更別村議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日
人事評価制度の実施状況と今後の活用等について
2019年9月18日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「人事評価制度の実施状況と今後の活用等について」質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 上田幸彦 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 上田幸彦
それでは、通告書に従い一般質問させていただきます。今回の一般質問は、人事評価制度の実施状況と今後の活用等についてであります。本村における人事評価の実施は、職員の業務に対する能力と実績を評価して、それを伝えることにより、その能力を最大限に引き出し、一人一人の気づきと意欲、自発性の高揚をもって組織全体の士気や業務の能率向上を進め、より一層の住民サービスの向上を図ることを目的として、平成15年10月に課長職を対象として施行されたのが始まりだということであります。その後、平成19年4月には全職員を対象に拡大され、平成26年の地方公務員法の改正でもって人事評価が実施されたことに伴って本村も本格実施に移行されたというふうに聞いているところであります。本村の人事評価制度の実施要領によれば、本村が設定した目標の達成度を評価する目標達成度評価と職務上求める行動について評価する勤務成績評価の2つの方法によって実施されているということであります。各課職員の評価者は、その課のその職場のトップである課長職、そしてそれらを含めて評価する最終評価者は村長以下理事者であります。私も人事評価制度は職員の意識改革や人材育成、政策能力の向上、人事異動など、そして行政を進める上で今何が必要で何が求められているのか。また、その場合に接して面談等を通じて上司が部下を把握し、的確に指導し、育てる上で大変重要だと考えております。このことが職場内を活性化させ、ひいては住民サービスの向上や村の発展につながるものだと思っているところであります。この人事評価制度によって職員の給与や昇給、昇格、人事異動等に現在どこまで反映されてきているのか。また、実施要領の目標設定では各課の職員、課長職は村長の指示事項等を踏まえた中で業務の内容を示すとされていることから、私はこの人事評価制度を積極的に活用することによって、第6期の総合計画を初め、各種計画や執行方針、村長が掲げるマニフェストの実行など、今まで以上にスピード感を持って村づくりが推進できるものと思っているところであります。人事評価制度が今後の果たす役割と活用等について、村長はどのように考えているのか質問したいと思います。
答弁 村長
人事評価制度の実施状況と今後の活用等につきまして、上田議員さんのご質問にお答えをいたします。平成13年12月、公務員制度改革大綱が閣議決定をされ、職員一人一人の主体的な能力開発や業務遂行を促し、人的資源の最大活用と組織のパフォーマンスの向上を図るとともに、能力等級制度を基礎とした任用制度、給与制度を初めとする新人事制度を適切に運用するため、能力評価と業績評価から成る新たな評価制度の導入が示され、地方公務員制度においても国家公務員制度の改革に準じ所要の改革を行うこととされました。人事評価制度導入の背景には、分権型社会の実現に向けた改革が加速度的に進む中、複雑、多様化する住民ニーズに柔軟かつ迅速に対応し、最少の経費で最大の効果を上げるためには職員一人一人の能力や適性を最大限に生かす人事管理体制を構築し、職員の士気を高め、組織を活性化させていくことが求められたことにあります。こうしたことから、本村におきましても平成15年10月から課長職を対象に目標管理制度の試行を実施し、平成16年4月からは対象者を課長補佐職に拡大、平成19年4月から全職員を対象に実施をしてまいりました。平成19年7月には能力主義、実績主義の導入などを柱とした国家公務員法の一部が改正されたことから、国では平成21年度から本格実施とされましたが、本村におきましては引き続き試行による実施を継続し、制度の改善に努め、平成26年度に本格実施に移行したところであります。平成28年4月には、改正地方公務員法が施行され、職員の任用が人事評価、その他の能力の実証に基づき行うものであることや職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力及び掲げた業績を把握した上で行われる人事評価制度を導入し、これを任用、給与、分限、その他の人事管理の基礎とすることとされました。この改正により、人事評価制度には職員の主体的な職務遂行や自己啓発を促し、職員の人材育成と組織の活性化を図ること、適材適所の人事配置や給与等への反映など、能力実績に基づく人事管理を推進すること、これらを通して主体的、自律的な職員を育成し、行政サービスの向上を図ることが求められました。人事評価制度は、評価者の評価基準に対する目線を一定に合わせることが難しく、評価者能力の格差による評価のばらつきが生じないようにしなければなりません。今後も実施要領の改善や評価者研修の実施による評価者のレベル向上等により、客観性、公平性、統一性を確保し、任用、給与、分限、その他の人事管理の基礎として活用可能な制度とするよう努めてまいりたいと考えております。以上、お答えといたします。
質問 2番 上田幸彦
答弁、大変ありがとうございました。平成28年に施行された地方公務員法の改正で人事評価の基準として、今村長から説明あったように任命権者は職員の人事評価は公正に行われなければならない、これはもう2つの柱の一つである。そしてまた、任命権者は人事評価を任用、給与、分限、その他人事管理の基礎として活用するものとするのだというようなことは法律でうたわれたところであるということは私も承知しているところであります。したがって、人事評価というのは各町村、規模もありますから、ばらばらな状況であります。組織機構も違いますし、そういった意味で好むと好まざるにかかわらず、更別については法令に基づいて実施しなければならない、こういう難しさも潜めているということは私も理解しているところであります。特に職員の給与、昇格、そして人事評価に関することですね、そういったことがやはり難しくて、職場の雰囲気や職員同士がぎくしゃくするだけで、運用次第ではマイナス面のほうが多くなっているのだろうというふうに私も思っているところであります。大変難しい側面だということは重々承知した中での質問にさせていただきたいなというふうに思っておりますそこで、質問ですけれども、本村の人事評価制度の実施要領では、本人が設定する目標達成度評価と本人の行動を評価する勤務成績評価があるということは、先ほど申し上げましたけれども、ご承知のとおりであります。いずれも、ここで私が言いたいのは、評価者による面談が常に行われる、これが一番大事なのだというふうに思っているところであります。職員のスキルアップのための意識改革、そして人材育成、能力の向上などにこの人事評価はやっぱり生かさなければならないというふうに私は常日ごろから思っているところであります。こういったことを管理することによって、ことしも人事異動が行われました。ご承知のように、いろいろありましたけれども、数多くは申し上げませんけれども、やはり理事者が職員を把握し、そしてまた管理し、指導していくという立場から、今回はやり直しに近いようなこともありましたけれども、そういうことが発生するということは、いわゆる人事評価が適正とは言いませんけれども、そこら辺の面談、そしてまた日ごろの職員に対する指導等がまだ徹底されていないのだろうというようなことから、今回の質問しているところであります。そういったことも含めて再度村長に聞きますけれども、職員管理、それから行政に対する考え方をどのように職員に指導し、今後持っていきたいのか、その辺も含めて再度質問させていただきたいなと思います。
答弁 村長
この人事評価の件につきましては、幾度となく議会で各議員さんからご指摘あるいはご指導を受けているところでありますけれども、人事評価に関する人事要綱に基づきまして、一つ目標設定につきましては上田議員さんもご存じのように課長職が5つ、補佐職が4項目、係長職が3項目、それは年度計画あるいは総合計画、執行方針あるいは私の公約等、職員がその中で課題を適切に設定をして、そしてそれらを面談で確認、指導、設定の課題をしているところであります。その中でその目標設定がどのように経過的に進んでいるかというところについての中間的な申告あるいは面談等を行っておるわけでありますけれども、その部分でやはり人事評価の法令的な部分だけではなくて、日ごろのコミュニケーションとかそういう面談、あるいはそういう上司あるいは部下問わず、そういうような形で相互に情報交流等が日常的に行われなければ、この人事評価だけでは形式的な部分になってしまいますし、その部分は生きてこないのではないかと思います。上田議員おっしゃったように、人事評価の結果をやっぱり任用とか人事管理の基礎として活用しなければいけませんし、その部分で適材適所が望まれる人事異動でありますよね。昇格等の判断材料としてきちんとこの人事評価が生かされる、あるいはその生かされるような人事評価のやり方を進めていかなければならないというふうに思っています。実施要領では、課長職は各課の職員との面談、さらに副村長、教育長は各課長との面談、そうして最終的には評価者たる私は内容を適切に人事に反映するということでありますけれども、その部分、日ごろより職員も課題意識あるいは意識変革、あるいは状況等をしっかりと把握をしながら、これは課長職だけではなくて私自身も含めて、理事者自身も含めましてしっかり把握をしながら、そしてそれをしっかり聞き取りもしながら、面談もしながら、そして人事評価の項目の趣旨の部分を検討しながら人事評価あるいは任用、そして人事管理等にこれから生かしてまいりたいというふうに考えております。以上であります。
質問 2番 上田幸彦
私は、日ごろから思っていることがあります。村長が幾ら職員に号令をかけても、職員が動かなければ行政は進みません。これはもう誰もが考えなくてもそのとおりだというふうに理解しております。私は、人事評価は今村長が言うように全てだとは思いません。いろんなやり方がある中で職員を把握するなり、それから行政を引っ張っていくなり、一つの方向性にはなるのかな、そんなふうに思っているところでありまして、全てだとは思っていないところであります。人事評価は、職員の研修、そして先ほども何回も申し上げましたけれども、面談等を通じて職員の政策能力の向上あるいは職員の把握する上でやっぱり欠かせない制度なのだろうというふうに思っているところであります。本村ならではの、本村に合った人事評価制度を積極的に取り入れて実施することが本村のさらなる発展につながるのだというふうに日ごろから思っているところでありまして、今先ほど来から言いました2つの制度以外にも、やはりいろんな角度の中で職員教育、そしてまた行政の指針となるものを、第6期の総合計画もありますけれども、いろんな部分で引っ張っていっていただきたいということがありまして、そのことについて村長、今現在でいいですけれども、どんなことを考えて、またこんなことをやってみて、こういうことを指導してみたいのだというようなことがもしあれば、私の最後の質問とさせていただきたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
上田議員さんご指摘のとおり、本当に評価については公平あるいは任命権者、人事管理等を含めまして、適切、適格に行うということは必要でありますし、その部分でやはり自分自身としてもリーダーとして反省すべき点は反省しなければいけないというところは重々に感じております。そういう点で、先ほどもお話し申し上げましたように日ごろのコミュニケーションをいかにしてこの村づくりに職員が一丸となって、あるいは一枚岩となって進んでいくためには、その辺の人として人と接するといいますか、職員である前にまず人間でありますから、そういうような形でそこに寄り添っていくというのですか、そういう上司でありたいですし、やはり私自身そういう村長でありたいなというふうに思っています。そこからやはりモチベーションを上げ、やる気を上げ、今村民がいろんな課題が山積する中、やり上げていかなければならないことが本当に目の前に山積しております。その部分におきましては、人事評価は無論のこと、日常のそういうようなコミュニケーション等々、あるいは今回私は2期目に入りまして、課長あるいは補佐、そして職員に課題、本当に率直に思っている村の課題についてレポートを書いていただきました。それを今具体化に向けて人事評価に書かれています具体的な政策目標も含めまして行っているわけですけれども、非常にすばらしいアイデアとか意見、あるいはふだん我々が思いつかなかったようないろんな手法がそこにたくさん提示をされています。私は、そういうことを本当に一つも無駄にしたくないと思っていますし、若者を通じた職員のプロジェクトチームも立ち上げ、どんな些細なことでも村の発展のためになる、村民のニーズに応えることになるというところであれば、それを積極的に活用して、そして特に若い職員には達成感を持って、我々がこの村を牽引をしてきているのだ、政策的にも立案し、財政的にもそれが立案できるというところまで私は押し上げていきたいというふうに思っています。そういう点で人事評価を含めまして、その部分で適切にその評価が反映をされ、それが人事異動あるいは任用についてしっかりと反映できるように、今後皆様方の意見も聞きながらしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。
質問 2番 上田幸彦
以上で終わります。