として、国に先んじ、昭和45年5月に月額5,000円でスタートし、昭和51年4月には月額6,000円に引き上げ、現在に至っている。今後の住居手当の在り方については、職員の採用条件である市内居住、持家促進、市内経済の活性化、税収確保などの点を総合的に考えるとともに、給与決定の基本である情勢適応の原則、社会情勢の変化を踏まえなければなりませんが、市内民間企業においても約6割が住宅手当を支給している状況も含めて判断すると、当面は本市の制度の趣旨を尊重し、継続すべきものと考えているという答弁を前市長からいただきました。その後、12年が経過しました。この間、市内では、富良野市内事業者の手当等について、住宅手当として家賃補助を制度化しているのは4割程度にとどまるとの市内民間企業21業種191事業所の調査結果が、令和5年8月、富良野市のホームページで公開されていました。先日、5月22日付、北海道新聞1面には北海道内における持家手当の状況が報道されておりましたが、前回答弁をいただいた当面は継続すべきものという期間をクリアしているものと考え、再度質問してまいります。1点目、令和4年度決算における市職員への住居手当は、一般会計では、2,407万9,790円でした。職員採用には、富良野市内に居住が可能な方を要件とし、住居手当は会計年度任用職員以外の職員への手当と承知しておりますが、住居手当の現状についてお伺いします。2点目、総務省が令和6年3月29日に公表している令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要では、全国1,788団体のうち、1,630団体、91.2%の地方公共団体が自宅に係る住居手当を廃止している結果を公表しています。自宅に係る住居手当の制度が残っている団体の内訳では、全国1,721市区町村のうち、令和5年4月1日現在、制度が残っている団体数は157団体、その中で北海道が103団体を占め、制度が残っていない団体は1,564団体に及んでいるという実態が調査結果として示されております。近隣では、中富良野町、上富良野町、占冠村、芦別市、留萌市などの団体が既に廃止しております。管内などの状況に鑑みると、本市でも再考する時期にあると思いますが、市長の考えをお伺いします。2件目、住宅改修等促進事業の取組についてお伺いします。1項目め、リフォーム・多世代同居住宅取得補助に対する事業の取組についてです。この事業は、住宅取得、改修工事の一部を助成することにより、住宅改修等を促進し、居住環境の向上、多世代の同居による高齢者から子育て世代までの生活環境の向上、定住の促進、地域経済の活性化及び消費喚起を図ることを目的としており、令和7年3月31日限りその効力を失うと富良野市住宅改修等促進助成条例で定められています。この事業は、高齢者から子育て世代まで、富良野市の住民であればどなたでも住宅に活用できる事業です。富良野市に住み続けていたい、また、富良野市に住んでみようと思う方の後押しにもつながる必要な事業と考えます。そこで、初めに、経済効果も高い事業と思いますが、事業執行の状況についてお伺いします。次に、いままで、この事業は募集から3週間程度で締切りとなる事業で、伸び率が多い事業でありますが、建築費の高騰など社会情勢の変化を考えると、しっかりと市民ニーズにお応えできるような事業予算内容に拡充を図るべきと思います。そこで、市の施策として継続すべきと思いますが、事業の継続及び予算の拡充について、今後の考えをお伺いします。3件目、AIオンデマンド交通運行事業についてお伺いします。1項目め、AIオンデマンド交通ふらのりの取組についてです。この事業は、通院やお買物などの移動にお困りの市民の足を確保するため、会員登録した市民がスマホや電話で予約すると、AIが計算して案内を行う乗り合い公共交通サービスです。本事業については、令和3年度に行った実証実験を踏まえ、市内の交通事業者などと継続的な運行に向けて議論を進めてきました。引き続き運行しますので、登録、利用の輪を広め、この新しい公共交通ふらのりを一緒に育てていきましょうと広報されており、ふらのりの愛称で市民の皆さんが愛着と親しみを持って利用されることを願っていますと周知されています。今後、富良野市民の移動の不便を解消していくためには、このふらのりを市民と一緒に育てていけるのかどうかの行政運営がポイントになっていると考えます。そこで、1点目、令和5年11月から運行されたふらのりの利用状況についてお伺いします。2点目、運行する中での課題についてお伺いします。3点目、課題解決に向けて、今後の対策の考えについてお伺いします。以上、1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-おはようございます。大栗議員の御質問にお答えします。1件目の持家住居手当についてでありますが、令和4年度一般会計における住居手当については、決算額2,407万9,790円のうち、持家に係る支給額は621万6,000円であり、支給人数は、令和5年3月末現在、143名で、このうち、持家に係る支給者は89名となっております。北海道内35市では、令和4年4月1日現在、本市を含め、11市が持家住居手当を支給しており、支給平均月額は約6,200円となっております。また、北海道内179市町村では、約60%の自治体が支給しているところであります。次に、持家住居手当に対する考え方についてでありますが、本市では、職員の採用条件として市内に居住することとしており、持家を促進することは、市内経済の活性化などが図られることと併せて、職員の退職後の定住も期待できることから、当面は継続すべきものと考えているところでありますが、職員の給与、手当、勤務条件等は、地方公務員法第14条の情勢適応の原則並びに第24条の給与、勤務時間その他の勤務条件の根本基準によることから、社会情勢を見極め、随時見直しを行ってまいります。2件目の住宅改修等促進事業の取組について、リフォーム・多世代同居住宅取得補助に対する事業の取組についてでありますが、住宅改修補助金の過去3年の執行状況につきましては、令和3年度47件に対し696万円、令和4年度69件、961万円、令和5年度43件、639万円となり、過去3年の工事費合計額は4億4,188万円、事業効果につきましては約19倍となっております。多世代同居住宅取得等補助金の過去3年の執行状況につきましては、令和3年度16件、662万円、令和4年度22件、742万円、令和5年度18件、830万円となり、過去3年の工事費合計額は5億5,058万円、事業効果につきましては約25倍となっております。今後の事業展開につきましては、市民要望が強く経済的事業効果の高い事業であること、また、近年の建築資材、労務単価の上昇による市民負担の軽減を図るため、事業継続に向け、進めてまいります。3件目のAIオンデマンド交通運行事業についてでありますが、AIオンデマンド交通ふらのりは、通院や買物など移動にお困りの市民の足を確保するために、事前に会員登録された市民の方がスマートフォンや電話で予約すると、AI、人工知能が市内50箇所の指定された乗車場所から降車場所までの時刻を瞬時に計算して御案内し、乗り合いによって送迎する新たな公共交通サービスで、令和5年11月1日からスタートいたしました。利用状況につきましては、4月30日までの6か月間の会員登録者数は443人、利用件数は1,989件、利用者延べ数は2,498人、1日当たりの平均利用者数は20.8人であり、利用者の属性は女性が86%、70歳代以上が56%、予約の方法としてスマートフォンからの予約が44%、電話からの予約が56%となっております。令和6年3月に会員登録者を対象に実施したアンケート調査では、ふらのりの運行について満足、やや満足と回答した方が71%となっており、時間どおりに来てくれる、安い、車がきれいで広いといった御意見がありました。また、知人や友人に対して勧めたい、まあ勧めたいと回答した方は61%で、車を持っていない親に勧めたい、免許返納を促し、高齢者の交通事故減少に貢献したいといった御意見もいただいたところであります。次に、運行する中での課題につきましては、1日当たりの平均利用者数が、11月1日から2月2日までの無償期間では24.6人だったことに対し、2月5日から4月30日までの有償期間では14.8人であり、約10人程度減少しております。また、会員登録者のアンケート調査では、知らない方もたくさんいるのでもっと宣伝してほしい、乗降場所まで遠いのでもっと乗降場所を増やしてほしいといった意見も出されたところであります。課題解決に向けた今後の対策につきましては、市民への周知として利用状況やアンケート調査結果の概要を広報ふらの7月号に掲載するとともに、詳細なデータにつきましては市ホームページに掲載し、各乗降場所へポスターやパンフレットを掲示することとしております。また、令和7年4月1日からの運行改善に向けて、乗降場所の増設や乗車希望時刻の30分前までとしていた予約を、車両が空いていればすぐに乗車できる予約システムに変更することについて、富良野市地域公共交通会議の同意を得て、道路運送法第21条に基づき、再申請することを予定しているところであります。以上です。
再質問 11番 大栗民江
では、再質問させていただきたいと思います。前向きの答弁をいただいたかと思っているところでございますが、確認も含めて、再質問させていただきます。1件目の持家住居手当についてでございます。決算の金額と令和5年3月末現在の人数も89名と教えていただいたところですが、これは、特別会計のほうの人数も入って、市全体での職員の皆さんへの住居手当ということで理解してもよろしいでしょうか。
答弁 総務部長 関澤博行
大栗議員の再質問にお答えいたします。先ほど市長から答弁いたしました住居手当の金額、人数につきましては、一般会計の支給人数と金額(28ページで訂正)となってございます。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
理解いたしました。その中で、市長のほうからは、社会情勢の変化を見据えて随時見直しを図っていくという答弁をいただいたところでございます。前回の質問のときには、市内においても住居手当を払っている民間企業は約6割と前市長の答弁でございましたが、いまは4割程度に落ちているという中におきましては、この職員の持家住居手当に関しては、随時見直しというのはどのぐらいの期間を想定されていらっしゃるのか、お伺いします。
答弁 総務部長 関澤博行
大栗議員の再質問にお答えいたします。地方公務員の勤務労働条件につきましては、先ほど市長からも答弁させていただいたとおり、地方公務員法第14条情勢適応の原則並びに第24条給与、勤務時間その他勤務条件の根本基準によることから、社会情勢を見極め、随時見直しを行ってまいりますと答弁させていただきました。先ほど、大栗議員からお話がありました市内の民間事業所の住居手当に対する支給の割合については40%ということでございますが、北海道内の都市の状況でいきますと、35市のうち、現状、11市が持家の住居手当を支給していること、また、平均の支給額6,200円、それと、北海道内179の市町村では約60%の自治体が支給しているということもございますので、先ほど市長が申しました当面ということでお答えさせていただいたところでございます。当面につきましては、いついつまでという期間を区切るというものではございませんので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
理解いたしました。随時の随時を期待したいと思います。次に、2件目の住宅改修等促進事業の取組についてお伺いします。ここの中では、しっかりと継続に向け進めていくという御答弁をいただいたところでございます。その中で、質問としては、事業の継続及び予算内容、予算の拡充について、今後の考えもお伺いしたところでございますので、ここのところの考えが何かございましたらお伺いしたいと思います。
答弁 建設水道部長 西出正人
大栗議員の再質問にお答えいたします。住宅改修等促進事業の取組の事業予算についてでございますけれども、これまでの事業執行の状況、また、今年度の事業執行を勘案しながら、次年度以降の予算規模については検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
了解いたしました。最後に、3件目のAIオンデマンド交通運行事業について、お伺いさせていただきます。富良野市で公表になっているいろいろな御意見を私も見させていただいたところでございます。るる、数値と、あと、141件の御意見がございました。その御意見を見ていると、本当に感謝や継続を要望する御意見が39件とすごく多かったと思っています。ドライバーは文句なく、爽やか、親切、このような御意見もあったところです。その中で、先ほど、免許返納を勧めたいという御意見もあったと市長の答弁内容にもございましたけれども、ハイランドふらのに行きたい、また、ハイランドふらのに行けたらいいなというような御意見もございましたが、こちらの対応についてはどのような形でしょうか。
答弁 スマートシティ戦略室長 西野成紀
大栗議員の再質問にお答えいたします。3月に行いました登録対象者のアンケートのうち、141件の御意見がありまして、そのうち、ハイランドふらのへ希望する意見というのが5件ほどあったところであります。ふらのりの運行につきましては、道路運送法第21条の申請に基づきまして、国土交通大臣の許可を要するもので、これは区域内に限定した運行としているところであります。そのために、区域外の特定の場所を目的地とすることは、制度上、できないというふうになっているところであります。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
いまの御答弁では、制度上、ふらのりではできないという答弁であったかと思っているところです。ハイランドふらのへの運行に5件ほどの御意見があったということですが、いま、富良野市内に公衆浴場がないので、お風呂に入りにハイランドふらのに行かれる方が多くて、この公衆浴場対策は保健医療課、そして、そこで出ているバスは、お金を取って人を乗せるというのは、やはり、法律上、市のだから駄目だと。高齢者の入浴割引は高齢者福祉課で、免許返納はコミュニティ推進課で、公共交通バスは企画振興課と、いろいろ随分と縦割りになっているところと感じています。5人から上がった意見でございますけれども、この課題を前に進めていくには、私は、政策としてつなげていけられるような体制というか、キーマンというか、行政運営が大事かと思うのですけれども、このような体制というか、視点というのはいかがでしょうか。
再質問 11番 大栗民江
それでは、ふらのりの運行でございますけれども、区域外は制度上できないという御答弁でございましたので、この区域を広げていくことができないのかどうなのか、お伺いいたします。
答弁 スマートシティ戦略室長 西野成紀
大栗議員の再質問にお答えいたします。こちらのふらのりの運行につきまして、道路運送法の許可をいただいているのは、区域内ということですが、ハイランドふらのまで区域を広げて、申請することができないだろうかというような御質問についてでございます。仮に、ハイランドふらのまでを区域に入れた場合につきましては、例えば、JR富良野駅からハイランドふらのまでですと、往復で14.8キロメートル、所要時間にいたしましておおむね約30分ほど往復でかかる形になります。現在、車両は1台のみで運行しているために、仮に、ハイランドふらのまで往復で送迎しているその間、市街地内での例えば通院ですとか、また買物ですとか、こういった利用に関するお客様に影響を及ぼしてしまうということを運行事業者とも協議いたしまして、市街地内に限定した運行としているところであります。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
運行事業者との協議により区域を決めているということでございました。今後、運行事業者と、しっかりと、さらにいろいろな形での取組を広げていけるように協議を行うことはできないでしょうか。
答弁 スマートシティ戦略室長 西野成紀
大栗議員の再質問にお答えします。こちらのふらのりの運行につきましては、いずれにいたしましても、道路運送法の許可を得るということは、すなわち運行事業者の同意を得なければいけないという条件もあります。こうした1年間の運行実態、運行状況、また市民の意見を含めまして運行事業者とは協議する機会がありますので、その中でるる説明し、また同意を得られる方法の中で運行していきたいと考えているところであります。以上でございます。
再質問 11番 大栗民江
では、いまは1台しかふらのりがないので、しっかりと協議を進めていただきたいと思います。先ほど、御意見の中に、車両の改善に対する御意見がございました。その中に、ソフト面といたしまして、聴覚障がい者のために筆談用ホワイトボードがあるとよいというような御意見がございますけれども、こちらの対応につきましては対策を進めていかれているのか、お伺いいたします。
答弁 スマートシティ戦略室長 西野成紀
大栗議員の再質問にお答えします。3月に行いましたアンケート調査で、お1人の方から、そのような聴覚障がい、また、ホワイトボードについての意見があったところであります。これにつきましては、5月2日に運行事業者のほうと協議して、この取扱いについては、今後少し検討していこうというような話合いを、いま、しているところであります。以上でございます。