みんなの議会

更別村議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日

農業生産対策推進会議における試験圃の本質的意義と継続の可否

2017年3月10日、更別村議会の一般質問で、安村敏博議員が「農業生産対策推進会議における試験圃の本質的意義と継続の可否」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
安村敏博 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 安村敏博

議長の許可をいただき、通告に基づきご質問させていただきたいというふうに思います。まず、第1点目が更別村生産対策推進会議における、試験圃と私は呼んでいますけれども、行政側はもう旧をつけているような形でございますけれども、その本質的意義と継続の可否について、現状を踏まえた試験圃の推進方針についての行政の考え方につきご質問をまずさせていただきたいと思います。2点目といたしましては、今般の総合戦略も含めての今実施している村民参画による村づくりのための機構のために、庁舎内にできればそれらの意義が反映されるべく、私の勝手な仮称でございますけれども、すぐやる課的な課の新設をしてはどうかというご提案をさせていただきたいという、この2点についてのご質問をさせていただきたいというふうに思います。農業生産対策推進会議における試験圃の本質的意義と継続の可否についてのご質問をまずさせていただきたいというふうに思います。更別村の基幹産業である農業の発展を目指し、農業生産対策推進会議を立ち上げ、さらなる農業生産向上に向けた取り組みの重要性に鑑み、試験圃の運営を図ってきた経過がございます。平成に入り、一定の方針のもと、この試験圃の集大成というべきものを10カ年の成績集として製本いたしました。しかし、その後の経過につきましては、さまざまな要因もあろうかと思います。いろんな部分があると思いますけれども、具体的方針もない中で、施設栽培に特化した、いろんな要因があるいはと思いますけれども、イチゴ、伏せ込みアスパラ、タラノメなどの試験栽培を進めてきました。まずは、その成果並びに農業者への普及推進などにつきまして、それら一定の総括がなされたのかどうかという部分についての課題提起をまずさせていただきたいと思います。その点のまとめをしたのかどうかということについてのご質問をまずさせていただきたいというふうに思います。まして、その中で現在進行形になっておりますシャクヤクの栽培につきましてどのような検討経緯の中で取り組むことになったのか、また農業者のためという趣旨的なことを考えると、農業者に対する試験の必要性、普及性についてどのような説明を行い、実施しているのか。それらの今現在の農業者の関心度、普及の可能性についてのご説明をいただければというふうに思っております。次に、3点目として、いずれにいたしましても昭和の時代、昭和の終わりに大切な農業者の所有地を村として必要性があるということで取得して、試験圃という形で運営を図るということできたわけでございますけれども、ただ時代の流れもあるかとは思いますけれども、取得、利活用の本質的意義、今の現在においての本質的意義がどこにあるのか、少し不明な部分があると思いますので、その点についての考え方、あるいは思いを述べていただければというふうに思っております。まして、試験圃利活用のための農地が今現在未活用、あるいは他用途への利用ということで極めて実体的には試験圃という形態をなしていないような状況にあるというふうに判断できるところでございます。このことがもう既に利活用のある程度停滞が始まって、もう二十数年の経過がたっている中でございます。そして、なおかつ全体的には5ヘクタールの試験圃の形のものがなし崩し的に、失礼な言い方ですけれども、他用途に、トラクターBAMBA等に利活用されている。また、格納庫についてはもう既にトラクターBAMBAの模様が入っているような形で、そういう部分が今の段階でもう二十数年、30年近くなる中の対応の中で行政としてやるか、やらないかという部分も含めて明確に示して、本当に農業者のために試験圃として必要であるならば、それらしきことをきちっと提案すべきであるし、もし仮にそういう利活用の目的がもうないと、もう既に農業者に全てのものを試験も含めて委託して、あの場所で、あの固定されたところでやらなくてもいいのだという判断であれば、思い切った方向転換というか、そういう部分の提案もすべきだというふうに考えておりますので、その点の考え方についての村長の見解を求めたいというふうに思っております。

答弁 村長

安村議員さんの農業生産対策推進会議における試験圃の本質的意義と継続の可否についてというご質問でございますけれども、お答えをしたいというふうに思います。試験圃に関するご質問でございますが、本村の試験圃事業につきましては昭和63年度までは村、農協、農業改良普及所、現在の普及センターが中心となって、地域農業のレベルアップを目的とする更別村試験圃運営協議会を設置し、農家圃場を借用しながら各種試験を実施しておりました。しかし、平成元年に現在のふるさとプラザ敷地内に集約を行い、当時の更別村農業構造政策推進会議、平成12年に現在の更別村農業経営生産対策推進会議に組織が改編されておりますけれども、試験圃研究班及び指導員を設置して、平成14年度まで5ヘクタールの規模で主要畑作物の品種の比較試験や堆肥効果比較試験などを行ってまいりました。その後は農業試験場や関係機関からの委託試験を行っておりましたが、老朽化した作業機械の更新、指導員の確保、普及センターの再編による運営体制の見直しなどの課題が生じたため、平成15年度に1.5ヘクタールに規模を縮小、平成17年度には休止し、関係機関と協議を重ねた結果、平成18年度に廃止とした経過があります。廃止後は、旧試験圃の名称で青年農業者グループなどの自主研究の場として貸し出しを行う一方、貸し出し希望のない未利用地を活用して、ご質問にありますとおり村単独事業としてアグリチャレンジャー事業によるイチゴ栽培に取り組んだ経過があります。また、推進会議において、新規作物の可能性を探るため、ニンニクやタラノメの栽培試験を行ってきております。そこで、1点目のご質問にありますように、内容の精査、検討の経緯、総括評価をどのように行っているのかということでございますけれども、試験圃の運営については先ほど述べたとおりの課題があったものの、村としては廃止ありきではなく、貴重な研究施設として有効利用ができないか、農協や普及センターなどの意向を聞いてまいりました。しかしながら、有効な活用のご提案がいただけなかったことから、廃止をして村独自での取り組みとしてイチゴや2点目のご質問にあるシャクヤク栽培に取り組んだ経過があります。このような経過の中で、新規作物について村のリーダーシップが求められてきたわけではありますけれども、先ほどの検討結果のとおり、関係団体の協力が得られない中では村として作物試験を行うにも限界があるというふうに考えております。シャクヤク栽培試験の基本的な理念についてのご質問でありますけれども、村としては基幹産業である農業の持続的な発展のため、新たな可能性を模索していくことが必要であると考えております。試験を行う作物につきましては、多様な選択肢の中から選択した上で、予算をお認めいただいたものを実施してきておる次第であります。シャクヤクにつきましては、興味を持たれている生産者もいらっしゃいますけれども、具体的なめどは立っていないことから、現在栽培しているものを収穫し、試験を終了する考えでございます。3点目の新たな発想を展開する気持ちはないかというご質問でございますが、新年度から本格的な取り組みが始まります熱中小学校事業に参加申し込みをされている農業者の方と帯広畜産大学、村、更別農業高校、地元商工業者が連携した熱中小学校ピザプロジェクト、新規ですけれども、において小麦の栽培試験の計画が今持ち上がっております。その試験場所として旧試験圃の一部を活用していきたいというふうに考えております。以上、お答えとします。

質問 1番 安村敏博

今種々ご質問に答えていただきましたけれども、試験圃という部分についてはもう既に内部協議をした結果、試験圃としての運営ができないという判断に至ったということがわかりましたけれども、それであれば、施設、今ハウス関係が多分イチゴの関係も含めてまずあります。それと、それに伴い西側に格納庫がございます。機械類が入っている。手前に、しつこく言ってしまいましたけれども、BAMBAの絵の入った格納庫の部分があります。やめてしまうということはわかるのですけれども、やめてしまうという部分についての対応の中でそういう部分の処理も含めてきちっと方向性を示していかないと私はまずいというふうに思っているのです。その点の考え方もう少し、やめたということだけではなくて、利活用、今の利活用の中の方針というものを、ただ小麦をつくりますだとか、熱中機構に希望者がいますとかという理論ではなくて、全体的な枠をどういうふうに精査して、改めてどういうふうに進めるのかというご回答がまずいただきたいというふうに思っているわけです。新たな対策で、今言ってしまいましたけれども、熱中小学校の関係で畜産大学との関連で、農業者の希望もあったりして小麦の栽培試験にある程度旧試験圃を使いたいという形がございますけれども、提案もございましたけれども、実質的にはこれからの農業者のことを考える、あるいは農業者のためというよりも、いろんな部分の多面的な農業という全体枠から見ると、この試験圃というのはある程度利用価値があるのではないかなという判断をしているのです。といいますのは、今般議会報告会の中で農業者の方から、これから農業者がどういう形になるか明確にはわからないけれども、だんだん、だんだん農業者として後継者問題もあったり、いろんな問題があって、やっぱりリタイアする人も出てくるだろう。その中で、これだけ規模拡大している農業経営の中でリタイアしたときに、ある意味では一つの考え方として新規就農って必要だという意見もいただきました。それであるならば、せっかくの5ヘクタール、もう5ヘクタール丸々は使えませんけれども、捉え方の一環として新規就農を目指していく人の実習農場なり、そういう部分への対応も一つの案として浮かんできてもおかしくはないかなという気はしているのです。ですから、将来的に1年や2年、3年の話ではなくて、使うのであれば5年、10年のある程度のスパンでどう利活用していくかという部分を提示していかないと、イチゴはいろんな要因があってやったのでしょうけれども、ハウス栽培やりました。だめでした。シャクヤクも今村長が説明していただいたとおり、今3年目ですか、4年目でしたか、5年目でしたか。5年でワンサイクルだといっていて、本来からいえばシャクヤクは5年栽培してようやくお金になりますという説明をしていながら、もうことしでやめます。これ一つのサイクルとして、試験をやって、これからお金になる、お金にならないというか、栽培も含めてどうなっていくかということをしなければならないのに、ここで勇気ある撤退をしますという言い方をしている。そういうことではなくて、長期的展望に立った部分の対策というものをしてもらわないと私はいけないというふうに思っているのです。このま1.5ヘクタールを使いますから、何ヘクタールを使いますからといっても、5ヘクタール全体が埋まるわけではないですね。正直言いまして埋まらないと思うのです。草ぼうぼうにしたり、いろんな部分でお金をかけながら維持管理しなければならないということありますので、しつこいようですけれども、その点の対応について村長の現状の捉え方、考え方があれば、お示しいただきたいというふうに思っております。

答弁 村長

今安村議員さんのご指摘のことですけれども、試験圃の今後の方向性ですけれども、今新規就農とかいろんな部分で利活用のことを中心にお話がありました。今の運営については、関係機関と十分に議論された中で現在の形になっております。村としても、議員さんおっしゃるとおり、農業振興のため有効な活用を図ってもらいたいと、これは心から思っていることであります。関係機関と協議をしてきましたけれども、なかなか積極的な利用提案がなかったと。新規作物の取り組みというのは特産品開発にもつながることでもありますし、今後協議も進めていきたいと思いますけれども、その辺では有効な活用が見出せなければ、新たな土地利用の活用の仕方も含め検討していかなければならない。これは率直な思いであります。もう一つは、今旧試験圃の利用状況ですけれども、試験貸し付けとしてゴマの栽培試験が行われていましたり、推進会議ではタラノメの促進栽培が平成28年終了ですけれども、あと村単独でシャクヤクの栽培、平成29年終了予定ということで、シャクヤクにつきましては収穫が平成26、27、28、29年と順番にすることになって、平成26年にフラワーゾーン、国道横に定植した2反は景観用に残す予定で、収穫はしない予定であります。管理方法は、社会福祉協議会、勤労会へ委託をしておりまして、収穫までに四、五年はかかるけれども、国産生薬の主原料となる作物であり、需要が高い作物であると。ただ、私も収穫作業を見て、その後の作業も見てきたのですけれども、大変なのです。それなりの収穫機械もありませんし、終わったら乾燥させて、それをまた手を加えなければいけないということで、基本的には花を咲かせないようにする。いろんな部分で景観も考慮しながら、一部花を咲かせながらということで試験を行ってきました。平成27年度に花から精油というのですか、エッセンシャルオイルを抽出する試験を十勝財団と共同で行いましたけれども、抽出量が少なくて商品開発は難しいとの結論に至りました。という形で、シャクヤクの栽培については終了ということであります。ただ、試験圃については、先ほど議員ご指摘のとおり、どういうふうな利活用があるのかということで、更別の農業とか就農、あるいはリタイアした方という今のご指摘もありましたけれども、そういうふうな活用を図っていかなければいけないのかなというようなことを思っています。先ほど名称は熱中小学校ピザプロジェクトということで、何のことだというふうなことでありますけれども、実際は畜大と役場と熱中機構と生産者と実際に協定を結ぼうというふうに考えております。今月末までには準備を、私もそれを進める方、畜大の先生、生徒、それと農試の関係の方、筑波大学の教授の方とお会いをしました。何をするかということですけれども、特殊な小麦を育種というのですか、私も専門家ではないので、わからないのですけれども、DNAの交換ではなくて、自然に交配をして、更別ブランドの更別に適したパスタあるいはピザに合うような小麦を新開発すると。それは、小麦がとれにくい例えば更南地域であるとか、収量がちょっと少なくなるというようなところが、これは土地とか気候の関係もあるのですけれども、そういうところでも安定してとれる、そういうブランド化を目指した日本で初めて更別村に合う小麦の開発をして、それを知的財産、あるいは技術のノウハウ、それとブランド化の部分のところをそれぞれ役割分担をしまして、これは3メーター掛ける3メーターでいろんな小麦とか栽培しまして、1つずつ交配させていくわけです。だから、5年あるいは10年かかるかもしれないということですけれども、五、六年をめどにそういうような研究をしたいというようなこともありました。そういうような部分で新たなそういうふうな大学と連携して生産者の方も含めて村で特色のある小麦研究をしていきたいというようなことがありますので、そこに今試験圃の0.1ヘクタールを提供していただきたいと、小さいのですけれども、試験ということでお話がありますので、どのぐらいの規模になるかわかりませんけれども、その部分を進めていくということで今検討しております。そういう点では新たな試験開発ということで、新たな作物の開発という点では可能性は限りなくあると思いますけれども、その辺の研究という点では試験圃にまさにマッチングしている内容ではないかと思いますし、その部分明らかにできる時期が来ましたら、皆さんにも明らかにしていきたいというふうに考えています。今はそういう形で、あと就農とか、いろんな形で利活用については真剣に考えていかなければいけないのかなというようなことを思っています。以上でございます。

質問 1番 安村敏博

ご説明いただきましたけれども、村長もこの5ヘクタールのうちのほとんど3ヘクタール以上のものが今遊休地化されている中の0.1、1反歩だけは何とかできるというような話でございますけれども、いずれにしてもこのまま放置というのはやっぱり望ましい形でないですので、いずれの形であろうが、今農推会議のほうでそれらしき試験はやらないということで決定したのであれば、村がリーダーシップをとって、どうするかということを早期に提案していただきたいというふうにお願いしたいと思います。いずれにしても、国道縁でございますので、ましてすももの里の近隣でもありますので、一番見えやすいところですので、余り荒れ地というか、放置してみすぼらしい形にしないような形での再整備も含めて、何らかの形で早期に方向が示されるように期待したいというふうに思います。回答要りません、時間も経過しておりますので。では、次の質問に移らせていただきます。

出典:更別村議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる