みんなの議会

更別村議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日

運転免許証返納後の移動手段の充実

2023年3月10日、更別村議会の一般質問で、織田忠司議員が「運転免許証返納後の移動手段の充実」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
織田忠司 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 織田忠司

それでは、議長に許可をいただきましたので、運転免許返納後の移動手段の充実について質問いたします。更別村での生活において車を運転することは不可欠であり、それは高齢者にとっても同じことです。また、更別村の人口構成は、現在65歳以上の方が983名おられます。そのうち老人等世帯は191世帯、独居老人は192名の方がいます。近年、高齢者の交通事故等の多発により、高齢者の運転免許証の更新には、70歳からは高齢者講習会、75歳以上になれば認知機能検査とともに、もし違反歴があれば運転技能検査に合格しなければ運転免許証の交付はできません。高齢者の中には、更新ができなかったり、また事故等の不安などから免許証を返納し、運転をやめられる方もいます。村でも運転免許証を自主返納された方には高齢者運転免許証自主返納奨励事業も実施していますが、一方で高齢者の中には返納をためらわれている方も多くいます。今私たちは、車で自由に移動できる生活を送っていますが、いずれは車を運転できなくなる時期が来ますし、そしてそのときの不安、またそのために変わる生活環境に対しての大変大きな不安を持っています。一方、村でも現在取り組んでいる移送事業などの利用者は年々増加していますが、まず郊外での乗合タクシーは利用者の利用予約方法に戸惑いがあり、市街地循環村民バスでは運転路線まで行かなければ乗れません。また、社会福祉協議会が行っている移送サービス事業でも利用者の増加につれて運転事業者の負担も多くなっています。また、いずれの事業において土、日曜日は利用できません。人口年齢構成から見ても、高齢者の増加につれて免許返納者も増加するものと思われます。10年、20年後の住みやすい村づくりのためにも、今まで以上の移動手段の充実に向けて取組が必要でないかと思いますので、村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

織田議員さんの運転免許証返納後の移動手段の充実についての質問にお答えをいたしたいというふうに思います。高齢ドライバーの免許更新の現状は、ご質問にありますとおり令和4年5月に施行されました改正道路交通法により要件が非常に厳しくなっておりまして、これに伴い運転免許証の自主返納者も増加傾向にあるというふうに考えております。村において、運転免許証の自主返納者数を把握することはできませんけれども、令和2年度から更別村生活安全推進協議会で実施をしております高齢者運転免許証自主返納奨励事業の申請件数は14件で、このうち更別市街以外にお住まいの方は4名となっております。この事業は、運転免許証を自主返納した際に運転免許証と同じように公的な身分証明書となる運転経歴証明書の交付を受けた方を対象としているため、運転免許証を返納した方の実数よりかなり少ないのではないかと推察をしております。村では、従前から高齢者、障害者の福祉事業として、65歳以上の方は身障手帳等をお持ちの方を対象とした自宅から村内医療機関の間を無料で送迎する移送サービス事業を社会福祉協議会に、障害者や難病患者の方を対象とした社会通念上必要不可欠な外出及び余暇活動の社会参加のための外出の送迎を行う身障者生活支援事業を村内や近隣町村の福祉有償運送事業者にそれぞれ委託して実施をしてきたほか、農村部や市街地を循環する村民バスを運行してきたところであります。高齢者の免許返納の動きが加速する中、従来の村の交通体系では農村地域にお住まいの多くの住民が公共交通を利用できる環境にはなく、また村民バスのルート変更だけでは根本的な問題解決が困難であったことから、よりよい公共交通体制の構築に向け、平成31年度から農林水産省の農山漁村振興交付金などを活用して、住民アンケートによる交通実態調査や乗合タクシー、村民バスの実証運行、シンクタンクによる各種分析を実施し、管内の交通関係者や村内の利用者等で組織する更別村地域公共交通活性化協議会等で議論を重ね、令和3年10月から農村地域から市街地への移動は利用希望に応じて運行する乗合タクシー、市街地内での移動につきましては市街地を循環運行する村民バス、市街地から他の市町村についての移動は十勝バスがその役割を担うこととし、全ての村民が自家用車を利用しなくても一定の移動ができるよう交通手段を確保するよう努力してきたところであります。ご質問にあります乗合タクシーの利用方法につきましては、運行開始時に全戸配布によりPRするとともに、広報さらべつでも周知を行ってきておりますが、スマホなどから予約のほか、運行事業者である対象交通に直接電話でお申し込みいただくことにより、農村部の自宅まで配車される仕組みとなっております。乗り合いでの運行であることから、あらかじめ予約をしていただく必要がありますが、朝一番の便を除き、配車希望時間の45分前までに予約いただければ乗車が可能となっております。市街地を循環する村民バスにつきましては、乗合タクシーの運行開始に伴い、市街地の循環回数を9回に増便し、運行ルートも延長しているところであります。全てのご自宅の前を運行するのは困難なところですが、ご自宅から遠くとも100メートルから150メートル範囲で乗車可能なルートに設定をしております。また、社会福祉協議会に委託している移送サービスにつきましては、医療機関への送迎が対象となっております。コロナワクチン接種の期間中は利用者が増加しておりましたが、ワクチン接種以外での利用は1日1名程度となっておりまして、過度な事業者負担が生じているとは今のところ認識してはおりません。65歳以上の方であれば、例えば移送サービスで診療所を受診し、村民バスで市街地へ移動して買い物、JAで用事を足し、JAから乗合タクシーで自宅へ帰るといった各サービスを組み合わせてご利用いただくことでニーズに応じた最適な移動も可能になると考えております。一方、運行日に関しましては、いずれの事業も平日のみの運行となっておりまして、ご指摘のとおり土日や休日の移動には対応できておりません。主にドライバーの確保が課題となっているところでありますが、今後ともよりよい交通体系の確保に向け検討を進めてまいりたいと考えております。以上、お答えといたします。

質問 7番 織田忠司

ありがとうございます。今の更別村の人口構成を見ますと、55歳から65歳の方が439名、また65歳から75歳の方が421名います。それが10年後の人口構成を考えたときに、10歳年齢が上がるわけなのですけれども、そのときに生活が、我々は車移動中心の生活をしておりますので、その移動ができなくなったときの不安は大変大きなものがあります。それと、10年と言いますけれども、はっきり言ってすぐ来ます、10年なんて。そういうことから、現在高齢者で車を運転されている方は、いつまで乗れるだろうかなという不安は常に抱いているということもありますし、また免許証更新が大変不安であり、市販されている問題集などを買って、実際にそういうことを勉強しながら挑戦するという方も多く見られます。今更別で車が使用できなくなるということは、生活に、買い物のほかいろいろ大変支障を来します。特に郊外に住んでいる方は、行動範囲が限られ、深刻な状態となります。先日、テレビでニュースになっていたのですけれども、高齢者が起こした交通事故の中で加害者の方が車の使用ができなかったら食事に行くこともできないというようなことが話題になっていましたけれども、これは決して我々にとっては人ごとではありません。また、今村で行っている輸送事業について、今村長から説明がありましたけれども、私も一定の評価はいたしますが、現実といたしまして、病院の送迎などですけれども、これ実際事業登録していなければ利用できないということもありますし、またデマンド交通であれば、土日だけでなくて、住んでいる地域によって利用できる日が決められているわけなのです。それだと週2回かな、地区に分かれますと。そして、村民バスにおいては、これは見かける時間帯によるのかもしれませんけれども、大変空車というか、利用者が乗っていないで運行されているのを多く見受けられます。この利用者でいきますと、これはひょっとしたら自宅までの送迎も可能でないのかなと、市街地におきましては。増えてくれば別なのですけれども、そういうときはやはりデマンド交通なども市街地に取り入れて、もう少しきめ細かく希望者が利用できる形を取れるような気がいたします。これは、今の人数での想定の話なので、これが大幅に増えてくれば、また状況は変わると思います。また、変わりますけれども、今度4月に行う統一選挙、これ日曜日ですよね。このように村内でも土日に行われるイベント、集会等は結構あるわけなのです。そこに高齢者の方でも結構出席されるというか、楽しみにするという方で出かけてこられる方もおります。あるイベントのときには、免許を持っていない高齢者が何人か乗せてもらって参加しているという光景も目にしております。やはりこれは高齢者の外出を促し、また認知機能などの予防につなげるためにも、今まで送迎を行っているところを1か所に集めて、一般のタクシーのように電話一本で連絡がつくと。そういう簡単な組織をつくることによって、やはり住民の利用も増えると思います。ただ、それにおいては全て行政というわけではなく、一部やはり住民の負担も促す必要はあるかと思います。そういうことを今後とも、何か先ほど協議会があると言いましたので、そういう協議会などでいま一度検討してみてはどうかと思うのです。どうでしょうか。

答弁 村長

織田議員さんおっしゃること、全てごもっともでございまして、登録しなければいけないということで、本当に社協の地域支援事業も、例えば本当に難病というのですか、そういう形でどうしても必要不可欠な5名の方登録していますし、社協に委託をされている登録者数も2月末現在で38名の登録ということがありまして、やっぱり登録をしていただかないとということもあるのですけれども、そこはやっぱり行政の力で交通手段に困っている弱者の方については積極的に把握をして、対応していく必要があると思います。農水省の実証終わって、デマンドタクシーをして循環バス、今最大の問題は、それでもやっぱり私も駄目だと思うのです。だから、本当に織田議員さんおっしゃったように、やっぱり必要ニーズに応じて臨機応変に使える移動手段ですか。私は、大正タクシーさんには、これは議会の席になりますけれども、一応来てくれないかということで、うちの村だけで駄目だったら、この間森田村長とも話したのですけれども、空港にはタクシー来ているのです。それで、中札内と空港と更別ということで、2台から3台の運用で何とかそういうことをしっかり真剣に頼みに行きませんかと。村内循環もあるのですけれども、本当に言うとやっぱり細かいところには、織田議員さん言うように応え切れていないです。土日なのですけれども、やりたいです。でも、運転手の確保ということで、なかなかできないというようなこととか、車両の点検とかいろんな話があって、そこのところがネックになっているわけですけれども、これも人を探してくれば何とかなるのかなというようなことを思っていますけれども、何とか打開をしていかないと、本当にこのまま織田さんが言うように10年はあっという間に来ますし、これで免許を返納して移動手段が全くなくなるといったら、本当にひきこもってしまうか、町に出てこれなくなってしまうというような状況もありますので、そこは早急に解決をしていかなければならないという認識は一致しておりますので、何とか今やっているところでも、村民タクシーも私、村長室から見えるのですけれども、空で運行していることがあります。ただ、専門家に言わせると、人数ではなくて、毎日決まった時間に運行することが必要なのだという話もするのですけれども、私自身はやっぱり空いたままの席を見るたびに自分としてはがっかりしていますし、何とかそういう方法でもっときめ細かくできないのかなというのは、ただ増便するだけではなくて。そして、100メートル、150メートル、これはもう前から言われていて、車椅子だったり、かごを押したり、杖ついたりして、それで歩けってかというふうにいつもお叱りを受けるので、その辺基本はやっぱり玄関からというようなことありますけれども、それにつきましても全部が行政で見るという、本来はそうしなければいけないというふうに思っていますけれども、一定の受益者負担ということも考えて、やっぱり村民の方のニーズに合わせて、今本当に車なかったら食事も行けないし、買い物にも行けない。それが現実でありますので、そこのところを何とか、織田議員さんのご指摘のとおり最大限の努力をして何とか解決の糸口を積極的に動いて見つけていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 7番 織田忠司

ありがとうございます。もう一点、これ住民の方なのですけれども、やはり車の運転ができず、バスなど公共交通機関も利用するのは厳しい。特に人工透析ほか、いろんな形で更別で治療ができない方でやはり回数、帯広あるいは大樹などの郊外の医療機関に通わなければならないという方はいますし、これからも多くなってくると思われるのです。やはり家族がいれば、家族、身内の方に送ってもらう。いなければ、どうしてもそれなりの介護タクシー等の利用をしなければならなくなってくると思うわけなのです。やっぱり家族にとっても仕事を休んで、農家でもそうですし、勤めている方もそうだと思いますけれども、やはり仕事を一時休んで、下手したら週3回、この送り迎えは大変負担だと思いますし、また逆に介護タクシーを利用される方においても、多少の支援はあると思うのですけれども、やはりそれの支払い等は結構高額になってくると思うわけなのです。これは、長く続ける治療なので、やはり通われている方の負担というのは計り知れないと思うわけなのです。これ聞いた話で自信はないのですけれども、ほかの町村の中にはある程度そういう方を集められて、日にちを決めて、送迎されているというところもあるような話も聞いておりますので、本村においてもその辺、もしあるのであれば参考にしながら、やはり村外の医療機関への通院等も検討する値はあるのかなというような気はいたします。よく村長、今100歳までワクワク働ける村づくりが必要でしょうと盛んに取り組んでおりますけれども、私はその前に、今まで更別は福祉の村と言われてきているので、福祉の充実を図るためにも100歳まで安心して暮らせる村づくりが私は必要でないかと思いますので、最後に村長、一言お願いいたします。

答弁 村長

全くおっしゃるとおりであります。本当に週3回、透析行かなければいけないということで、何がしかの交通費の支援とかというのはあると思うのですけれども、今織田さんおっしゃったように、やっぱりそういう方は把握していますので、その部分で何とか、効率的と言ったら怒られますね。そのニーズに合わせて、絶対行かなければ命の保証がなくなるわけですから、そこのところを検討させてください。そういう形で送迎をするとか、考えなければ駄目なのかなというようなことを思っていますので。あと、厚生病院とか協会病院とか帯広の病院にも行きますよね。十勝バスに乗ると、循環して1時間以上かかると。これは、一度十勝バスの野村文吾社長にもお話ししたのですけれども、できればうちから直接高速に乗って、デジタル関係の予算が取れればですけれども、主要病院に、行きたい病院に送っていくというような形で、帰りも村内まで送ってもらうという形も何か考えることはできないかということは話は持ちかけております。あと、本当に100歳まで生き生きワクワクというのは、高齢者が安心して本当に幸せに年を重ねられるという部分で、私は織田さんの考えも本当にしっかり、本当に安心して暮らせるというのは、やっぱり100歳までワクワクということは、いろんなサービスもそうなのですけれども、健康とか見守りとか、そういうような共助がありますけれども、やっぱり村がしっかりそういう高齢者の立場に立って、そういう施策をしっかりやっていくということの上に立って、デジタル化もそうなのですけれども、そこが基本ではないと、これは全然足かけ間違ってしまうので、織田議員さんおっしゃるとおり、私は本当に安心して高齢者が暮らせる、特に移動手段、今回取り上げていただきましたけれども、健康の問題等も含めましてきっちり確保できるように、これから取り組んでまいりたいというふうに思います。大変ありがとうございました。

質問 7番 織田忠司

どうもありがとうございました。以上で終わります。

出典:更別村議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる