みんなの議会

更別村議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日

市街地の形成と宅地の確保

2019年9月18日、更別村議会の一般質問で、織田忠司議員が「市街地の形成と宅地の確保」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
織田忠司 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 織田忠司

それでは、通告に従いまして、一般質問させていただきます。市街地の形成と宅地の確保についてですが、本村では施策として移住、定住を進めていますが、家を建てたいけれども、宅地が見つからないという声をよく聞きます。施策を進める上で宅地を確保するのは私は喫緊の課題だと思いますが、それと同時に10年、20年後の市街地を見据えた計画も必要です。老朽化が進む公共施設、例えば中学校や学校給食センターなど、これから耐用年数を迎える建物をどこに建てるのか、あるいは病院跡地など、余り利用されていない村有地の活用方法などを含め、今後市街地をどのように形成するのか検討し、計画した上で宅地造成を進めるべきではないでしょうか。また一方、市街地の空洞化対策、空き地、空き家の利用促進対策が必要です。村でも職員が対応に当たっておりますが、やはり職員では限界があると思います。そこで、空き地、空き家についての相談を受けたり、あるいはそれを仲介する方を委任してはどうでしょうか。それには不動産取引の資格も必要かもしれませんが、村民になじみのある方が相談を受け、推進していただければ、今以上の空き地、空き家対策につながると思いますが、その辺の村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

織田議員さんのご質問、市街地の形成と宅地の確保についてお答えをいたします。本村におきましては、これまで市街地形成における土地の利用に関しては、事業の実施に際して策定する構想や計画、例えば保健、医療、福祉に関する施設につきまして一体的な整備を進めた福祉の里構想、また宅地分譲と高齢者福祉施設などの整備を推進するリラクタウン構想、またすずらん団地などの宅地造成など、事業の目的や時代の情勢に応じて最も適する場所を選定し、市街地の形成を進めてまいりました。実務的には、役場庁舎内においては課長職による土地利用会議を設置し、施設整備等に伴う村有地の売買や宅地造成などにおける候補地の検討など、情報の共有を図り、協議の上進めているところであります。一方、法定上の計画に関しましては、国土利用計画法における市町村計画、都市計画法に基づく都市計画とともに、策定については義務づけられないこともあり、本村独自の土地利用計画の策定にはいまだ至っておりません。織田議員ご指摘の宅地分譲につきましては、これまで分譲しておりましたコムニ団地が今年度1区画、またことし分譲しましたすずらん団地2区画につきましても完売をし、現在村が分譲する宅地がないことから、喫緊の課題として早急に対応を図るべく分譲地、候補地を選定し、所有者等との具体的な協議を進めているところであります。また、公共施設につきましては、昭和52年建築の更別中央中学校、昭和54年建築の学校給食センターなど、年数の経過が進む施設が今後ふえていく状況でありますが、建てかえとするのか、それとも改修による長寿命化を図るのか、これら厳しい財政状況を勘案しつつ、今後の方針を定める必要があると考えております。他の公共施設につきましても、改築が必要な場合についてはこの点を十分配慮してまいりたいと考えております。今後市街地における適切な位置、既存コミュニティーとの融合、移動手段などを見通していく必要があり、村独自の中長期的な土地利用に関する計画やビジョンの策定につきまして調査検討してまいりたいと考えております。もう一点のご質問でありますが、空き地、空き家に関する相談業務の委任についてお答えをいたします。現在村では、空き地・空き家バンク事業を実施しております。空き地、空き家を所有する方がバンクに登録し、希望者の方に紹介するマッチングのシステムとしておりますが、現在の登録は空き地が9件、空き家が3件であります。空き家として活用が見込まれる家屋については、所有者へのアンケート調査、または担当職員や昨年度配置しました地域おこし協力隊の移住定住支援員が直接訪問するなど、利活用に向けた取り組みを進めております。仲介者への委任という議員からのご提案も十分に理解するところであります。基本的には個人の財産であり、所有者の方のご意向やご事情を踏まえた上で対応していきたいと考えております。高齢化や核家族など、生活スタイルの多様化、また将来の人口減少が想定される中で今後も空き地や空き家の増加が見込まれることから、引き続き訪問や相談、情報収集を行うことにより、空き地、空き家の利用活用や市街地の空洞化対策に努めてまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。

質問 7番 織田忠司

今人生100年と言われております。今更別の郊外に住まわれている方の中には、高齢者になったら生活の利便性のある市街地に移りたい、あるいは住宅が年数がたって建てかえ時期や、あるいはリフォームの必要性が出てきたタイミングに市街地に移り、実際家を建てて住んでいる方もおられます。一方、農業経営者や後継者についても、今まで住宅は農場内にという考えが強かったのですが、最近ではスマート農業の発達や移動手段の時間短縮がありまして、市街地の生活も考えられます。既に住まわれている方もおられますし、またこれからの後継者対策の一つとしてますますふえていくと思われます。このように村内の移住を考えても、確かに高齢化や人口減少を想定する中でとありますが、私は当面市街地はまだまだ拡大していくと思っております。この3月に、実は私は更別高校の前より病院まで歩いてみました。私の足で30分以上の時間がかかるのです。今病院に皆さんどうやって行っているのかなと聞きますと、村民バスや十勝バスを利用されている方も多くいます。また、30年度の市街地における村民バスの利用状況を見ても、利用者数は前年度より1,000人近くふえているわけなのです。そういうことを考えますと、これからの住民の移動手段に欠かせないのは村民バスであり、そのバスも今自動運転等の技術が進み、大変現実味を帯びてきているわけなのです。そうなると、バスの運行しやすい道路網を考えるとともに、確かに中学校などの公共施設を建てかえるときも配置場所を十分考慮しなければならないし、あるいは今市街地で余り利用されていないというか、利用度合いの少ない村所有地のあり方もどうするかを考えた上で、今後市街地の全体をどのような形にするのか。今細長くなっていますけれども、市街地を中心にどのような形に持っていくかを描いた上で、私は宅地分譲を急いで進めるべきだと思いますが、村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

織田議員さんご指摘の点、ごもっともでございます。高齢者は本当に市街地に住まわれている方もおりますし、それはやっぱり移動手段の確保ということとか、いろいろな面で困難を抱えている部分もあると思いますし、また違う点から見ればコンパクトシティというふうに、医療機関とか福祉機関、それと買い物ができるスペースにそういうような福祉施設を、指導員がいるようなそういう施設をつくることもしっかり考えていかなければいけないと思います。今総じて市街地については、本当はきちんとした計画を立てていかなければいけないというふうには思っているのですけれども、民有地のこととかいろんな部分ありまして、ただ中学校あるいは給食センターの改築あるいは新築等々、場所の問題もありますし、そこはしっかり考えて、また議員の皆さんにもご提案、村民の皆さんにも提案をさせていただきたいと思います。本当に移動手段については、今採択を受けてやっておりますけれども、IoTを活用した農水産の推進事業を3年間で何とか移動手段をコミュニティーバスだけでなくて、デマンドあるいはタクシーの実証実験によって何とか実現にこぎつけたいなと。高校前から病院まで30分というのは本当にわかりますし、足の悪い方もおられますので、そこら辺はきちんと配慮していかなければいけないと思っております。最初に答弁でも申しましたように、本当にお恥ずかしいと思っています。この場をかりておわびしたいのですけれども、全ての議員の皆様方に大型分譲地は喫緊の課題であると、必要であると。何件かはいろいろと細かな分譲を行ってきました。でも、やっぱりすぐにする必要があるのではないかということで、今日の時点に至って民間の住宅地、アパートあるいは分譲地、それが一切ありません。これは、本当に村民の皆さんへ申しわけない気持ちでいっぱいであります。なおかつ今織田議員さんからご指摘があったように、今具体的に話を進めています。早急に土地の利活用委員会等々を通じまして、土地の取得あるいは村有地の活用ができましたら、その部分については大型分譲地を開発し、直ちに分譲を開始したいと思います。準備ができた段階で、村民あるいは広く管内の皆さん方に更別村で住宅分譲が始まるということで、私は全部の整備が終わる前にこれを交付したいなというふうに思っていますし、民間住宅も今回の議会で通していただきました。民間のアパートあるいはマンションの補助事業について採択をいただきましたので、何とか個人あるいは法人、民間の方にその部分で分譲までは若干時間がかかると思いますけれども、その間に何とか喫緊にそういうアパートとか民間住宅地を建設していただければ、村としても本当にありがたいなというようなことを思っています。本当に喫緊の課題でありますので、その点につきましては深く肝に銘じ、今までの反省点に立ち返ってしっかりと取り組んでまいります。以上であります。

質問 7番 織田忠司

それでは次に、空き地、空き家対策の強化についてですけれども、市街地の中心近くに利便性のある空き地が多いわけなのです。実際そこに見つけて、そこに家を建てたいなと思っても、所有者がわからない、知らない、接点がない、あるいは所有者が相続絡みとかいろんなことがありまして、村外に出られているということも結構あるわけなのです。そういう場合、そこを希望しても、本人はなかなか話ができないわけなのです。そこで、本当は直接話しするのがよろしいのですけれども、できればそのようなときに相談に乗っていただき、そしてまた仲介して、仲を取り持ってくれるというのですか、そういう人がいて、実際話を進めてもらって、条件云々まで話が進んで、委託することがやはり必要でないかと思いますし、そのような方が活躍されることで、少しでも市街の空き地、空き家が少なくなることがあるのでないかと思いますし、そういうことが行く行くは市街地の活性化につながると思いますけれども、最後に村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

この空き地、空き家についても、織田議員さんのおっしゃるとおりであります。先ほど答弁で申し上げました、現在の空き地・空き家バンクの登録、村ホームページに公開しておりますのは、空き地9件、空き家3件であります。直近の、今たくさんいろいろ点在されている部分があるということでアンケートを実施しました。空き地、空き家に対して手紙で送付をしまして、62件を送付させていただきました。うち有効回答が16件、うち空き地・空き家バンクに登録してもいいですよという方が、希望者が7件ありました。空き家7件のうち、全て村外の所有者の方でありました。空き地は零件で、登録に至ったのは3件であります。この部分については、現在までずっと収集をしてきて、企画政策課で情報の収集ということで、所有者の固定資産税納付書に同封をしまして、あるいは村内を随時循環して状況を調べるということで、どのところが空き地、空き家になっているかというところを調べました。職員、移住定住支援員が所有者を直接訪問しました、今回は。そして、その中で意向を直接確認をして、そこで掘り起こしを行っております。そういう点では、本当に村の中に仲介される不動産屋さんがあればそこでやっていただければよろしいと思うのですけれども、業者が地元にいないということで、直接売買ができないということで、紹介ということで、村としては地元の情報収集をしてご希望に沿うような形で、また相談を受けた場合にマッチングができるように、バンクに登録していなくてもそうした努力をしています。分譲地の残念ながら抽せんに漏れた方とか、登録はしたくないのだけれども、いいですよというような形で不動産屋さんとか、そういうふうな形で仲介業者の皆さんにそういうふうな方を紹介したりをしております。ただし、所有者が売るとか貸す意思を示さなければ大変難しいところでありますし、何しろ個人の財産ということもありますので、また家庭の事情にもかかわる問題でありますので、なかなか難しいところありますけれども、放置をすればこれが危険家屋になったり、十分対応できない部分も出てくるということで、これも以前空き地、空き家特別措置法の活用についてもご質問を受けておりますけれども、こういう部分については当面は担当課において利用者の増加に向けた活動を継続していきたいというふうに考えております。村外の仲介業者さんがチラシを配ったときには、もう既にその前に完売であったというような状況もありますし、そういう点から見れば村としても情報収集に努め、そしてそういう希望の方にはマッチングをして、私有地にかかわる部分の取り扱いについては特に配慮しながら計画等の立案に当たっては調査研究をこれからも進めて取り組んでいきたいというふうに考えております。以上であります。

質問 7番 織田忠司

以上で終わります。ありがとうございました。

出典:更別村議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる