みんなの議会

名寄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日

中心市街地の現状と課題について

2026年6月17日、名寄市議会の一般質問で、近藤友美議員が「中心市街地の現状と課題について」質問し、経済部長 山田裕治、総合政策室長 櫻田孝臣、総合政策部長 石橋毅が答弁しました。

質問者
近藤友美 議員
答弁者
経済部長 山田裕治、総合政策室長 櫻田孝臣、総合政策部長 石橋毅

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 近藤友美

おはようございます。議長より御指名をいただきましたので、通告順に従い大項目1点について質問してまいります。大項目の1、中心市街地の現状と課題について、小項目の1、中心市街地における空き店舗対策について。近年全国的にも地方都市の商店街では人口減少や後継者不足、消費行動の変化などにより空き店舗が増加しております。本市においても中心市街地を歩きますと、営業を終えた店舗や長期間利用されていない建物が見受けられ、商店街全体の活気低下を心配する声も聞かれております。特に女性の立場から見ますと、商店街は単に買物をする場所というだけでなく、子育て世代が安心して歩ける場所、高齢者が気軽に外出できる場所、人が集い、地域のつながりを生む大切な場所であると考えます。しかし、空き店舗が増えることで人通りが減り、まち全体に寂しい印象が広がってしまうことを懸念しております。そこで、現在の空き店舗増加の要因について市令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号としてどのように分析されているかお聞かせいただければと思います。また、現在空き店舗利用事業や創業支援など各種施策を行っていると思いますが、その利用状況や効果について市としてどのように評価しているかお聞かせください。次に、小項目の2番目、アーケードの老朽化について。中心市街地の商店街は、長年にわたり市民生活を支え、地域経済を支えてきた大切な場所であります。特にアーケードにつきましては、買物空間としてだけでなく、冬期間における雪や雨をしのぐ歩行空間としての役割も果たしてきました。一方で、近年はアーケードの老朽化が進み、維持管理の負担や安全面への不安の声も聞かれるようになっておりますが、商店街を取り巻く環境も変化しており、空き店舗の増加や後継者不足など多くの課題を抱えている状況にあります。そのような中で市として現在のアーケードの状況をどのように認識しているのか、また商店街や関係団体とどのように連携し、安全確保に取り組んでいるのか伺いたいと思います。そして、今後更新、改修、撤去も含め中心市街地の将来像をどのように考えているのか伺いたいと思います。次に、小項目の3番目、名寄まちなか未来宣言の推進について。令和8年5月1日に市が発表した名寄まちなか未来宣言は、今あるヒト・モノ・コトを生かし、市民が主役となるまちづくりを進めようとしているものだと認識しております。そして、取組方針の提案として、多文化、多世代交流の拠点づくり、消費経済活性化によるにぎわい創出、ウェルビーイングの実現とありますが、これをどのように具体化していくかは今後のまちづくりにおいて非常に重要であると考えます。そこで、消費経済活性化によるにぎわい創出としてチャレンジショップ、イベント開催、Yorocaの利活用とありますが、こちらは一過性のイベントにとどまらず、既存店舗への回遊や継続令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号的な消費につながることが重要と考えますが、市として今現在どのような取組を考えているのかお聞かせください。また、若者のまちなか居住として、株式会社まちづくり名寄が西2条南7丁目付近において来年4月からの入居に向けて高校生を対象とした寮の設置を検討していると聞いておりますが、行政としてどう連携を取っていくのかお聞かせいただきたいと思います。以上、壇上からの質問とさせていただきます。

答弁 経済部長 山田裕治

おはようございます。近藤議員からは大項目1点について御質問いただきました。小項目1、2には私から、小項目3は総合政策室長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、中心市街地の現状と課題について、小項目1、中心市街地における空き店舗対策についてお答えいたします。市内事業者においては、後継者不足やECサイトの増加及び郊外型大型店舗の進出による消費動向の変化などにより減少しつつあり、特に中心市街地である商店街においては空き店舗が増加している状況にあります。こうした課題への対策として、中小企業振興条例に基づく支援制度において市街地への誘導を図るためインセンティブを付与しております。具体的には、事務所や店舗の改修等を支援する企業活力強化支援事業や創業者のスタートアップを支援する創業支援事業におきまして、名寄市立地適正化計画における居住誘導区域並びに都市機能誘導区域での事業に対して補助上限額の加算を行ってまいりました。令和7年度の事業実績につきましては企業活力強化支援事業で5件の利用がありまして、うち2件が居住誘導区域での実施、創業支援事業につきましては4件の利用実績があり、うち3件が都市機能誘導区域で実施されております。本支援メニューにつきましては、今年度より改正を行い、さらに中心市街地への誘導を図るため補助限度額の加算区域を都市機能誘導区域と商業区域としております。また、空き店舗の活用を促すため、創業支援事業における家賃支援も商業地域内を対象とすることにより新規創業者の中心市街地への誘導を図ってまいります。次に、小項目2、アーケードの老朽化についてお答えいたします。中心市街地における商店街のアーケードについては、歩行者が天候に左右されない歩行空間の確保や車道と歩道の明確な分離など安全性と快適性の向上による買物客の利便性向上、お祭りやイベントの開催など地域のコミュニティーの創出などを目的に商店街が設置、管理をしており、これまで中心市街地の活性化に大きな役割を果たしてきました。また、市といたしましても、商店街施設管理支援事業により各商店街に対しアーケードの維持、管理に係る経費の一部を支援しております。しかしながら、全国的にも商店街を取り巻く環境や社会情勢が大きく変化する中、アーケードの老朽化が課題となってきているのと同時に、空き店舗の増加による維持管理の懸念も想定されております。国からも全国的な事例として地域の合意形成やビジョン策定などによりしっかりと取り組みながらアーケードの維持、改修や撤去を行うことで商店街や地域の活性化につなげた事例が紹介されております。アーケードの今後の在り方につきましては、大前提としてその所有者が各商店街であり、それぞれの組合がどのように考えるのかが重要であり、組合員の同意も必要となります。まずは、その場所で商売をされている各商店街の組合員の皆さんがどのような考えや将来像を描いているのか確認をしながら、必要に応じて相談や支援に取り組んでまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 総合政策室長 櫻田孝臣

次に、小項目3、名寄まちなか未来宣言についてお答えいたします。本市町なかを取り巻く状況につきましては、近年人口減少の急速な進行や市民のライフスタイルの変化などを背景として、来街者の減少、空き店舗の増加といった商店街の衰退に加え、アーケードの老朽化も進み、町なかの活力低下が大きな課題となっております。一方で、町なか周辺には駅、病院、商業施設などの都市機能や地域資源が引き続き集積しており、特に若い世代が町なかで活動することにより新たな交流や経済活動が生まれる可能性を秘めた地域でもあると認識しております。こうした認識の下、本年5月に名寄まちなか未来宣言を公表したところです。本宣言は、株式会社まちづくり名寄が策定した名寄市まちなかグランドデザインと連動し、既に町なかに存在するヒト・モノ・コト、すなわち地域資源を起点に次の一手を考える、いわゆるフォアキャスティングの視点に立って、まちの未来像を描くものであります。まちづくりを進めるに当たっては、このまちで暮らし、働き、学ぶ市民一人一人がまちの主役となって、これからのまちの姿を一緒に思い描き、実際に行動していただくことが何よりも大切であると考えております。市民の皆様、商店や企業などの事業者、各種団体、そして行政がそれぞれの立場でアイデアや力を持ち寄り、手を携えて取り組むことで、初めて元気で住みやすい町なかをつくり上げていくことができると認識しております。チャレンジショップやイベントを既存店舗への回遊や継続的な消費につなげるための取組については、議員御指摘のとおり、これらを一過性のイベントに終わらせることなく、エリア全体の活性化につなげていくことが重要であると認識しております。本市といたしましては、まちづくり名寄や名寄商工会議所、なよろ観光まちづくり協会などの関係団体と意見交換を行い、回遊促進策やリピーター獲得に向けた取組、効果的な仕組みづくりに取り組んでまいります。最後に、西2条南7丁目に整備予定の学生寮の進捗状況についてですが、本事業は株式会社まちづくり名寄が主体となって進めている事業となります。本市といたしましても町なか活性化と若者令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号の定住促進に資する重要な取組と位置づけており、同社と緊密に連携しながら必要な支援と情報共有に努めてまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

質問 4番 近藤友美

ありがとうございました。まず、空き店舗対策として様々な支援をされているということだったのですけれども、今現在の結果の数字としては、こちらは今現在満足のいく数字といいますか、もっと使いやすい制度であればもっと数字が増えたりとかということが考えられるのではないかなと思ったのですけれども、何かその辺のところで制度として使いやすさとか、そういうものについてお聞かせいただければと思うのですけれども、お願いします。

答弁 経済部長 山田裕治

先ほど報告させていただいた実施件数が私どもにとって満足いく数値かどうかということでまずありましたけれども、報告させていただいたとおり、決して活用状況としては多いというふうにはなかなか言える件数、実績ではないのかなというふうにも私どもとしても捉えているところであります。そういった状況も含めまして、先ほどもお答えさせていただきましたが、今年度から創業支援事業の中身を少しリニューアルをさせていただいております。使い勝手がよくなったかどうかというか、そこはなかなかそれぞれ今後の利用状況がまだ今のところはない状況でありますので、まだどうというふうに評価ができる状態ではないのでありますけれども、ポイントとしてはこれまでの事業者から創業に対しての産業振興課のほうに御相談いただくケースも当然ありますけれども、できるだけ事業の計画の精度を上げていただきたいということもあって、今回につきましては商工会議所さんですとか商工会さんと連携を取りながら、事業計画の内容を相談支援を行っていただく中で精度を高めていただくと。そうしたことによって実際に創業、出店さ令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号れてから持続性が高いもの、また非常に投資効果の高いような支援ができるのではないかと、そういうふうに捉えておりますので、引き続き今御指摘いただきましたとおり使い勝手のよさというところも含めて、常にそこは推移を見守りながら、必要な見直しも加えながら、できるだけ空き店舗対策ということもそうですし、中心市街地での創業につなげていきたいというふうに考えております。

質問 4番 近藤友美

ありがとうございます。ちょっと質問としてかぶってしまうのかもしれないのですけれども、出店したくてもなかなか踏み出せない若い世代とか女性の方、あるいは子育て世代の方とかがもっと制度を利用しやすくするためのものって何か特別……今聞いたところではないのかなと思うのですけれども、今後そういうことは考えられたりとかはしているかお聞かせください。

答弁 経済部長 山田裕治

先ほどちょっと説明の中に含めませんでしたけれども、今回の創業支援の見直しの中には先ほど説明させていただいた、より事業計画としてかなり投資規模も大きなものを想定した伴走支援というようなことでメニューを追加させていただいたというところを説明させていただきましたが、もう一つ、これ補助限度額とかが先ほど申し上げました支援よりも少し小規模なものというふうになりますけれども、チャレンジショップですとか、そういったことを多少意識して、補助対象の要件のハードルを下げたメニューも今回併せて整備をさせていただきました。実際に子育て世帯の方とかどういう方がそれを利用していただけるかというのはまだ御相談がないので、分かりませんけれども、私どもとしてはそれぞれ出店とか創業したい方の意向に合わせてある程度メニューを少し大きく2つに区分しながら利用促進に努めていきたいというふうに考えております。

質問 4番 近藤友美

ありがとうございます。先ほどもお話ちょっと出ていましたけれども、そういう支援することになると、商工会議所や経済団体との連携がやはり必須となると考えるのですけれども、その点の連携というのは密に、中身もお互いちゃんと把握した上でそれぞれの団体も把握しているのかお聞かせいただければと思います。

答弁 経済部長 山田裕治

先ほど説明させていただいた事業の制度内容を詰める際には、商工会議所さん、また風連商工会さんとも事前に議論した中で制度設計させていただいておりますので、私どもは十分連携が取れているというふうに認識しております。

質問 4番 近藤友美

若い世代とか女性の方は何も分からない状態で創業したいという思いから動き出すと思うので、そういう意味ではやはり市と商工会議所と経済団体とが連携を取って、少しでも若い世代の方もチャレンジしやすい環境をつくっていただけると、まちづくりにも活気が出るのかなと思いますので、これからも連携のほうよろしくお願いいたします。次に、商店街のアーケードに関してなのですけれども、こちら商店街の関係者の方、アーケードあるのは5丁目、6丁目、大通、3条通とあると思うのですけれども、こちらの関係者の方と協議をしたり、意見交換というのを今現在しているのかというのをお聞かせいただければと思います。

答弁 経済部長 山田裕治

特にアーケードに関して今後の在り方について商店街さんのほうと協議をしているということはございません。ただ、一部補修が必要だとかというふうな歩道等の関係とかもございますので、そういう観点で対応について御相談いただくということがございますので、そういう意味での協議は進めさせていただいております。

質問 4番 近藤友美

今後さらにアーケードの老朽化が進んだ場合、商店街とかが取り組む課題であるというのは認識しているのですけれども、市としてもやはり今後何らかの支援とか助言を事業所にすることで事業所も課題に向き合う。やはり高齢化が進んで、なかなか商店街の方も自発的に動くというところも少ないのかなと思うので、市のほうからも助言等していただけると事業所も課題に向き合うことができるのかなと思いますので、これからも何らかの助言等をしていただければなと思っております。次に、空き店舗といいますか、チャレンジショップ等のなのですけれども、既存店舗の回遊や継続的な消費につながることが重要であるのですけれども、こちらを何か取り組んだときにそういう来街者の売上げですとか回遊性など何かしらの指標を設定する考えはあるのかお聞かせいただければと思うのですけれども、何かイベントをしたときに今現在だと比べるものがないのかなと思うのですけれども、売上げですとか回遊性とかの指標を設定すればモチベーションにもなるのかなと思うのですけれども、そういう考えはあるのかお聞かせいただければなと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

取組に対しての指標の設定の考え方だと思います。今回未来宣言のほう出させていただいて、そういったソフト事業も含めて仕掛けをぜひやっていきたいということを我々が打ち出すことによって、そこに呼応していただける団体等が出てくることを非常に期待しているところであります。まずは、そういった市民の皆さんが何かやっているぞと注目していただけるきっかけをつくらせていただいて、それがどのような反響、成果があるのかしっかりと分析しながら、当然その後何か大きな投資とかいろん令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号なことがあったときには、それは一つの事業として指標の設定というのは必要になってくるのだろうというふうに思いますけれども、まずはこの取組自体もチャレンジとしてぜひやらせていただければという認識でおりますので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 近藤友美

ありがとうございます。まちづくり名寄と連携している学生寮の件なのですけれども、こちらやはり市民の方、関心の高い問題なのかなと思うのですけれども、完全にまちづくり名寄がやっていることではないとは思うので、何らかの進捗状況とかというのですか、そういうものを発表するというか、市民に知っていただく場というのは、それは市として発表していただけるものなのでしょうか。

答弁 総合政策室長 櫻田孝臣

先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、事業主体が今現在まちづくり名寄さんのほうで進めているということでありまして、私も様々な若者居住に対する支援ですとかといったところはもちろんこれまでも進めていきたいという考えであります。公表の仕方というのは、恐らくまちづくり名寄さんのほうである程度進捗状況等ができたタイミングで出されるのかと思いますけれども、市としてということではちょっと現段階では考えておりません。

質問 4番 近藤友美

学生寮と併せて同じぐらいの時期に図書館設備の複合施設の建設の話も出ていたかなと思うのですけれども、こちらのほう、議会始まってから何度かお話は上がっているかなと思うのですけれども、こちらもまだ先ははっきりとは分かっていないかなとは思うのですけれども、こちらもやはり適宜進捗等報告していただけることを市民の方は希望しているのかなと思うのですけれども、こちらはどのようにお考えかお聞かせください。令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号

答弁 総合政策室長 櫻田孝臣

これまでも皆さんから御質問いただいていまして、答弁重なるかもしれませんけれども、これまで様々な検討等してきましたが、なかなか民有地の関係ですとか進まない状況でありまして、今まさしく未来宣言させていただきましたけれども、また総合計画の今現段階で策定をしている最中でございますが、その中でも市民の皆様から様々な御意見、例えば駅前のやっぱり周辺がちょっと寂しいですとか、町なかのにぎわいがもうちょっとできないかといったところで高校生はじめ皆様、若い方からもいろんな御意見をいただいていますので、そういった形も新たにまた検討素材とさせていただいて、これから複合施設の在り方等を進めていきたいということでございます。

質問 4番 近藤友美

やはりなかなか進まないということも理解はしているのですけれども、そういう状況もできれば適宜御報告していただけると皆さん安心というか、分かっていただけるのかなと思いますので、今後あまり進捗がなくても今現在こういうふうなことを話していますよとか、そういうことを報告していただけるといいかなと思いました。全般的に空き店舗対策が単なるやはり経済対策にとどまらず、地域の魅力向上や安心して暮らせる持続可能なまちづくりにつながるのではないかと思いますので、そちらを期待して、私の質問を終わります。

出典:名寄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日 議事録 PDF(126ページ) 間違いを知らせる