みんなの議会

更別村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

更別中央中学校と学校給食センターの改修事業

2021年3月11日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「更別中央中学校と学校給食センターの改修事業」について質問し、教育長が答弁しました。

質問者
上田幸彦 議員
答弁者
教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 上田幸彦

更別中央中学校と学校給食センター改修計画に伴う今後の取組について、通告書に従い、一般質問させていただきます。質問は、第6期更別村総合計画に掲載されている更別中央中学校と学校給食センターの改修事業についてであります。総合計画では、令和4年度から令和6年度までの3年間に基本設計や実施設計、そして本体工事などを行い、また給食センターは平成6年度、中学校は平成7年度から供用開始となる計画であります。事業費も2つの施設を合わせると概算で約23億7,000万の巨費が予定されているところであります。令和4年度から計画に着手ということになれば、来年度中、令和3年中には全ての方向性についての結論を出す必要性があります。ご承知のように、更別中央中学校はそれまでの4つの中学校を統合し、昭和53年4月に開校、そして学校給食センターは翌年の昭和54年11月に中学校に隣接されて改築されたもので、いずれの建物も築40年以上経過しているところであります。そういったことから、総合計画では全面改築を予定していたところでありまして、今年度実施した建物の耐力度調査では問題なしという判定がされたと聞いているところであります。したがって、このまま改築すべきなのかどうなのか、それが一番最初に判断する必要があるものと考えております。更別中央中学校の生徒数は現在87名で、開校時と比較して約6割も減少しております。教育内容や生徒数も大きくさま変わりする中で、将来の教育を見据えた小中一貫教育を進めるためにも小学校に併設することも考え方の一つだと思っているところであります。幸いにも心配された過疎対策の特別措置法、過疎法ですけれども、さらに10年間延長されることが決定されるということもありまして、思い切った考え方を望んでいるところでございます。今回の計画である更別中央中学校と学校給食センターの整備については、関係機関等の意見も踏まえることだと思いますけれども、改築場所や事業費などの財政面、そして移転された場合の跡地の再利用、こういったものをいろんな様々な角度から検討する必要がある中で、教育委員会として現時点でどのように考えているのか、教育長に質問したいと思います。

答弁 教育長

上田議員の更別中央中学校と学校給食センターの改修事業についてのご質問にお答えしたいと思います。中央中学校は、校舎東側の第1期工事を昭和51年に、西側の第2期工事を翌52年に実施し、1期側で44年、2期側で43年が経過し、現在に至っております。この間、建築から20年を経過した平成11年に耐震診断を実施し、その時点における安全性を確認しておりますが、中央中学校校舎は昭和56年の建築基準法改正前である旧耐震基準時の建物であること、また平成29年に政府の地震調査委員会が十勝沖を含む千島海溝でマグニチュード9級の超巨大地震が今後30年以内に7%から40%の確率で発生する予測を公表していることから、万一にも倒壊の危険性があってはならないため、耐震診断からさらに20年を経過した本年度に耐力度調査を実施したところであります。調査の結果は危険判定ではなかったため、国庫補助メニューの危険建物改築の要件を満たさないことから、当面は単費により適宜必要な修繕を行い、一定期間経過後に再度耐力度調査を行い、状況を確認するか、あるいは国庫補助金を活用して全面的な長寿命化改良工事を実施した上で、補助要件に従い、今後30年間使用するか、いずれかの選択が考えられますが、危険建物の改築の要件の中で耐力度の特例が認められておりまして、別敷地移転による全面改築は判定に用いる耐力度点数が緩和されることとなっております。この特例に当てはめますと危険建物改築に該当し、国庫補助対象になる可能性が出てまいりました。ただし、体育館につきましては、平成18年に耐震補強工事を行っており、別敷地移転でも危険判定点数を下回らないことから、移転改築する場合は文科省所管の補助事業とはならず、また他省庁等の補助事業にも該当しなければ全額単費での負担とならざるを得ません。また、近年中に校舎を移転改築した場合、今年度整備いたしましたGIGAスクール構想の校内ネットワーク環境に係る国庫補助金の返還義務が生じる可能性もございます。一方、学校給食センターは、昭和54年に竣工し、築41年が経過しております。経年とともに取り巻く環境も変化をしておりまして、現状では厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアルで定められている汚染、非汚染区域の障壁等による区切りや調理過程ごとの区分けがなされておらず、保健所からも指摘を受けているところですが、現施設は狭隘で、改修対応が不可能のため、別敷地への改築が必然な条件となっております。概算事業費は、先ほど議員がおっしゃったとおり巨額であります。補助対象とならなかった場合の体育館を含めた2つの施設を移転改築した場合は、国庫補助や学校施設関連の起債借入による交付税算入等を考慮しても建物だけで十数億円の手出しになると想定されております。また、別な考え方として、中学校校舎を長寿命化改良とし、学校給食センターを移転改築した場合でも建物だけで6億円前後の地方負担が予想されております。今年度は過疎団体の卒業か継続かの問題が年末まで続いていたため、財政的な見通しを立てることができずにいましたが、結果的に10年間継続されることとなりましたが、借入枠につきましては当然限度がありまして、村全体の他の事業に与える影響は非常に大きいと考えております。全面改良あるいは移転改築となれば、巨費を投じる事業となります。中学校校舎は危険ではないという判定となりましたが、今後の生徒数の推移や時代に即した学校運営の在り方を総合的に判断するとともに、財政部局と慎重かつ速やかな協議を行い、どのような整備なら可能なのか方向をお示しし、学校関係者、保護者の皆様をはじめ、移転改築の可能性がある場合は地域の皆様のご意見もお伺いしながら、議員ご提案の小学校への併設も一つの案として承り、これからあるべき学びの場、そして村の子どもたちにとって最も望ましい将来像を見据えて取り進めてまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。

質問 2番 上田幸彦

今の答弁では、巨費がかかるというようなことと、それから耐力度調査、そういったものが問題ないというようなことから、非常にこれからいろいろと検討していかなければならないというようなことだったというふうに伺いました。それで、現時点の話で結構なのですけれども、まず1つには全面改築なのか、それから大規模修繕なのか、こういったことが今問われているのだろうというふうに私も思っております。しかし、総合計画の日程から逆算しますと、令和3年度である今年中に一応全ての結論を出さなければならない、こういった現実があります。移転ということになれば、当然のごとく住民の理解、そしてまた関係者の方々の意見、それから保護者の意見等を聞いていくのはこれは当然のことだと思います。ただ、時間的な部分に関しては、今の答弁ではちょっと見えなかったなというようなことで、その点についても再度伺いたいなと思います。それで、大規模修繕を行って、もし中学校がそのまま継続するということになれば、常識的に考えて、要するに向こう30年間使わなければならないわけですよね。そうなると当然80年ぐらい今の校舎で使っていくのだというようなことが、これは誰が考えたって分かるわけなのです。ですから、全面改築に向けて総合計画では計画されていたと思うのですけれども、いろいろと補助絡みで国庫補助だとか起債の関係で非常に悩んでいること分かるのですけれども、向こう80年間この校舎を使っていくべきなのかどうかという部分はやはり相当判断に苦慮するところだと思うのですけれども、常識的に考えてそれがいかがなものかというふうに私は思っております。そこで、再度質問になりますけれども、先ほど小学校に併設してみたらどうなのだということもちょっと触れさせていただきましたけれども、小中一貫教育と、それから義務教育校の可能性についてちょっと伺いたいと思うのですけれども、十勝管内では令和4年度から帯広市の大空小学校と中学校、それから新得町の富村牛小学校と中学校、それから令和5年度から豊頃町の豊頃中学校と小学校が併設をして、それぞれ開校されるのだというふうに、これはマスコミでそういうふうに載っておりました。本村においても、更別小学校に中学校が併設されれば、これは費用的な問題も私はちょっと入っているのです、言っている意味では。要するにその場所でやれば大規模修繕、だけれども移転すればそういったことも可能になるのでないのかなと、こういう観点もありまして、そういった可能性があるのかないのか。それから、もし、これ仮定の話で本当に申し訳ないのですけれども、そういう可能性があるとするならば、小学校にそういった敷地が残されているのかどうなのか。私が見た限りでは十分あるとは思っているのですけれども、その辺当然調べていると思いますので、その辺もちょっとお聞きしたいなというふうに思っております。小中一貫教育が現状にふさわしいのかどうかも含めて現在検討中だと思いますけれども、教育委員会としての現時点で結構ですので、考え方について再度お聞きしたいなと思います。

答弁 教育長

ただいま質問いただきました2点の前の80年使って大丈夫かというお話ございました。旧耐震の基準で造られた校舎ですので、調査結果につきましては安全だということなのですけれども、ただこれは倒壊しないという数字だと私は受けております。ですから、この80年の間に先ほど説明いたしました巨大地震が来たときに、ひょっとしたら危険建物という判断がなされて校舎が使えなくなる可能性は非常に僕は高いなというような感じではおります。そういうことを考えますと、今後80年を同じ構造体の校舎を使うということについては少し私は不安を感じております。1つ目の質問なのですけれども、小中一貫教育についての可能性なのですけれども、小中一貫教育につきましての定義といたしましては、義務教育の小中学校の9年間を一貫した教育課程と学校環境の下で実施するということになっております。その目的としては、小中の連続性のある教育活動の充実になります。教育課程としては、9年間にわたる一貫した教育課程ということになりまして、教職員も一つの学校の一員として児童生徒の教育に当たるということになっております。現在の本村の状況なのですけれども、これを進めるとすれば、当然小中学校段階の教師が目指す子ども像をも共有いたしまして、9年間を通じた教育課程を編成し、系統的な教育を目指さなければならないと考えております。そのためには、教職員、そしてPTA、教育委員会で組織いたします一貫教育等の推進会議を持ちまして、具体的な取組を整理していかなければならないのかなと思っております。そして、小中一貫教育全体計画を作成した後には、保護者、地域、議会、小委員会等への説明等を実施して進めていかなければなりません。様々な協議、教育委員会規則の改正等を経て実施されるということでありますので、安易な移行についてはこれはやっぱり控えなければならないというふうに考えております。十勝管内で現在、先ほど令和4年度からというお話ありましたが、既に実施している一貫教育の町村といたしましては、幕別、それから陸別ということで2町の名前が上がってございます。これがなかなか進まないという理由につきましては、やはり小中学校の教育課程ですとか行事等の調整、そして打合せ時間の確保、それから児童生徒が移動したりするような時間、それから教職員の多忙感、負担感というものが障壁になっているのかなというふうに思っております。私は、これまでも小中一貫教育と同様な小中の連携教育につきましては各学校に取り組むように指示をしてきております。9年間の系統を明らかにした教育課程の編成を行うなど進めてきておりますが、仮に議員が提案ありました小学校と併設した中学校ということになれば、なかなか進まない障壁の部分の障害が解消されることになりますので、その部分につきましてはまた改めて取組については今後検討していきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 2番 上田幸彦

まだ1点、敷地の可能性があるのかどうなのか、その後の答弁でお願いしたいと思います。小学校の用地に中学校を移転した場合の話ですけれども、それよろしく頼みます。いずれにしましても、小中一貫教育に関しては可能性があるということで、可能性があるというよりもほかの町村もやっているというようなことで、時代にマッチしたというか、これからのことを考えたときに、利便性だとかいろんな部分を考えたときにやっぱりそれもふさわしいというか、考え方の中に入れるべきなのだろうと私は思っているものですから、ぜひその点検討していただきたいなということであります。いずれにいたしましても、総合計画では平成4年度から要するに、先ほども言いましたけれども、既に基本設計立てるわけですから、予定ではです。本当に急いでやらなければならない案件だというふうに私は思っているのです。ですから、今後どのような日程で、要するに令和3年中にやるのは分かるのですけれども、これだけの重要な案件を本当に1年でできるのかなと私は個人的には相当不安を持っているのです。総合計画どおりに、昨日配付されましたけれども、年度別実施計画でも載っておりました。平成4年度から基本設計に着手するのだということで村が考えて、でも本当に間に合うのですかということが素朴な疑問です。それで、具体的にこの流れとして教育委員会としてはどんなような形で住民に、さっきも言いましたけれども、周知をして、そして意見を集約していくのか、この1年で可能性があるのかどうか。これやらなければならないのです、この予定では。だから、そこら辺の決意というのかな、そういったことをちょっと伺って、私の最後の質問とさせていただきたいと思います。

答弁 教育長

2問目の質問、ちょっと答え忘れまして失礼いたしました。敷地の関係なのですけれども、現在の更別小学校の敷地というのは非常に広い敷地になっております。これは、学校を管理する用務員の方からもいろいろお願いがあったりもしたのですけれども、非常にグラウンドが広いと。結構使われていない部分の雑草対策に非常に困っているのだという、それくらい広いようなグラウンドにもなっております。あと、緑地の部分も結構広い部分がありまして、ただそこを全部塞ぐというような形になると非常に息苦しい敷地になってしまいますので、そういう部分を考えれば、ある意味建て替えについては中学校部分については3階建てということも一つの考え方なのかなというふうに考えております。そういういろいろな考え方を持って移転するということであれば、私は現時点では可能なのかなというふうに思っております。それとあと、今後どのような日程で協議を進めていくかというお話でございました。今前年度から協議を進めているコミュニティ・スクールの協議会があります。これは、学校関係者、それからPTAの方、地域の方が集まった協議会になっております。これまでにも増していろんな協議会、会議が持たれている中で、改めてこういう会議を特別持つということになるとまたいろいろ負担になるのかなという部分もありますので、私としてはこれまでいろいろ協議に応じていただいた協議会を基に協議を進めていきたいなというふうに考えております。流れといたしましては、令和3年度にこの協議を持って、現時点での校舎の改築がいいのか、あるいは移転改築がいいのかという部分について協議を進めていって、それを中心に進めていきたいというふうに思っております。あとは、改築場所が決まったら、翌年度には今度基本設計という形にして工事の内容を詰めていくということになるのかなというふうに思っております。今回の移転改築につきましては、いろんなこうしたらこうだというメリット、デメリットがたくさんあります。私もいろいろ考えているところはありますけれども、いろんな方からそういうメリット、デメリットをいろいろ提案していただいて、どういうスタイルが一番将来の子どもたちの学校にとって望ましいのかという部分を中心に今後協議を進めていきたいというふうに思っております。以上でございます。

質問 2番 上田幸彦

以上で終わらせていただきます。

出典:更別村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる