大空町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
(1)女満別地区と東藻琴地区の給水人口及び有収水量の現況と、今後の見通しについて/(2)今回の水道事業について/(3)大空町簡易水道事業経営戦略策定時に検討39を求められていた広域連携の可能性について
2019年12月17日、大空町議会の一般質問で、後藤忍議員が「女満別地区と東藻琴地区の給水人口及び有収水量の現況と、今後の見通しについて」「今回の水道事業について」「大空町簡易水道事業経営戦略策定時に検討39を求められていた広域連携の可能性について」について質問し、町長、建設課参事が答弁しました。
- 質問者
- 後藤忍 議員
- 答弁者
- 町長、建設課参事
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 後藤忍
はい、1番。令和元年第4回定例会に当たり、通告に従い一般質問を始めます。水道事業についてであります。現在、大空町では、水道事業において、安全、安心な水道水の確保と安定供給に努め、上水道の整備、維持管理を行っていただいておりますが、女満別地区の地下水源水質が悪く、その維持管理に大変苦慮されており、一方で町民の皆様方から水質改善の要望が高まっております。過去にも平成25年第4回定例会において、水道事業について一般質問が行われています。その後町は、東藻琴地区から女満別地区への水源及び水路確保に向けて新規水源調査及び主導配送施設整備試算等、新たな水源を想定した場合の整備方針、投資及び財源確保に向けた検討を行っていただいているところです。このような経過をたどり、平成26年から行われている新規水源調査は、一定の調査を終え、平成25年に行われた一般質問より丁度6年が経過しました。今回、改めて女満別地区への給水を目的とした東藻琴地区内の新規水源調査の結果等と、今後の見通しについて伺いたいと思います。一つ目の質問といたしまして、女満別地区と東藻琴地区の給水人口及び有収水量の現況と、今後の見通しについて伺いたいと思います。二つ目の質問として、この質問につきましては10月24日に行われた決算審査特別委員会において一部触れているところではありますが、今回の水道事業について、全体を把握するためにも必要な事項でありますので、新規水源調査の現在までの取り組みについて、改めて伺いたいと思います。三つ目の質問といたしまして、大空町簡易水道事業経営戦略策定時に検討39を求められていた広域連携の可能性について伺いたいと思います。以上、三つの質問について、町長より伺いたいと思います。
答弁 町長
後藤議員の一般質問にご答弁を申し上げます。給水人口と有収水量の現況と今後の見通し、数字の羅列になります が、後ほど担当者から説明をさせたいと思います。新規水源の調査について申し上げたいと存じます。25年の一般質問で、この問題についてご提言などもいただきました。そのため、26年度から調査を開始してございます。26年度は、湧水箇所の存在を調査し、3箇所の湧水を確認いたしました。27年度は、可能性が高いと思われる1箇所について、湧水量の観測を開始してございます。この湧水量の観測につきましては27年度 、28年度、29年度、30年度と続いてきております。又、28年度は湧水量の観測の他に、地層構造を把握するための電気探査を実施しております。29年度は、ボーリングにより地層分布の確認と取水施設の構造検討を実施いたしました。30年度は、将来の水需要予測などを実施してまいったところでございます。これらいろいろな調査事業をまとめますと、一つは調査期間内で最小湧水量は1日当たり2,143立方メートルでございました。湧水箇所周辺の地層というものは非常に複雑であるために、取水施設を設置するとした場合には、その湧水箇所にそのものを設置する必要があるという判断に達しております。又、令和10年度の推計といたしまして、必要取水量が1日当たり、当初2,500立方メートルと言っておりましたが、1,100立方メートルで十分ではないかといった状況が見て取れます。この新しい新規の水源の湧水箇所の土地は民有地でございます。ご本人は売買の意向等は今は考えてはいらっしゃらないということで、賃貸借であればということでございました。今現在はその使用条件などについて交渉をしているところでありますが、なかなか難しい側面が数々ある状況でございます。更に、広域連携の関係についてもご説明を申し上げたいと思います。経営戦略というものを立てなければならなくなりまして、その中で、当然のことながら、コスト軽減を図るために広域連携の可能性についても検討することが求められておりました。その広域連携の場合にはどこと接続するか、新たな連絡管の設置が必要でありますが、その可能な距離をおおよそ10キロメートルと考えております。近隣周辺の市町村で言いますと美幌町、小清水町でありますが、美幌町との接続管路、可能な連絡管路ということになります40と図面上ですが13キロ程度、小清水町は14キロ程度離れている。又、隣接する網走市につきましては、8キロメートル程度というような図面上での距離が出てきております。この隣接する三つの市と町でありますが、この連絡管の距離から考えますと、網走市が有力になろうかと思ってございます。現時点では、いろいろなところで公表されているその数値、資料などをもとに可能性というものがあるのかどうかということを探っている段 階でございまして、具体的なその市町村同士の交渉といいましょうか協議というところにまでは至っていない状況にございます。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。後ほど有収水量などについて、担当から報告をさせたいと思います。
答弁 建設課参事
女満別地区と東藻琴地区の給水人口及び有収水量の現況と今後の見通しについて説明させていただきます。平成30年度末時点で、町全体の給水人口が6,887人。うち女満別地区では4,695人、東藻琴地区では2,192人です。有収水量につきましては、平成30年度の実績としまして、町全体で年間89万8,224立方メートル。うち女満別地区が、51万7,122立方メートル、東藻琴地区が38万1,102立方メートルであります。今後の見通しについてですが、平成30年度に発表されている国立社会保障人口問題研究所の推計値から、令和10年度の予測をして給水人口と有収水量等を推計しております。給水人口につきまして、町全体で5,737人。うち女満別地区が、3,937人、東藻琴地区が1,800人、
答弁 建設課参事
有収水量では、令和10年度の推計ですが、町全体で71万5,400立方メートル。うち女満別地区が40万5,880立方メートル、東藻琴地区が30万9,520立方メートルという結果であります。平成30年度と10年後の令和10年度を比較しますと、町全体として人口で83.3%、有収水量で79.6%という推計となっております。以上、ご説明とさせていただきます。41
質問 後藤忍
はい、1番。小項目一つ目の女満別地区と東藻琴地区の給水人口及び有収水量の現況と今後の見通しについては、理解出来ました。二つ目の新規水源調査の現在までの取り組みについても分かりました。改めて3番、広域連携の可能性について再質問させていただきたいと思います。先ほどの新規水源調査の経過をお聞きしますと、民有地ということもあり、なかなか折衝が難しい印象を受けます。又、大空町簡易水道事業経営戦略での新規水源から女満別地区への主導送配施設整備の投資金額試算は、相当な額となっております。町として新規水源調査の施策を行うなど、大変尽力いただいてはおりますが、一方で町民の皆さんのお話を聞きますと、早くおいしい水が飲みたいという声をお聞きします。折しも平成30年に改正水道法が施行され、広域連携経営基盤強化公営企業会計、これは平成35年までらしいですが、これの適用拡大が平成34年度末までに水道広域化推進プランとして、道に策定を要請しているそうです。そのようなことを鑑みますと、新規水源の利用と並行いたしまして、広域連携の具体的な方法も模索していくことが必要ではないかと考えます。町としてそのことについての考え方をお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長
新しい水源を活用するという計画を進めるとした場合、先ほども少し触れましたが、民有地の使用条件、購入ではなくて使用するための条件、具体的には使用料というのでしょうか。そこを使うための料金、というものを土地の値段ではなくてどう評価していくべきかというところが最も難しい側面かなと感じているところでございます。水源を確保するという中にあって取得をしなければならない。ここに非常に大きな財源も将来的に必要になってくるという側面がある訳でございます。又、現在、女満別地区に供給するための水の水源を東藻琴地区の山裾からということで考えますと、取水施設、先ほど地盤が複雑だという話をしておりましたので、そこに掛かる経費、更にはその導水管路、これらもかなり延長としては長くなりますので、整備費については、かなり高額なものが想定されると。そのような中で、今後のことを考えますと、コスト縮減という面も常に考えていかなければならない、そこが1番大きな課題ではないかなと考えております。もう一つのポイントと言いますのは、必要な水量だと考えてございます。これらの算定につきまして、当初は事業認可上の1人当たりの日最大給水量というのがあります。これを当時は10年後でありました平成36年度を目標としたときの人口、これは時系列傾向分析手法の人口推計で予測した人口42があります。先ほど言った1日当たりの最大必要水量、これを10年後のほうに掛けて、そして、1日当たり2,500立方メートル必要ではないかという推計をしておりました。しかし、人口が少しこう減ってきている中で、今から10年後の人口をコーホート法で推計した人口というのがあります。更に、現状の1日当たりの最大の給水量、先ほど言ったような事業認可上の最大給水量ではなくて実績値としての最大給水量、そのところに人口と最大給水量を掛け合わせていきますと、先ほど言った1,100立方メートルになるということで、当初考えていたよりも大幅に必要水源量、取水量というものが少なくていいのではないかと考えますと、当初は新しい水源で潤沢な必要量を確保しなければならないと言っていたものが、そこまでは必要ないかもしれないというような状況が見えてきています。そうしますと、新しい水源ありきばかりではなく、選択肢というものが増えるのではないか。その選択肢の一つが、広域連携という考え方ではないかなと考えております。先ほど隣接の3市町の話をさせていただきました が、網走市の場合は、網走市そのものも東藻琴地区からの水源に頼られているという実情もございます。当然そこから導水管で網走市に引いているという経路もございますし、例えば下水道の事業などについては、女満別地域と東藻琴地域から終末処理については網走市にお願いをしているというような共同事業の経過もございます。そういうことなど考えますと、今後、上水の部分についても、連携をして検討するということも、先ほどの新規水源の部分と並行して議 論をしていかなければならないのではないかと考えています。その最終的な判断はもう少し先にはなりますが、先ほど言いました事業の事業費の問題でありますとか、議員がご指摘いただきました。早く良質な水をという住民の皆さん方のお考え等に照らし合わせていくと、どちらがよりコストが低減されて早い段階で供給が可能になるか、その視点を最大限に考えて判断をしていかなければならないと考えてございます。町民の皆さんのご希望、ご期待に答えられる最善の努力をしてまいりたいと考えてございます。そういった中で、今後も、この問題について は、ご関心をいただきながら、適切なご指摘などをいただければありがたいと思うところでございます。よろしくお願い申し上げます。
質問 後藤忍
はい、1番。ただいまの答弁の中で、水道事業において広域連携を検討する場合においては、網走市は有力な候補であるというお話をお聞かせいただきました。確かに網走市と大空町は、平成23年に定住自立権形成協定を締結、同年9月に網走市大空町定住自立圏共生ビジョンを策定し、先ほどおっしゃられておりました下水道終末処理施設、し尿処理施設、又、網走地区消防組合運営事業などさまざまな事業が行われております。先ほど公営企業法の改正のお話もありましたが、一部事務組合、又、上水道を行うにしても、会計の共同処理を行うにしても、やり易いのかなという43印象を受けます。網走市の水源は東藻琴地区にあり、その水道水は調べますと厚生労働省が組織したおいしい水の水質要件をほぼ満たしているため、企業誘致を側面から考えた場合においても、十分なアピールポイントになるとも考えられます。例えば、今ある有力な候補が網走市ということでありますが、相手のあることですので、早々にとはいかない部分がありますが、是非前向きに検討していただき、積極的に取り進めてほしいと思います。最後になりますが、秀峰藻琴山は大空町そして私たち町民の郷土の象徴であります。そこから湧き出ている湧水は私たち町の財産だと思います。この財産を女満別地区も含めた町民皆が享受出来るということを期待いたしまして、質問を終わりたいと思います。
答弁 町長
大変ありがとうございます。新しい水源を求めてということで、ここ数年取り組んでまいりました。当然そこにはいろんな事業費も掛けてきたことも事実であります。しかし、今の時点では最善な方法は何か、立ち止まって考えることも必要だと思ってございます。当然、今まで積み上げてきた、いろいろな調査のノウハウも今後活かすことが出来ると思っておりますし、いろいろな可能性をこれから探ってまいりたいと思います。ただ、先ほどから言われているように、良質な水を早くという町民の声、 更にそこにいかに低コストで提供出来るかということを旨としながら取り組んでいきたいと思います。広域連携の関係につきましては、ご提案もいただきましたので、事務段階でのいろいろな調査についてのご協力でありますとか、更に必要に応じて私どもトップ同士での懇談なども含めながら、その可能性というものをしっかりと探っていきたいと思っております。町民の皆さんのご期待に応えられるように、これからも真摯に努力してまいりたいと思います。今後とも、さまざまな時点でご指摘をいただければ、又、ご助言いただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。