大空町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月17日
大空高校女満別キャンパスと豊住交流センターのこれからの利用の考え方について
2024年12月17日、大空町議会の一般質問で、森賀祐司議員が「大空高校女満別キャンパスと豊住交流センターのこれからの利用の考え方について」質問し、町長、教育長、まちづくり推進室参事、生涯学習課長、生涯学習課参事が答弁しました。
- 質問者
- 森賀祐司 議員
- 答弁者
- 町長、教育長、まちづくり推進室参事、生涯学習課長、生涯学習課参事
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 森賀祐司
はい、4番。令和6年度第4回定例会一般質問通告書に基づき質問させていただきます。教育施設の利用についてということで、特に大空高校女満別キャンパスと豊住交流センターのこれからの利用の考え方について伺います。両施設とも元校舎ということで現在、十分に活用が出来ているとは言えないと考えております。また、両施設とも古く補修が必要だと考えていますので、以下の3点について質問いたします。(1)二つの施設の現在の利用状況と今後の利用方針について伺います。(2)大空高校生によるプロト オオゾラの中での提言にあった廃校ホテルについて、今年、豊住交流センターにおいて実証実験があったとの報道がありましたが、その評価と今後の進め方について伺います。(3)二つの施設は老朽化に伴い定期的に補修が必要だと考えますが、施設のメンテナンスに関する考え方について伺います。以上3点、第1回目の質問25といたします。よろしくお願いします。
答弁 町長
森賀議員の一般質問、私からはプロトオオゾラの実証実験についてご答弁をさせていただきたいと思います。本年9月21日、22日の2日間、大空高校生、大空町に定住をサポートする会の会員、地域おこし協力隊員が中心となり、豊住交流センターにおいてプロトオオゾラで政策提言いただきました大空、遊ぶ、学ぶと廃校ホテルを掛け合わせたイベントを実証実験という形式で実施いたしました。なお、実施の詳細につきましては、後ほど担当参事よりご答弁させます。参加いただきました皆様からは、様々な感想をいただいたところでありますが、多くの方に、大変楽しいイベントであったとの評価をいただいたものと認識しています。一方で、今回の実証実験で発見出来た課題等も複数ございました。これらの課題を十分に精査し、次のステップにつなげていく必要があるのではないかと考えております。今すぐにプロト オオゾラで実証実験をした廃校ホテルを実現するということは難しいと認識しています。しかしながら、プロトオオゾラの目的の一つであります関係人口創出、拡大に向けた各種取組につきましては、大空町が保有する物的、人的資源を幅広く活用し、今後も積極的に行っていきたいと考えております。以上、私からのご答弁とさせていただきます。
答弁 教育長
森賀議員の一般質問に対してご答弁申し上げます。まず、1点目の大空高校女満別キャンパス及び豊住交流センターの利用状況についてですが、女満別キャンパスに関しましては、さきの定例議会における後藤議員からの一般質問に対するご答弁と重複する部分がありますのでご了承ください。大空高校女満別キャンパスについては令和3年4月の大空高校開校の際、北海道教育委員会から無償譲渡され、最初の2年間は旧女満別高校の在校生の教育課程を保障するため、教員を配置して普通科の授業を行っていました。また、在校生が卒業した令和5年からは、総合学科の授業を週1回実施してきましたが、平和6年4月からは学校開放事業として、体育館及び柔剣道場を中心に町民の皆様にご利用いただいているところです。豊住交流センターについては、旧豊住小学校の校舎を活用した施設ですが、平成26年3月の閉校後、施設の利活用を検討するために豊住小学校跡地利活用推進チームにより、女満別幼稚園の移転などを検討しました。また、平成28年からは、柔道合宿を誘致して合同合宿としての可能性も探りましたが、令和2年4月から、町民の交流や芸術文化及び体育振興を図ることを目的に豊住交流センターとして開設した施設です。現在は地域コミュニティーの拠点として、アリーナを中心に総合型地域スポーツクラブの活動として、主に豊26住バドミントン少年団や卓球などのスポーツ振興にご利用いただいております。両施設の詳しい利用状況につきましては、後ほど担当課長、参事よりそれぞれ答弁させます。続いて、両施設に係る今後の利用方法、方針についてですが、大空高校女満別キャンパスは北海道教育委員会から譲与された際の契約において、町立高校として10年間の用途指定が設定されているところですが、道教委へ事前相談に伺ったところ、公共的利活用であれば10年間の指定期間を待たず用途変更が可能とのご示唆をいただいたところであります。現段階の教育委員会としての考え方につきましては、女満別研修会館建て替え工事に伴う代替施設を視野に入れているところです。また将来の具体的な利活用につきましては、地域課題の活用に向け町長部局と協議連携しながら、各課横断的な利活用の検討を進め、あわせて議会とも協議等をさせていただきながら進めてまいりたいと考えておりますので引き続きご意見等を賜りますようよろしくお願いいたします。また、豊住交流センターの利用方法につきましては、平成30年に示された中央教育審議会答申において、人口減少時代において、社会教育を基盤とした人づくりや地域づくりはますます重要となり、民間との協働により、地域活性やにぎわいの創出が期待されていると言われていることから、住吉 地区及び豊里地区の自然環境のすぐれた地域性を生かし、地域住民と町外者の交流や民間との協力など、広い視点で検討をしていくことが肝要ではないかと考えているところです。今後は、大空町総合計画や総合戦略の検討していく中で、町長部局とも連携しながら地域コミュニティーの振興や地域活性化を資するような施設に出来るよう、町民の意見や議会からのご指導も賜りながら検討していきたいと考えております。次に、3点目の両施設の老朽化による補修やメンテナンスの考え方についてのご質問ですが、女満別キャンパスにつきましては昭和53年12月に旧女満別町が建設し46年の年数が経過しております。耐震化工事に関しましては北海道教育委員会において、平成10年に校舎、平成16年に体育館をそれぞれ完了しております。また、体育館及び柔剣道場の屋根と外壁の一部に劣化等が確認されましたことから、町立高校移管前の令和2年に5,300万円の事業費により道教委による改修工事が実施されております。令和3年4月に大空町へ無償譲渡された際は、現状引渡しのため、校内照明器具のLED化まではなされておらず、ボイラー等の設備関係も旧式で、経年劣化が見られ故障等の際には適宜修繕対応を行っております。一方、豊住交流センターについては鉄筋コンクリート造の施設として、平成7年から8年にかけて、体育館及び校舎を建設しており、今年で築25年の建物になります。国税庁が示す耐用年数は47年とされていることから、躯体としての堅牢さは問題ないと認識していますが、体育館及び校舎に雨漏りが確認されており、トイレなどの排水機能の低下している状況でございます。雨漏りに関しましては、地域の皆さん、利用者からご指摘を受けていたことから、今年の9月に建設課技師及び業者立会いのもと現状の確認を行いましたが、27体育館においては天窓のコーキングの劣化、校舎においては屋根の防水シートの劣化により、建物内部へ水が浸透していることが分かりました。また、当該施設は、農村部にあたることから風で舞い上がった畑の土や落ち葉がドレーンの排水機能を低下させていることも要因だと分かりました。専門業者に相談した中では、簡易的な補修では修復は困難との助言があり、原状回復のために工事費も高額になることから、財政的な協議が必要な状況となっております。両施設の現時点での状況等勘案いたしますと、 耐用年数の満了に近づいている女満キャンパスに関しては、教育委員会として大規模改修を行うまでの考えは至っておりませんが、築25年の豊住交流センターに関しては公の施設として広く利用していただく施設であることからも、利用者の皆様に支障がないよう適宜修繕していく必要があると思っております。一方で、財政負担を伴う大規模な修繕に関しましては、計画的に進められることも大切だと思っておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。以上、私からの1点目のご答弁とさせていただきます。
答弁 まちづくり推進室参事
私のほうからは、同日行われました実証実験のプログラムの内容の詳細についてご答弁をさせていただきます。当日は8名の方にご参加をいただきました。自然の中で過ごしたい人や自然の中で使える技術を身につけたい人に対して、有益なアクティビティーを実施、発信することで、関係人口の創出を図りたいと考えられました大空 、遊ぶ、学ぶのアイデアから、ブッシュクラフト体験などに。また、大空町に少ない宿泊施設を増やすことで、雇用を創出し、卒業生など町を離れた人たちに戻ってきていただけるきっかけを創出する 。そういったことを目的に考えられました廃校ホテルのアイデアから、廃校での宿泊や校庭でのバーベキューなどにそれぞれ運営者であります高校生が中心となって考えていただいたプログラムにそれぞれ参加していただいたところでございます。以上です。
答弁 生涯学習課長
私から、道立高校から町立高校へ移管となりました女満別キャンパスの令和3年4月から現在までの利用状況につきましてご答弁を申し上げます。女満別キャンパスにつきましては1学年2クラスの普通科の校舎として整備され、普通教室が6室、音楽室や家庭科室などの特別教室が8室、そのほかに校長室や職員室、事務室、保健室及び体育館、柔剣道場など鉄筋コンクリート造り二階建て延べ床面積は4、081平方メートルの建物となっております。令和3年4月から現在までの利用状況につきましては、令和3年度は道立28高校の入学生徒である普通科の2年生、3年生の全授業を。令和4年度は、普通科の3年生の全授業を。町立高校移管後の令和5年度は、毎週金曜日の1校時から6校時おおむね午前9時から午後3時まで 、総合学科1年生34名の数学、理科、家庭、保健体育の授業をそれぞれ行われております。また、体育館、柔剣道場及びグラウンドを中心に令和3年度から学校開放事業として、多くの町民、団体等の方々にご利用いただいております。定期利用団体として、大空町空手道協会が週5日、大空町剣道連盟が週1日、女満別龍舞隊が週2日、大空リトルシニアが週2日、それぞれ利用いただいてございます。また、不定期の利用団体として大空陸上競技協会、女満別野球少年団、女満別及び東藻琴中学校両野球部並びに大空町盆踊り 女満保存会の練習等にそれぞれご利用いただいている状況でございます。最近の大きな利用では、7月26日に国内男子バレーボールリーグの北海道イエロースターズと東レやアローズ静岡の両チームが遠路来町いただき、小中学校生への技術指導や親善試合にご利用いただいたところでございます。以上、施設の概要、他利用状況につきましてご答弁とさせていただきます。
答弁 生涯学習課参事
私からは豊住交流センターの利用状況についてご答弁申し上げます。当該施設の設置目的は、町民相互または町外者との交流、さらには芸術文化及びスポーツの振興の拠点として位置づけた社会教育施設であり、さらには選挙の投票所や地域コミュニティーの拠点としてご利用いただいているところでございます。施設概要としましては、小学校の校舎であったことから、従来の教室を交流室として位置づけ、調理室や音楽交流室または多目的ホールやアリーナも含め全体で2,490平米の鉄筋コンクリート造の施設でございます。令和5年度の施設利用者は1,379名、そのうち1,375名がアリーナの利用であり、その多くが体育振興による利用となってございます。近年の利用実績は、令和4年が1,815名、令和3年度が1,380名となっており、いずれもその多くがアリーナの利用となっております。令和5年度の具体的な利用実績は、総合型地域スポーツクラブの活動として、週に1回程度豊住バドミントン少年団の練習に利用されており、不定期ではありますが卓球にも使われております。また、例年9月に行われる豊住ふるさと祭りの際は、地域の方が主体となって施設全体をご利用いただいております。当該施設の年間の管理費用は決算ベースでおおむね1,400万円程度、主な内容としては施設管理委託料が850万円、燃料費及び光熱水費が350万円となってございます。毎年行うメンテナンスに関しましては、暖房機の保守点検やアリーナの赤外線ヒーターの点検、浄化槽の清掃、ワックスがけなどなどを行っておりまして年間で約100万円程度の額となってございます。29また、近年の軽微な補修工事は、令和4年度は赤外線ファンヒーターの取替えやフラッシュバルブの交換など、総額で71万5,000円。令和5年度は漏水工事やボイラーの修繕、温水器の修繕など22万5,000円となってございます。施設の概要についての説明とさせていただきます。
質問 森賀祐司
小項目1については了解いたしました。続きまして小項目2につきまして、プロトオオゾラについては、大空町の関係人口の創出のためには有効な方法になりうる提言だと考えております。また、今回質問させていただいた二つの施設の有効利用にもつながるものだと考えていますので、すぐに実現が出来なくても、町長が言われている社会実装に向けて、ぜひとも進めていっていただきたいものだと考えております。この点について町長の考えをお聞かせください。
答弁 町長
森賀議員の再質問にお答えしたいと思います。関係人口の創出、拡大の取組については、大空町の認知度向上、移住定住の促進、そしてその先には、消滅可能性自治体からの脱却という大きな課題解決につながる重要な取組であると、そのように認識しております。そうした中で、今回のこのプロトオオゾラの提言にあった廃校ホテルにつきましては、実現は正直なかなか厳しいものであるかなと思いますけども、ただ今回の実証実験の課題等を十分に精査していき、今後の可能性を模索していかなければならないのではないかと、そのように考えております。このプロトオオゾラの子供たちが政策提言していただいた中で、私の発言として今後この提案いただいた、政策の社会実装に向け企業などとも協働しながら、どう実現できるかを考えていく必要があるとお答えさせていただきました。政策提言したから、それを町は必ずやらなければならないような押しつけのものではなく、町民皆さんで考えていかなければならないものと考えております。大空町が保有する、物的、人的資源を幅広く活用し、関係人口の創出拡大に向けた取組を、企業などとの協働も念頭に置きながら模索してまいりたいと考えているところであります。30
質問 森賀祐司
はい、4番。ぜひとも頑張っていただきたいと思います。続きまして(3)についてですけれども、財源が大変厳しいのは承知しております。ですけれども豊住交流センターの傷み方が激しくなっておりますので、必要となったときに建物が使えなくなることがないように保守管理のほうよろしくお願いして、質問を終わりたいと思います。
答弁 教育長
再質問に対してご答弁申し上げます。私も平成19年から豊住小学校の教頭として赴任し、地域の方のご協力を得て、学校運営を行ってきたところであり、当時から住吉地区及び豊里地区の皆様が学校に強い思いを寄せていただいていたことは十分理解しているところでございます。また、柔道合宿の際にも地域の皆様から野菜などの多くの差し入れや支援をいただいており、この場を借りて改めてお礼申し上げとともに、まさに地域コミュニティーの拠点として役割を担ってきた施設だと認識しております。先ほど、この施設の雨漏りに対するご答弁を申し上げ、財政的な面からの協議が必要であると申し上げましたが、地域の皆さんからのご要望は教育委員会として重く受け止めているものであります。一方で、豊住交流センターの利用状況につきましては、担当の説明にもあったとおり、その多くがアリーナ利用者であることから、体育館の修復工事を先行して行うなど、財政負担の平準化を図る必要もありますので、町長部局とも協議しながら利用者の支障にならないよう努めてまいりたいと思っています。以上再質問に対するご答弁とさせていただきます。
質問 森賀祐司
終わります。