みんなの議会

更別村議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

更別村の防災

2022年3月11日、更別村議会の一般質問で、小谷文子議員が「更別村の防災」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
小谷文子 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 小谷文子

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に沿って更別村の防災について村長に質問をさせていただきます。昨年12月1日、更別村は暴風発生により倒木による一時通行止めや大規模停電、家屋や建物等にも被害が及び、突然訪れる災害の恐ろしさを実感いたしました。避難所も開設され、14名の方が体を暖めたり、携帯充電等に来られたとのこと。さて、更別村地域防災計画は、国の災害対策基本法の改正や北海道地域防災計画の内容から平成30年1月に改正されております。とりわけ日頃防災については、村から配付された更別村防災マップと防災のしおりがありますが、広報や村ホームページの防災関連でも確認可能です。質問の1点目、村は防災マップにて万が一の災害に備えておくようにとありますが、字が小さいなど高齢者には伝わりにくいことから、見やすさの工夫が必要かと思います。同じく防災のしおりについても平成26年4月に更新されて以来約8年、最新情報に変更、見直しも必要と思われます。災害はいつ何が起こるか分かりません。今後に向けて現在作成されていないハザードマップ作成の必要性も併せて村長に見解をお伺いいたします。2点目、令和2年度に新たな更別村防災倉庫が設置されましたが、倉庫の見学や防災、避難用品を周知し、村民の安心、安全や防災の意識向上のために活用してはどうかと考えますが、村長の見解をお伺いいたします。

答弁 村長

小谷議員さんの更別村の防災についてのご質問にお答えをいたします。ご質問の1点目であります防災マップにつきましては、平成30年3月に作成、全戸に配布し、その後転入された方々にも配布をしております。それ以前に配布をしておりました防災のしおりに代わるものとして、特に住民にお知らせすべき事柄を整理し、過去の災害の状況から危険な箇所を地図に落とし込んだものとして制作をいたしました。ハザードマップに関しましては、一般的には河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域の水深等を表すいわゆる洪水ハザードマップを思い浮かべますが、これは水防法の規定に基づき国土交通省、または都道府県が洪水予報河川あるいは水位周知河川を指定した場合、国土交通省、または都道府県が浸水の想定される区域の洪水浸水想定区域図を作成、公表することとなっており、浸水想定区域をその区域に含む市町村の首長は、洪水ハザードマップを作成し、住民の方々に周知することが定められております。本村には洪水予報河川、水位周知河川が存在しないため、水防法に規定するハザードマップを作成する義務はありませんでした。このため本村の河川に関する浸水想定区域図もありません。本村独自のハザードマップを作成するとなれば、浸水想定区域図の作成から作業を始めなければなりません。これには多額の費用が想定されることから、これまでは作成してこなかったところであります。しかしながら、令和3年7月に水防法が改正され、洪水浸水想定区域の指定対象河川の拡大が図られることとなり、北海道は今後更別村内の河川を洪水浸水想定区域の指定対象河川に指定する見込みとなっております。村内の河川が洪水浸水想定区域の指定対象河川に指定された場合については、北海道は洪水浸水想定区域図を作成し、村は洪水浸水想定区域図に避難場所等を記載したハザードマップを作成する義務が生じることとなります。このため、ハザードマップを令和5年度に国の防災安全交付金を財源として作成をいたします。作成に当たっては、防災マップに掲載した内容も含め、今ご指摘がありました字が小さい、高齢者には伝わりにくいといった点を改善して、見やすいものとして作成をしてまいりたいというふうに考えております。ご質問の2点目でありますが、防災倉庫についてですが、令和2年12月、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源といたしまして、528万円をかけて建設いたしました。これから来る災害に備え、発電機6台、ストーブ30台、避難ベッド75台、避難テント35張りなど様々な避難用品を保管しております。ぜひ村民の皆様にも御覧いただきたいと思いますし、広報等を通じて避難用品の保管状況等をお知らせするなど、防災意識の向上に努めてまいりたいと考えております。以上、お答えとさせていただきます。

質問 3番 小谷文子

ただいま村長より更別村の防災につきまして前向きなご答弁をいただきました。ありがとうございます。昭和35年に制定されました防災の日、大正12年9月1日の関東大震災が発生したことによりまして政府、地方、公共団体等、広く国民が災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備するとございます。また、更別村の開村記念日でもございます。そして、本日は平成23年3月11日に発生した東日本大震災から11年目、私たちも日頃から防災の備えと意識向上は大切であり、全ての村民の生命と財産、暮らしを守ることは言うまでもありません。村の未来に向けて、持続可能であるためにもとても必要と考えます。さて、ご答弁いただきまして、1番にハザードマップ作成をするという、行いたいということでお聞きをさせていただきました。あわせて、見やすく、伝わりやすくということでございます。このハザードマップには自然災害による被害を予測し、その想定される被害範囲を地図化したものと伺っておりまして、先ほどお話ございました更別村もこの洪水に関しましての作らなければいけないということで、令和5年度というお話をいただきました。洪水、内水、雨水で排水できなくなったり、あるいは浸水の発生の想定、または地震の危険度、防災のしおりの中では揺れやすさマップと記載されていたかと存じます。こう見てみますと7つほどに分けられるようでございまして、災害別に危険箇所や避難するタイミングも異なるために、危険区域や避難場所の確認が当然必要ですし、できるということでございます。作成に当たりましては、ただいま村長から詳しく、簡単ではないことも承知しているところでありますけれども、村によるハザードマップ代替の防災マップからの進化形のこのハザードマップに大変期待をしているところでございます。次に、防災のしおりの中の避難情報でありますが、令和3年5月20日に災害基本法の一部が改正されたと伺いました。これに伴いまして、災害時に市町村が発令する避難勧告が廃止され、避難指示に一本化されましたと広報にも令和3年9月号に記載がなされてございます。高齢者等避難が1番、2番が避難指示、3番、緊急安全確保と載せてございます。しかし、村ホームページ内にもこのような変更が見てすぐ分かりやすいといいなと思ったところもございますし、早急に情報提供の見直し等もお考えいただけたらと考えます。ほかの町村では見やすく示されているところもありますので、この点も併せまして村長に再度お伺いをさせていただきます。

答弁 村長

今小谷議員さんご指摘の部分であります。まず、ハード対策としては、洪水等については河川法があるわけですけれども、水防法の関係で先ほどご答弁させていただきましたように、河川法では洪水の事前予防対策、ダムとかいろんな部分のところがあるわけですけれども、水防法に関しては発生時対策ということで浸水想定区域の設定ということで、先ほどお話ししましたけれども、新しい水防法の関係では村の、村はそういっても1級河川ですから、その部分で何回もあふれているときもありましたし、融雪の関係で橋が止められて、早期に通報をいただきまして、それで事なきを得たということもありますけれども、そういう部分はしっかりやっていかなければいけないというふうに思います。そういう点で、今ご指摘がありましたように、ちょっと見づらいといいますか、マップも含めてそうですけれども、今度作成するときには、作成しますけれども、見やすくて、分かりやすくてというようなところをしっかり作っていかなければいけませんし、その部分で避難場所の一覧とかいうところもあります。福祉避難所というところもあって、例えばコロナ禍で地震が起きたり、二重三重に重なった場合にはそういうような避難所の開設の訓練とかいうことも含めてしっかりやっていかなければいけないのですけれども、まずはその周知する、あるいは高齢者の皆さんにも分かりやすくという点で、しっかりその部分には取り組んでまいりたいというふうに思っております。今はデジタル化もありますけれども、この間ちょっとデジタル田園都市の実現会議の中で話題になっていました。更別にも2回ほど来られましたひな人形のアプリを国連で発表した若宮さんですか、あの方がおられますけれども、あのおばあちゃん、おばあちゃんと言ったら怒られますけれども。彼女は、スマホとか緊急通報システムも大事だけれども、一番手っ取り早いのは、年寄りはテレビ見ていると。停電もありますけれども。そのときにテロップで、NHKとかもデータ放送つければあるのですけれども、そうではなくて、どこのテレビ見ていてもばっと一瞬に更別村に警報が出ましたと。避難所はここですよと。今ここに連絡すればできますよというようなこと等、というふうなことが書いてありましたし、今スーパーシティとかデジ田の関係で目指しているのは、先ほど松橋議員さんの話にありましたけれども、どこかで倒れましたと。そのときに脈打っていないですよ、あるいは呼吸が止まっていますよということが直ちに通報されて、そしてそれを消防署とか救急隊、あるいは診療所にすぐ連絡が行く、そして出動すると。災害が起きたときには、その方は、おじいちゃんはどこまで避難をできたのかということを確かめるために、家の下敷きになっていらっしゃった、あるいは避難の途中で倒れていた、あるいは福祉センターに避難はもう終わっていますよと、そういうところに技術を使うということで、マップも含めて、本当に更別は災害がないということで皆さんおっしゃいましたけれども、もはやそんなことは言っていられない状況はずっと続いているわけですから、やっぱり最悪の状況を想定しながら、しっかり防災、減災対策を取っていく。その中に防災マップというものをしっかりと位置づけて、村民の皆さんに資する本当に分かりやすくて、使いやすくて、そして実際に災害が起こったときに本当に機能する、そういうマップを作っていきたいというふうに思います。以上であります。

質問 3番 小谷文子

村長より力強いお話をいただきました。ぜひとも期待もしておりますし、先ほど松橋議員さんからのお話もありましたとおり、私もこの後お話ししようと思っていますけれども、本当に人と人のつながりが何よりも大事だと年とともに日々、災害も体験しながら思っているところでございます。防災計画の中で今後想定される地震として十勝平野断層帯等があり、村内で震度7程度、多くの地域で震度6強程度の強い揺れに襲われるなど、向こう30年以内の地震発生率は最大0.2、または0.4%とされているとのことであります。村長が先ほどおっしゃっておりましたように、ここ更別はほぼ平地で、もちろん豊かで、海も、それから大きな河川も、あるいは切り立った断崖、大きな山もなく、日常的には安全な地帯、安全なところと多くの方が思っておられ、災害には心配がないと思われている方も多かったのではないでしょうか。昨年12月の暴風被害からもその突然さと恐ろしさや、そして冬ですから寒さ、そして二次、三次災害の危険性をも含みまして自然の脅威には愕然としたところであります。平成15年9月26日発生の十勝沖地震では震度5を記録、平成30年9月6日発生の胆振東部地震でも道内で初めて震度7を記録し、大規模停電、ブラックアウトがありまして、年代によっては幾度となく私たちはその都度の体験からも身を守るすべは少なからずおのおので学んできてはいるはずです。しかし、とっさのときには落ち着いて最良の判断ができるのかは不安はありますが、そんなときにも活用できる現在ある防災マップと防災のしおり等から日頃より災害時の心構えや学習、非常持ち出し品の準備と確認、さらには家族はもちろんですが、少なくとも地域でのコミュニケーションや絆は本当に今後ますます大切になるかと思います。2月には防災リュックづくりというのが開催されたそうでございまして、それぞれの家庭で必要なものをリュックに詰める、市販でももちろんありますけれども、30品目ぐらいが入っているようでして、自宅での余りもの等で用意をし、そのお話しされた方は98品目を自分が必要、家族が必要と思われるものを詰めて、重さでいいますと6キログラムのリュックになるそうです。ちなみに、新得の町内会では独自で防災リュックを94世帯に配付いたしまして、おおよそ、金額ですけれども、35万円ほどだったと書いてございました。中にはライトや災害用トイレセット、防寒シートなど7品目ほどが入っていたということでございます。これは一例であります。更別村では、避難訓練や災害防災学習についても役場をはじめ公共施設や学校等では行われているかと存じますが、防災倉庫の見学、活用により子どもから大人までより防災意識向上とともに、村民一人一人に日頃の安心感をもたらし、もしものときに様々な不安を取り除く一助となるような手段としての活用を望みますし、防災、避難用品の備蓄状況の説明も大変これからは重要と考えます。先ほど村長より防災倉庫の答弁をお聞かせいただきまして、ぜひとも村民の皆様に見ていただきたいとのお話もありました。情報提供と、さらに情報共有は共に村で生きる村民同士のつながりでもあります。住み続けたい村、住みやすい村として、防災は最重要点と考えます。災害に強い村ですよということでいろいろなことを頑張ってこられたと思いますけれども、データ連係基盤共有等で、先ほどお話ございました。災害の際にも位置情報活用で誰一人取り残さない。そして、災害時、ご本人のどこにいるか、安否確認はじめ救助にいち早く向かうことができるなどお話もあったかと存じます。今後に向けての防災関連に関しましてビジョン等がございましたら最後にお伺いさせていただきたいと思います。

答弁 村長

今小谷議員さんご指摘のとおり、防災の計画も新しくつくり直してということですけれども、その中に地震災害対策計画ということで、本村における地震、十勝平野の断層帯等を考えましたときに震度7等を有する地震が起こるということは想定をされております。そういうような状況の中で、やはりこれに対してどういうふうに備えをしておくのかということで、多岐にわたっていろいろな準備、取決め、あるいは啓発、教育活動を含めまして規定をしているわけであります。ただ、実際に起こったときにそれが機能しなければ何の意味もありません。防災計画だけあっても、それは計画のみということになりますので、絵に描いた餅になってしまいます。そうならないようにしっかりこの部分で住民の方とも情報を共有しながら、地震が起こったときにその部分でどういうふうな被害、経路、あるいは対策等があるのかということを折に触れて村民の皆さんに周知をしていく、関係機関の皆さんの協力も得なければいけませんので、そういう形でしっかりやっていきたいなというふうなことを思っております。備蓄の関係については、役場の駐車場のところにできております。かなりの数の備品が入っておりますので、そういう準備はしておりますということと、実際に子どもたちとか町内会の人にも、行政区の人に見てもらうということも大切だと思います。前段行政懇談会で上更別の福祉館行ったときに発電機がコンセントが合わないのがあったり、いろんな大変な状況、暴風があったときに、停電になったときになかなか即使えないものがあったということで、これはもうきっちり教訓にしなければ駄目だよねというような話をしていて、実は福祉館に発電機あるのだということで、そういうようなものありましたし、緊急の携帯用のそういう備品も備わっていました。これは、そういうものがあるということを行政区の、市街地でしたけれども、知らせたいですし、上更でもそういうこともやっていきたいというのを考えていましたので、もちろん村の防災の倉庫の備品も見ていただいたり、実際につくっていただいたりということでやっていければいいのかなというようなことを思っています。先ほどデータ連係の話もありました。今年やっと予算がついて、今申請をしていますけれども、国交省のスマートシティプロジェクト型の申請をしておりますけれども、これは村内全域を3Dマップ化します。それは高低差から河川、それを全部把握できるようになっています。これはもちろん農業に最大限使えますし、衛星のそういう画像と今までの資料と併せて農作業等は格段に便利になると思いますけれども、一番強いのは防災の関係です。どこの斜面でどういう形で、例えば河川が氾濫したときにそれが把握できるというような状況もしっかりつくっていけますし、そこに図面というのですか、その画像を合わせることによって実際にどのぐらいの被害が出ているかということでできるというふうなことも聞いています。去年ドローンの災害の実証実験、まだ実装ではありませんでしたけれども、実証実験を行ったときには、土砂が出て、それが3Dマップ化されるので、どのぐらいの堆積量があって、どの範囲に広がったというのが村長室にいながら把握をできるということなのです、消防本部とか。消防署にも来てもらいましたけれども、消防署からもいろんなものが操作できたりということありますけれども、私の理想としては、今災害起こったときには職員の危険も顧みないで出すことも多いわけですけれども、作業とか点検に出すことも多いわけですけれども、そういうこともないように、例えば災害対策本部にそういうパネルがあって、各情報が適宜入ってきて、それが映像化して見れると。どことどこの道路を止めればいいのか、どこに避難している人たちは安全だけれども、2次避難をどういうふうにしたらいいのか、あるいはどこに救援が必要なのか、どんなものが備品として必要なのかということを瞬時に判断して即行動できる、これがデータ連係とかいろんな部分もありますけれども、もちろんお互いに助け合って、そういうことが基礎ですけれども、そういうことも含めてしっかり防災対策、マンパワーも使いつつ、人のつながりもしっかりやりつつ、そして高度技術も使いながら、予期せぬ災害に対して十分な備えをしていくことがこれから必要であるし、今まさに取り組むべき課題であるというふうに認識をしております。以上であります。

質問 3番 小谷文子

ありがとうございました。今後とも防災対策、持続可能な村であるようよろしくお願いいたします。

出典:更別村議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる