大空町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
(1)消防団員のなり手不足と、その募集の方策について/(2)上下水道事業施設について
2023年9月12日、大空町議会の一般質問で、森賀祐司議員が「消防団員のなり手不足と、その募集の方策について」「上下水道事業施設について」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 森賀祐司 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 森賀祐司
はい、4番。一般質問通告書に基づき質問させていただきます。まず、消防団員のなり手不足と、その募集の方策について伺います。大空町女満別、東藻琴両地区の消防団は、火災や災害の発生時現場で活躍いただいている重要な組織ですが、近年、団員の定数割れが続いていると聞いており、それは大変憂慮される問題だと考えます。魅力ある消防団活動を目指して、団員の加入促進に際し団員の報酬の改定や消防団活動に必要な費用の増額等、町としての投資や取り組みが必要なのではないかと考えますが、町長の見解を伺います。次に、上下水道事業施設について伺います。上下水道は日常生活に欠かすことのできない大切なライフラインですが、近年、地震や大雨災害等による上下水道管の破損や、給水や処理が停止する報道に触れる機会が増えました。上下水道は簡易水道として、下水道は網走市の終末処理場を利用している状況ですが、次の点について町長の見解を伺います。1、大空町の上下水道の管の対応年数について。2、維持管理及び老朽化対策について。3、厚生労働省では、過疎地の排水手法としてタンク車による運搬送水の指針を取りまとめたとの報道がありましたが、大空町において、そのような検討がなされている地区があるのかどうか。4、終末処理場に関し、災害時等における網走市との対応や取り決めについて。以上4点について伺います。
答弁 町長
森賀議員の一般質問にご答弁させていただきます。まず、消防団員のなり手不足とその募集の方策について、大空町の現状を踏まえてお答え申し上げます。消防団は消火活動のみならず、地震や風水害等多数の動員を必要とする大規模災害時の救助救出活動、避難誘導、災害防御活動等、非常に重要な役割をはたしています。さらに、平常時においても住民への防火指導、巡回広報、特別警戒、応急手当指導等、地域に密着した活動を展開しており、地域における消防力、防災力の向上、地域コミュニティーの活性化に大きな役割を果たしていただいているところであります。消防団員は普段はそれぞれが仕事に就き、自らの地域は自らで守るという郷土愛護の精神に基づき、消防活動を行う権限と、責任を有する非常勤特別職の地方公務員という身分でもあります。6総務省消防庁は本年8月31日に、毎年4月1日現在の消防団の組織概要等に関する調査について公表しました。全国の消防団員数は約76万3,000人、前年比2万1,000人減少で過去最少を更新したと発表いたしております。全国の消防団員数は昭和30年に200万人を割り込み、その後減少の一途をたどっている状況でございます。北海道内においては206の消防団があり、本年4月1日の実員数は2万3,071人、前年比480人減少しています。大空町には女満別消防団と東藻琴消防団があり、本年4月1日の消防団員数は、女満別消防団は条例定数80人に対して実員数60人で充足率は75%、東藻琴消防団は、条例定数72人に対して実員数60人で充足率は83%という状況にあります。令和4年4月1日現在の消防団員数と比較して、女満別消防団は3名減、東藻琴消防団は4名減という状況です。条例定数は地域の消防防災力を考慮して設定している数値であることから、当面の対応としては、条例定数を目標として消防団員の確保を推進する必要があります。消防団員数減少の要因としては、全国的に共通して言えるのは、若年層の人口減少、高齢化、地域全体の人口減少、産業就業構造の変化、個人の価値観の多様化、地域における連帯感が希薄するといった地域コミュニティーの変化が挙げられます。その一方で、気候変動による自然災害の頻発化、激甚化による出動機会の増加、有事における国民保護への対応といった、これまでにもない事態の対応等、役割は多様化しており地域防災の中心的、変位的な役割を果たしている消防団に対する地域住民の期待が一層高まっている状況にあります。消防団活動の労苦に報いるという観点から、消防団活動に対しては、消防団員に年額報酬と出動報酬を支給しています。総務省消防庁は消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律に掲げる処遇改善の必要な措置を実施するため非常勤消防団員の報酬等の基準を定めており、年額報酬の基準では、団員の階級の者については年額3万6,500円を標準とし、また、団員より上位の階級にある者等については、市町村一部組合において業務の負担や職責等を勘案して定めるとしています。また、出動報酬基準は災害に関する出動については1日当たり8,000円を標準とし、また、災害以外の出動については、一部事務組合において業務の負担や活動時間を勘案して定めるとしております。両地区消防団においては、当該基準に基づき令和4年4月1日から基準と同額の報酬としているところであります。また、公益財団法人日本消防協会が全国消防団の応援の店登録制度を展開しております。消防団とその家族を対象に地元のみならず、全国の飲食店等が割引サービスを提供するもので、大空町内においても登録店舗が2件ある状況にあります。さきに触れた消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律に基づき、消防団への加入促進、公務員の消防団員との兼務に関する特例、地域の事業者の協力、大学等の協力、消防団員の処遇改善、消防団7の装備の改善等が定められております。これまでのポスター、パンフレットの他、SNSの活用を含めた多様な広報媒体を通じたPR強化、幅広い世代の方や、様々な職業の方に消防団活動理解促進と参加のきっかけを継続して行い、住民や事業者の理解を深める活動として、消防団員加入促進キャンペーン、消防団員においては非雇用者が増加傾向にあることから、事業所と協力した消防団員の活動しやすい環境整備する消防団協力事業者表示制度、仕事や家族の都合等で全ての消防団活動に参加することが困難な場合に、特定の消防団活動や時間の許す範囲で活動できる機能別消防団員制度の活用や消防団員の処遇の推進と、消防庁の施策や他地域における優良事例等調査研究し、社会情勢の変化に対応し、消防団員への理解と消防団員となることを社会責任や社会貢献としてとらえる気運を醸成し、地域防災力の維持強化を図ってまいりたい、そのように考えております。次に、上下水道事業施設についてご答弁いたします。まず、大空町の上下水道の管の耐用年数についてでありますが、水道管については、地方公営企業法施行規則によって40年、下水道管については、国土交通省令において50年とされております。しかし、実際には、ほとんどの場合50年以上の使用が可能であり、管の材質や設置されている環境などにより異なります。このため大空町といたしまして、明確に耐用年数は定めておりませんが、おおむね60年を一つの目安として考えており、現状では60年を越える管路はまだない状況になっております。次に、維持管理及び老朽化対策についてでありますが、老朽化した施設は故障や管路の漏水事故などの発生頻度が高くなります。職員による日常点検の他、機械や電気施設については専門業者の点検委託による機器や設備の状況を把握し更新や修繕を実施し対応しております。老朽化した管路につきましては、道路改良工事などに合わせての管路更新を実施している所であります。これ以外といたしましては、水道においては、漏水事故が多く発生している区間など、老朽していることが確認できる箇所で更新工事を実施しております。また、下水道につきましては管路ではありませんが、一部のマンホールで腐食対策などを実施し、施設の長寿命化を図っています。次に、運搬送水の関係でございますが、こちらにつきましては、市街地から離れたきわめて小規模な集落等における配水池等への送水方法の一つです。大空町においては、女満別地区では低台配水池、湖南配水池、大成配水池、東部高台配水池が。東藻琴地区では、福富配水池、東洋配水池、中区配水池が検討の対象となると考えています。将来的にこれらの施設からの配水量が相当少なくなることが予想されれば運搬送水の検討も必要となってくると考えておりますが、現状といたしましては、今、まだそのような状況にはないというように判断しているところでございます。最後に、終末処理場の災害時における網走市との取り決めの関係につ8いてでございますが、大空町の汚水は女満別地区が網走市呼人地区へ、東藻琴地区が網走市藻琴地区へ、それぞれポンプで圧送し網走市内の下水道管路を通って終末処理場に送られ処理されております。このため、網走市側で下水道施設にトラブルが発生した場合などの緊急時には、網走市より大空町からの汚水の圧送停止の要請があり、それに対応しております。網走市との間で、下水道施設が災害等により被災した場合について具体的な取り組み等はありませんが、担当者間の連絡体制を確保することで対応しているところであります。以上、森賀議員からの一般質問の一回目のご答弁とさせていただきます。
質問 森賀祐司
町長のご答弁で消防団応援プロジェクトの事が語られておりましたけれども、それに対しては各事業所のボランティアというか、判断で事業所の方が消防団に対してサービスを共有していただけるものと理解しておりますが、町として何かそらっきーポイントを消防団の方に付与してあげるとか、そういうようなことはできないのか。また、東日本大震災の例を出すまでもなく、一度災害が発生すれば、それこそ命がけで活動してくださる組織ですので、町民こぞって応援していくような気持ちを醸成していくことが大事かと思いますので、その辺についてよろしくお願いします。
答弁 町長
現時点で大空町の消防団員の充足率、先ほど女満別消防団75%、東藻琴消防団83%とご答弁させていただきましたけれども、現在、その充足率で消防団活動に影響を及ぼしている状況ではありませんが、将来の人口減少や社会情勢の変化、地域コミュニティの変化が消防団組織の形成や活動にどの様に影響を及ぼしていくのかというところは、今後将来に向けて注視していかなければならないかなと考えております。森賀議員おっしゃったように、地域が消防団を応援していくというそういった気運、そういったものについては、町としても取り組んでいかなければならないかなと思っております。ただ、そらっきーポイントを付与するだとか、そういった独自の支援策というようなもの、そういったものが消防団の加入促進につながるかといえば、私はそうではないのではないかなと思っております。一番大切ことは、冒頭にも申し上げましたが、自らの地域は自らで守るのだという、そういう郷土愛そういったものをご理解いただくということが何より1番大切で、そういったことが消防団加入のきっかけになっているのではないかなと、そのように思っています。9参考までに、これは女満別消防団なのですけども、今、役場職員が職務専念義務の免除の手法を使って、5名が消防団に加入をしております。そういった職員が地元出身の職員であれば地域のことはある程度理解しているのかもしませんけども、地元以外のところから、大空町の職員になって、やはり地域を知るというきっかけに消防団活動というのは、その一つのきっかけになるのではないかなと、そのように考えておりますので、町としては職員が消防団活動で消防団員の皆様と一緒に活動するというところは、バックアップしていきたいなと、そのように思っております。いずれといたしましても、大空町だけではなく、網走地区消防組合の取組として必要な消防団活動の維持、支援策というもの、何が必要かということ、さらには消防署、総務省の消防庁の処遇改善等の施策や他地域の優良事例を調査するようして、今後とも検討してまいりたいと思いますので、これについては引き続きご指導お願い出来ればと、そのように思います。
質問 森賀祐司
将来に向けていろいろと消防団活動の充実に向けて検討してくださって行くという事なので、よろしくお願いいたします。続きまして上下水道の関係ですけれども、2点目の上下水道管の耐用年数60年程度ということでございますけれども、それを受けましてちょっと時間があるように思いますけれども、それに向けて計画等、老朽化対策維持管理における計画等があればお知らせ願いたいと思います。
答弁 町長
まずは消防団の関係につきましては、引き続き町も消防団活動に積極的に協力して、装備等についても適宜更新していきたい、そのように考えております。続きまして、上下水道施設のほうの再質問でございます。施設の更新計画というようなことでございますけれども、下水道につきましては、ストックマネジメント計画というものを策定し、計画的に機械や電気設備などの更新を実施しているところであります。本年度、この計画の見直しに向けて施設の状態を調査しているところでございます。また、水道事業については、現在更新計画というのは持ってございません。しかしながら、本年度水道事業アセットマネジメント策定委託というものを実施しておりまして、この業務の中で長期的な水道施設の更新計画を検討しているところでございます。議員がおっしゃるとおり、上下水道施設というのは将来にわたり維持、そして持続させていただければならない大切なライフライン施設でございますので、今後とも施設の健全性を確保するため、適切な維持管理に10努めてまいりたい、そのように考えております。
質問 森賀祐司
続きまして4番目の終末処理場に関してですけれども、災害時における網走市との取り決めについては、担当者間の連絡体制の確保だけでは不足しているのではないか、その点についてちょっと伺います。
答弁 町長
災害時の対応というか、連絡体制が不足ということでございますけども、災害時の対応ということでは、網走市側からの要請で大空町側の汚水の圧送を停止する場合の他、当町の施設の被災により汚水の圧送が出来ないということが考えられているところであります。このような場合にどの程度の期間、それと時間、圧送停止出来るか、そしてどこの業者に修繕等の対応を依頼するかなどの、この対応計画を取りまとめました下水道BCP、いわゆる事業継続計画というものを策定しているところであります。また、全道的な枠組みといたしましては、災害時の下水道施設の支援協力に関する協定を締結しておりまして、日本下水道管路管理業協会や全国上下水道コンサルタント協会の支援協力を受けることが可能となっております。施設が被災し停止するというようなことになれば、町民生活に多大な影響を与えるものとそのように認識しておりますので、今後も対応策の強化については、網走市とも連携をしながら図ってまいりたい、そのように考えております。
質問 森賀祐司
町長の答弁の中で上下水道の説明については重要な社会インフラという言葉がありました。そのとおりだと思いますので、適切な維持管理、長寿命化策などを講じていただきたいと考えております。以上で私の質問は終わります。
答弁 町長
近年、またいつもの災害が発生した時に、道路が決壊してそこに通っていた水道管から水が溢れていると、水が紛失されているというような映像をよく見ることがあります。大空町でも現に年に数回、数回と言いましょうか結構な数、漏水事故等が発生しております。その都度修繕等を行っているところでありますけれども、それ以外にも計器を見ているとやはりなにか水が漏れているようなことがあるようなこともありますので、そういった現に漏水している管も含めて調査し、一度一遍にその修繕工事が対応できないかもしれませんけれども、計画的に11漏水工事なども含めて貴重な水を皆様方に届けるという責務を果たしてまいりたいと思いますし、下水道についても同様でございます。きちっと管理して町民の皆様の生活に支障がないように今後とも鋭利取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いしたいと思います。
質問 森賀祐司
終わります。