みんなの議会

大空町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月17日

見守りが必要な高齢者の方の支援について

2024年9月17日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「見守りが必要な高齢者の方の支援について」質問し、町長、福祉課長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長、福祉課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 上地史隆

はい、9番。通告に従い一般質問に移らせていただきます。ほかにご登壇される議員の方と質問の内容、説明が重なるところがありましたら、ご容赦いただきたいと思います。それでは早速一般質問に移らせていただきます。今回の質問は、見守りが必要な高齢者の方の支援についてでございます。8現在、日本では少子高齢化が急速に進んでおり、今年の4月に国立社会保障人口問題研究所が発表した日本の世帯数の将来推計によりますと、単独世帯の高齢者の方が2050年には1,084万人まで増加する見通しであり、これは前回の推計を150万人以上上回っており、予想を超えるペースでひとり暮らしの高齢者の方が急増しております。また、ひとり暮らしの高齢者の方は、ご家族と同居されている高齢者の方に比べて、様々な困難や不安を抱えやすいのが現状でございます。健康面での不安、経済的な不安、社会的孤立。これらの問題に対して社会全体でどのように支援していくのかが重要な課題となってきております。そのようなことからも、各自治体では試行錯誤をしながら様々な見守りの取組が行われておりますが、私たちの町の取組の現状はどのようになっているのか。町長にお伺いいたします。以上で、最初の質問とさせていただきます。

答弁 町長

上地議員からの一般質問にご答弁を申し上げたいと思います。大空町における高齢者の見守りの現状につきましては、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみで構成される世帯を対象に実態把握や定期的な訪問を行う見守りネット事業、緊急時の行動に不安がある方を対象としている緊急通報システム設置事業、また、夕食の配達とともに安否確認を行う配食サービス事業などがあります。また、ひとり暮らしに不安があり心身の状況などに一定の見守りを要する方には、生活支援ハウスやシルバーハウジングに入居いただき支援員からの見守りを受けられる仕組みもあるところであります。各事業の対象件数や事業実績などにつきましては、後ほど担当課長から説明させます。これらの事業と介護保険のサービスなどを組み合わせることで、緊急時の連絡を円滑なものとするとともに個別の状況に応じて、訪問や電話での安否確認を行い、病気や心身の衰えがあっても安心して生活できるよう支援する仕組みを構築しているところであります。見守りネット事業につきましては、社会福祉協議会の訪問員がご自宅を訪問するほか地域を担当する民生委員が同行する機会を設けるなど、顔が見える関係性を持つことができるよう多職種連携を図っています。このほか、見守り体制に関連して新聞販売、電力、燃料など生活に密接なかかわりがある民間事業者15社と連携協定を締結しています。例えば、郵便局や新聞販売店による配達業務の際に郵便物や新聞がたまっていた場合には、役場の福祉課に連絡が入ることとなっており、民間の事業者にもご協力をいただいています。また、今年度に入って町の保健師、民生委員、ケアマネジャー、見守り訪問員などが集まり、それぞれが持っている福祉サービスの利用状況、情報などを地図に落とし込んで見守りマップを作成し、見守りに生かすことができるようモデル地区を町内で数ヶ所を選定して取り組んでいるところであります。9以上、1回目のご答弁とさせていただきます。

答弁 福祉課長

私からは、ひとり暮らしの高齢者数などの状況と見守りに関する事業の対象世帯、令和5年度の事業実施状況につきましてご報告いたします。初めに、大空町における令和6年3月末時点の 65歳以上ひとり暮らし高齢者の人数は420人、高齢者のみで構成される世帯数は459世帯でございます。次に、見守り関連の事業の状況についてでございます。一つ目、見守りネット事業につきまして対象世帯数は712世帯、こちらにつきましては、日常で定期的に訪問サービスや通所サービス、施設サービスを利用されている方は除いております。訪問実績につきましては563世帯、訪問実施率につきましては79.1%となっており、年代別で見ますと60歳代の方はまだ就労をされている方も多く訪問実施率は52.8%と低く、年齢が上がるにつれて高い実施率となります。二つ目の事業といたしまして緊急通報システム設置事業について、設置世帯数は69世帯でございます。年間通報実績は272件、そのうち12件が緊急の対応でありました。緊急での通報内容は室内で転倒をし、起き上がれなくなっての通報ですとか、体調に異変が生じての通報などとなっております。三つ目の事業といたしまして、配食サービスの利用対象者につきましては70歳以上のひとり暮らしの方、または80歳以上の方のみで構成される世帯でございます。利用登録をされている世帯は69世帯でございます。このうち実利用世帯は38世帯で、年間総配食件数は4,795食でございます。また、見守りに関する連携協定を締結している事業者は15事業者ございまして、この事業者の業種についてはコンビニエンスストア、生活協同組合、郵便局、新聞販売店、フリーペーパー発行事業者、電力会社、燃料販売店、健康飲料販売業者となっております。なお、ひとり暮らしが不安な方にご利用いただく生活支援ハウスの入居者数は女満別地区で15人、東藻琴地区で11人いらっしゃいます。また、生活支援員による見守りが受けられますシルバーハウジングに入居されている世帯数は28世帯でございます。以上、高齢者の状況、見守り関係事業の実績等についての答弁とさせていただきます。

質問 上地史隆

はい、9番。町長より、また、担当の課より説明をいただきましたが、その中で改めて質疑をしたいと思います。実際にうちのまち見守りネット、緊急通報とか配食サービス、生活援助員の派遣事業とかやっているのもお聞かせいただきました。あと、民間事業所15社とも協定を結んでいる身近な新聞、郵便、ガス、電気、あとは協同組合とか、10そういうものも確認をさせていただきましたが、令和5年の実績など決算資料にも出ていましたが、実際にこの三つの事業、配食などは抜けておりますが大体1,000万円以上かかってきていると。緊急通報システムについては大分以前からある事業で、確かに200以上緊急通報があって、実際にそれで転倒してけがをし、そういう方の救済にも役立っているということで一定の役割はあったのだろうなと思いますが、やはり見守りの手段が多様化してきている中、また民間事業所も参入して いる中で、予算も掛からず出来るものも増えてきております。実際に緊急通報システム69世帯と聞きましたが、令和5年が74世帯だったと思いますが、予算としては257万と決算の資料で出ていました。あと、見守りネット事業で、それも1,909件と決算の中では出ていて、訪問件数を入れて809万と出ていましたが、あわせて先ほど言うように大きな金額を見守りにかけているということでございますが、ですがその中で、先ほど言ったいろいろな見守りの手段が出てきているということで、総務省のひとり暮らしに対する見守り活動に関する調査というものがあって、それで先進自治体とか事例が出ています。自治体の結果とかがどのようなものかといいますと、その中でICTとかデジタル活用したものが出ていて、その取組として福島県の伊達市というところが出ていましたが、そこは通信装置を搭載した電気ポット、ライトとか、人感センサーなどを実際に活用して見守りを行っています。月額の使用料を補填しているのですが、具体的に言うと電気ポットを設定した時間に使用していない場合通報が来る。あとはLEDライトも24時間消したり付けたりしなかった場合同じように通知が行く。また人感センサーについては、日中動きがないとか、異常を検知した場合に通報が行くというものもあります。私としては、そういうものを導入していくのも今後大切なのではないかなと。先進自治体を学びながら、今年から石川県能美市というところが新しい事業を行っております。高齢者の見守りシステムサービスという事業を行っているのですが、これは国のデジタル田園都市国家構想交付金を使って今年度から始めているのですが、IOT家電と言われるもの、民間の大手3社と協定を結んで複数のセンサーが住まわれている方の室内環境、室温とか湿度、または使用頻度などデータ集積し、何かあった場合通知が行くようになっていると。そのようなものも今後考えていくのもいいのかなと思っております。また、配食サービスについても実績をお聞かせいただきましたが、実際に利用して助かっている方も多数いますし、ボランティアの方が見守りの対応として詳細を確認していただ くということもお伺いをしました。その中で東藻琴地区が火・木で、女満別が月・水・金だったと思いますが、できれば週3回、何とか確保出来ないのかなと。実際にボランティアの方と同行して現状とか確認させていただいた経緯もあるのですが、やはり配食週3回見守りがあるだけで2日に1回は確認できる。それだけでも大分安心な対応ができるのではないかなと思っております。このことについてどのように考えているのか。また、もう1点最後に言いますが、厚生労働省の事業を行っている自治体が登別市、本別町、福島町、東川町なのですが、安心生活創造事業というものを11使っていて、それは地域福祉推進自治体というものに認定されて行っているのですが、高齢者の方のひとり暮らしだけではなく高齢者世帯、障害者世帯、また日中ご家族がいないとか、仕事でいないとか、そういう方に対しても行いますし、また買物支援など生活上必要な支援サービスにもつなぐことが出来ます。そのような事業も今後検討されてはどうかと思いまして、今後何か新しいお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長

上地議員からのご質問にお答えしたいと思います。まず、緊急通報システムでございますけども、ひとり暮らしの高齢者に対しまして緊急通報用電話機を貸与して、急病災害時の迅速な救援体制をとることで生活不安の解消や人命の安全確保を図るものでございます。機器の構成として緊急通報装置の本体、ペンダント型の発信機、寝室に取り付けるナースコールのような押しボタン式の発信機、ガス警報器、煙センサー及び熱センサーで構成されています。利用者が通報ボタンを押すと札幌の健康づくり財団の通報センターに電話回線を通じて音声で会話ができる状態でつながります。センターでは通報者へ問いかけをさせて いただき、通話の状態に応じあらかじめ登録された協力員に状況確認の依頼を行うことや、消防への救急要請を行います。新たな技術につきましては様々な製品がありますが、センサーや家電製品の使用状況によって対象者の活動、不活動を把握し、異変を察知するという製品も登場しているというのは承知しているところでございます。このように自動的に感知するシステムは、自分で緊急ボタンを押す前に突然倒れたりした場合には有効であると、そのように認識しております。実際に所管課と検討いたしましたが、やはり現行の緊急通報システムにある、自分から発信ボタンを使って通報できる機能や火災センサー機能は必要であるものと判断し、今、これまで現行機器を活用してきているところでございます。一方で我々の身近にあるスマート家電などの機能も目覚ましく進化しているところであります。今後、現行の緊急通報システムを上回る性能の機器が出てきた際には改めて検討してまいりたい、そのように考えております。これからも先進自治体の事例も参考にしながら、高齢の方々が安心して住みなれた自宅で生活できるよう、大空町に適した見守りシステムというものがどういったものか情報を収集し、研究してまいりたい。そのように考えております。続きまして配食サービスについてでございます。安否確認の意味合いから有用ということでございますけども、そのとおりであると認識してございます。実際配食サービスにつきましては社会福祉協議会に委託をさせていただいて実施しています。女満別地区と東藻琴地区では、議員ご指摘のとおり仕組みというものが異なっておりまして、女満別地区では女満別福祉会で調理したお食事をボランティアによって配達しています。現在、週に3日、月・水・金曜日に実施しています。また、東藻琴地区ではセ12ブンイレブンの商品を店舗から配達していただく仕組みで、週に2回、火曜日・木曜日の実施となっています。課題として、配達を担う人材の不足がありますので、実施回数を増やすことについては、社会福祉協議会や調理等を担っていただいている女満別福祉会やセブンイレブン、そういったところと協議をさせていただかなければなりません。そのほかに、生活協同組合などから直接配達を受けていらっしゃる方もおります。生活協同組合は曜日の限定もないようですので、社会福祉協議会に加えて民間事業者が参入していることで、見守りの機会というものは拡大していくものとそのように考えております。これらの配食に関連する事業者の実情も踏まえて、それぞれの料金や仕組み、利用状況を整理した上で配食サービスの拡大の必要性について検討してまいりたいと考えております。最後に安心生活推進事業の検討ということでございます。これについては生活支援体制の部分で介護保険事業の中で、様々な検討をしているところでございまして、今後、大空町の高齢者が安心して住むためにどういったサービスが必要かというところをもう少し掘り下げて検討していきたい。そのように考えております。

質問 上地史隆

はい、9番。町長よりご説明いただきまして先進的な事例なども、今後、さらにいいものも出てくると思いますし、そのようなものもしっかり検討していただければと思います。また、さっきの説明であったように、モデル地区に限定してですが見守りマップの作成、これからどういう課題が出てくるか いろいろあるとは思うのですが、やはり地域でしっかり見守る、そのような体制も作っていただければなと思っております。また、配食についても、実際に東藻琴についてはコンビニで行っているということもあって、配送の人材が不足しているとか、また、協同組合で直接お願いしているケースもあると、そこまで詳細もお聞かせいただきましたので、これからしっかり見守りの体制が充実するよう取り組んでいただきたいなと思います。また、安心生活創造事業についても、前向きに考えていただいているということなので、どうしても福祉の分野も広く関わってくるものですし、また 、場合によっては、他の課とも横断的に取り組まなければならない内容も出てくると思いますので、しっかり取り組んでいただければなと思います。次で最後の質問とさせていただきますが、セルフネグレクトというお言葉をご承知でしょうか。これは自分の世話を放棄してしまう。自分自身に言葉のとおり虐待をしてしまう。これ都市部でも大変大きな問題になっています。自治体においても実際に自分で家事をしない、ごみを捨てないとか、あとは治療が必要なのに実際に通院もされないとか、または医療、福祉とか行政のサービスが必要な方なのに拒否してしまう。13また、地域住民、自治会とのかかわりがないというものがあります。実際に残念なケースでニュースとかでもたまに取り上げられておりますが、発見が遅れ最悪の場合は亡くなってしまうケースも見うけられているというものであります。また、先ほど言ったようにゴミとかを溜めてしまうということで、近隣の住民の方に異臭、または害虫、害獣などを呼び寄せてしまうということで、近隣の方の迷惑にもなってしまうということもあります。自治体によっては実際事例検討、または研修会勉強会とか、福祉関係とか、または関係する自治会とか民生とか含めて行政ともに勉強会などに取り組んでおります。私は今後そのようなことが起きなければいいと思っておりますが、ですが、万が一に備えてしっかり学ぶことも大切なのではないかなと思っております。今後、何か取り組みなどの考えがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長

緊急通報に係る先進機器については、過去にも同じようなご質問をいただいた経過があったかなと、そのように記憶してございます。私も福祉課参事していたときに、先進自治体の見守りのそういったところを視察させていただきまして、まさしく人感センサーで8時間トイレとかに設置している人感センサーが動かなかった場合に、施設のほうに連絡行ってすぐ駆けつける体制ができるというようなところがありました。やはりそういった機器をつけても、やはり最終的には24時間体制ですぐに異変があったら駆けつけるだとかというところが取れなければならないのかなと思っておりますので、そういったところも含めて様々な検討をしっかりしていきたいと、そのように思っております。その他、セルフネグレクトの関係でご質問いただきました。私もセルフネグレクト、通称ネグレクトというのはよく聞くのですけれども、セルフネグレクトというのが議員おっしゃるとおり、自分に対する関心や意欲がなくなって掃除や洗濯、ごみ出しなども出来なくなって、日常生活に支障があらわれるというような状況にございます。そういったセルフネグレクト等により行政や支援者が介入の難しいケースには、多職種と連携していく必要があると認識しているところであります。町の職員だけではなかなか良い方向に導けないということがございますので、各種のそれぞれの専門家と対象の方を繋いでいくということもまた行政の役割であると考えております。また、こういった方々については、ご家族関係に課題があったり、ご近所同士の関係性も希薄で、お互いに気づきづらいというような環境にあったり、また別の問題を把握するまで本当に分からないという ようなこともあろうかと思いますので、見守りネットの実態把握等を活用して早期発見につなげていく必要があるものと認識しています。職員の研修につきましては、特別にセルフネグレクトの研修を受講させてはおりませんけども、分野ごとの担当者会議、研修において話題となることも14あることから、最新の情報をとらえるほか、他機関との意見交換で得た知識等を組織内で認識を共有して対応に生かすことができるよう努めているところであります。今後もセルフネグレクト等の状態にある方につきましては、早期発見のための実態把握に努め、福祉や、介護の職種に限らず、多職種、他機関への連携協力を仰ぎながら、適切に解決と導いてまいりたいと考えますので、議員各位にもご協力を賜ることがあろうかと存じますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。

質問 上地史隆

町長から各関係機関、また、専門的な職種とも連携しながら、うちの町の特徴としては、まだ地縁というものが生きてきているということであって、先ほど言ったように希薄化している都市部に比べて見守ることが出来ているほうなのかなと思いますが、どうしても高齢化が進んでくると難しい課題も出てくると思いますので、しっかりとこの問題については取り組んでいただければと思います。以上で一般質問を終わります。

答弁 町長

地域との希薄化になっている人たちをいかに地域の中に、地域の中で孤立させないで中に一緒になって関わりを持っていくかということは、本当に難しいところがあろうかなと思っております。であるからしてやはり、しっかり多職種が一緒に連携してそれぞれのケースごとに、どういう解決策をしていくのがいいのか、あるいは、既存のいろんな社会インフラや、様々なサービス、それをどう効果的に組合せていくのかなど、しっかり検討して地域として支えていける体制をしっかりこれからもとり続けていきたいと、そ のように考えております。

質問 上地史隆

一般質問を終わります。

出典:大空町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月17日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる