蘭越町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月17日
再開した学校の学習指導について
2020年6月17日、蘭越町議会の一般質問で、難波修二議員が「再開した学校の学習指導について」質問し、教育長 首藤一幸が答弁しました。
- 質問者
- 難波修二 議員
- 答弁者
- 教育長 首藤一幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 難波修二
教育長にお尋ねします。再開した学校の学習指導についてでございます。2月下旬から断続的に行われた学校の臨時休業も再開され、児童生徒や保護者の喜びは大変大きいと思います。経験したことのない感染症予防への対応について、これまでの教育委員会・学校の取組に敬意を表したいと思います。約3か月間に及んだ学習の遅れを、児童・生徒に与える心身の負荷に配慮しながら取り戻すことは大変だろうと思います。今後の学習指導や学校行事などの取扱いについて、国・道の方針と教育委員会のお考えをお聞かせ下さい。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
難波議員の「再開した学校の学習指導について」の御質問にお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、北海道教育委員会からの通知と国の方針により本町の小中学校では、2月27日から春休みまでと、4月20日から5月31日まで臨時休業としています。また、各学校の卒業式、入学式についても、感染防止を図るため、保護者や在校生、来賓の制限、祝辞等の文書配布など時間を短縮し、簡素化して開催したところであります。臨時休業中は、各学校から子どもたちへの学習課題等をプリントして配布したり、健康状態の把握や学習の課題の提供、指導などのため、少人数登校となるようにして分散登校を実施してまいりました。長期休業による、今後の学習指導と学校行事などの取扱いについての御質問でありますが、2月27日から春休みまでの臨時休業は、学校によって18日から20日間の休みとなりましたが、各学校とも学年末ということで、小学校6年生、中学校3年生は、年度内に履修すべき授業は終了しており、他の学年についても未履修の時間は少なく、令和元年度分の未履修分の授業については、4月6日の入学後、小学校は4月7日から4日間の中で、中学校は4月7日から4月15日の中で、新2年生は5時間、新3年生は6時間の授業を行い、前年度に予定していた全ての内容を終了しています。4月20日から5月31日までの休業日数は、26日間でありますが、文部科学省からは、臨時休業に伴う学びの保障について、「学校の新しい生活様式」を参考に、感染予防を徹底した上で学校を再開するよう通知が来ております。また、「学びの保障」については、国の通知を受け道教委から大きく4点について示されており、一つ目は、これまで指導できなかった内容を確実に実施できるよう、家庭学習との組合せや指導順序の変更などにより、学習活動の重点化を図るとともに、長期休業期間等における登校を設定すること。二つ目は、小学校6年生、中学校3年生については、年度内に学習指導要領に示された全ての内容を身につけさせること。三つ目は、最終学年以外は、様々な工夫を講じたうえで、やむを得ず一部の内容を次年度以降に移す際には、次年度に必要とする授業時数を更に加えること。四つ目は、学校再開後も再び臨時休業や分散登校を行うことを想定し、ICTを活用した家庭学習支援の指導を行うことができるようにしておくことと示されております。本町におきましては、子どもたちが臨時休業後にスムーズに登校し円滑に学校生活を営むことができるよう、臨時休業中の学習の課題や指導を行うとともに、段階的に分散登校の回数を増やしてきたところであります。また、子どもたちの食事支援として、給食弁当を小中学生全員に配達するなど、休業中の子どもの学習や生活の支援に努めてまいりました。臨時休業に伴い各学校では、大幅に授業時数の不足が生じておりますが、不足時数の回復と学習指導要領に定める内容を身につけるため、夏休みなどの長期休業期間の短縮、始業式、終業式の時間数の増加、木曜日の5時間授業の見直し、学校行事や研究研修内容の精査、予備時数の調整などにより、標準時数の確保を図ることにしており、各学校、各学年とも子どもたちの精神的な負担に配慮しながら、本年度内に不足している授業の回復ができるものと考えておりますので御理解願います。
質問 6番 難波修二
説明で大部分は理解ができました。一般的に年間の授業日数というのは、学習指導要領で定められた時数以上に余裕の時数、日数と言いますかね、そういうのがあるので、それを充てると、さほど夏冬休みを短縮しなくても、余裕時数を充てることでカバーできるという、そういう仕組みになってるんですけど、それにしてもこの4月5月の休業でカットされた時数というのは相当多いというふうに思いますので、今のお話ですと、なんとかこれからその日課をやりくりで年度内にはなんとかカバーできるだろうと、そういう見通しだという、そういう答弁だったと思いますけど、やはり今、よく言われますけれど、第2波、北海道のは第3波が来るのではないか、当然来るだろうと思いますし、それと冬場のインフルエンザがもし仮に流行るとすれば、これだけ気をつけているとインフルエンザ、今年の冬はあまりなかったようですけど、これからのインフルエンザの到来等を考えると多分こなしていけるだろうと、そういう憶測で、これからの授業の日数をカウントしていくというのはちょっとやっぱり、学年末になっていや、ちょっと厳しいなとならないように、ある程度ゆとりを持って夏休み冬休みというのをしっかりこう短縮するという、そういうようなこう思い切った、それこそ余裕を持ったこれからの課業日の設定というんですかね、そういうものをぜひやっていって欲しいというふうに思います。不測の事態を想定して、余裕を持った回復計画を立てて欲しいと、そういうことをぜひ教育委員会からも各学校にお願いをして、第3波あるいは冬場のインフルエンザの到来なんかにも備えるような、そういうこれからの学校の教育課程を編成してほしいと、いうふうに思いますけれども、改めてお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
ただ今の難波議員の御質問にお答えいたします。臨時休業に伴う授業の不足時数については、各学年各学校によって異なりますけれど、それぞれ今、議員おっしゃるとおり、ゆとり時数を除くと、昆布小学校では、6年生が一番多いんですけど、61時間、蘭越小学校では88時間、蘭越中学校の3年生は91時間となっています。不足時数を解消し、児童生徒に学習を身につけさせるため、小学校では夏休みを1週間短縮し、8月1日から8月17日までというふうに、また、始業式終業式の授業時数の増加、また、運動会や学芸会などの学校行事の内容を簡素化したり、後志教育研究会や第2ブロック研究会の活動も今年度休止となったことから、研究研修の活動の時間を授業に充てることができ、教育課程を見直すことによって不足時数の回復ができるものと考えております。小学校については冬休みの短縮を現在検討してますけど、中学校につきましては、小学校より不足時数が多いことから、夏休みは2週間短縮し8月8日から8月18日までとし、冬休みについても3日間短縮することとしており、長期休業以外の対策については、中体連・中文連の中止と小学校と同様の対応をして授業時数を確保してまいりますが、それでギリギリかと言いますと実は、そうすることによって予備時数もかなり何十時間か生まれてきておりまして、ギリギリではありません。また、その学校によりましては、冬休みを短く見てることで、2学期中にまた、臨時休業が来た場合には冬休みを長く休むとか、3学期に来た場合には終業式をずらせるとか、そういうことも想定しながら、ある程度余裕を持った中で授業回復を図っていきたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。
質問 6番 難波修二
十分余裕を持って計画を作ってるということで、了解をいたしました。次に、オンライン授業についてお聞きしたいと思います。先ほど答弁にも一部ありましたし、それから今回の補正予算案にも機器購入費が計上されておりますが、今後の学校教育にオンラインを活用した授業は、決して万能ではないけれど、必要なものになるだろうと私自身も認識をしております。そこで大事なのは、ハード面の整備は国が全額でやれということのようですから、それはまあハード面の整備はできるわけですけど、オンライン授業するにあたってはやっぱり、学校現場のソフト面の対応が非常に大事だろうというふうに思っております。具体的にオンライン授業を実施できるようにするためには、先生方の指導技術の習得と、それをやっぱり着実に実践できる力というのが、まずやっぱり、そこは大事だろうというふうに思います。もう一つは、子ども達がタブレット、端末をきちんと操作できると。学校内でそれを活用する場合にはいいんですけど、それをその休業とかで家庭に持ち帰って使うという場合には、それが子ども達が使えなければ授業にならないだろうと思いますし、低学年ではなかなか難しさもあると、そういうことがあると思います。もう一つは保護者の理解を深めるということも不可欠だと、こういうふうに思うわけですけど、それらについて今回、今年度中にハード面の整備ができるにしても、これからのそれを具体化していく上での、今申し上げましたような3点の今後の進め方についてどのように考えておられるか、お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
オンライン授業の御質問についてお答えいたします。先ほど最初の答弁でもお話しましたとおり、国や道教委では、学校再開後も臨時休業や分散登校を行うこととなった場合を想定し、ICT環境の整備とオンライン授業の取組を推進しております。ICT環境の整備につきましては、国ではGIGAスクール構想の前倒しを行い、本年度中にタブレット等の整備を推進していることから、本町におきましても、今回、各小中学校に一人一台のタブレットの整備を補正予算として提案させていただいております。オンライン授業を行うためには、学校と各家庭がW i―F i環境が整っている中で、パソコンやタブレットが必要になることから、5月下旬に各家庭保護者のW i - F i環境やタブレット等の保有状況について調査いたしました。その結果、タブレット等の貸し出しが必要な家庭には学校からの貸し出しを行うこととW i―F i環境のない家庭には、モバイルルーターの設置が必要となるため、必要台数を今回補正予算として計上させていただいております。また、ICT環境の整備やオンライン授業を推進するためには、やっぱり私たちも、喜茂別町でやってるということで授業を見させていただきに行ってまいりました。やはり初めてということで先生達も戸惑っている中で、教育委員会と連携して授業を行えるようになりましたが、何回か予備練習をするとできるということで、そのためには研修会の参加や専門的な知識を有する方の支援も必要ですので、今回、ICTサポート支援員の配置につきましても、予算計上させていただいているところであります。次の休業が来るまでの間に、そういうシステムの研修や練習を行ったり、先生たちと一緒に教育委員会の職員も、どういうふうにすればスムーズに使えるかと準備を進めたいなというふうには考えておりますが、御指摘のあった低学年につきましては、私たちが喜茂別に見に行ったのは5年生と6年生の授業で、低学年についてはどこまで対応できるかと言うと難しい部分もありますので、その部分について事前にどこまでが可能か、例えば高学年がオンライン授業やってる間は低学年は密にならないように分散登校するなど、いろいろな工夫をしながら対応を考えていかなかったらならないというふうに考えております。いずれにしても、オンライン授業については、どうしても長い休みになるとこれからはそういう時代かなと思いますけれど、いろいろやっぱり技術的な部分とか、課題も多くありますので、慎重に対応してきたいというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。
質問 6番 難波修二
最後にします。やっぱりこう熟達するというんですかね、先生たちが慣れるということが大事かと思います。最近のテレビ番組を見てますと、オンライン出演と、テレビ画面で出て、やっぱりギクシャクしますよね、そのMCとのやり取りというのを聞いていても。そういうことがやっぱり子ども達との授業で、やっぱり円滑にするためには、繰り返し繰り返し、そういう技術を習得するということがやっぱり絶対必要だろうと、そういうふうに感じますね。ですから、そこで町独自でも専門家を招いて、何回も繰り返し指導をしてはどうかということを言いたかったんですけど、そういうようなことも含めて予算にも計上されているということですので、安心をしましたけれど、ぜひそういう、せっかく国が100%で整備をするということですから、それがうまく利用できるように、どこの学校でどの担任の先生でもそれが使いこなせるというふうにしていくことが大事だろうと思います。最後にですけれど、子ども達同士とかあるいは先生と子どもが気兼ねなく触れ合えるようなことにはまだまだ、いくためには時間かかるだろうとそんなふうに感じております。子ども達の心身の負担は非常に大きいと思いますけれども、それにつけてもやっぱりこれまでと、今後も先生方の努力の負う所は非常に大きいとそういうふうに感じております。ぜひ、学校への声援や、あるいは教職員への激励、そういったことについて、私たちもやっぱり努めてエールを送るという、そういうことをやっていかなければ、なかなか学校での子ども達の完全な、本当に豊かなものになるということは時間がかかると思いますので、ぜひ教育委員会でも努めてそういう所に気を配ってほしいと。併せてやっぱり、例えば消耗品費とかそういうものは絶対に必要になるだろうと思いますので、そういうところの予算の措置とか、あるいは先生方の、今言ったような研修を重ねるということについての研修費の増額とか、そういうことも含めて、物心両面での支援をお願いして、質問を終わりたいと思います。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
御質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり、今回のコロナウイルスによりまして、先生たちも初めての対応ということで、休み中の子ども達の支援、また、学校始まってからの体調に配慮した中での授業をどのようにしていくか、やはり休みが長かったということで、先生たちにとっては、教科書に沿った上手な課題を提供して、授業が円滑に行われている部分もあるんですが、とはいってもやっぱり個々を見ますと、学習の遅れを感じる子はいないわけではありませんので、そういう部分については校長先生も教頭先生も皆さん入って、学校全体で個に応じた対応をしているなというふうに感じております。先生たちの努力に対してエールを送るということに対しては、ありがたい言葉だと思っておりますけれど、私たちも校長会等を通じまして先生たちの頑張りには感謝しながらもですね、これからもいろんな面で、そして感染予防ということで教室、毎日終わった後に拭いたりなんなりと御苦労も非常に多いので、そういう部分で消耗品等も含めて、そういう消毒について不足を生じないように、学校と連絡を取りながら対応をしてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。