みんなの議会

大空町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月19日

(1)高齢者等移動支援について/(2)大空町の新しい高校づくりについて

2017年12月19日、大空町議会の一般質問で、松田信行議員が「高齢者等移動支援について」「大空町の新しい高校づくりについて」について質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
松田信行 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 松田信行

平成29年第4回大空町議会定例会において、通告書に従い一般質問を行いたいと思います。早速1点目、地域福祉の推進の観点から質問をさせていただきたいと思います。高齢化や障害などによって自家用車を運転できなくなり、自由に外出が出来なくなる人が増えて行く中で、生きがいなどを持って、自立した生活を送るための交通手段が必要とされる中で、持続可能な交通ネットシステムの構築が求められます。そこで、質問項目1点目、高齢者等移動支援について伺います。本町において、高齢者や要介護者、要支援者を含めます重度の心身障害のある方の外出機会の創出、生きがいづくり、買物などを支援するために福祉タクシー、外出支援タクシー、福祉有償運送、スクールバスの混乗、患者輸送バス等が実施されていますが、各事業のこれまでの利用状況及び事業評価について伺いたいと思います。続いて質問項目2点目、大空町の新しい高校づくりについてお伺いします。近年、少子化の影響に伴って、本町においても入学者の減少が続いています。また、近隣の市町においても再編、統合、5間口の減、閉校という状況の中で、各高校においては、女子高校における男女共学や進学に向けての独自のカリキュラムの構築など、魅力ある高校づくりに取り組まれていますが、そこで、小項目1点目、新しい高校づくりについて、これまでの経過等、審議上の方針内容についての教育委員会の考え方及び今後のスケジュールと取り組みを伺います。24小項目2点目、町としてこれまでのふれあいトークでの意見や教育委員会の方針内容を踏まえ、新しい高校づくりについての考え方を伺います。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長

松田議員の一般質問の高齢者等移動支援について御答弁を申し上げます。平成28年度の実績を説明させていただきたいと存じます。福祉タクシー券の交付事業でございます。対象者は1,446人、交付人数は995人、交付率は68.8%、利用率につきましては、55.3%でございます。利用額、これは助成額でございますが、397万9,000円となっております。次に、外出支援タクシー券交付事業でございます。対象者は同じく1,446人、交付人数は993人、交付率は68.7%、利用率は22.4%、利用額につきましては、助成額でありますが241万6,000円となっております。福祉有償運送は、登録団体が4団体、実利用者は263人、運送延回数は1,394回でございます。患者輸送バス運行事業は、運行日数が289日、利用者は1,282人でございますので、1日平均4.4人でございます。スクールバスの混乗について、対象者は全町民でございますが、具体的な人数は把握しておりません。ただ聞き取りでは、1路線について1日1人から2人程度という状況でございます。地域間バスでございます。運行日は241日、利用人員は239人ですので、1日当たり平均は1.0人です。月平均で19.9人となってございます。ただ、28年度の実績ではそうなっておりますけれども、29年度は11月末現在で月平均で35.9人と、先ほどの19.9人からは大幅に増えております。女満別中央病院への入院患者の見舞いに使われているという話も聞いておりますし、また、JR女満別駅まで乗車をされて、その後、北見市内の病院へ通院していいる方もいらっしゃるようでございます。タクシー券の年代別交付状況を調べてみました。75歳から79歳で66.7%、80歳から84歳は77.4%、85歳から89歳は79.7%、90歳以上は、56.9%でございます。75歳から79歳の方は、運転する方も多いと思われます。また、90歳以上は入院や施設入所、外出機会が少ないなどの理由により、交付率が低いものと思われます。交付を受けた方からの声を御紹介したいと思いますが、車の運転はできるんです25けれども、いつ使うかわからない。それであっても、冬季間の運転に自信が無いなど、そういった理由で万が一のためにと申請される方もいらっしゃるようでございます。御自身で移動手段を確保されている、また、家族による送迎やスクールバス、患者輸送バス、地域間バスなど、さまざまな手段を使って、選ばれて御利用いただいている状況があろうかと思ってございます。町の移動支援というものは述べたとおりでございますけれども、このほか女満別中央病院が運行する患者輸送の送迎バスもございます。さらに、JRでありますとか路線バスなどもございます。個人の方々がそれぞれ総合的、有機的に組み合わせていただいて活用をいただくと、そういった取り組みをしていただければ大変ありがたいと思っているところでございます。以上、高齢者移動支援事業についての実績について御答弁とさせていただきます。

答弁 教育長

松田議員からの一般質問にお答えを申し上げたいと思います。新しい高校づくりにおける、これまでの経過と新しいビジョン、また今後のスケジュールも含めまして教育委員会の考え方について、御答弁を申し上げたいと存じます。まず最初に、これまでの経過についてでございますが、大空町の新しい高校づくりについては、町内の中学校及び高校のPTAや同窓会、振興協議会の役員の方々で構成されています。大空町の高等学校教育を考える協議会を検討母体として、本町の高等学校教育のあるべき姿について議論を重ねてまいりました。昨年11月に開催いたしました町民説明会において、新しい高校づくりの原案に対する御意見をいただき、本年2月に協議会において、町内に2校ある高校を発展的に1校に統合するとした新しい高校における7つの方針というものを導き出したところでございます。その後3月に町民説明会を開催し、7つの方針について町民の皆様に理解を求めたところでありますが、総合学科の内容や二つの校舎の活用における質問が寄せられるとともに、方針内容の詳細や目的が十分に浸透されていないといった面もあり、一部の町民の方々から不安な面があり、納得できないとの御意見があり、同意を得るということができませんでした。そのような状況を踏まえ、教育委員会として慎重に進めるべきとの判断に立ち、意見を異にする方々と話し合いの場を持つことといたしました。26その後5月に、東藻琴高校を存続させる会が設立され、町長及び教育委員会宛に、東藻琴高校存続の要請書の提出があったところでございます。一方、教育委員会の取り組みとして、新しい高校の7つの方針について町民の皆様に理解を深めていただくため、継続して町広報による周知や出前による説明会を開催してまいりました。出前説明会の際にも自治会女性部や両区域自治会長の皆様などから、7つの方針の内容における疑問点などについて、御指摘をいただいたところでもございます。そのような経過を踏まえまして、教育委員会として再検討が必要と考えて、7つの方針の範疇の中で論点整理や検証分析を行い、またそれぞれに考察を加えた上で、新しい高校のビジョンというものを新たに作成することといたしました。ビジョンの作成に当たっては、道内先進地の高校へ赴き現場の先生方にお話を伺ったり、大学教授を初め私立高校の校長先生、国や北海道など多くの教育専門家のアドバイスもいただきました。また、新しい大学入試制度改革への対応や高大接続を想定し東京農業大学との協議も並行して行ってきたところでございます。さらに、町内の小中学校の保護者の皆様に対しアンケート調査を実施させていただきましたところ、本ビジョンについて高い関心を持っていただける、そのような結果となりました。11月には全国で高校の魅力化プロジェクトに係わっておられる北陸大学藤岡教授による講演会を開催し、町民の皆様に全国の高校の先進的な取り組み事例や今後の大学入試制度改革の見通しなどについて、理解を深めていただく機会を設けたところでございます。その後、12月に入りましてから新たな高校ビジョンの内容説明を目的とした、町内小中学校の保護者に対する説明会や町民説明会を開催させていただくとともに、東藻琴高校を存続させる会総会にも出席をさせていただき、詳細について説明をさせていただいたところでございます。次に、新しい高校のビジョンの内容についてでございますが、新しいビジョンは、大空町の基幹産業である農業を基軸にした学校として学習と実践を繰り返し、本町の産業やさまざまな分野における担い手を育成する高校であることをコンセプトとしております。新しい高校は、町立の全日制の総合学科として、系列数も先進事例に倣い、スタート時は1間口2系列程度に絞り込むこととしております。校舎の活用方法については、極力生徒や教員に負担が掛からないことや、農業基軸とした教育を前提としてハウスや圃場、加工施設など農業施設の整った東藻琴校舎において主な授業を行い、女満別校舎では実践型の授業を展開することとしたところでございます。27特に、女満別校舎に関しては、新しい高校と東京農業大学との接続を視野に入れたことから、大学からの距離や施設規模の優位性から学生との共同研究や大学教授によるキャリア教育を実践するなど、今後の高校の教育に必要とされる実践型、かつ探求型の授業を行うことで、教育の質をさらに高め、充実したカリキュラムになることを想定したものとなっています。また、全国でも実績のある高校魅力化プロジェクトの導入も検討しておりまして、公設塾や教育寮の設置によって、生徒の個別学力の向上やリーダーシップなどを育む教育を展開してまいりたいと思っております。次に、教育委員会の考え方と今後のスケジュールについてでございますが、新しい高校づくりに当たっては、これまでさまざまな観点や視点から、町民の皆様に御意見をいただき、議論を重ねてまいりました。大空町に高校なくすべきではないといった町民の皆様の強い意向を教育委員会としてもしっかりと受け止めるとともに、大空町の子どもたちのため、将来不安を抱かせることのないよう、最高の教育環境を整えることが私どもに課せられた役割であると、再認識したところでございます。先ほどの説明にありましたように、この度教育委員会として新しい高校づくりの7つの方針に加え、より具体的な新しい高校像を示した高校ビジョンというものを策定いたしました。今後予測不能な社会において、自らの力でたくましく未来を切り開いていける、新しい高校はそのような人材を育てられる高校になるものと確信しております。保護者説明会の場面においても非常に高い関心を寄せていただくとともに、自身の子どもが新しい高校に入学できるよう早く進めて欲しいとの御意見もいただきました。そのようなことから、新しい高校づくりは急務と考え、教育委員会として7つの方針及び高校ビジョンに基づく準備作業に今後邁進してまいりたいと、そのように考えてございます。また、引き続き町広報やホームページでの高校ビジョンの周知や出前説明会なども開催しながら、さらに、町民の皆様に高校づくりの内容について、御理解いただけるよう努力してまいりたいと考えております。以上、御答弁とさせていただきます。

答弁 町長

新しい高校づくりについては、町の考え方ということで、私にも一般質問をいただきましたので、私の考え方などについて、御答弁をさせていただきたいと存じます。高等学校再編という課題につきましては、早くから教育委員会に議論をお願いし28てきたところでありますけれども、具体化した、また、本格化したのは、平成27年からだったと思っております。アンケート調査の実施でありますとか、町政懇談会での報告、高等学校教育を考える協議会での議論、教育委員皆さんによる協議、町民との懇談会・説明会・講演会など、教育委員会として今日までさまざまな取り組みを行い、協力や理解をいただく努力をされてきたものと思っております。私の役割はさまざまな立場の考えや、より多くの町民からの意見を聞き、まちの将来を見据えて大空町にとってより良い選択ができるように、最終的に責任を持って判断をすることだと思ってございます。12月11日、総合教育会議を開催をいたしました。その場におきまして、教育委員長より7つの方針と新ビジョンによる新しい高校づくりに対する支援についてお願いを受けたところでございます。また、今後も出前説明会や関係者との懇談など、町民の皆様に丁寧に説明していくと聞いてございます。私といたしましては、それらを踏まえ、大空町や子どもたちにとって最良の選択肢を示してまいりたいと、そのように考えているところでございます。以上でございます。

質問 松田信行

それでは、まず1点目の高齢者等の移動支援についてですけれども、先ほどこれまでの実績だとか、あとはその評価、聞かせていただきましたけれども、これについては、世代がどんどん変わっていってもこのニーズというのはもう途切れることはないと思います。各市町村においても、うちの町はどういう形式が妥当なのかと、デマンドが良いのかと、いろいろ苦労している中で、今現在うちの町においては、こういう各事業の中で取り進められております。今回の質問、私の1番申し上げたいところは、これら多種多様な事業をいかに限られた財源の中で、効果的に進めていきたい、いただきたいと、そういう思いで質問させていただきました。それで今現在、各事業の町民への周知の仕方を再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長

特に、福祉タクシー、外出支援タクシー、こういったものの使い方、さらには新しい制度でありますので、町民の方、まだまだ御存じない方がいらっしゃ29るかと思います。そんな中で、周知方法といたしましては、該当する対象者の方々に3月の下旬に直接文書、さらにはチラシなどで周知を行いまして、3月末からその申請の受け付け、また、交付を行ってございます。といいますのも新しい年度に入ってから、すぐそういったものを御利用いただけるようにという配慮からでございます。交付の際に、福祉タクシーの使い方でありますとか、外出支援タクシーの使い方、それらについては説明をさせていただいているところであります。また、御本人はもちろんでありますけども、御家族の方々にもPRしなければなりませんので、ホームページでありますとか、さらには全戸配布しております生活安心ガイドブックに掲載をさせていただく、そのほか老人クラブなどの研修会などでも、そういったものの使い方について説明をさせていただいているところであります。最近では、いろいろな使い方をされている方が多いようであります。複数人で、その利用券を使ってタクシーを呼ぶとかそういうこともありますし、従来は駄目ですよと言っていたものを拡充して家族間で、お父さんとお母さん両方の交付を受けた中で、必ずしも9枚9枚ではなくて、お使いいただくのはお父さんが例えば10数枚使って、お母さんが何枚とか、家族間での相互利用ということも可能にしてございます。さらに、福祉タクシー券と外出タクシー券、近距離でいいますと主に福祉タクシー券を使われ、遠距離では外出支援タクシーを使われるということでありますけれども、外出支援タクシーの場合は初乗り運賃があります。さらに、福祉タクシー券でありますと初乗り運賃を超えた分の料金が掛かるということで、この両方を併用して使われるという場合も増えているようであります。それぞれの制度の内容をそれぞれの方々が了解をしながら、そういった多様な使い方、工夫もされながら御利用いただいているものと思ってございます。そういった中で、そのようなことなどについても、この直接交付するときの説明の中に加えながら、より利便性の高い利用となるように努めてまいっているところでございます。

質問 松田信行

本当に、私も思うんですけども、周知の方法として、窓口に特にその福祉タクシー券、外出支援タクシー、交付のときにいらっしゃるでしょう。その方については、この福祉タクシーと外出支援タクシーの説明はしている。この必要性は私は続けると思うんですけども、もう一工夫、今町長の答弁がありましたけれども、もし仮に夏、冬、いろんな時期で可能であれば、そういったバスの混30乗やタクシー券だけでは足りないという声も当然出てくるんだと思います。そのときにはやはり今言ったように、いろいろな手段を網羅させて網から抜けないような効率的な使い方、こういう福祉輸送、患者輸送もありますよ、バスも走らせてますよ、券が足りなかったら、自分の生活ベースに合った使い方っていうのも、今一度、これは窓口に来たときに、そういう使い方もあるんですよと、町長のおっしゃるとおりだと思います。そういうことを徹底して周知に努めて欲しいと、そのことによってまた町民とのコミュニケーション、いろんなお話を聞かせてくれる場面もあるんだろうと思いますから、そういう機会はきちっと大事にして欲しいと思います。それともう数年経っています。当初これを運行するときは、いろいろ試行運転だとか、アンケート調査なりをしての開始ということで、ここ数年経つとやっぱり先ほど言ったように利用者は年々変わってきます。本当に利用者、対象者、この方々は、今のこの使い方について、どう思っているのか。実際に使われる方は、私いろいろ地域を見て、数少ない機会ですけども、地域に行って、足りないという人もいれば、十分だという人もいる。またその地域によって違う。だからそういうことも含めて、今一度、利用者を対象にしたアンケートを実施し、より効率的な交通システムの構築に向けて、取り組んでいただきたい。そんなふうに考えておりますけれども、所見をお伺いしたいと思います。

答弁 町長

トータルで説明するということの大切さというのは、御指摘のとおりかと思います。単にこの制度については、こうだ、別の制度はこうだではなくて、その相互利用、スクールバスもあれば福祉有償運送、福祉タクシーも外出支援タクシーもあって、患者輸送バスもある、路線バスやJRもある、さまざまなものをトータルとして提供して説明して、その中で御自分に合った、もしくはそれらを輻輳して御利用いただくということにつなげていく努力というのも、制度を設計している私ども町としての、提供する側としての役割ではないかと思っております。そういう説明ができるように努めてまいりたいと思ってございます。また、その利用者のニーズ、確かに言われるように変わってきている部分もあろうかと思います。この制度が例えば福祉タクシーで言いますと、女満別町時代の昭和63年にスタートをしております。今からおおよそ30年近く前になります。その時代、御高齢31の方々で車の免許を持ってらっしゃる方というのは今よりも少なかった時代ではないかと、そのように思います。しかし、現在交付させていただいている方々の年齢層の中でも、多くの方が車の免許を持っていらっしゃる時代でもございます。また一方で、公共交通機関は当時から見ると、随分と脆弱になってきている部分があるのではないかと、そのようにも考えております。とりわけ、外出支援タクシーなどは、その制度をスタートさせるときに、デマンド交通の実証実験をやりながら、さらにアンケートもいただいて、現在の制度になっておりますけれども、福祉タクシーについては、私の記憶する限りでは、その利用者ニーズの把握というところで改めて集約をしたことがないように思っております。そういったものを中心に、実際に御利用されている方々の声というのも今後、取りまとめてみたいと思います。あわせてそのことについて、さらにはその以外の交通体系について、いろいろな意見も出てくるのではないかと思っておりますので、そういうアンケート調査といいましょうか、需要のニーズ調査、そういったものをさせていただいた中で、今後こういった制度がより有効に町民の皆様に活用できるように努力をしてまいりたいと思います。その節には、またいろいろな御指摘などをいただければありがたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。

質問 松田信行

高齢者移動支援についての質問は終わりたいと思います。

質問 松田信行

休憩を挟みましたので、質問が重複したら御理解願いたいと思います。新しい高校づくりについて、何点かお伺いしたいと思います。32今回、教育委員会が出しました7つの柱、それから新ビジョンこれを説明受けたところですけども、やはりここはやっぱり主眼として私は、子どもが行ってみたい、また地域が誇りに思える、そういう高校を狙っているんだろうなと、そんなふうに思っていますけども、それを踏まえて、もう一度再質問したいと思います。このビジョン、の中身を見たときに、私は重要なポイントは二つあるんだろうなと思います。その一つは、公設塾です。もう一つは、東京農業大学との連携、これが重点ポイントなのかなと、私は理解しています。そこで質問をさせていただきたいと思います。教委委員会お願いします。今言いました新ビジョンの重点ポイントの公設塾、先ほど説明もありましたけど、もう少し具体的に、ここは重要なポイントとなると思いますので、公設塾の設置についての考え方をいま一度お伺いしたいと思います。

答弁 教育長

お答えを申し上げたいと思います。新しい高校づくりのビジョンは、7つの方針の踏み込んだ検証の反映と新しいタイプの教育への展望を示したものでございます。そのビジョンの中に高校魅力化プロジェクトという項目がありますが、これは島根県隠岐島前高校をモデルとした、全国でも実績のあるプロジェクトの導入というものを検討することとしたものでございます。この高校魅力化プロジェクトとは、学校と今言われました公設塾、また教育寮といった三つをリンクさせ、地域の魅力や課題を生徒が見出し、解決方法を考え実践する仕組みとなっているものでございます。学校ではカリキュラム改革を行い、公設塾では個々の学力を向上させ、また、教育寮では協調性を養うことで、課題を見つけ解決する能力を育てるとともに、生徒は地域への理解を深め、地域の一員として活動する、活躍することの充実感や、また、達成感を得ることができるといったものでございます。こうした取り組みは、全国各地で実績を伸ばしておりまして、道内では利尻高校や白糠高校、夕張高校でも導入を行っております。とりわけ公設塾については、一人一人の習熟度と能力に合わせた、いわゆる進路実現のための学力向上対策という一つの柱と、もう一つは、自ら課題を発見し解決する能力、そういったものを講師などからの指導を受けながら力を蓄えていくと、社会で通用する力を卒業までに身に付けるといったところに公設熟の意味合いというものを持たせているところでございます。大空町の新しい高校づくりにおけるこの魅力化プロジェクトの可能性については、33本町が今後取り組むこの高校のカリキュラムというものはゼロベースから検討していけるということ、さらには大空町には多くの町民の皆さんが応援してくださるという基盤があることだと思っています。公設塾の設置については、今後、保護者から見れば、また、生徒たちから見れば、個別の学力を向上させるのに大きな効果をもたらすものであり、また新しい大学の入試制度への対応も可能になるのではないかという期待を皆さんから持っていただけるものではないかなというようにも考えております。具体的なこの公設塾の内容の詰めにつきましては、財源的なものも含めまして、今後の準備段階の中で検討が進められていくということになっているところでございます。以上、御答弁とさせていただきます。

質問 松田信行

この公設塾、今教育長の方から説明がありましたけれども、ここは多分目玉となると思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思いますけれども、この7つの柱の中の開校に向けて、お伺いしたいと思うんですけども、平成33年ということですけれども、それを目途とするならば、今29年ですから、もう残された時間は限られていますけども、冒頭、申し上げましたようにやっぱり地域の理解ということで考えれば、今後進める中で、町民の関わり方、これは専門的な分野で、有識者の中で進められると思うのですけれども、やっぱり、今後、町民の関わりを抜きにしては、なかなか難しい部分も、周知という部分、理解される部分を考えたときに、そこの必要性が出てくるんだろうと思いますけど、教育長はどういうふうにお考えか、所見を伺いたいと思います。

答弁 教育長

新しい高校の運営でありますとか、準備段階での住民の皆さんの参画といった視点での御質問ではなかったかなと思っております。教育委員会としては、これまでの小・中学校の保護者のアンケート結果などを踏まえますと、非常に高い関心の割合というものをいただきましたし、また、さまざまな肯定的な意見や建設的な意見というものも保護者の皆さんや、あるいは町民説明会などでもいただけたと、そのように思っております。今後、開校に向けた準備作業に当たっては、できるだけ早く着手していくことが重要ではないかなと、そのように思っておりますし、また先ほどの御答弁でも申し上げましたように引き続き、町広報などを通じて、町民の皆様にビジョンの内容を34お伝えしていくとともに、年度内については出前説明会なども継続開催をしながら、一層の住民の皆さんの理解を深めていくよう努めていく所存でもございます。また、これまで新しい高校の開校時期については、7つの方針の中で、平成32年を目途にしていたところでありますけれども、方針の再検証や新ビジョンの作成に時間を要したことや、今後、開校までに必要となる準備期間を考慮いたしますと、道教委との協議が前提とはなりますけれども、当初の方針を変更し、平成33年の開校を目途に準備を進めてまいりたいと考えているところでございます。また、準備段階に進んだ際には、新しい高校における学校経営の住民参画や、生徒たちに対する大空町ならではの充実した高校生活のメニュー創設などのため、多くの地域の皆様や地元事業所などに係わっていただくとともに、支援をしていただける仕組みづくりというものも、あわせて取り組んでまいりたいと、そのように考えているところでございます。

質問 松田信行

これまでも、ここに至るまで、先ほど説明の中にもありましたけども、アンケートを含め、それから出前講座、講演、懇談会、数々開催されておりますけども、ただやっぱりこの参加人数一つとっても、まだまだ、少ないような気がします。今後に向けても今教育長が言ったように、住民との関わり、周知について努めていただきたいと申し上げて、教育委員会には積極的に取り組んでいただければなと思います。

答弁 教育長

今後の限られた時間かもしれませんけども、積極的に住民の皆さんに、このビジョンの内容のすばらしさについて、ぜひ訴えかけていきたいなと思っております。少子化という大きな波が押し寄せる中、大事なものは守りつつ、新しいことや変えることは大胆にやっていかなければ、我が町に高校を残すことは難しいと思っております。また、将来とも大空町の子どもたちに質の高い高等学校教育を残してあげることが、今いる私どもの責任でもあると、そのようにも思っております。教育委員会として未来ある大空町の子どもたちのため、強い信念と覚悟をもって、全国に誇れる魅力ある高校づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも御指導賜りますようよろしくお願いをいたします。35

質問 松田信行

教育委員会に続きまして、今度はちょっと、町の方に質問を何点かさせていただきたいと思います。私冒頭この再質問の前に、このポイントは公設塾、それから農大との連携ということを申し上げさせていただきました。そこで二つ目のポイントであります農大との連携について、町にお伺いしたいと思います。これ平成28年でしたか、正式名称はちょっと定かではないんですけれども、確か農大との連携協定なるものを結んでいたかのように思います。それらを含めて、今回こういう教育の部分でも、農大との連携を出されたものですから、町として農大との連携、これについてお考えがあれば伺いたいと思います。

答弁 町長

東京農業大学とは、平成28年5月に包括連携協定というものを結んでございます。協定には地域活性化に寄与する人材育成も謳われております。しかし、具体的な取り組みというところまでは、その時点では示されておりませんでした。その後、私からは東京農大に出向きまして、町としての連携協定の具体的な案といたしまして、二つの提案をさせていただいたところであります。その一つが、今回の新しい大空町としての高校と東京農業大学との連携、接続のあり方ということでございます。女満別高等学校の校舎は、東京農業大学と車の時間距離で言いますと約10分程度の距離にあります。そんな中で、大学と高校における協働の研究施設としての活用、そういったことをすることができないだろうか、今後はそういったことについて協議をしてまいりたいということで、東京農業大学幹部の方々とお話をさせていただいているところでございます。もう1点がございますけれども、これは高校のこととも関わりますけれども、全体的なまちづくりにも係わってまいります。これは住吉区域に503ヘクタールございます網走刑務所の作業所用地、この活用についてでございます。現在この用地につきましては、法務省が所管するものでございますが、法務省と協議の中で、地域と協働して開拓型のフィールドワークとして活用することができないだろうか。そんな検討を進めさせていただいております。36その中で東京農業大学のノウハウもいただきたいものと、こういったことの御提案もさせていただいているところでございます。大学と行政と言われている私ども行政機関、さらに、町民の方、そして高校や民間の企業の方々、そういったものも加わって、住吉の現在の刑務所作業所用地、この活用を図って行く、お互いにそういったことで協働することによって、新たな地域活性化の展望が広がるのではないかと考えております。新しい高校づくりにおける東京農業大学との高大接続という考え方、そして高等学校の教育の充実、さらには地域の活性化、もう一つ言えば地方創生ということで、この東京農業大学との包括連携を一つの基軸としながら、私どもの町の可能性というものを広げてまいりたい。そこに可能性があるものと信じているところでございます。そんな中で、今回の高等学校の問題も含めながら、さまざまな御協議をさせていただこうと考えているところでございます。

質問 松田信行

町としての東京農大との連携、町長の思いは聞かせていただきました。次に、高校は町に存続する今、地方まちづくりという言葉が町の方から出ましたけれども、具体的に高校がまちづくりにもたらす社会的効果、今ちょっと触れましたけど、あわせて経済的効果はどういうふうに捉えているのか、町長の所見をお伺いしたいと思います。

答弁 町長

大空町におきましては、議会の皆さんの発議によりまして、昨年、「大空に人・花・心育むまち」というまちづくりの普遍的な理念をまちづくり宣言という形でしてくださいました。その中の人というものは、教育を指すものでございます。そのように考えますと、大空町の教育の充実、これはまちづくりの中の普遍的な理念でありますので、切り離して考えることはできないものと、そのように受け止めております。私の考え方でございますけれども、その教育の町として本来であれば、幼少期、そして小学校・中学校・高校、さらには大学まで含めて一貫してこの大空町で提供したいというのが私の夢でございますけれども、正直、大学までというのは、なかなか難しいと、そのようにも受け止めてございます。そんな中で、地域の近くあります東京農業大学との高大接続というこの手法、こ37れが先ほど述べた地方創生などの取り組みも加えながら、行っていくことによって、教育のまちづくり、この充実というものが図られるものと、それが結果的に大空町の普遍的まちづくりの理念である人づくりにつながって、人を育むことにつながって、まちづくりにつながるものと、そのように考えているところでございます。そのことによって地域の中に大きな課題となっている地域の人材をしっかりと確保する、そういうことにつながっていくのではないか。そのように考えているところであります。具体的な経済的な効果ということについては、試算したことはございません。ただ、実際にそこで若いエネルギーがこの町において躍動するということは、当然様々な動きが出てくるわけでございまして、当然、経済的な活動にもつながるものと、しかし、私はそれ以上にそのエネルギーが地域の中に、若いエネルギーが地域の中にあるということが大切であると、それがまちづくりの大きなエネルギーにつながるという確信を持って取り組んでいるところでございます。今回、教育委員会が掲げております新しい高校の理念、考え方、ビジョンといったもの、私は教育の町として、新しいこの地域の人材をつくる、それがこの町の未来をつくるものと、その方向というものが全ての町民の方々、子どもたちのためではもちろんありますけれども、一方では全ての方々がその高校を、そしてそこに通う生徒たちを応援できるような、そういう形というものが望ましいと、それをぜひ目指してみたいものだと考えているところであります。そういった中で、大勢の皆さんに御理解を賜りたい、また御協力をいただきたいと、そのように願っているところでございます。

質問 松田信行

町としての、それから町長としての高校のあり方、考え方というのは、今の答弁をいただきまして、理解させていただきました。私も、一町民の1人と、こういう言い方が適当ではないかもしれませんけども、町の将来を考える、そんな視点に立つと高校の存続、これは必要だと思います。そのためにも、先ほど冒頭申し上げましたけども、子どもが行ってみたいなと、そういう高校づくり、それから地域が応援したい、そういう高校づくり、そういうものをぜひ目指していただきたいものだと申し上げたいと思います。そこで最後です。先ほど教育委員会の方の説明の中で、この進め方については、7本の柱として、平成33年を目途ということですけれども、これについて教育委員会は緊急、直近の課題だという教育長の言葉がありました。そして、考える会の方の意見としても早く進めて欲しいと、そういった意見を踏まえて、先ほど町長の答弁中に皆さんの意見を聞きながらというスタンスは十分理38解できます。ただ、やっぱりこれは可能な限り早期に実現に向けて町の判断というのも当然問われるべきだと思います。現在、差し支えない程度で構いませんから、町長の考えを聞かせていただきまして、最後の質問とさせていただきます。

答弁 町長

今、具体的な日程を細かく考えて公表するというところまでには至っておりません。ただ、私残された任期も限られております。そういったことなども十分勘案して、さらには町民の方々の意見が、例えば昨年のように非常に割れていろいろな議論が出てくるのか、それとも、いろいろ議論はある中にあっても一つの方向性に向かって行くのかというところを今、確かめさせていただいているところであります。先ほど教育委員会は、年度内いろいろな機会を捉えて、説明を一生懸命頑張ってやりますという答弁だったかと思いますけれども、私もあわせながら町政懇談会を開催してございます。当然その項目の中においても、この項目を説明をさせていただいたり、また、そのことに対して町民の方々から御意見を頂戴しているところがあります。私といたしましては、町政懇談会が一区切りつくのが1月の末、2月の初め位まで、去年の例で言いますと掛かっております。その中での御意見、私としてもしっかりと受け止めながら判断をしてまいりたいと、そのように考えているところでございます。

出典:大空町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月19日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる