みんなの議会

更別村議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

学校等におけるふるさと教育

2020年9月16日、更別村議会の一般質問で、小谷文子議員が「学校等におけるふるさと教育」について質問し、教育長が答弁しました。

質問者
小谷文子 議員
答弁者
教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 小谷文子

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に基づき教育長に質問させていただきます。まず、1点目の質問事項は、学校等における更別村ふるさと教育についてであります。令和4年、更別村は開村75周年を迎えます。振り返りますと、昭和47年には更別村史を、平成10年には更別村史続編が発刊され、その後25年間、平成7年から令和2年を現在更別村史編さん委員会でご努力されているところであります。まず、更別村ふるさと教育ですが、これは平成28年度より教育委員会として推進していると伺っております。地域を活用し、ふるさと更別村への愛着や誇りを育み、地域社会の一員としての自覚や将来を担う人材の育成などです。このことは、私たちの子ども時代と全ての環境がよい意味で変化し、異なる今の社会であるからこそ、子どもたちの未来に向けて今後ますます地域性を生かした人と人、心と心のつながりが重要であり、ふるさとの学びは必要不可欠であるわけです。たとえ更別村を離れたとしても、心に刻まれ、精神的な支えとなる場合もあるでしょう。次に、生涯学習には家庭教育、社会教育、そして学校教育の中にふるさと教育が含まれ、各学校において総合的な学習の組み直しや工夫もされているとのお話、昨年4月からは更別村コミュニティ・スクールも待望の始動となり、地域と共にある学校、地域で子どもを育てていく仕組みでさらなるふるさと教育の推進がなされてきていると伺いましたし、現実に心暖かな住民によるみんなの学校応援団が増えてきていることはうれしく感ずるところであります。一方で、更別村は住民が広域で生活する中で、4年目に入ったこのふるさと教育の取組と、さらに関連性の高い2年目のコミュニティ・スクール、どちらもまだまだ認知されていないところもあるようにお聞きしております。ふるさとを知り、学び、そして生きる力や人間形成に大切なふるさとからの学習。子どもたちだけのことではなく、例えば共々に暮らす様々な年代の方から知恵や経験値を教わることもひいては地域貢献の一助にもなり、喜びとなるでしょう。この地域に密着したすばらしい取組が継続され、子どもたちを中心とした住民の応援団の輪が広がるように周知と理解が急務と考えますが、ふるさと教育に対する教育長の見解を求めるものであります。お願いいたします。

答弁 教育長

小谷議員の学校等におけるふるさと教育についてのご質問に対しお答え申し上げたいというふうに思います。議員のご質問のとおり、ふるさとへの愛着や誇りを育み、小さい頃から地域社会の一員として自覚を持つことについては、ひいては本村の発展と繁栄につながるものと信じ、私は教育長就任時より各学校にふるさと教育の推進をお願いしてまいりました。子どもたちが将来本村を担う人材となったときに、単に住んでいる、単に働いている場所としてではなく、自分たちを育ててくれた更別村がより豊かに発展するよう、強い思いを抱いて本村を明るい未来へ導いてくれるものと期待するところでございます。また、事情により本村を離れる子どもたちもいるかと思いますが、その子たちの胸にもふるさとへの愛着が深く刻まれ、様々な形で本村と関わりを持ってもらえる、そんな教育を進めていけたらと考えております。さて、ふるさと教育自体は、平成28年度から明確化したものですが、本村では以前から地域に関わる教育を進めてまいりました。小学校では3、4年生用に「郷土読本さらべつ」を作成し、4年に1度内容を更新し、発行しております。3年生用は村内の農業、商店、事業所、学校の変化などを中心として約110ページにわたり村の様子を、4年生用につきましては上下水道の仕組み、廃棄物の処理、村、十勝、北海道の歴史や現在の状況など、写真や地図も取り入れながら約130ページにわたって掲載し、社会科の授業や総合的学習の時間を活用して地域のことを学んできているところでございます。また、JAさらべつ青年部の皆さんのご協力をいただき行っている食育活動、更別農業高校生の皆さんとの花の苗植え、そして実習で飼養している乳牛との触れ合い体験、人生の大先輩である末広学級生の皆さんとの交流などを実施してきております。さらに、昨年度からコミュニティ・スクールが始動しておりますが、今年度からは専任のコーディネーターを配置し、地域の力を借りながら様々な活動を続けております。8月に行われました各学校の運営協議会、コミュニティ・スクール委員会では、これまでの協議を経て、更別村の目指す子どもの姿の方向性が示されました。まさに子どもの成長を学校任せにすることなく、地域と家庭が協力し合って学び、心、体、郷土愛の4部門についてそれぞれの立場において何ができるか、具体的に意見交換を行い、将来の更別を担う人材の育成を目指しております。また、コミュニティ・スクールに関わる社会事業としては、みんなの学校応援団の登録が進められ、9月1日現在において28事業所プラス11個人の登録をいただき、学校を支援する協力体制が広がりを見せております。教育委員会としては、この地域の取組をさらに活性化するために、多くの方にコミュニティ・スクールに関わる情報提供を行い、更別村の子は更別が育てるのだという機運を高めていきたいと考えております。これらの取組や活動については、村内全戸に配布しております各学校だよりやコミュニティ・スクール通信で随時皆さんにお知らせをしております。今後も地域の人、物、ことを通じ、多くの皆さんのご理解とご協力をいただきながら、発達段階に応じたふるさと教育を推進してまいります。私は、本村の未来を担う子どもたちの育成にとってふるさと教育は欠かせないものと信じており、各学校の経営方針にも盛り込んでいただいております。しかしながら、学校だけが必死に取り組んでも教育の成果は得られないものと考えられることから、ふるさと教育によって心豊かで郷土愛に満ちた子どもになるよう、多くの方のご協力をいただきながらさらなる取組を進めてまいりたいと思います。以上、私からの答弁といたします。

質問 3番 小谷文子

ただいまお答えをいただきましてありがとうございました。ふるさと教育推進の実情を大変丁寧にお示しをいただきました。また、小学校3年生、4年生用の副読本のお話がございまして、こちらも拝見するよい機会となりました。また、子どもたちが健やかに、そしてたくましく成長するように、充実の更別村全体が生きた学習環境にあるということは大変うれしくもあり、私なりに理解もさせていただいたところでございます。令和2年度教育行政執行方針の中に、新学習指導要領には子どもたちが自ら未来を切り開く資質、能力を確実に身につける教育を地域社会と連携して進めていくことを目指すと、こうございます。様々な学校での大変多くの学習、その中で大変今もたくさんのお話を頂戴したところでありますが、ふるさとの教育、この教育が、更別村の地域性を生かした地域ぐるみのふるさと教育が自ら未来を切り開く思考と、そして力と夢を持ち、その夢の実現に向けた社会人となるべく、その基礎からの積み上げが未来に向けて心と、そして体のバランスとともに大変重要であると私も考えているところであります。ふるさと教育での先ほど来よりご説明をいただきましたコミュニティ・スクールが大切なかなめ、要素となっているようでありまして、おおむね理解ができたわけでございますが、みんなの学校応援団の登録状況も今28事業所、11個人ということでお話をいただいたところでございます。まだまだ始まって2年ということでありますから、目標値を多分教育長は高くお持ちであろうかと思いますので、もう少しみんなの学校応援団につきまして登録状況を含め、並びに専任コーディネーターの配置がされているということでございますので、この2点をお伺いをもう少しさせていただきたいと思います。お願いいたします。

答弁 教育長

ただいまのみんなの学校応援団とコーディネーターの関係ということで答弁させてもらいたいというふうに思います。関連がありますので、併せてお話しさせてもらいたいと思うのですけれども、まずみんなの学校応援団につきましては、これまでも先ほど申し上げましたとおり過去からずっとこの更別村という地域は学校にいろいろな協力をしていただいております。まず基本は、この積み上げてきた地域の協力体制をみんなの学校応援団に取り込もうではないか、そういう形で、これまでいろいろ協力してきた方々にお願いをしながら、改めて学校の応援団という形の姿の中で協力をしていただいているところでございます。例えば先ほどのJAさらべつの青年部の方々のいろいろなご協力もあります。この方々、この団体も過去ずっとこれまで学校に対して様々な協力をしていただいております。これを新たな学校応援団という形にして、お願いする部分についてはコーディネーターの役目ということで、コーディネーターがこれまで協力していただいた実績のある方々に改めてこのコミュニティ・スクールの内容をご説明申し上げて、組織をつくっていったという状況になっております。私は、コミュニティ・スクールについてはまだ2年目ですけれども、去年、おととしの行政懇談会あるいは各学校のPTA懇談会の中で皆さんに説明を申し上げております。地域の行政懇談会の中でお話しした中では、本当にいい取組だと、ぜひ協力したいというふうな形でご意見いただいた地域もございます。そういう部分を考えますと、やはり地域の方は学校に協力する体制については違和感がないのかなというふうな感じを受けております。そういう部分も受けまして、今後これまで協力していた方以外にもまだまだそういう形で協力したいという方もいらっしゃいます。いろんな分野があります。私はいろんな分野の協力体制をつくりたいと思っておりますので、このコーディネーターを通じてその地域のつながりを深めていきたいなというふうに思っております。あわせて、このコーディネーターにつきましては、昨年まで小中学校で校長先生やられた方なものですから、まして更別村出身の方ということもあって、本当に地域になじんでいるというか、地域の方も非常に受け入れやすい方なものですから、行ってお願いしたときにかなり快くお引受けをいただいているところでもございます。過日、学校で地域の基幹産業の学習をということで、畑作と酪農ということで、たまたま酪農は学校に子どもがいらっしゃる保護者の方がいらっしゃらなかったものですから、全く学校と今は関係、縁が遠くなっている方だったのですけれども、コーディネーターの方の力を借りて何とか酪農についても子どもたちに授業をすることができました。まだ始めて、4月、コーディネーターの方なのですけれども、本当に着実に実績を上げてきてもらっておりますので、このまま教育委員会としてもバックアップ体制をきちんと取りながら推進してまいりたいと思います。以上でございます。

質問 3番 小谷文子

ただいま詳しくお話をいただきました。本当にありがとうございます。始まって2年ではあるけれども、今までも地域の中で様々な、上更別小学校におきましても農業のお話といいますか、そういったことで、今でいう応援団ですね、そのようにしてきたこともありますし、どこの地域におかれましてもこれはいいことだということで、ぜひとも学校に出向いて関わりを持ち、そして楽しみながら、コミスク通信などを見ております限りでは、裁縫の支援ですとか、粘土細工ですとか、普通に暮らしている様々な年代の方たちがこの応援団になって子どもを総がかりで育てて、見ていこうという取組は私自身もすばらしいなと思ってもおりますし、自分でしたら何ができるのだろうかと問いかけもしているところでございます。何といいましても家庭教育がもちろん一番大事でありますし、また各学校、そして関係する多くの皆様のご努力があってのふるさと教育だと認識しているところであります。目に見えて形あるものとは異なりまして、何度も申しますけれども、人と人、心と心のつながりで地域社会の共存の中から育まれ、醸成されていくふるさと、そんな子どもたちに寄り添い、見守りつつ、この取組を皆様と共に応援していけたらなと強く思ったところでございます。また、ここにもございますけれども、コミスク通信、情報提供の在り方、いろいろと懇談会等でお話をされたということを今お伺いしたところでありますけれども、もっともっと、ホームページもそうでしょうし、いろんな面でどんどん投げかけて応援団の輪を広げていってほしいとは思っておりますけれども、何かそういうまた新たな情報提供の方法ですとかお考え等がありましたら、教えていただきたいなとも思っております。そして、人口、少子高齢化ということもありまして、2045年の推計人口が2,425人と、また年齢別人口で、関連になりますけれども、人口のゼロ歳から14歳、これが260人ほどになるという、あくまでも推計であります。こういったことから、子どもを地域ぐるみで応援をして、ふるさとを知り、学び、ここに絶対に残らなくてはいけないということではなくて、学業等で外に、本州等に行く場合もあるでしょう、また何かのきっかけでこの更別村に戻ってくることもあると思うのです。そういった際に、醸成された心の中にしまわれたふるさと感がきっと何かの役に立つのではないかと。私も今まで、ここで生まれ、育ち、いろんなところでも生活をしてまいりましたけれども、今になって本当にこの更別村はとてもよいところだと実感しているわけでありますので、私が思うふるさと教育は究極の人としての在り方、自ら考え、行動していくために更別の地域社会の中で多くの物や人と触れ合うことによって吸収していくのではないかなと思っております。最後の質問になりますけれども、情報提供の方法、在り方、これを最後にお伺いをいたしまして、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長

ただいまご質問をいただきました。コミュニティ・スクールに関わる、ふるさと教育に関わる情報提供の新たな在り方ということでご質問をいただきました。コミュニティ・スクールについての村民に対する情報提供につきましては、学校だよりあるいはコミュニティ・スクール通信でお伝えしているところでございます。現在それ以外には、例えば2月の第3日曜日に開催しております更別村教育の日村民集会にコミュニティ・スクールに関わる掲示板を持ちながら、村民の皆様に情報提供をしているところでございます。あわせて、コミュニティ・スクールで何が行われているのか、あるいは地域の方がどのような協力をしていただけるのか、ただ単なるふるさと教育に関する在り方だけではなくて、地域の方にこれだけ協力してもらっていますよというような情報提供を村内の村民の方に情報発信しないと、自分もしたいのだけれども、どういう形であれば協力できるのかというような、そういうような分からない部分も出てくると思いますので、あらゆる面でどういう活動をしているのか、それがどういうふるさと教育につながっているのかという部分についてはきちんと細かく説明してまいりたいというふうに思います。今のところ、村内放送ということもちょっとできないのかとも思いますので、やっております学級通信あるいはコミュニティ・スクールだよりの中で、先ほど申し上げましたとおり、ふるさと教育に関わるCSの取組内容、村民の方の関わり方、または教育の日における活動内容について報告をして、村民の方に新たな周知をしていきたいなと思っております。逆に、本当に有効な村民の活動に対する周知方法があれば、今後いろんな皆様からご意見を伺いいながら取り進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。

質問 3番 小谷文子

はい、ありがとうございました。

質問 3番 小谷文子

それでは、続きまして質問事項2点目、学校給食のふるさと給食についてであります。国では、学校教育法が昭和22年に、学校給食法は昭和29年に施行され、児童生徒の栄養補給を目標として始まり、その後子どもたちの心身の健全な発達に教育上の役割が認められ、学校給食が教育活動の一環として定着してきたと伺っております。更別村では、昭和40年より学校給食が開始され、現学校給食センターは昭和54年に新築、平成24年からは更別幼稚園、上更別幼稚園、現認定こども園、更別小学校、上更別小学校、更別中央中学校に、令和元年度、1日平均357食の配食数、平成29年度、380食とお聞きいたしました。ちなみに、食育基本法が平成17年に施行となり、国民が食への意識を高め、健全な食生活が生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置づけられており、この食育の推進に関しては学校給食摂取基準でもうたわれ、献立が考えられていくようです。

出典:更別村議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる