猿払村議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日
行政組織の適正な定数管理について
2010年12月16日、猿払村議会の一般質問で、眞田勝也議員が「行政組織の適正な定数管理について」質問し、村長 巽昭、総務課長 佐藤栄治、副村長 浜谷雅が答弁しました。
- 質問者
- 眞田勝也 議員
- 答弁者
- 村長 巽昭、総務課長 佐藤栄治、副村長 浜谷雅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 眞田勝也
それでは、質問通告書に基づきまして1点のみ質問いたします。内容につきましては、行政組織の適正な定数管理というような部分で質問したいと思います。まず、平成23年から平成27年までの5か年、その中で、定年退職者二十数名ということで予定されております。それと、過去を遡りましても、平成17年から21年の5か年においても相当数の退職者があるわけです。この時代に、いろんな行政需要というような部分がありまして、大量の職員を採用したという結果がこのような状況になっているのだろうと、そういうふうには推測はされますけれども、一時的というか、今後も含めて、それとやはり退職者のこれからどんどん出てくるような状況。こういうことで組織が一時的にかなり弱体化するという。それによって住民サービスの低下を招くというようなことも心配になってくると。そういうことで、それについての対応についてお聞きしたいと思いますけれども、第1点目に職員の定数管理、これについての計画がどうなっているのか、それと現状定数との対比の中で整合性はどうなっているのか、これについてまず1点お伺いしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。職員の定数につきましては、過去における市町村合併問題や厳しい財政状況の中で、行財政改革の一環として平成13年以降において職員数124名の段階で新規採用を中止し、退職者の補充を行わず、人員の削減を行ってきた経緯がございます。特に平成18年からの新行財政改革、集中プランですね、集中プランでは、定数管理目標を総数106名を目標に置き、機構の見直し、事務事業の見直しを図りながら7名の削減を行ってきたところであります。結果としては目標106名には届かなかったものの、現状の定数について109名となっております。以上でございます。
質問 眞田勝也
わかりました。それでですね、この事務事業の執行につきましては、当時我々も含めて、この平成23年から27年までの退職を迎える人たちの間では、やはりITだとか、そういった機器もまだ無くて、事務事業には相当な手間も掛かった。しかし現状は、事務量も事業料も減ったということもございますけれども、そういういろんな事務機器が改善されて、少ない人数でもある程度だったらできるようになったということも、これも事実なのでしょうけれども。そこで平成27年度で行けば99名まで減ってしまうと、そういう状況ですよね。それで村長は、今年の4月に組織の新たな改革をして新たな体制を構築したのですけれども、果たしてこういう状況になると、この5か年でこれだけ大量に減っていくと、そういう状況を想定して新たな体制を構築したというふうには私には認識できないのですけれども、やはりそういった状況の中では今後の体制をもう一回見直すという必要もあろうかと思うのですよね。だから今年やったからもういいんだ当分はという考え方ではなく、やっぱり臨機応変にそういう組織状況を見ながら対応をしながら住民利益を守っていく、そして効率を上げていくということも必要になろうかと思います。そういう検討をなされる気はないかどうか、そのあたり1点お伺いしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
昨年度に機構改革を行いましたけれども、一度やったらしばらくやらないということを述べたような気もいたしますけれども、その辺は臨機応変にやっていきたいなと考えているところでございます。ただ、99名の人数、私は当然想定しておりませんし、何らかの補充をやりながらやっていくというつもりでございます。あと、もう少し詳しい経過は副村長の方から答弁いたします。
答弁 総務課長 佐藤栄治(総務課長は2010年12月まで)
質問にお答えしたいと思います。眞田議員の方から今平成27年度までには99名の職員数になるというご指摘でござましたけれども、先日議員が役場の方においでいただきまして資料の提出を求められたときにお渡しした資料の中に99名という数字が入っておりましたけれども、これはあくまでも平成20年度から採用を復活させていますけれども、それらの採用した職員の数の補正値は入っていない単純推計補正なしの場合に99名、最終的にはこれからずっと先のことで平成63年度には1人になってしまいますよという単純な推計の数値でございまして、すでにそういうことにはならないような状況で、平成22年度は先ほど村長も申し上げましたように定数は109名、国の指導により106名を目指しておりましたけれども、残念ながら少し届かなかったということでございます。そして23年度は今回試験が終了しましたけれども保育士も入れまして5名採用の予定で、110名の定員になる予定でございます。そうしたことで補充を行っていく段階で平成24年度は111名、平成25年度に108名、そして平成26年度からようやく国の指導であります106名に達しまして、その後は平成27年度からは106名を下回らない形で定数管理をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解の程お願いいたします。
質問 眞田勝也
わかりました。そういうことでいずれにしましても暫減をしていって、組織の弱体化というのは、これは否めない事実だろうと思います。それで、かといいながらも中途でどんどん採用していくという形にはこれはなかなかならない。しかし、少ない人材でやっぱり住民の利益のために最大の効果を上げていく組織づくりというのはどうあるべきかというのは今までの流れでいくのではなく、新たな発想も含めながら検討していくべきだろうというふうに私は思うのですね。村長、今年の改革をしてすぐでまたそんなことは言いにくいだろうと思いますけれども、やっぱり臨機応変にきちんと対応していくべきだろうと私は思います。これは民間であれば当然のことでしょうね。すぐにでもやらなければならないことはすぐやると。そういうことも含めてやはり検討していただきたいと。これは既存の組織を守るということではなく、殻を破ってでもやならければならないと。それと先ほども同僚議員の質問の中に出向体制も何人か出すというようなこともありますから、退職者に限らずいろんなところに分散して事務量、事業量というのは増えていくというような、そういうこともありますから、なおさらそういうことを求められるだろうというふうに思います。そういうことで、この問題については終わりますけれども、かと言って採用は控えてきたという現状は、よくわかります。当然今までのこの数年の流れの中では控えざるを得なかったと。そういう財政状況だったことも理解しますし。しかし今財政状況がいいからそうすれということではなんですけれども、やはり必要最低限度はきちんと補充をして職員の新規の採用という部分は考えていかなければならないなと。これはなぜそういうことを言うかということで考えますと、やはりこの5年間の中でこれだけの大量の退職者が出ると。私の頃の退職ということは2年に1人ぐらいずつの退職できたわけですね。ところが今これだけ1年に4名もというようなことを私は過去に経験が無いのですね。だからこれについては何らかの手を打つべきだろうと。なぜこういうことになるのかというのは、組織としてのマイナス面は需要と供給で必要だからどんと採用した。そして財政危機になったらどんと止めてしまう。というところで年齢的な段差が出てしまうというような、これは極めて組織にとってはマイナスの傾向だろうと。私はそういうふうに思うのですね。そういうことを指摘しなから、新規の採用というのはどういうふうに考えられているかお聞きしたいと思います。
答弁 副村長 浜谷雅(副村長は2011年3月まで)
お答えを申し上げたいと思います。まず職員の方の問題の年齢構成なのですけれども、実は106名の部分を、これは消防職を除きますけれども、50代の職員が現在33人おります。40代が26人、30代が29人、20代が実は18人という非常に少ない状況にあります。というのは、18人おりますけれども、この中で看護師そして保育士それとどちらかというと技術職の方が多いというふうになっておりますので、一般行政職の方はかなり少なめというふうな状況になっております。こういうかたちの年代構成については非常にいびつだというふうに思っているところでございます。これを解消するためには、やはり計画的に新規の採用をしていきたいというふうに思っておりますし、また前倒しをしながらもそういう組織力の問題もありますので、少し前倒しをしながら採用に漕ぎつけているところでございます。それと先ほど村長も答弁でお答え申し上げましたけれども、その組織の関係、機構の見直しも臨機応変にやっていきたいということもございますし、また事務事業の関係の見直しも事業が終わった段階では、そこには職員は配置しないというような形も続けていきたいと思いますし、これからの業務としては民間委託や民間活力の活用ということでも進めてまいりたいというふうに思っております。それで、臨時職員になるのか再任用というか、そういう形の中でもやはりベテランの職員を入れた中での検討もこれから必要になってくるのではないのかなというふうに思っております。一応、計画的には次年度も24年度25年度ということも実際の数字でこちらの方で採用計画も持っておりますので、そういう中で今後もいろんな形の中で検討しながら採用してまいりたいというふうに思っております。
質問 眞田勝也
現状の中で50代が33名。もう間もなくですよね、迎えます。いろいろな部分で。こういう部分ではやはり相当の停滞を招くような心配もなされると、そういうことをまず指摘しておきたい。それと今、新規採用についても計画的に実行していただけるということで理解いたしました。それでですね、特に新規の採用について、今日の北海道新聞の社説で、高卒内定率が北海道は33.6%と、沖縄に次ぐ全国2番目の低さということで出ていますね。これは村長、地元の夢に応えたいと。やはり地元に定着したいという若者が結構いるということですよね。ということは、自治体職員として公務員の志望について第1位ということも掲載されておりましたけれども、昔は公務員なんて第1位にはならなかったですね。民間の方がずっと花形であって。これだけ民間がやっぱり厳しいと採用を手控えるというようなこともあって、なかなか若い者が就職できないという実態もございます。猿払村も私は例に漏れずというふうに理解しますけれども、企業にそれはすべて責任転嫁するということも、今の景気の先行き、これも不透明な状況の中で新規採用をどんどんしていくというふうに言いきれないと思いますね。理解は十分できると。しかしですね、この自治体にあっても、やはり新しい感覚で仕事をやってもらうために新たな若い人の採用というのは欠かせないと思いますね。地域づくり、そういったものに支障を来たすと、今の現状のままでは。新しい風は常に入れ替えをしながら風を感じる、情報の受発信。年齢的にあまり段差がありすぎるとそのあたりにいびつ、今副村長が言いましたから理解していると思います。いびつになるというような部分が心配です。そこで、その社説の中で、自治体の中には未就職者を嘱託職員などに優先採用したり、正規に採用した企業に助成金を支給するところもあると。こんなことも新聞に載っております。こうした対策は強化してほしいですねと道新は社説に掲載しておりますけれども、これはなかなか難しい問題です。簡単に容易に解決できる問題ではないと思いますけれども、やはり自治体もそういう努力をしながら、企業も雇用の創出を図るために何をしなければならないか合わせて考える必要があるだろうと思います。本題からちょっとずれる部分があろうかと思いますけれども、雇用を創出するために一次産業、生産だけに頼ってもこれはしょうがない。付加価値を付けるためにこれはどうしたらいいかと、そういう研究も重ねながら、そういうところに受け皿を作るというようなことも重要な施策になってくると思うのですね。だからそういう部分では、そういうことも行政として考えていかなければならないと思います。これは私の意見として言っておきます。それで最後の方になりますけれども、一時的にこういう部分ではどんどん新規の採用補充をしていってもですね、その退職者の穴埋めをすべてそこで求めるというのはなかなか難しいのではないかというふうに思うのですよね。そういうことで副村長もちょっと触れましたけれども、再任用というのは国で示されたひとつの基準の中で考えることであって、村独自でそこまで高額なものを払ってということで経費的な問題もございますから、そこまではできないにしても、やはり何というのですかね、言ってみれば人的な資源だというふうに捉えれば、継続した雇用というような部分、これは65歳満度にという要求はしません。希望があれば、需要と供給が当然ありますから、希望と需要とその辺り相談しながらですね、継続した雇用、こういうものは退職者に対する対策に考慮できないものか、この辺りの考え方をちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。先ほどの高卒の就職率33%ですか、大卒も57%と聞いております。行政の役割のひとつとして景気が悪いときに前倒しで職員を採用するのも、これはやっぱり行政の役割のひとつと私は考えています。行財政改革等いろんな制約はございますが、ただ企業が景気が悪くてなかなか採用することができないという、そのような時期には地方自治体の方が前倒しで採用すると、これも私は地方公共団体の仕事のひとつと考えております。それと先ほどの再任用制のことでございますが、今企業は継続的に使用されるという方は実際に増えております。民間企業におきましては。ただ、ネックとなるのは正直申して待遇面のことでございます。この村の規定の再任用制でございますと給与が辞めたときとほとんど変わらないと。2割ぐらい削減となりますか。そのような状況でありましたら、なかなか役所といたしましても現実的に対応できないのではないのかなと今斯様に考えているところでございます。ですから一度辞めていただいて退職していただいて、新たに臨時で雇うとか、そのようなことが可能であればそういう方法も検討してまいりたいと思っておりますし、実際昨年度もおりました。そのような経過でございます。
質問 眞田勝也
わかりました。そういうことで、私も現役の時代、再任用の雇用の給料表や何かを見て、これは無理だと、これは国で示された基準の中での表ですから、あれは無理だというふうに私は考えていますし、当然同じ共通な認識だろうと思います。希望する方も恐らくそこまでは求めていないだろうと私は思うのですよね。二つの考え方があるのです。やはり定年制が65歳まで段階的に最終的には65歳、しかし年金の支給がそのぐらい。そこで空白の狭間にあるのが今の退職者なのですよね。何年か後に徐々に退職年齢が上がってきて65歳になります。しかしその狭間にいる今の人に何の対応もないです。65歳までですね。言ってみれば高齢者等の雇用の安定に関する法律の改正がなされました。2006年の4月。これは定年年齢の引き上げや継続雇用制度の導入だとか、定年制の廃止だとか、いずれかひとつを選んで、ということは65歳までは何とかしなさいよということが民間では義務付けがなされたのですよね。これはやっぱり村内の民間の事業所に定着されているかどうか私まだ調査もしていませんから、恐らく定着されるのでしょう、義務付けですからね。しかし、民間はそうであっても、公務員はそうなっていないような部分ですから、この辺りやはり現在60歳が65歳、この制度の狭間にある部分、この雇用の創出というような部分で対策を立てて、どういう場所に、どういう場面に、どういうところにそういう人たちの人的な活用だとか力を借りなければならない部分もあると思いますよ。ただ、そういうものをきちんと検討して、計画を樹立していただきたい。これは100%にはならないでしょうkれども。それだとか先ほどもちょっと答弁の中にありましたけれども、民間委託が云々といいますけれども、むしろ民間委託で65歳以上の人がどんどんそういうところで雇用されていると。それよりも60歳から65歳、まさに所得が低い、今なんの雇用もない状況の人が狭間にいるのですよね。そうした現状なのです、村長。大変な生活の思いをしているのです。こういう人たちは、やっぱりどこかで救おうとすれば行政が直接雇用することによって安あがりになるという可能性もあると。そういうところもちょっと深く掘り下げて検討いただいてですね、これは直営でやれるところはむしろ安上がりで人もうまく配置できるぞというところがあれば、そういうところも対象にしていただくというような検討もしていただきたいと。これは私の考えなのですけれども、100%云々ということにはならないでしょうけれども、やはり希望して、今これだけの組織がいっぺんにこれだけの退職者が出るのもかなり弱体化が心配されるから、その人たちの力を借りるという意味で私あえて言いたいと思います。それと、高年齢者の定年制の言ってみれば継続雇用の問題で、段階的に示されていますよね、国では。継続雇用の制度の雇用終了年齢のイメージで、段階的に65歳に引き上げすることによって、平成18年4月1日から19年3月までに60歳定年を迎える人は63歳ですよとか19年から云々と段階的に65歳まで。こういう制度もあります。それは公務員にも当てはまることだろうと思いますけれども、しかし、その間の2年、3年はどうするのだということもありますから十分配慮いただきたい。これはもし答弁をいただけるのであれば今後検討するという答弁か、それともそういうところで要望で終わりたいと思いますけれども、ご答弁いただければ。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。退職する職員の継続雇用につきましては、平成25年以降年金支給開始年齢の延長に伴い、公務員の定年が現在の60歳から今おっしゃられたとおり段階的に65歳まで引き上げられる法整備がただいま進められているところでございます。そうした流れの中で、村としても今後の退職者の中で特殊な資格、救命士等技術を有している者や、特に住民の評価も高く情熱を失っていない者に対して勤務条件が合致した場合には積極的に継続雇用を検討し、若い職員に負担軽減と村民サービス低下にならないように配慮してまいりたいと考えております。しかし、ひとつ付け加えますと、今申し上げましたけれども、やはりやる気でございます。きちんと定年までしっかり仕事をした人に限りそういうことを考えていきたいなと思っております。
質問 眞田勝也
いろんな部分で私は職員を信じたい部分もありますし、やはり何というのですか、私信じたくてもいろんな見方が評価の仕方があろうかと思います。個人差があろうかと思います。需要と供給という部分では極めて難しい問題でしょうし、人の評価というのは一人でするものでもないし、難しい。しかがって希望者とどういう職種が合うのかとかいろいろ相談しあって、なければこれはやむを得ないと思いますね。それでこれはどうしようもできないという判断であればこれはやむを得ない。しかし、そうはならないでしょう、村長も。そういう職員が今まで抱えられているのかということになれば問題がありますから、できるだけ客観的判断のもとに、いろいろいるでしょう。個性が職員はありますから。だからそれがどういうところに受け皿があるのかなというような部分、そういうところを柔軟に対応していただきたいと思います。以上で質問を終わります。