更別村議会 令和元年第4回定例会 2019年12月16日
防犯カメラによる安全で住みよい村づくり
2019年12月16日、更別村議会の一般質問で、太田綱基議員が「防犯カメラによる安全で住みよい村づくり」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 太田綱基 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 太田綱基
通告に従い、一般質問させていただきます。質問事項は防犯カメラによる安心で住みよい村づくり、要旨は防犯カメラの必要について質問させていただきます。インターネットによる利便性が向上する一方、SNSによる犯罪がふえ、面識のない人との接点から犯罪に巻き込まれる事件が起きたことは記憶に新しいことですが、時代の変化とともに犯罪は複雑化し、犯罪の少ない更別村も他人事とは考えず、捉えていかなければなりません。2019年、認知症による徘回での行方不明者は日本全国で1万7,000人にも上っています。核家族化や高齢化が進む中での社会問題で、本村もその対策が求められてくると思います。防犯カメラは、安全対策として一般的になっており、犯罪や事件などトラブルが起きた際の早期発見と事後検証の材料として原因の解明、解決に向けて役立たせることができ、カメラの設置は有効な手段だと思います。また、環境美化に対しても抑止につなげることができます。本年、更別中央中学校の生徒が地域のごみ拾いをした様子が中学校だよりの記事になっていました。中学生は、更別のため、地域のためにごみ拾いを生徒会が主体で企画し、実行してくれことにはが頭が下がる思いになったと同時に、更別村に一部の心ない人が捨てるごみに残念な気持ちになりました。窃盗や盗難などの対策、インターネットによる犯罪の安全上、認知症の方の徘回、交通安全、環境美化など、防犯カメラは犯罪行為の証拠や抑止につながることで設置する意義はあるものと考えております。防犯カメラの設置に対し、コスト面やプライバシーの問題などもあると思いますが、更別村として安心、安全な村づくり、環境の美しい誇れる村づくりには必要なことと考えますが、どのような考えをお持ちでしょうか。
答弁 村長
太田議員さんのご質問、防犯カメラによる安全で住みよい村づくりについてお答えを申し上げます。防犯カメラの設置目的は、まず第1に監視していることを示し、心理的に犯罪を抑制したり防いだりすることであります。2つ目に、犯罪や異常の発生を早期に発見をして、報知すること、通告することです。また、3番目には、記録をとることによって犯罪発生時の参考とすることや、そういうような証拠といいますか、そういうようなことも確定することができるということが言われています。したがって、目的に沿って防犯カメラの設置箇所の考え方が異なること、そしてある程度一定の数が設置されないと効果が少ないなどという課題もあります。ただ、もう一つは、プライバシーなどの問題から取り扱いに関する課題もあるとお聞きしています。村としての防犯などの取り組みといたしましては、住民が安全で安心な生活を送ることができる村づくりを推進することを目的として設置されております更別村生活安全推進協議会において、関係機関と住民がともに交通安全、防犯に関する生活安全運動を展開する一環として、救済を求めてきた子どもを一時的に保護する子ども110番の家や高齢者向けなどのチラシの配布などの防犯意識の啓蒙、啓発や必要に応じての防犯巡回指導などを実施しております。また、認知症による徘徊者の対策といたしましては、徘徊高齢者等家族支援事業で高齢者が徘徊した場合に介護する家族が直接電話等により所在を検索し、居場所を確認することができる携帯型の電波発信機の貸し出しを実施をしております。十勝高齢者等SOSネットワーク事業にも参加し、徘徊高齢者等が行方不明になった場合の早期発見、保護できるよう、地域の協力を得て関係機関及び協力機関の支援体制を構築して高齢者等の生命及び身体の安全並びに家族等への支援を図っているところであります。環境美化の取り組みといたしましては、住民と行政が力を合わせて清潔で美しい村づくりと潤いと安らぎのある景観づくりを行っております。快適で生活環境の保全に寄与することを目的として設置をしております更別村環境美化推進協議会などにおいて、クリーン作戦、現場パトロールなどの環境美化運動を行っており、重点対策の必要な箇所にはポイ捨て禁止看板等の設置も実施しているところであります。また、議員ご指摘のように、中学校、高校によるボランティア活動としてごみの収集等を担っていただいております。防犯カメラの設置につきましては、予防策が重要であるということを考えますことから、住民が安全で安心な生活が送ることができる体制づくりにまず第1に力を考えていきたいというふうに思っています。ただ、昨今のこういうような子どもたちを取り巻く、あるいは社会の中での潜在的な危険が、あるいは突発的な事故、事件等が頻繁に発生する中においては、これについては設置を検討する必要性もあると認識もしておりますので、関係機関と調整しながら随時検討を行っていきたいというふうに思っております。ご理解のほどよろしくお願い申し上げ、答弁といたします。
質問 5番 太田綱基
防犯、抑止に対しては更別村の条例でいろいろ定められています。例えば更別村安心で安全な地域づくり条例、もちろんここに沿って安心、安全な村づくりということで安全に対する活動を推進していると思いますが、まずここに対しても果たして本当にこれは更別村に防犯意識として足りているのか。本当に今のままで、一応条例はつくってこういうふうに進めているけれども、これが本当に更別村の最善な策なのかということで改めて僕はちょっと考えてほしいと思うのです。そのほかにも、認知症による徘徊、そういった面でも装置をあれして防止策に努めたりだとかというようなこともやっていて、もちろん実施要綱とかでもそういったものは定められているのですけれども、それも本当に今のままの要綱どおりのことをやっていて認知症対策になるのだろうかというところが僕疑問で、そこを改めて一つ一つ精査していかなければならないのではないかなと思うのですけれども、その辺はまずどう考えているのかなということをお答えいただきたい。また、環境美化といったものに対しても、もちろんクリーン作戦、地域の方、更別村の方、たくさんの方来ていただいて実施しているのはもちろん理解できるのですけれども、果たしてそこも本当にそのままで更別村の環境、僕たちが愛する更別村を誇れる村づくりとして十分な対応ができているのか、そういったところも私は不十分に感じているのではないかなと思っているところがあります。条例でうたっている中身、それは本当の更別村、村長が自分が求める条例に沿った中身で活動してくれているのだと思いますけれども、そこより新たに一歩精査して、防犯に対する計画の必要性や防犯に対する場所の特定の必要性など、例えばこれから熟慮、そういったことに対して熟慮していくならば、エリアの特定や小学生、中学生の通学路、そういったところはどういったところが多いのか、交通量はどういったところが多いのか、高齢者の多い場所やごみ捨てられやすい場所、そういったものもしっかり把握して精査して、改めてこの条例にあるようなすばらしい村づくりをしていったらいいのではないかと思うのですけれども、村長はその必要性についてどう思っているのかご回答いただけたらと思います。
答弁 村長
今太田議員さんご指摘のとおり、条例等で定めているから、それで十分であるというではないと思いますし、それが最善ではないと思います。その部分でしっかりできているところ、できていないところも含めましてしっかり検証していかなければいけませんし、2番目に言われた認知症の対策もそうです。これはちょっとあれですけれども、保健福祉課の関係になりますけれども、認知症になりにくいまち宣言を変えました。認知症になっても安心して暮らせるまちづくり宣言、これを1月1日に再度宣言をし直すわけですけれども、この部分についても、認知症になりにくいというよりも、なっても、あるいは今、徘徊という失礼な言葉は使いたくありませんけれども、そういうような状況になったときに、やっぱり周りのコミュニケーションとか見守りとか、いろんな部分を含めて、そこは安心して村で生活できますよ、認知症になっても大丈夫ですよというような体制をしっかり築いていくことが必要であるというふうに考えています。また、環境美化についても、本当にいろんな意味でやっていただいていますし、外から来るお客さんは、どうして更別村ってこんなにきれいな村なのだというふうなことでお褒めの言葉をいただくことが多いです。それは、やっぱり住民意識の美化意識が高いというようなことと、日常的にそういうことに心がけていて、コミュニケーション、そういうような、ささえ愛さらべつとか、いろんな意味で住民が自主的にそういうような活動をする場もたくさん出ているわけですけれども、そういったところが今重点置かれているのではないかなというふうに思います。通学路とか、特定のエリアを考えてということがありました。私も実際経験上なのですけれども、私が関西にいるときには痛ましい池田事件とか、近くの本当に隣の学校ですけれども、小学校ですか、等々、特定の名前はあれですけれども、学校でそういう不測の事態が、不審者の侵入がありました。直ちに防犯カメラの設置と、そして校門を必ず閉めておく、そして警察の巡回、あるいは警備員さんが常時待機をするというようなところがありまして、子どもの命を守るために通学、PTAさんも地域のボランティアも活躍しましたけれども、学校ぐるみで、地域ぐるみで、PTAぐるみで、保護者ぐるみで子どもたちの安全と命を守るというような活動もあります。そういった面では、そういうことが本当にいつ起こるかわからないような状況もあるので、そういう点ではやっぱり危機管理はいつも最悪のシミュレーションを意識しながらやっていかなければならないというところがありますので、今お話あったエリアの問題とか、そういうところは検討していかなければいけないというふうに思います。ちなみに、子ども110番の家の登録件数は更別村で112件、監視カメラの設置場所数は6カ所ということで、主に商業というのですか、コンビニエンスストアとか、ATM装置あるいは金融機関等に設置をされております。徘徊高齢者家族支援事業の利用件数は2件でありますし、十勝高齢者SOSネットワーク事業事前登録件数は1件であります。また、美化に関しては、ポイ捨ての禁止看板63カ所、監視用カメラ設置5カ所ということであります。また、近隣のというのですか、町村を調べさせていただきましたけれども、上士幌は10台以上あると、監視カメラがあるということです。士幌も10台あるということであります。ただし、これは議会でプライバシーの確保についてかなり議論がされたということを聞いておりますし、この部分でのガイドラインの制定というのですか、それがかなり慎重に行われた結果、こういうふうになっているというようなことであります。また、帯広の生活安全課に問い合わせて、今警察の方のお話によると繁華街等で交差点に信号機に防犯カメラがついている場所もあるということで、例を挙げれば札幌の繁華街であるとか、そういうところにはついているということで、警察としては本当につけてほしいというようなこともあるのですけれども、ただ日弁連の見解では、今監視カメラが顔認証ができるところまで非常に高度な技術が発達しているというようなことから鑑みると、その部分の導入についてはプライバシーの保護、そしてガイドラインの設定、そしてそういうような危機管理の状況、誰が管理し、どこに設置し、どういうふうにしていくのかというようなところも含めてしっかりとそういう部分をつくっていかなければ、これは日弁連はそういう点ではそういう見解を持っているわけですけれども、そういうようなことを踏まえますと、村において今後、児童もそうですけれども、どのようなところに設置をするのか、あるいはプライバシーの保護をどうしていくのかということを考えますと、防犯効果あるいは事件解決の資料等々もありますけれども、公園や道路、不特定多数のところにたくさんの人たちが写るというような状況は、これは避けなければいけませんし、そういう点から本当に設置する場所、プライバシー保護、記録すべき事項等をしっかりと精査した上で、関係機関と調整しながらそれについては慎重に考えてまいりたいというふうに思っております。以上であります。
質問 5番 太田綱基
今村長言われたように、プライバシーの面というのは防犯カメラに対する最大のデメリットではないかなと私自身も思っています。がしかし、これだけ技術が本当に高度になってきて、防犯の抑止に対してはカメラというものは本当に身近で、誰にでも、防犯に対する抑止も物すごく強いと思うのです。村長が最初の答弁のとき言われましたけれども、どうしたら予防ができるかというところなのですけれども、これだけ電子機器がよくなってきて、そういった中で職員の方や地域の方が協力していただいて、更別村はもちろんきれいな村ですし、誇れる村なのですけれども、僕はさらに誇れる更別村になりたいとも思っていますし、そういったことで考えれば、防犯に対すること、環境美化に対することというのは一つ一つ、もう一つステップアップした精査といったものが必要なのではかなと思っております。また、プライバシーという面で言えば、カメラ一つにしてもいろいろなカメラがあります。本当高性能なのから、変な話ちょっとしか写らないものもあれば、いろいろな考え方ができると思うのです。カメラというただ物体があるだけで犯罪者にしてみればそれほど怖いものはないと思いますし、そういったことの中からも十分に精査していってほしいなと思っております。また、同じくプライバシーという面で言うならば、例えば子どものことに関して言えば、農村部の方、そんな交通量少ないところ、人の多いところに高いお金を投入して、なかなか防犯カメラというのは難しいのかもしれないですけれども、防犯という意識で考えれば、道の脇の雑林だとか、要らない支障木があったりだとか、そういったところも特に通学路、子どもたちの安全の確保、またそういったところの夜通ってみて街路灯がないとか、そういったことで子どもが怖い思いもしているのではないかなと、農村部ではたくさんしている声も聞きますし、そういった面でも防犯カメラ一つではなくて、周りの環境の対策をもって更別村の防犯に一つ一つ進めていってほしい。そのために改めてここの部分を精査して見直さなければいけないのではないかと私は思っているのですが、その辺を最後にお聞かせいただけたらと思います。
答弁 村長
防犯カメラ、一応こちらでシミュレーションした場合については1カ所当たり70万円程度かかるということであります。ただ、これについては値段の差異はいろいろあると思いますし、今24時間で記録ができるドライブレコーダー的なものもありますし、それは導入については機種、機能の面ではいろいろとあるというふうに思います。太田議員さんおっしゃいましたように、監視カメラ、防犯カメラですけれども、今のこういう時代の中ではなかなか個人保護の侵害とか、プライバシーの侵害とかっていろいろ難しいところもありますけれども、太田議員さんがおっしゃったように、事件、事故の抑制にもつながる可能性は非常に大きなものと考えています。そういう部分から考えますと、またこの先そういう効果も十分に期待できるということですから、今後関係部署、関係先と協議をしていきたいというふうに考えております。もちろん最後に触れられました通学路、子どもの安全については、これは本当に盤石な体制ということと、監視カメラ、防犯カメラという観点だけではなくて、地域の見守り含めてやっぱり総合的にやっていかなければいけないというふうに考えていますので、その部分については危機管理、危機意識をしっかりと持ちながら、不測の事態に備えて村としてもしっかりとした危機管理とそういう防犯体制を整えていきたいというふうに考えております。以上であります。
質問 5番 太田綱基
更別村のよりよい村づくりを進めていただきたいと思っております。以上、一般質問を終わらせていただきます。