鹿追町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日
上幌内小学校閉校後の利活用及び今後閉校が予定される小学校等の公共施設の利活用について
2025年9月16日、鹿追町議会の一般質問で、佐々木康人議員が「上幌内小学校閉校後の利活用及び今後閉校が予定される小学校等の公共施設の利活用について」質問し、町長 喜井知己、副町長 渡辺雅人が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木康人 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、副町長 渡辺雅人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 佐々木康人
通告に従いまして一般質問をさせていただきます。標題は、上幌内小学校閉校後の利活用及び今後閉校が予定される小学校等の公共施設の利活用について、であります。大正5年(1916 年)に開校した上幌内小学校は、少子化の影響もあり地域と保護者との協議を重ねた上で、令和7年(2025 年)3月末で 109 年の歴史に幕を下ろしました。その建物及び跡地が現在未使用、未利用の状態であることについてお聞きいたします。学校の建物及び跡地は、地域の重要な資源であり、今後の地域活性化に大きな影響を与える可能性を秘めています。地域では上幌内小学校利活用協議会が立ち上げられ、地域内でも利活用の話し合いが行われているとお聞きしております。地域の課題や特性に応じた多様な再活用を行政と地域を交えた協議が地域の活性化のためにも必要と考えます。次の3点についてお伺いします。1、上幌内小閉校から半年が経ちました。学校校舎、敷地の維持管理はどのように行われ、これからどのように活用していくのか町の方針をお聞きします。2、今後、予想される通明小学校の閉校後の利活用について、どう町として対応するのかお聞きします。3、また、現在までに閉園になった地域の保育園、笹川保育園、上幌内保育園、通明保育園はどのように利活用されているのかお聞きします。
答弁 町長 喜井知己
佐々木議員からは、「上幌内小学校閉校後の利活用及び今後閉校が予定される小学校等の公共施設の利活用について」と題しまして、3点御質問いただきましたので、お答えをいたします。本町では、限られた資源の有効活用と行財政運営の効率化が必要なことから、公有財産の売却や貸付などによる自主財源の確保を目指し、令和5年(2023 年)9月に「鹿追町公有財産利活用基本方針」を策定をいたしまして、同年 12 月全員協議会において、報告をさせていただいたところです。この基本方針でありますけれども、「未利用財産の利活用方針の明確化」、「まちづくりの観点からの推進」、「積極的な情報の開示」、「不用財産の積極的な民間等への売却」、「民間等への有償貸与による有効活用」、「民間等への無償譲与・無償貸与の検討」と大きく6つの考え方を示しております。利活用の決定手順としましては、優先項目を定めて順次事務処理を行うことといたしておりまして、鹿追町公有財産利活用検討委員会(以下、「利活用検討委員会」)これは役場内部の委員会でありますけれども、この利活用検討委員会で協議後、これも同様であります鹿追町行財政改革推進本部(以下、「行革推進本部」)で審議・決定を行うこととなっておりまして、これまでも様々な未利用財産について、決定協議を行っているところでございます。まず、1点目の「上幌内小学校閉校後の維持管理や利活用について」であります。現在、維持管理については、敷地内の一部草刈りを直営で行っていまして、グラウンドについては広いわけですけれども地域の皆様とどのように協働できるか協議中であります。また、地域の皆様からの御要望を受けまして、ミニバレーや和太鼓の練習といった地域活動の場として現在活用いただいているところです。今後でありますけれども、この周辺エリアにおいては旧上幌内保育所や教職員住宅、公営住宅なども隣接しているところでありまして、今後もこの内部組織であります利活用検討委員会を中心に、どのように利活用できるか継続して検討してまいります。また、地域において「上幌内小学校利活用協議会」が発足されておりまして、本年6月地域の皆様「利活用協議会」の皆様のほうから先進地事例の視察に行きたいとのお話がありまして、この視察に町職員が同行するなど、将来の利活用について検討が進められているところでございます。町としましては、基本方針に掲げている「地域住民、各種団体等からのニーズ等の反映」を中心に、利活用により大きく今後の地域づくり・まちづくりに寄与するということもございますので、今後も、地域の主体的な取組みを尊重しつつ、協議会や地域住民の皆様と情報共有を図りながら、単なる施設の維持にとどまらない、地域に新たな価値を生み出す利活用の実現に向けて、地域の方々と共に検討を進めていきたいと考えております。次に、2点目の「今後の通明小学校閉校後の利活用について」につきましては、現在、通明小学校は令和9年(2027 年)3月末での統廃合について、今年6月に地域の例会において説明をさせていただいたところでありまして、今後、正式には条例改正により統廃合が決定される見込みとなっております。閉校後の利活用でありますけれども、敷地内に旧通明保育所や教職員住宅、地域公民館が併設されている状況にありますが、内部の利活用検討委員会では、現状、個別での売却や貸与は難しいのかなという意見がでており、エリア全体を一体的に捉えた検討が必要であると思っているところであります。通明小学校につきましては子どもたちが学び、地域の歴史を刻んだ 100 年以上の歴史がございますし、この校舎についても大切な学び舎ということでございます。上幌内小学校も同様でありますけれども地域の皆様とよく相談をしながら、地域の皆様の思いを大切にしながら、これから利活用の方向性を探ってまいりたいと思っております。次に、3点目の「旧保育所の現在の利活用について」であります。笹川保育所は令和3年(2021 年)3月末、上幌内保育所は令和6年(2024 年)3月末、そして通明保育所は令和7年(2025 年)3月末をもって閉所をしたところであります。現在、旧上幌内保育所については先ほど申し上げましたけれども、上幌内公民館とつながっているということもありまして、現在においては地域の物品保管場所として使われております。旧笹川保育所につきましては、現在は工事現場事務所として短期貸与を行っておりますが、昨年度、行革推進本部において売却してはどうかという決定がされておりまして、売却方法の検討を進めているところであります。旧通明保育所につきましては、先ほど申し上げたとおりでありまして、小学校統廃合後の利活用と一体的に検討する必要があると考えております。かつて地域の発展を支えた多くの公共施設が、人口減少・少子高齢化という大きな社会変動の中で、その役目を終えようとしているものが存在するわけであります。これらの施設を単なる「過去の遺産」ではなく、「未来への資産」と捉え、新たな価値を吹き込むことが重要な課題であると考えております。行政の視点に加えまして、地域に根差した皆様のアイデアや民間の皆様の自由な発想が不可欠と考えており、今後は、まず地域住民の方々からお知恵をお借りしながら、共に考え汗を流しながら、これらの施設が「地域での新しい役割」を担い、「未来へつなぐ拠点」として生まれ変われることができるようにしっかりと取り組んでまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 1番 佐々木康人
今年の2月8日に上幌内小学校の閉校の記念式典と惜別の会が開催されまして、その際に地域の恐らく行政区長さんだと思うのですけれども、地域の協議会、利活用に向けた協議会を発足して、地域で協議を進めるという非常に熱い思いを語っていたことが非常に記憶に残っているところであります。行政としても、積極的な関与が期待されると感じております。もう一つ、そこで、先般、委員会で上幌内の小学校のボイラーにつきまして、老朽化ということで廃止の方針が出されました。予算も計上されているのですけども、これは老朽化ですので致し方ないというところではございますけれども、鹿追町防災計画、令和4年(2022 年)の 12 月に改定されていますけども、災害の際の福祉避難所の補完施設として、上幌内小学校の体育館が指定されております。また一時的な避難場所として、上幌内のグラウンド、そして避難所として上幌内小学校が指定されております。避難所としての、やはり最低限の光熱、そういったものを冬季間も含めて、機能は維持していかなくてはならないのかと考えますが、その辺はいかがお考えでしょうか。
答弁 副町長 渡辺雅人
はい。上幌内小学校の現状についてということで、地域の方々で、今後の利活用についての協議会が立ち上がって検討していただいている。また、町のほうでも、職員も一緒に検討させていただいているということで、地域の本当に熱い思いを大変ありがたく思っているところでございます。また、先ほど議員のほうからお話のありました重油ボイラーの老朽化がしているということで、今回廃棄をさせていただくということで初日補正予算議決をいただいたところでございます。そんなことから、ボイラーが使えなくなってしまうということで、冬場の利用、避難が今お話のあったように避難所に指定されているということもあって、避難所としてどうなのかという話でございます。その件に関しましては、本当に議員おっしゃるとおり、避難所として冬場の暖房であったり水であったりというものは、しっかりと使えるようにしなければいけないと思ってございますし、今後、どのような形で利用するかということが決まれば当然ながら暖房の設置等はしっかりと整えなければいけないという思いでおります。ただ現状は、まだ利用目的が決まっていないこの間どうするかということでございますけれども、体育館については、まだ予備的な暖房が少しあるという状況もございます。また冬場の利用に関して、全く使えないというかたちがいいのか。または何か別なかたちで、今後とも、最低限使えるような形で持っていけるのかということは、こちらのほうでもしっかりと検討させていただいて、また地域のほうとも御相談をしっかりさせていただきながら、結論を出していきたいと考えているところでございます。また保育所から公民館、高齢者の集会場等も含めた一連の施設もございますが、そちらのほうとの兼ね合いも含めてよく検討させていただき、地域の方々とも、御相談をさせていただきたいと考えてございますのでよろしくお願いを申し上げます。
質問 1番 佐々木康人
はい。地域との協議を行うということでありますので、ぜひ、お願いしたいと思います。どうもこう情報の行き違いというのが結構あると、いろんなところでそごが出てくるのかなと考えております。それと最後の回答の中で、こういった廃止された公共施設につきまして、地域での新しい役目を担って未来へつなぐ拠点として積極的に取り組むということでございますので、そこは期待するところであります。そこで一つ、上幌内小学校について、ちょっと提言があるのですけれども、とかち鹿追ジオパーク、10 月の 15 から 17 日に再認定のための現地調査が実施されております。前回の再認定の際に指摘事項の中に、今後、平場の開拓の歴史ですとか、農業、酪農の食文化などの関連させている凍れの大地としてのジオストーリー、そういったものが必要であるということが指摘されております。この指摘事項をちょっと考えたときに、上幌内の立地、施設も含めてですけども、河西鉄道の歴史も含めて、非常に実は適地ではないのかと考えました。そういうジオパークの平場を見せる施設としての機能を持たせながら、地域の活性化施設として、マルチに利用ができるような施設にすれば、当然冬季間の利用も期待できるというところでございますので、ぜひそういった建設的な協議をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。
答弁 町長 喜井知己
はい。それでは私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。議員、今御発言あったとおり、とかち鹿追ジオパークについては、今年がちょうど4年の再認定審査の年ということで、来月、審査委員の方が来て、現地調査等をされるという段取りになっているわけであります。4年前の指摘事項、何点かございまして、それらの状況について、説明等をして、再認定をしっかりしていただくということで準備が進められているところであります。今、御提案がありましたこの上幌内の学校等も活用しながら、この開拓の歴史、いわゆるジオストーリーというのがこの全体の中で大切なわけでありますけども、それの観点についても、そういったことも考え合わせながら、地域の人たちもよく相談をして、あるいはジオパークの推進協議会等もございますので、そういった方ともよく相談をしながら、検討してまいりたいと思います。
質問 1番 佐々木康人
ありがとうございます。私は回答の中の、「未来へつなぐ拠点」としてというところが非常に気に入っております。本当に利活用するために、未来に向かっていく拠点としての役割を果たしていくというような積極的な姿勢ということと理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。私の質問はこれで終わらせていただきます。