猿払村議会 平成21年第2回定例会 2009年6月25日
高齢者福祉行政とやすらぎ苑について
2009年6月25日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「高齢者福祉行政とやすらぎ苑について」質問し、村長 森和正、副村長 浜谷雅が答弁しました。
- 質問者
- 小山内浩一 議員
- 答弁者
- 村長 森和正、副村長 浜谷雅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 小山内浩一
質問通告書に基づき2項目、6点程について質問をさせていただきたいと思います。まず初めに、高齢者福祉行政とやすらぎ苑についてということで、やすらぎ苑、私の認識しているところでは毎年3月末での決算時期だと認識しております。21年3月末での決算内容について状況と決算内容の確認と報告をお願いしたいと思います。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
ご答弁申し上げたいと存じます。やすらぎ苑の決算の状況についてでございます。ただいまご質問のありましたさるふつ福祉会のやすらぎ苑につきましての平成20年度の決算につきまして答弁をさせていただきます。まず収入合計ですが、2億7,964万2,503円となっておりますが、この収入の中には村からの補助金として3,967万6,219円が入っております。支出合計では2億7,064万2,503円で、差し引き合計で900万円の黒字となっておりますが、この900万円につきましては、村に戻入しないでやすらぎ苑の運営資金としてやすらぎ苑の会計に残しているところでございます。以上でございます。
質問 小山内浩一
申し訳ありませんが1点、昨年度から施設長として村の職員が出向していると覚えております。その方の給料については村が負担しているのか、やすらぎ苑の決算の中身から支出されているのかご答弁をお願いしたいと思います。
答弁 副村長 浜谷雅(副村長は2011年3月まで)
お答えを申し上げます。平成20年の当時の条例の関係で猿払村職員の公益法人等への職員派遣等に関する条例を制定させていただきました。その関係上、村から給与については支給されているというふうな状況でございます。
質問 小山内浩一
理解いたしました。冒頭、村長からの報告で村から3,967万円の補助、その結果前年度においては900万円の黒字とはなっておりますが、施設長の職員給与としては村からの持ち出しということでの確認、理解いたしました。それでやすらぎ苑、非常に猿払村の高齢者福祉行政においては施設としても重要ですし、これからの猿払村の高齢者福祉においても重要な位置を占める施設だと、ハードな部分であると私は考えます。そこで2番目の質問ですが、常に待機者がいるように聞き及んでおります。今現在も30人程度の待機者が居るという形で私は認識しているのですが、やすらぎ苑の増床計画の考えはあるでしょうか。村長よろしくお願いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。やすらぎ苑の増床計画の考え方でございますが、やすらぎ苑の増床計画の考え方は以前から私持っておりました。就任当初から財政的に厳しいものがありましたが、緊急高齢化対策として宗谷支庁の社会福祉課に出向きお願いをした経過がございます。当時は管内に割り当てられた枠がありますので増床は出来ないということでありました。しかし再度、宗谷支庁の今担当者も代わっておりますのでお聞きいたしました。その後、環境の変化等も随分と変わってきているようでございますので増床は可能であるというふうな返事をいただきました。しかし、問題となるのはやはり介護保険料の負担増がこれについてまわりますよということがやはり一番のネックであるというふうに思っているところでございます。増床することに給付費が増えることということになりますと、やはり待機者または入所者の方達のお考えもやはり聞かなければ当然なりませんし、単純に増床して良いのかということにもまたならないというふうにも考えているところでございます。建てる意思は持っておりますけれども、その方達の考え方というものも十分に判断をしながら合わせて進めていかなければならない問題であろうというふうに考えているところでございます。現在入所者の負担増の判断、待機入所者の負担増等、実態として検証も必要と考えているところでございます。これらにつきましては、今議員さんが村での待機者は30名というふうにおっしゃいましたけれども、今現在待機者については20名というふうに私の方として捉えているところでございます。一応、建てると、建てたいという意思については変わりはない、変わりはありません。しかし、どういう建て方をしたらやはりその入所者が一番良いような形になるのかということも最大の要因だというふうに思っておりますので、これらについても建てる事前に議会とも十分に協議をしながら検討していかなければならない問題であろうとこのように思っている次第でございます。
質問 小山内浩一
今の村長の答弁ですと総体的にはいつかは建てなければならない時期も来るのではないかと、これからの情勢においてそういうことも考えなければいけないのではないかという答弁はいただいたのですが、私としてはですね、何年か前にユニット化というか居間を作ったり、要するに生活が出来る程度のやすらぎ苑の施設体系に変わっています。それで今村長の答弁では20名ぐらいの待機者と、実際施設の中に行って聞いたり保健センター等で聞いた時には本当に施設に入らなければならない介護度の方々というのはその半分以下であるというようなお話しも聞きました。ということはやすらぎ苑にいざ入りたいとなってもここ何年も待たなければならない。要するに私が、私の認識ですあくまでも、ということは保険制度としてのやすらぎ苑の存在、要するに自分が何かあった時に2年後に入らなければならない。苑の方でも多分その個人の介護度だったり体の状態だったりによって選択をしながら苑には入れているのでしょうが、やっぱりお年寄り・高齢者になって一人住まいをしている方々というのは非常に生活に不安も持っていますし、今・明日・一週間後・一カ月後どうなるか解らないという状況の中、やはりやすらぎ苑に言い方は良いか悪いか解りませんが、一応申し込んでおくと、それで3年後に自分の体が具合悪くなった時にすんなりと苑の方に入りたいという思いがあって私は20名、30名という待機者がいるのではないかと思っております。そこでやはりやすらぎ苑、非常に重要な施設ではありますが、これからの村としてですね、やはり在宅介護や今も苑の苑外になっている仕事というのは特別養護老人ホームでの30床での仕事、ショートステイでのお年寄りを見る短い期間でのお年寄りを見る仕事、それとデイサービス、それとホームヘルパーによるヘルパーの支援制度というふうに私は4つあると思っているのですが、今当初決算状況聞いた時に老人福祉基金3番目その質問に移りますが、老人福祉基金の残高が昨年度で0に底を付きました。この度、3月の議会で7,000万円の老人手当の一般会計の予算を付けたと私は認識しております。今現在での老人福祉基金の残高を確認したいと思います。よろしくお願いします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。前段での問題でございますが、これらにつきましてはやはり早急に協議が必要だというふうに考えます。やはり今社会情勢として老老介護という問題が大きくクローズアップされていて、かえって介護している人がまいってしまって亡くなってしまうというような状況があるようでございます。日本で3万人以上の自殺者が出る中で、どの程度の数になるのかちょっとその数字はつかめておりませんけれども、そういう形の中でのやはり自殺者も増えているというようなことも聞き及んでおりますので、やはり早急にそのようなことが必要だというふうにも考えているところでございます。それから現在、老人福祉基金平成20年の残高につきましては7,212万3,000円というふうになっているところでございます。そのうち21年度の予算で3,900万円のとりくずしを予定しております。残る3,312万3,000円の残高となります。今後の基金運用計画につきましては、やすらぎ苑運用基金として目的を果たしてまいりますが、年間4,000万円程度の補助金が必要と考えているところでございますので、基金積立てについては鋭意努力し積立てをしてまいりたいとこのように考えているところでございます。当然ながらこの施設については無くてはならない施設であります。従いまして老人福祉基金が底を付いたと、例えば底を付いたとしても財政状況の変化によって底が付いたといたしましても一般会計から何らかの形でその部分については投入し、やすらぎ苑の運営を安定的な形に持っていくよう努力してまいりたいというふうに考えている次第でございます。
質問 小山内浩一
再確認いたします。平成20年度で7,212万円、21年度で約3,900万円とりくずし昨年度同様、昨年度も3,900万円とりくずしておりますので、それで22年度ではまた底を付いてしまうという状況に陥ると思います。今、村長が無くす形にはならないのでという話しがありましたが、再確認のために私もその思いは一緒です。あそこを赤字という表現が良いのかちょっと別としてですね、私は赤字とは思っていないのですが、底を付いた時にただ一般財源からその不足分を支出していくというだけではなく、その上にもう一つの政策みたいなものがあっても良いのではないかと、やっぱり猿払村これから日本全国どこを見渡しても高齢者の方々が増えていくのには変わらないと思います。この今日同僚議員の方に配った第4期の福祉計画の方にも載っていますが、平成26年度では猿払村で高齢者率が26%超えます。ということは4人に1人以上の方々が高齢者になった時に、ただ一般財源だけで補填するというのではもう一つ上のレベルというか、それしかないのかもしれないのですが、そのようなところをもう一度お聞きしたいと思います。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。今の団塊の世代が当然その年度になっていきますと高齢者になっていくということについては一番心配されているところでございまして、その段階においてやすらぎ苑がやり繰り出来ないような状況になっては大変困るというようなことからいたしましても、やはりこの制度の運用についてはお金の問題だけでなくしてまた別な方法、これらも私の気持ちの中にはないわけではないのですけれども、別な形の方法でやはり今やすらぎ苑に入られない方で居宅介護されているような方達も言ってみればバリアフリー的な住宅、そういうものを建てた形の中で十分なやはり潤いとやすらぎの持てるような幸せな老後を送ってもらうような考え方で色んな施策を考えながら進めてまいりたいというふうに思っている次第でございますのでよろしくお願い申し上げたいと存じます。
質問 小山内浩一
それでは高齢者福祉行政について最後の質問になりますが、今村長と何点かについてやり取りしてきましたが、今先程の今回平成21年度から3年間に渡って第4期の猿払村高齢者保健福祉計画、猿払村介護保険事業計画、ちょっと目を通していただいたのですが大変内容の濃いもの難しいもの色々あるのですが、この内容について簡単に主旨、これからの猿払村の福祉行政についてということで答弁をお願いしたいと思います。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
ご答弁を申し上げたいと存じます。計画につきましては皆様のお手元にお配りされていることと存じます。ただいまご質問ありました介護保険事業計画、高齢者保健福祉計画につきましては、お手元に配付の計画のとおりとなっておりまして、第4期計画につきましては平成21年度からと平成23年度までの3ヶ年計画となっております。まず介護保険事業計画ですが、介護サービスの提供は本村においては1事業所しかなく、利用者の選択は限られたものとなっているところでございます。村内でのサービスが受けられない場合は近隣市町や管外の市町村の事業所を利用しなければなりません。今後の高齢者の増加や要介護認定者数の推移によっては多くの課題等が発生すると予想されますことから、課題解決のために医療機関・保健福祉部局・消防支署、事業所で構成する地域連絡調整会議を設置しておりますが、この中での情報交換や評価を定期的に行い利用者の生活視点に応じた適切な総合的な介護サービスの提供に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。高齢者福祉計画でございますが、本村においては平成20年度末で65歳以上の高齢者は631人で高齢化率は22%となっているところでございます。平成26年度には26.1%になると推計されます。このような状況を踏まえながら健やかに暮らせるふるさとづくりを基本理念に高齢者の生活の充実・日常生活の維持に向けた取組みの充実・在宅生活等の支援の充実・地域ケア体制の充実及び福祉まちづくりの推進を重点施策としながら村民に常に健康で元気に楽しく暮らせるふるさとづくりに努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。十分な状況判断を見極めた形の中で計画等のまたローリング等も必要になってくる可能性もあろうかというふうに思いますので、そのような状況の中で鋭意これからの高齢者等の問題については進めてまいりたいというふうに考えている次第でございます。よろしくお願い申し上げます。
質問 小山内浩一
今、村長の方から第4期計画として5つの重点施策があるということでここも私も読ませていただきました。今現在、猿払村の高齢者というか、高齢者福祉行政を支えているのはやすらぎ苑、それに保健センター・役場・行政もそうですし、あと病院・消防その4つの団体と言いますか、そのようになっていると思います。それに一つ加えてこの中にも入っているのですが、村民のボランティア配食サービスや何かも村民の力を借りているものがあると思います。私の記憶がちょっと曖昧なのですが、役場の中にもボランティア休暇とかというのも前回村長のお話しがあったかと思います。そのようなものも活躍しながらこの5つの重点施策をやるためには、その消防だとか、保健センターとか仕事としてだけの介護とかではなくて、やっぱり地域全体がお年寄り・高齢者の方々を地域として見守るのだというそのような地域性も必要ではないかと私は認識しております。私にもそこまでやっているかと言われれば本当にやっていないというのが現状なのですが、そういうような地域性を保つのも私は行政の仕事ではないのかなと、そのように持っていくのも行政の仕事だと考えますのでこれからは2番目のその増床計画の考えはありますかとは聞いたのですが、私の思いとしてはやっぱりそのことによって入所者は増え、やすらぎ苑の中の決算状況も良くなるということもあるかもしれませんが、それにともなってまた高齢者の方々の保険料金が上がると、非常にサービスが上がって保険料金が上がるというのはしょうがないことなのかもしれないのですが、私はそれよりもハードな面に頼るのではなく、ソフト面をこの小さな自治体であって小さなコミュニティーを持っている猿払村であれば出来ることはたくさんあると考えますので、私は人間の手間とマンパワーと言いますか、そのような形の中でこれから第4期・第5期と続いていくのでしょうが、これからの福祉行政を進めていきたいと思いますが、そのような形で行政の方としてまずやっぱり初めに早い時期での行政の対応が必要だと考えます。5期になって直前になってからではなくて、この第4期の中でもそのような中には載っていませんが施策を持ってやるというのが私は必要だと考えますが、村長はどうでしょうか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。やはり入所者の費用の負担という問題もさることながら、やはり地域で支える介護というものがやはり最も重要なものだというふうに思っております。ソフト面でのことがやはり大きく高齢者介護、将来介護にならないためにもやはり必要とされるものだろうというふうに私は思っております。そういう状況の中でやはりマンパワーというものはもう絶対にこれは欠かせない問題であろうというふうにも思っている次第でございまして、私当初、今年の3月の議会で一応執行方針の中で下駄ばき介護という言葉を載せたつもりでございます。これは要するにマンパワー、要するに隣り近所が支え合って、やはり下駄ばきで隣まで行って「どうだ。」という一声掛け、そういうことがやはり必要であるというような形の中で私は執行方針の中で言葉をくずした形の中で下駄ばき介護と、下駄を履いてすぐさっと行ってさっと声を掛けて「どうだ。」というような考え方、そういうことがどうだというような意味合いでそのような言葉を使ってそのマンパワーというものを意識したところでございますので、今議員さんがおっしゃっていることはごもっともなことでございますので、そのような方向性を持った形の中での対応ということが必要だというふうに思っている次第でございます。
質問 小山内浩一
それでは高齢者の福祉行政についてと、今の村長の答弁のとおり一つ具体的な方法一つでも良いですし、何か一つ猿払村の住民自らが動けるような施策が一つでも多くなるようなことを願いながら次の質問に移らさせていただきます。